Pokémon LEGENDS Z-A

登録日:2025/10/24 Fri 18:05:00
更新日:2025/11/14 Fri 16:23:19NEW!
所要時間:約 87 分で読めます






『ポケットモンスター』シリーズの新たな挑戦作


Pokémon LEGENDS Z-A』とは、2025年10月16日に発売された『ポケットモンスター』シリーズのゲーム作品の一つ。開発はゲームフリーク。






概要


2024年の『Pokémon Day』*1となる2024年2月27日に映像配信された『Pokémon Presents 2024.2.27』で発表された、『ポケットモンスター X・Y』の続編的な立ち位置にあたる作品。
その後は近年の『ポケモン』にしては珍しく長らく続報が一切なく、続いて2ndトレーラーが公開されたのは『Pokémon Presents 2025.2.27』、つまり翌2025年の『Pokémon Day』まで丸1年開いている。
それ以降はSwitch 2対応でNintendo Directにピックアップされたり、『Pokémon Presents』がさらに開催されるなどしたりで、プロモーションの頻度は普段通りに収束している。
追加コンテンツの『M(メガ)次元ラッシュ』も、発売前のプロモーションの中で発表されたものの1つ。『ソード・シールド』や『スカーレット・バイオレット』では本編発売後の発表なので、なんとも気が早い話である。
そんな追加シナリオの配信開始は2025年12月10日。本編発売のおよそ2ヶ月後と中々に早い。

本作は当初Nintendo Switch向けの作品として発表されたが、Nintendo Switch 2 Editon及びアップグレードパスが存在し、これを適応することでSwitch 2の性能を余すことなく活用し、フレームレートの上昇などのグラフィックが強化されたバージョンで遊ぶことができる。なお、Switch 2 Editonでしか手に入らない要素は一切ないのでご安心を。
ちなみにSwitch版Z-A+アップグレードパスとSwitch 2 Editonはそこまで値段が変わらない。

Pokémon LEGENDS アルセウス』の系譜に連なるアクションRPGの『ポケモン』で、遂にターン制バトルが撤廃され、戦闘にもアクション要素を取り入れたものとなった。
なおいつもの『ポケモン』と異なり、『赤』と『緑』のようなバージョン商法ではなく、『Z-A』で一つのタイトルである。バージョン違い展開がないのも『LEGENDS アルセウス』と同様である。

本作を詳しく語る上において『X・Y』および『アルセウス』という2つの作品解説が欠かせないため、簡単ではあるが前提知識として解説する。



『X・Y』で何が起こったのかは作中でもある程度語られるので本作単体でも十分に楽しめるが、本作をより楽しみたい場合は同作を先に一通り遊んでおくことを推奨する。懐かしのネタが随所に仕組まれており、ニヤリとさせられる場面が多々ある。

26年内には『Pokémon HOME』との連動が予定されている。ただし、本作で捕まえた・または一度でも本作に送った他作品産のポケモンは『HOME』と『Z-A』以外の過去作に連れていく、或いは再び戻す事が出来ないと事前告知されているため、後々送り込むポケモンを現時点で用意しているプレイヤーは要注意。



ストーリー


カロス地方にやってきた主人公はミアレ駅を降りて早々、
タウニーという少女が働いているという「ホテルZ」の宣伝動画撮影に付き合わされる。
(主人公の性別によってタウニーはガイという少年に置き換わる)

しかし主人公の荷物が撮影の隙にヤンチャムに盗られてしまった。
ポケモン勝負を通して荷物を取り返せたものの時刻も遅いので、タウニーの案内でホテルZで宿泊することに。
そこには主人公とタウニー(ガイ)を監視するジガルデ・セルの存在があった。

主人公はタウニー(ガイ)、デウロ、ピュールと共に街の安全を守る『MZ団』の一員として、
野生のポケモンの暴走メガシンカ事件を追うことになる。



世界観


『XY』から5年後の、カロス地方ミアレシティが冒険の舞台。
本作ではミアレシティの外に出ることはできないが、その分マップの密度が非常に濃い。
街中には住人である人間たちのほかにポケモンたちが至る所に姿を見せており、実際に人間とポケモンたちが共に生活をする日常風景が広がっている。

とはいえ良い点ばかりではなく、岩やイバラ、ヘドロといったポケモンたちの痕跡が街中の道をふさいでしまうなんて事もあり、ポケモンの起こしたトラブルに奔走する人間や、逆に人間の行動により困っているポケモンの姿も見かけられる。
さらにメガシンカを引き起こすメガエネルギーの濃度がなぜか上がってきているらしく、街のあちこちにメガカケラの結晶が生える、野生のポケモンの暴走メガシンカ事件が起きるといった問題も発生している。

現在は外資系企業であるクエーサー社が「人とポケモンが共存できる街」を目指して都市再開発計画を進行中であり、その一環としてワイルドゾーンZAロワイヤルという施策が行われている。



ワイルドゾーン

緑色のホロで囲われたゾーンで、野生ポケモンたちが集まって生息している一種の自然保護区域のようなもの。再開発の一環としてミアレシティ各所に設けられた。

ワイルドゾーン以外の街中に住むポケモンたちに比べて、ここに潜むポケモンたちは気性が荒く、人間に対して直接的に技を仕掛けてくるものが多い。
そのため相棒となるポケモンを連れていない人間の立ち入りは勧められておらず、入り口前にはゾーン侵入時の手持ちポケモン推奨レベルが注意書きとして表示されているほど。
実質的には従来作のポケモンが飛び出してくる草むらに相当する立ち位置と言える。

最初は数箇所しか存在しないが、ストーリーが進行するに連れ徐々に数が増えていく。これにより捕まえられるポケモンの種類は増えていくが、一方で人間の住む場所は減っていくということでもあり……。


ZAロワイヤル/バトルゾーン

夜になるとバトルゾーンが出現し、ZAロワイヤルというポケモン勝負の大イベントが行われている。

日没とともに赤色のホロで囲われたバトルゾーンが町の一角に出現し、中にいるトレーナー同士で1vs1のポケモン勝負を仕掛け合うイベントで、目と目が合ったらそれがポケモン勝負の合図という従来通りのトレーナー戦が行われる形となる。
とは言いつつ、敵トレーナーに気付かれる前に背後から忍び寄り不意打ちで攻撃(アンブッシュ)を仕掛けることも可能
力量差次第ではこの不意打ち攻撃で1体ノックアウトすることもでき実質相手の手持ちが-1体な状態でバトルする*6こともできてしまう。正々堂々勝負を挑んでもメリットはないので、積極的に奇襲を仕掛けよう。もちろんそれは主人公側にも例外ではなく、相手から先に見つけられるとこちらが不意打ちされた扱いとなりしばらく身動きが取れなくなる。地味に相手の視界の判定の優先度が高く、「こっちの不意打ちで一体ノックアウトしてるのにバトルを仕掛けられた」扱いになることもしばしば。
ほぼ確実に1~2発分の攻撃を無防備な状態で受けるため可能な限り避けたい。

参加者にはランク付けが存在し、バトルゾーンで相手を倒してポイントを稼ぐことでチャレンジチケットを入手すると、指定された相手とのランクアップ戦が発生。同ランクの中でも強者であるその相手を倒す事でランクが昇格する。
なおランクはZからAまで存在し、最強の称号であるAランクになると何でも一つ願いが叶えてもらえるという。
ただし、叶えられる範囲はあくまで「主催であるクエーサー社が可能な範囲のみ」。
また、ランクG到達者にはクエーサー社がメガシンカに必要な「メガリング」を提供しており、高ランク帯になると一般トレーナーでもメガシンカを使いこなしてくる。

なお、バトルゾーンで勝利するとポイントの他に「メダル」も獲得でき、この所持数や撃破したトレーナーの人数に応じて夜明けごとに賞金ももらえる。高ランク帯ともなれば一晩10万もザラである。
ほかにも、バトルゾーンの中にはいくつか「ボーナスカード」が設置されており、それぞれに「指定されたタイプで相手ポケモンを倒せ」や「メガシンカしたまま技を当てろ」といったお題が課せられている。
このお題をクリアするとチケットポイントやメダルを追加で入手できる。
なおこのルールが適用されるのはZAロワイヤル参加者がナイトゾーンで戦った場合のみで、それ以外で行われたポケモンバトルに勝利した際に得られる報酬は従来通り現金のみ。

参加するミアレ市民の動機は様々。ランクAに到達して自分の願いを叶えたいと考えるものもいれば、単にお金稼ぎを目的にしているものもいる。
勝負後のNPCに話を聞いてみると、後述するMSBCのステータスの一環として参加している者もいるし、中にはボーナスカードを集めたいからという面白い理由の人も。
基本的に入り口は広く参加熱意も深く問わず、自由度は高いようである。





上記の通り、昼と夜が切り替わるミアレシティ。夜限定で出るポケモンもいたりするのでバトルよりもポケモンゲットをした方がいい時もある。
過ごしていくうちにアナウンスが流れ、夜になろうとしていたり、朝(昼)になろうとしていることが分かるのだが、
ここで注意するべきなのは、切り替わり画面になるとやっていたことが場合によってはリセットされる。
そろそろポケモンがゲットできそう→切り替わり、でポケモンが消えたりしてしまうこともある。最悪のパターンはボールを当ててゲット成否の判定中に切り替わった時。そこはどうにかならなかったのか。

そしてちゃんと「いつ寝ればいいんだ」とNPCが言っている。いつ寝ればいいんだろうなこれ。まあ過去作のポケモン世界のベッドはトレーナーが短時間寝るだけでポケモンの体力回復とかできたりするので、細かく気にする事でもないと思われるが……
また、バトルゾーンがどこに出るかはランダムなため買い物してたらバトルゾーンに閉じ込められ朝まで出られなくなったNPCも存在する。



登場人物・キーポケモン


MZ(エムゼット)

裏通りにある「ホテルZ」を拠点としてミアレシティの平和を守る自警団・ヴィジランテ的なチーム。
ホテルオーナーであるAZの願いを受け、リーダーであるタウニー/ガイを中心として活動を行う。

カロス地方ミアレシティへ観光をしにやってきた少年、もしくは少女。
PVでの名前はキョウヤ(男)とセイカ(女)となっている。おそらく『(キョウ)(セイ)』からだろう。
タウニーからポケモンを渡されてポケモントレーナーとしてデビューし、ZAロワイヤルのランクを上げつつ暴走メガシンカ事件も追うことになる。
拠点であるホテルZには自室があるが、一つのビッグな例外を除いて、模様替えなどはない。

『アルセウス』の主人公以上に身体能力が高く、ロトムグライドも駆使してミアレシティを駆け回る。
物語の開始前からジガルデに目をつけられており、最強のメガシンカ使いになることを期待されている。

ランクアップ戦での受け答えの選択肢にやたらと煽る強気な文言*8が含まれており、基本的に喋らない歴代主人公の中でも妙に癖の強いキャラクターとなっている。*9
まあ「作中人物に発言に珍妙な返答を選べる」というのは理解できるのだが一部のサイドクエストで「⚪︎⚪︎があります。どうしますか?」などの ゲーム内UIにすらひねった返答をしたりする パンクな人物である。
それ以外にも、仮にも所持金わずか1万円&かなりの軽装かつカバン1つで宿も決めず観光に来たはずなのにMZ団の活動一辺倒の状況に一切不満の選択肢がなかったり、仮にもヤの人であるカラスバに全くビビらなかったり、主人公を知る地元の人みたいなものも登場しなかったり*10と歴代主人公でも謎に満ち溢れている。誰が呼んだか『ムショ帰り』

一応ただ何となくミアレに遊びに来ただけで最初は長期滞在するつもりは無かったと見るのが妥当と思われるが、やはり推測の域を出ない。

ちなみに観光を終えて帰ろうとすると、夢オチ扱いでポケモンセンターに戻される

SVに続いて細かい顔パーツまで指定できる上に全メイク、全ドレスアップアイテムが男女共用。さらに今作から髪色のメッシュ・グラデーションが可能になった。
もっと言えば男女問わずキュロット(スカート風ズボン)を着用できる為、前作以上にこだわり抜いた男の娘・イケメン女子が作成可能となっている(ただし、男主人公の場合は低音の男声な上、例外一つ*11を除いて後ろから見たらスカート風でもなんでもないただのズボンにしか見えない残念仕様)
ちなみにグローブや靴といった小物の中には登場キャラと同じものも存在するが、プレミアがついているのか総じて値段が馬鹿高い*12。上記のスカート事情との兼ね合いか、小物と違いキャラの衣装はないためお揃いコーデなどはできない*13
過去作主人公と比べると外見年齢がやや上がった分体格も男女の特徴が出ているので、本気でキャラメイクする場合はそれらをどのように活かすor隠すかが肝。
一方でアクション要素が増えた影響か、髪型の自由度は下がっており、特に長髪系は全く無く、セミロング程度のソバージュが限界となっている。もっといえばソバージュ程度の長さのストレートなどもないため、伸ばしたいならソバージュで妥協しなければいけない。

  • タウニー/ガイ
ホテルZのオーナーであるAZに恩返しするためにホテルZの宣伝を頑張っている少女/少年。
主人公が男の子ならタウニーが、女の子ならガイが登場する。
なお、いちいち併記するのは煩雑なので、この項目では区別する必要がある部分以外はタウニーを基本として記述し、代名詞も「彼女」を使用するものとする。

髪色がデフォルトと違うためパッと見わかりにくいが、彼女の顔パーツは主人公と同じもので、本編シリーズでは『XY』以来ご無沙汰となっている『選ばなかった方の主人公』枠とも言える*14
なお、歴代初となる初期から主人公が選ばなかった御三家を2匹引き取るライバルでもある。

エムゼット団の発案者にしてリーダーで人一倍思い入れがある。
母親の形見である破れたジャケットを愛用しており、ドレスコードの可能性を鑑みて着替えを勧められても「これが自分の正装」と主張して拒否している。
街の探偵マチエールには人探しの依頼をしているようだが……?

人助けが趣味というぐらいの根っからの善人で、ミアレに来たばかりの主人公の事も親身になって付き合ってくれている。


なお、料理の腕自体は自他共に認める程高いようだが、食事のセンスは独特で、タワー状に盛りつけたカレー(つまり中にライスが入っている*17)の周りに3つもクロワッサンを置いた「クロワッサンカレー」ばかり作る。
本人はこれをホテルZの名物にしたいらしい。*18
デウロからの受けはいいが、ピュールは「別々がいい(意訳)」と意地でも食べない。
なおタウニーの場合、「これはなに?」と困惑する主人公に「質問される意味がわからない」「食べて」と凄い圧をかけてくる。





  • デウロ
ダンサーが将来の夢の少女。相棒はヒトデマン→スターミー。劇中ではあまり強く押し出されないが食いしん坊で、クロワッサンが好物。笑うとタレ目全開になる。かわいい。

一見お調子者っぽい雰囲気だが、MZ団では一番の常識人にして苦労人。暴走メガシンカ対策の作戦会議も基本的に彼女が率先して進行する。誰かさんより余っ程リーダーしている気が⋯⋯
そして……
  • タウニーの無茶振りで暴走メガシンカポケモンを3体全て鎮めて回る主人公を気遣う
  • タウニーの不注意を叱りつつもトラブル解決のため、主人公と共に危険を承知でヤクザの事務所に乗り込む
  • タウニーの目的の一つであるホテルZのイメージアップに協力すべく、正装でセレブ集団MSBCと対等に接し、彼らとコネを作ってプロデュースに協力してもらうという粋な作戦を立案する(結果は上述のタウニーの正装の記述を参照)
など、大変仲間思いな優しい性格

あるいは、無鉄砲・おてんば・気難し屋の3匹のワンちゃんを育てる飼い主みたいなんて言われていたり

プロのダンサーを目指してミアレに来て路頭に迷いかけ*22ところをタウニーに声を掛けられてホテルZに住む代わりにMZ団に加入した。
頭頂部の特徴的な髪型と名前の関連性*23と「兄がいる」との発言から『XY』のティエルノの妹かと思われる。
彼女が戦闘前に踊るダンスも、ティエルノが本編で踊る動きと酷似している。
ティエルノのTシャツの柄にバニプッチが描かれていたからか、彼女の手持ちにもバニプッチが入っている。

  • ピュール
ファッションデザイナーが将来の夢の少年。相棒はズルッグ→ズルズキン
既に相当な技量を持ち合わせており、主人公のジャケットや作戦会議室のMZ団旗も彼のお手製。
祖母に自分の仕事道具を捨てられたショックで家出していたところをタウニーに声を掛けられて、仕事部屋の提供を対価にMZ団に加入する。
見た目がショウヨウジムのジムリーダー、ザクロに似ているがデウロほど決定的な情報もないため実情は不明。
ファッションデザイナーとしては自己評価は低めだが、界隈では噂の新星と警戒されてるレベルには腕がある。

一方でネットアイドルであるカナリィのガチオタクなんて一面もある。
しかも、
  • 会議中でも配信が始まったらリアタイ視聴を優先する
  • カナリィを呼び捨てにされたら「さん」付けを強要する
  • 自分を「俗なファンとは違う」と自負しあえてDG4にも入会しない*24
などカナリ(カナリィだけに)面倒くさいタイプのオタクである。
彼女の配信は欠かさずチェックしており、いつか自分のデザインした衣装を着てもらうのが夢だとか。

マイペースな性格と他人への関心の薄さから序盤はやや冷たい印象を受けるものの、
中盤では主人公がカナリィとランクアップ戦をするためにクイズ大会のカンニングサポートをしたり、突如出現したポケモンに驚き可愛らしい反応をする、主人公だけに苦労を背負わすまいと暴走メガシンカの鎮圧に積極的に協力するなど、ストーリーを進めるに連れプレイヤーからの好感度はまさにシビルドン登りである。



ミアレに住む人とポケモン

『XY』の終盤で再会したフラエッテと共にホテルZを営み、客数は少ないものの穏やかな余生を過ごしている。
だが、3000年生きた身体には流石にガタが来ているようで常に杖をついて歩いており、終盤では咳き込むようにもなる程衰弱してしまうが…


AZの最愛のポケモン。
このフラエッテが持つ花は他のフラエッテでは見られない尖った独特な色と形をしており、内部データ的にも通常のフラエッテとは別種として扱われている。
最終兵器の影響で永い寿命を持っており、このフラエッテにしか使えない「はめつのひかり」というフェアリータイプでビーム系の技がある。
序盤、この「はめつのひかり」を、意図せずバトルゾーンに入った主人公に絡んだチンピラを追い払うために威嚇目的でぶっぱ披露するのだが、そのエフェクトがはかいこうせんよりも遥かに大きい。*26
王のお気に入りという立場にありながら徴兵されたことや、遺体が恐らくは五体満足で帰って来たことから、元々高い実力はあったのだろう。伊達に戦場と死は経験していない
こんなノリなので、ファンからの愛称は専ら"姐さん""フラエッテの姉御"。相性有利のサビ組の連中でさえ彼女には頭が上がらないことだろう。
なお彼女がAZと別居から離れた理由は他のポケモンの命を使って生き返らせたという理由は語られてるが、キカイを使って地象を焼き払い戦争を終わらせたことに関しては言及はしていない。一応思うところはあっただろうがそこら辺は戦争帰りという事もあり割り切ってた可能性もある。

黒い犬のような姿をしたポケモン。
主人公を導くように現れては「しんそく」で去り、時には自身との戦闘によってその力と素養を見極める。
ある時には小さな石ころをくれるが……?


ミアレでは有名な凄腕の探偵兼ポケモントレーナーの女性。
5年前に親同然に面倒を見てもらった国際警察の意志を継ぎ、現在は探偵事務所「ハンサムハウス」の2代目所長を務めている。
相棒はとある人物から受け継いだカラマネロ。それとは別に、バトルはしないパートナーとして「もこお」という名前のニャスパーを連れている。
なお、とある人物からはクロバットも受け継いだはずなのだが、今作では内定していないというメタ的な事情もあってか登場しない。
また、居眠りしていたのを誤魔化す際など、言い訳する時の言動は初代所長に似てきた。

『X・Y』当時と異なり識字力も格段に上がったようで、テキストには漢字表記も混じるようになった。
ピチピチのイクスパンションスーツの上に、上半身しか覆わないコートだけを羽織るという尻フェチには眼福極まりない格好。なおエスプリ時代の癖が残っているのか、走り方は所謂ナルト走り。

  • モミジ
フレア団科学者の女性。司法取引により服役せずに済んだようで、現在は監視も兼ねてポケモン研究所で所長代理のポストを与えられている*28
自身の過去については隠してもいないが公にもしていない。フレア団時代に着用していたゴーグルを机の上に置いていたり、使っている椅子やPCにはフレア団のロゴが刻まれていたりと、古巣には愛着がある様子。
現在の業務はワイルドゾーンの調査が主。ミアレ市長からあれこれせっつかれているようで、主人公が所長室を訪れると彼女が鬱憤を叫ぶ様を耳にすることがある。また、よほど忙しいのかゲーム後半になると目の下に隈ができている。

主人公には調査協力として「モミジリサーチ」なる活動を依頼してくる。
図鑑を埋める・ポケモンを進化させる・街中にあるメガ結晶を破壊するなどのタスクをこなしてミッションをクリアするとポイントを得られ、一定数貯まると調査レベルがアップ、その報酬としてわざマシンなどのアイテムを受け取れるという仕組み。
最終的には色違い厳選のお供のひかるおまもりを貰えるが、このために避けて通れないとあるリサーチが鬼畜の極みとプレイヤーからはもっぱらの評判。


  • アンリ
ミアレシティで活動しているバックパッカーの女性。
当初はコレクターのアンドレと共に手持ちのヤンチャムを使った置き引き等を働いており、ターゲットとなり荷物(バッグ)を取り返しに来た主人公と交戦。
タウニー/ガイとは本編開始前より先にZAロワイヤルで戦った事があるようだが、アンリ側が惨敗した模様。タウニー/ガイ曰く「弱すぎて名前すら覚えてなかった」。
本作にて最初に戦うこととなるトレーナーで、バトルのチュートリアル担当とも言える。相方のアンドレはタウニー/ガイに画面外でリベンジするも再度瞬殺された。
なお、この対戦前に主人公はタウニーから使用するポケモン(=主人公にとって最初のパートナーとなるポケモン)を選ぶよう指示されるが、この際通常の選択肢となるミアレ御三家ではなくアンリのヤンチャムを選ぶこともでき(選べるだけで実際に使用はできない)、実際に選択すると当然ながら「図々しいね!ヤンチャムはあたしのポケモン!」と返される。
他人の荷物を勝手に持っていった図々しい人間に言われる筋合いはないセリフである。
戦闘終了後はバッグを盗った事を謝りつつ、その場にバッグを置いて走り去っていった。
その後は改心したらしく、とあるサブミッション*34では真っ当な運び屋としてヤンチャムやアンドレ(スマホロトム経由での会話のみ)と共に活動している様子を確認することができる。
ZAロワイヤルでの対戦相手として登場する事はないが、エンディング後のZAロワイヤル∞のリワード戦では登場・再戦が可能。手持ちが4匹増えているが、エースは引き続きヤンチャム。
後述のザックとは違いレベル70を超えているものの手持ちにあくタイプがいないのか、はたまたヤンチャムが大好きだからなのか(ZAロワイヤル用の写真はヤンチャムとのツーショット)、ゴロンダには進化していない。

  • ザック
ミアレシティの名物タクシー運転手。いつもラシーヌ工務店向かいにあるタクシー乗り場でお客さんを待っている。
ZAロワイヤルにも参加しており、腕前は永遠のZランク。主人公のランクアップ戦初陣の相手となる。
と、これだけなら序盤のぽっと出なザコトレーナーの1人に過ぎないが、実は元レーサーかつ、タクシー運転手としては超優秀。
彼にタクシーを頼んでみると快適な運転と、目的地までの世間話としてエアームドとカーチェイスを繰り広げた話や、過去作のある人物にまつわるとんでもない話など、実に様々な面白い話を聞くことができる。本当にポケモンバトルの才能だけがない男。


  • ミアレシティの住人の皆さん
大都市らしくいわゆるNPC・モブと呼ばれる存在に相当するキャラクターが街に多数存在し、賑やかさをもたらしている。
……のだが、今作では上述のザックを始めとして、自爆技を覚えたポケモンだけで戦う芸術家、12匹ものコフーライを美術館の中で迷子にしてしまうカップル、スターミーを崇拝する謎の宗教団体など、やたらと存在感が強いモブが多く、お陰でメイン並に濃いサイドストーリーも多く存在する。
またミッションに絡まない人物からもシリーズ関連の貴重な小ネタ話を聞ける機会があるので、積極的に話しかけてみてコミュニケーションを取るのもおすすめ。本作に登場しないはずの幻のポケモンについて言及してくるNPCもいたりする…
剣盾・SVと同様に、近くを通った際に会話や独り言の吹き出しを出す住民も多数。街を歩いている最中には耳を傾けてみても楽しい。平凡な会話をしていたり、自身のポケモンについて語っていたり、世知辛いぼやきを言っていたり、ポエマーだったり、含蓄のある格言を述べていたりと様々。

  • ミアレを守る会
ストーリー中盤で登場する面々。
「町にポケモンがやってくるのはクエーサー社の仕業」との噂を確かめにミアレ銀行付近に来ていたジェットへ直接抗議していた。
そこに居合わせた主人公とカラスバの2人を相手に「俺らの正義を邪魔するなら自慢のポケモンで追い払うぞ」と言ってのけ、代表の青年がバトルを挑んでくる。
なお肝心のバトルだが、レベルはモブとして相応なもののメガシンカは使わない(そもそもメガシンカ関係はクエーサー社が管理しているため、クエーサー社に反対する彼が関連アイテムを持っていないのは当然だが)し、主人公はカラスバとコンビを組んで2VS1の数的有利でバトルできるため、超弱い。
しかもその場にいた他の会員達は一方的にリンチされてる代表に加勢すらせず、彼らのバトルを見ているだけ。ポケモンすら持ってない非戦闘員だったのか、サビ組が怖くて加勢しなかったのかは不明
孤立無援な代表が2人に負けると「いつかクエーサーの欺瞞を暴くからな 覚えてろ!」と吐き捨てて会員共々逃げ去っていくのであった。
カラスバからは「捨て台詞として美しいぐらいテンプレ」「要するに個性がない」とバッサリ切り捨てられた


  • ミアレ市長
前述のモミジが度々言及しており、「クッソ!」から始まる彼女の愚痴の対象人物。
名前や性別や容貌等の人物像まで一切不明で、そもそもミアレシティ内のどこにもその人と思しき存在が確認できない。市長なのに居住実態が無いってどういうこと?どこに住んでるんだよ
ゲーム中に登場していないため、その人となりですらNPCからの言及でしか分からないが「ミアレシティの再開発は市長の一存で決まったらしい」とポケモン研究所付近にいるモブNPCが口にしていたりも。

下記のクエーサー社に任命した再開発事業やミアレ観光事業といった市政には力を入れる一方で
モミジが所長代理を任せられているポケモン研究所に対しては予算をロクに回さないと何とも両極端。
そんなモミジ本人は元フレア団なのもあってか「(市長の決定には)あまり強く出られない」とも口にしており、5年前にフレア団が起こした大事件から彼らの事は今現在もよく思っておらず、冷遇し続けているのではないかと思われる。
あるいはポケモンそのものには関心が無いか、他の事に手いっぱいすぎて研究所などを細かく気にかける余裕すら無いのか…?



クエーサー社

2年ほど前にミアレに進出し、現在ではミアレシティの再開発事業を一気に引き受ける外資系大企業。
ホロ技術を駆使してワイルドゾーンやバトルゾーンの設置・展開を行ったり、ZAロワイヤルの運営を行うなどの活動も行っている。
しかし一方で、暴走メガシンカ事件について住民に非公開のまま事態を収めようとしたり、次々にワイルドゾーンの設置を行ったりという行動から、一部市民からは不信感や反感を抱かれている。
あの人この人の件から発売前は実は黒幕なのでは?と言われていたが…?

  • ジェット
クエーサー社の社長。本作の「ポケットモンスターの世界へようこそ!」を担っていたりもする。
ミアレの再開発計画を進める一方で住民からは抗議活動も受けている。
暴走メガシンカ事件について把握しているが公表はしていない。
タウニーの愛用しているジャケットに見覚えがあるらしく、元の持ち主であった母親に心当たりがある節が見受けられる。

  • マスカット
クエーサー社の社長秘書。体格のよい大柄な男性。素顔は強面だが、物腰丁寧でとても優しい性格。
常にサングラスをかけているが戦闘時に一瞬外すほか主人公に負けるとサングラスがズレる。
ヤンチャムとミミロルの髪留めがチャームポイント。かわいい。
相棒はジジーロン。なお、パーティにはいかついポケモンの中に実際にミミロルが入っている。本人曰く「捕まえたて」らしいが、ある意味ちゃんとポケモントレーナーしてる人。
暴走メガシンカ事件解決には奔走しており、暴走メガシンカが発見された際にはエムゼット団との連絡係も務めている。
娘がおり、バトルに負けて帰ると怒られるらしい。




DG4(ディージーフォー)

ミアレを中心に活動するネットアイドルの「カナリィ」およびそのファン「カナ友」が所属するグループの名前。
かなりの人気を誇っているらしく、街中には彼女のファンらしきオタクがちらほら見かけられる。
グループ名はカナリィの相棒ポケモンが使う得意技「でんじほう」をもじってつけられたもの。
ピュールは「会員番号一桁にもならないのに参加したところでただのモブ」というこだわりの強さ故に所属していない模様。

  • カナリィ
ゲーム配信を中心として活躍しているネットアイドル。ぼくっ娘で、大きい。でんきタイプの使い手で相棒はシビルドン
キレのある毒舌トークが特徴で、ネットでの人気もシビルドン……いやうなぎ登りだって本人が「メガシンカでうなぎのぼれ」って言うし……この世界ウナギいたんだ
配信業のみならずポケモン勝負の腕前も高く、ZAロワイヤルではFランク。
しかしゲームの方が好きでポケモン勝負には積極的でなく、彼女が対戦相手に選ばれたせいで主人公はわざわざファンイベントでお願いを聞いてもらう権利を獲得しに行く羽目になる。
主人公がカナ友ではなく、裏にいる誰か(ピュール)に助言を受けていた事を見抜きながらも咎める事なく、その誰かへのプレゼントを用意するなどファンサは忘れない人物。
同じく配信者キャラのナンジャモとは、使用するポケモンのタイプ・一人称・ツートンカラーの髪と色々共通点が多い。

  • タラゴン
ラシーヌ工務店を率いる老人。
じめんタイプの使い手で相棒はドリュウズ
ミアレシティにはラシーヌ工務店が制作したアスレチックのような組立足場が設置されている。


また前述の足場アスレチックで拾えるカラフルなネジを集めると、カナリィを模したぬいぐるみと交換してくれる店員がいる。
ポケモンのダイレクトアタックで主人公が気絶しにくくなる効果や獲得経験値アップ効果など、冒険を便利にしてくれる追加効果が得られるので、気が向いたら集めて交換しよう。なおカナリィぬい全種と交換するだけなら全て集めなくても問題ないが、全て交換しきると嬉しいプレゼントがもらえるという噂もあるぞ!
なおこの店員、何も交換せずに立ち去ろうとすると「なにしにきたんだよ」とクッソ雑な対応で返す。じいちゃん教育しろ*41


  • マニー
DG4の会員番号1ケタ(4番)で、自称最古参のカナリィオタク。見た目も言動も古典的なオタク像そのものである。
カナリィカルトクイズ大会では常に優勝を飾っているらしく、成り行きで参加する事になった主人公に対しては激しくライバル心をぶつけてくるため、ピュールからはマウント取ってくるタイプのオタクと不評
しかしいざ主人公が優勝すると事情を察しつつ称えてくれる、良くも悪くもストレートかつ熱いオタクである。

メインシナリオでの登場後も、サイドミッションなどではカナリィ本人以上にちょくちょく出番があったり、ストーリー終盤でも主人公達の援軍に駆けつけるというか近くにいたので巻き込まれた
またメガシンカは出来ないがポケモンバトルの実力は中々のものであり、仲間内での切磋琢磨や訓練も欠かさないため見た目に反してかなり高スペックなオタクである。

使用ポケモンは全てでんきタイプ。曰く、本人そっくり(?)のかわいいポケモンたちであるらしい。冗談も上手いようだ。……まぁ言われてみれば、確かにライチュウのお腹などはそっくりと言えなくもないかもしれない。
ボールはクイックボールで統一。でんきタイプのイメージでボールを統一しているのかもしれないが、カナリィのイメージカラーにあわせているのだとしたら確かにかなりのガチ勢である。
ZAロワイヤル∞にもリワード戦で参加し、アローラライチュウも使用する。リワード戦では数少ないリージョンフォームのポケモンを使用するトレーナーでもある。


ジャスティスの会

筋骨隆々な美丈夫「シロー」を頭目に、ポケモンと共に己も鍛えるトレーナーの集団。「ジャスティスの会」という組織名はそのまま武道の流派の名前でもあるらしく、シローはその開祖だとのこと。

ジョーヌ地区に和風の道場を構えており、昼間は格闘家の道着を着た門下生がシローの指導の下で鍛錬を行い、夜は祈祷師風の格好をした門下生がシローの妹の「ムク」の監督下で瞑想?を行っている。なお、門下生たちはなぜか全員女性である。作中では男性に勧誘を行っている描写もあるため、ここまで男女比が偏っている理由は謎。

昼間の部の門下生はかくとうタイプ、夜間の部の門下生はゴーストタイプの使い手であるため、過去作で言う「かくとうジム」「ゴーストジム」に相当する集団と言えるが、彼らと違い「ワイルドゾーンの撤廃」という目標を掲げた、ある種の思想団体でもある。その主張は以下の通り。
  • ミアレシティが真に野生ポケモンとの共生を謳うなら、ワイルドゾーンそのものを無くした方が良い。
  • 野生ポケモンが怖いのはわかる。だから、ジャスティスの会に入門してポケモンバトルの腕前はもちろん、トレーナー自身の力も鍛えて欲しい。上段者になれば素手でポケモンと戦うことができる。
  • 「ミアレシティのみなさんがジャスティスの会で強くなれば、ワイルドゾーンはなくせるのです。」
つまり、「野生ポケモンと隣り合わせの生活でも問題ないぐらい、人とポケモンが己を鍛えるのが真の共生の道」というのが彼らの主張である。これに対するミアレ市民の反応だが、タウニーの言葉を借りると「なかなかおもしろい理想だね。実現不可能だけど*42」「ズレたまままっすぐの人ってメンドー」とのこと。*43

ともかく、シローを始めとする会員たちは上記の主張を日課とする演説で広めており、ミアレシティ各所では勧誘活動に励む門下生が確認できる。主張を無理強いするつもりはないようだが、シローは理想実現のため「発言力 影響力を増す」ことは望んでいるようで、そのためにZAロワイヤルに参戦している。

その有様から、かつてイッシュ地方に跋扈した怪しげな宗教団体に似た胡散臭さを感じた人も少なくないはず。はたしてその実態は……?

ノースリーブから覗く丸太のように太い二の腕が目を惹く青年。姫カット+端正な顔立ちをしているため、その筋肉量にも関わらず一瞬女性と見間違えかけたプレイヤーもいるとか。

ジャスティスの会開祖を名乗るだけあり、人間としての実力であれば作中トップクラス。ストーリーを進めれば、彼の常人離れした力をイヤと言うほど見せつけられるだろう。
主人公とは日課の演説で邂逅した後、とある理由でしばらくの間行動を共にすることになる。

ZAロワイヤルでのランクはEランク。
イメージに違わずかくとうタイプの使い手で、相棒はタイレーツである。腰にタイレーツを模したポーチをつけている事がヒントとなっている。

詳細は個別記事へ。

余談だが、彼とムクだけは後述する「F」を目撃しても一切特殊な反応を見せない。このため、彼の正体や作中で5年前に起きた事件について詳しく知らない可能性が高い。

シローの妹。シャンデラ風の帽子を被った祈祷師のような格好をしている。
容姿からは幼そうな印象を受けるが、主人公の会話選択肢は全て敬語遣いになっているため、意外と年上なのかもしれない

兄と違い運動はあまりできないが、ゴーストタイプのエキスパートとしては門下生はもちろん、ジャスティスの会の外にまで名が知られるほど。
クールな性格だが冷淡な人間ではない。

詳細は個別記事へ。

  • コタネ
シローの5番弟子を自称する少女。ストーリー序盤、ハンサムハウスに向かう主人公らとルージュ広場で対面し、主人公と交戦*44。ポケモンはシローと同じくかくとうタイプが主体。

真面目でひたむきな性格で、尊敬するシローに近づくべく日々稽古に勤しんでいる。

ストーリー中盤、大きくランクを上げた主人公と再戦。主人公の勝利後は『アルセウス』の警備隊長同様に彼女にかいでんのタネ(コタネだけに)を渡すと、メガエナジー消費で特定の技を1度だけ強化する機能「ワザプラス」を解放してくれるようになる。



サビ組

「街の汚れの掃除人」を自称する団体。
…なのだが、サングラスをかけて顔にキズのついた強面たちが構成員として所属するどう見てもそっち系の団体
つまりは本作における敵対組織枠である。

あまりお関わりになりたくないし、ならない方が良いタイプの人々だが、主人公たちはある事情から彼らと対面せざるを得ない羽目に…

サビ組のボス。コガネ弁で遠回しな脅しをかけてくる、どう見てもインテリ方面のヤのつくお仕事の方。
こんなナリだが警察の厄介にはなったことがないらしい。
顔つきは厳ついが身長は主人公と同じぐらいで、成人男性キャラの中ではかなり低い方。
またボールの投げ方や走り方が独特。


  • ジプソ
サビ組のNo.2。カラスバとは対照的に大柄な体格の、いわゆる武闘派構成員。こっちもヤクザにしか見えない。


  • まっさら姉御
トレーナーではないサビ組の構成員。常に1階入口の受付におり彼女に話しかけると努力値のリセットを行ってくれる。
しかもメガカケラ5個という超お手頃価格。*47
旅パの努力値を振り直して対戦用に仕上げたり捕まえたオヤブンに振られてるHP252のリセット目的に訪れる事になる。尚、本作は余りSが重要視されてないのは内緒だ。*48


ミアレ(M)ソシアル(S)バトル(B)クラブ(C)

ミアレシティの上流階級に属する子息がポケモン勝負を嗜む会合で、略称はMSBC。高級グランドホテル「シュールリッシュ」を本拠地にバトル大会や、遠い地方のチャンピオンを呼び寄せての講演会などを開催し、バトルを愛でることでポケモンに対する愛と理解を深めることを目的としている。

  • ユカリ
MSBCの主催であるお嬢様。『ポケモン牧場』に同名の人物がいたが無関係。
フェアリータイプの使い手で相棒はピクシー。褐色肌に薄いピンクの超ボリューム縦ロールの髪、ピンクと紫基調のド派手なドレス調スーツ(?)、そして見る者皆吸い込まれるほど煌めく瞳と、ディアンシーの擬人化みたいな姿である。
ポケモン勝負がとにかく好きで、作中では自分が目を付けた強いトレーナーを招待してバトル大会「スーパーユカリトーナメント」を開催した。

が、この方、少なくともポケモン勝負においては、自分の望みを是が非でも叶えようとする悪癖を持つ。
主人公達が暴走メガシンカに対応するため前述の大会を辞退する*49と、何がなんでも彼らを大会に復帰させるため行動を開始。

  • MZ団の作戦会議に参加して大会への復帰を催促。
  • 暴走メガシンカへの対応中もホログラムを通じて接触。ミアレを守るための取り組みであることは認めつつ、早く終わらせて大会に復帰するよう催促。
  • ホテルZの出口をユカリゾーンと名付けたホロで塞ぎ、臣下のハルジオたちを向かわせて大会への復帰を催促*50
  • 主人公たちが復帰するまで、他の参加者たちはシュールリッシュに軟禁。
  • そのトーナメントでも、自分を「優勝者と戦うスーパーシード枠」に置く

などなど、傍若無人さをこれでもかと発揮する。
その一方で自分の目的から大きく逸れていない部分では寛容であり、前述の通り、暴走メガシンカの対応を優先する事自体は認めてくれる(催促はしてくるが)。
さらに、自分と主人公の対決直前にトーナメントに乱入者が現れても、拒むどころかむしろノリノリで受け入れ、トーナメント表を書き換えてくれる。
そして「セレブは皆を導くもの(ノブレス・オブリージュ)」という信条を体現する人物でもあり、有事の際には頼りになる。
特に終盤は上記のユカリゾーンで暴走メガシンカしたポケモンから市民を守るためプリズムタワー周辺を隔離し街への被害を最小限抑えたうえで自分も暴走メガシンカの鎮圧に回るという活躍をする。

こうした行動から、彼女のキャラ付けは原義に近い妖精(フェアリー)を意識しているのではないか、と言われている。*51

ZAロワイヤルではCランク。彼女と戦う際のBGMは力作揃いの今作でも特に好評を博しており、「ユカリの性格は苦手だがBGMが良すぎて嫌いになれない」と言うプレイヤーすらいるほど。

そしてエンディング後、ZAロワイヤルでさらに勝利を20勝ほど繰り返すと彼女から連絡があり、凄まじい戦闘狂ぶりを見せつけてくれる。

  • ハルジオ
ユカリの専属メイド。
礼儀正しい言葉使い、服装はメイド服と、実にテンプレートな従者キャラ……

というのは、主人であるユカリに強要されている姿。
素の性格は勝気かつ粗暴。ポケモンバトルでも生身での戦いでも強者を相手にすることを好んでおり、さながらスケバンか女レスラーのよう。
2年前にユカリに敗北したことで彼女の従者になる約束をさせられ、メイド服もユカリの指示で着ている

実は服装をよく見ると上半身はメイドらしいエプロンドレスだが下半身はホットパンツにストラップシューズと、非常に動きやすそうなあつらえとなっている。さらに耳にはピアス跡があり、元々パンクな恰好をしていたことが窺い知れる。

トレーナーとしてはドラゴンタイプの使い手で、相棒はドラミドロ。毒タイプ持ちが相棒なのはフェアリー使いであるユカリに逆襲したい気持ちの表れだろうか。
フェアリー使いに服従させられるドラゴン使いというのは本家でも例がない、どことなく可哀そうな……前作のこの人たちとある意味で真逆である。
またハルジオの吊り目がちな容姿は、どことなく過去作に登場したドラゴン使いたちを思い出させる。このため、実は名のある一族の出ではないかと考察するプレイヤーもいる。



???

  • グリ
Aランク昇格戦で主人公とマッチングする謎のポケモントレーナー。トレーナーズカードにも素顔の写真が掲載されていない。
マチエールはその正体を知っているようだが、断片的な情報しか提供してもらえないので、あとは主人公が独自に捜索して見つけ出さなければならない。



  • F
ジガルデに導かれている謎の男。
ジガルデが目をつけている主人公のことも気にかけており、時折主人公の前に現れては助言を行う。
過去の事件が原因で左目の視力を失った隻眼であり、常に左目を閉じている。




バトルシステム



本作の戦闘はターン制ではなく、アクション要素を取り入れたリアルタイムコマンドバトルである。
相手をZLでロックオンすると、今出している自分のポケモンの覚えている技が4つ表示されるので、技に対応するABXYのボタンを押して指示を飛ばす事で戦いを進めていく。

『アルセウス』同様、トレーナー戦の場合は主流作品のようにポケモンを出し合い、倒れたら次のポケモンを出す形式で進むが、
野生ポケモンとの戦いの場合はインターバルは挟まず、トレーナーのみを残してそのまま戦闘が進行。次のポケモンを出す前にトレーナー自身がやられてしまうと全滅扱いとなる(後述)。

キズぐすりなどトレーナーが使う道具は好きなタイミングで使用可能だが、一度使うと一定時間が経つまで再使用不可能となる。

技の仕様について

今作の技の発動は以下のような順で行われる。
  1. トレーナーがポケモンに技を指示:この時点で他の技への切り替えや指示し直しはできない。
  2. ポケモンは相手に技が届く範囲に移動:相手にかける技のみ。自分への補助技などの場合はスキップされる。
  3. 準備行動:公式の名称がないため、この項目では発生と呼ぶ。
  4. 技の発動:実際に攻撃や補助効果が発動する。
  5. クールタイム:こちらも公式名称がないため、この項目では硬直と呼ぶ。
  6. 次の指示が可能になる

一度技を出した後は連続で同じ技を出す事は出来ず、「発動時間」というリキャストタイム(以降も発動時間のことをリキャストタイムと表記)が出した技に対して発生。リキャストタイムが過ぎれば再び同じ技を出す事ができる。

このため今作では技のステータスにPPの概念が無く、また技の連続使用による弱体化補正も存在しない。
ただし、技によって発生や硬直、リキャストタイムが異なるため、技を覚えさせる時には気を付けよう。
基本的に強力な技ほどリキャストが長く、遠距離攻撃や範囲攻撃ができる技の方が発生・硬直が大きい傾向にある。
このためポケモンの素早さステータスの効果も変わっており、素早さが高いほど技のリキャストが短くなる。
なお、ステータス画面で「発動時間」として数値化されて確認できるのはリキャストタイムのみなので、発生や硬直に関しては実際に使ってみるまでわからない。
ジャスティスの会の道場には技を打つための演習的があるので、そちらを相手に試してみると良いだろう。

また、命中率も撤廃はされているものの、トレーナーについてくるポケモンの挙動を利用すればアニポケさながらの技をかわすような動きが可能。
特に発生が遅い技や、攻撃範囲の狭い技ほどかわしやすいと言えるが、技を命令すると動きが取れなくなるのはこちら側も同じ。そのため、どのタイミングで技を打つかという読み合いも重要となる。
この仕様のため、野生のポケモン戦に限り「どくどく」などの継続ダメージ技を使い、ポケモンを引っ込めて相手が倒れるまで技を回避し続けるという強引な戦法も可能で、序盤から格上のオヤブンをジャイアントキルすることもできる。

「でんこうせっか」や「アクアジェット」などターン制で先制技だったものは、特に攻撃モーションが短く発生が早いように調整されている。
また「せんせいのツメ」の効果は一定確率で発生が短縮されるというものに変わっている。

今作において「ドわすれ」「てっぺき」など積み技によるランク補正は1.5倍、1倍、0.5倍の3段階に変更されており、時間経過で効果は消える。
そのため2段階上がる技などは効果時間が他の技よりも長いことで再現されている。
なお、素早さランクの増減は技のリキャストタイムには影響せず、ポケモンの移動速度自体が変化するようになる。
ただし、今作の仕様上何かをロックオンした状態でないと技が出せないため、相手の技の届かない範囲でひたすら積むような戦法は基本的に取ることができない。
メインストーリーでは不意打ち前に積む事が可能だが、通信対戦ではまず不可能と考えた方が良いだろう。

「まもる」「みきり」をはじめとする従来は1ターン分の攻撃を無効にする技については、本作では前述した技の発生が0秒で、技を命令した瞬間に効果を発動し短い間だけ攻撃技を完全に無効化するという、アクションゲームのジャストガードやパリィのような効果となっている。
なお「まもる」のわざマシンはモミジリサーチLv4の報酬という早い段階で入手できるようになっており、かつ序盤で仲間にできるポケモンのほとんどが覚えられるため、積極的にストーリー攻略へ導入できる。
ちなみに「みきり」の方は「まもる」よりも無敵時間が短い代わりにリキャストタイムも短いため連発しやすいという特徴を持つが、わざマシンはないので使いたければ覚えるポケモンを仲間にするしかない。

  • 状態異常
ポケモンの状態異常だが、本作は一部の状態異常の効果が異なっており、完全に動けなくなってしまうバッドステータスはこおり以外にはない。
どく・もうどくやけど、こおりは従来とさほど変わらない。ただし、どくややけどは戦闘中以外でもポケモンをフィールド上に出しているとじわじわとHPを削られていくため、これらにかかったら早急に治療したい。
まひは素早さランクの低下と同様にポケモンの移動速度が遅くなる。一定確率で動けなくなる効果はない。
ねむりは『アルセウス』同様「ねむけ」という名称となっているが、効果は大きく異なり技のリキャストタイムが2倍になってしまい、時間経過で回復することはない。こちらも一定確率で動けなくなる効果は備わっておらず、『アルセウス』のような被ダメージ増加の効果もない。
こんらんは一定時間ポケモンの動きがふらつくようになる。自傷ダメージが無くなっており、効果も大したものではないため状態異常の中ではかなり軽微な部類。

  • メガエネルギーとメガシンカ
本作では『ピカブイ』ぶりにメガシンカが復活、ポケモンを除いて『XY』~『ORAS』で登場したメガシンカ可能ポケモンが全員登場し更に第3世代を除いた第1~8世代の一部ポケモンに新規メガシンカが実装、更に『M次元ラッシュ』のPVでチリーンセグレイブのメガシンカが発表されたため第1~第9全ての世代の一部ポケモンにメガシンカが実装されることになった。

ストーリー中盤でメガリングを受け取った後は画面内にメガエネルギーが表示されるようになる。技を繰り出す度にエネルギーが貯まっていき、このゲージが満タンかつポケモンにメガストーンを持たせているとメガシンカさせられる。
メガシンカ後は時間経過と技を出した際にメガエネルギーが減少していき0になるとメガシンカが解除される。

メガシンカしたポケモンは、すべての技が威力と効果範囲や効果時間が強化されている他、効果抜群時の威力上昇補正も強化された「ワザプラス」で発動される。先述したガード技を使われた時でもワザプラスであれば威力は低くなるがガードを貫通して攻撃を入れることが可能。

ワザプラス自体は通常時でも皆伝済みの技なら出すことができるが、メガシンカしている時よりもエネルギーコストがかなり大きく、メガエネルギーをゲージの1/4分消費してしまう。
ただこれでも後述の暴走メガシンカ戦でメガシンカを持っていないポケモンで対抗する際の救済措置ともいえるので、メガシンカを持ってないポケモンで戦うなら積極的にワザプラスを使っていこう。
なお、ワザプラスはレベル技なら特定のレベルになった時に皆伝するが、わざマシンで覚えた技を皆伝させるには『アルセウス』の力業/早業と同様に「かいでんのタネ」を特定の人物に渡す必要がある。

  • 無敵時間
本作では一部の行動に一時的な無敵時間が存在し、無敵状態の相手に攻撃しても無効化される。
また、無敵時間中の相手はロックオンすることができない。

① 技の無敵
そらをとぶ、あなをほるといった姿を隠す技には長い無敵時間が存在し、相手の技を回避するのが簡単である。
ヘビーボンバー、ドラゴンダイブ等一部の技は姿を隠す技程ではないが僅かに無敵時間が存在し、タイミングを合わせれば相手の攻撃を避けることが可能である。
前述のガード技に関しては発動中もロックオンが可能である、ワザプラスは防ぎきれずダメージがあるなど無敵時間の仕様は大きく異なる。
② 交代時の無敵時間
ポケモンの交代時には無敵時間が存在し、相手の技の攻撃判定にタイミングが合えば交代先のポケモンが被弾することなく無償降臨できる。
ランクバトルでは交代回数に制限があるがそれでもリターンが大きいので積極的に狙って行きたい。
③ メガシンカの無敵
ポケモンがメガシンカする際には無敵時間が存在する。こちらの方が交代時の無敵時間よりも長く入力猶予も長い。
メガシンカではないがジガルデのスワームチェンジも同様の仕様。

ポケモンのステータス

『アルセウス』とは違い、本作は『SV』までの主流作品とほぼ同等の仕様となっており、個体値努力値が普通に存在する

個体値を最大まで上げる「すごいとっくん」も『SV』のレベル50から可能という仕様を引き継いでいるが、そのために用いる「ぎんのおうかん」が本作では店売りされておらず、モミジリサーチの報酬で10個貰える以外の入手手段がクリア後のZAロワイヤル及びランクバトルのランダム報酬のみで少し面倒。ZAロワイヤルはかなり低確率だが、ランクバトルでは比較的高確率で貰えるので上位を取る実力があれば王冠の入手は容易である。
タマゴのシステムも本作にはないため、後述のオヤブン厳選といった個体値厳選がSVよりも重要になっている。

一方で性格の能力補正を変えるミントは普通に店売り(種類問わず1個20000円)されているため、こだわりがない限り理想性格を粘る必要はない。
努力値の一括リセットも実装されており、サビ組の事務所に赴けばメガカケラたったの5個で行ってくれる。
それとは別に努力値を下げるきのみも街中にある一部の花屋で店売り(1個200円)されており、サビ組の事務所にまだ赴けない時期や、リセットではなく一部だけを下げたい場合はこの方法にて下げる事も可能。

ただし『アルセウス』に引き続き、本作でも特性の概念はない。
これを補うために「ちからもち」や「ヨガパワー」をデフォルトで持つチャーレムメガクチートの攻撃種族値が1.4倍になったり、ギルガルドジガルデは特性に依存しない形でフォルムチェンジも可能な特殊仕様になっている。
なおギルガルドはこのせいで割と性能が残念な事になっているが…詳細は個別項目で。
一方ホルードは隠れ特性なのが災いしたのか攻撃力据え置き。

また、すばやさだけは仕様が大きく異なる
  • 素早さ実数値が影響するのは技のリキャストタイムのみ。
  • ポケモンの移動速度は種族ごとに固定であり、個体ごとに変化しない。
  • 素早さランク補正はポケモンの移動速度を変化させる
本作において素早さがリキャストタイムに与える影響はかなり微々たるもので、ちょっとやそっと上げただけでは劇的に変化するわけではない。
素早さが高いほど同じ技が連発できるようになるとはいえ、従来のようにわずか1の差でバトルの行方が大きく左右するわけではなく、異なる技を交互に連発した方が遥かに強いため、素早さの重要性は従来よりもかなり低くなったと言える。
更に本作は特に対人戦において混戦が発生しやすいため、とにかく火力と耐久が物を言うゲームバランスになっている。
そのため、素早さに努力値を割く必要性はかなり薄く、HA/HC振りが対人戦における主流のようだ。

『アルセウス』では捕まえた個体毎にたかさとおもさが異なっていたが、本作ではサイズとして明記・分類されるようになった。
サイズはXS・S・M・L・XLの5種類。大体の通常ポケモンは捕まえても標準的なMサイズだが、たまに小or大個体が混ざっている事も。
このサイズ差は実際に反映されており、XS個体は特に小さく、XL個体はそれなりに大きい。
街中での連れ歩き移動をスムーズにしたい、敵の攻撃による当たり判定をなるべく小さくしたい、物陰からの隠密行動を重視したい場合はXS~Sのサイズ厳選が推奨される。
ちなみにオヤブン個体はXL固定で他のサイズにはならない上、通常個体のXLサイズよりも一回り大きいXXLとでもいうべきサイズ。

  • オヤブン
基本的には『アルセウス』と同様のボス的な存在。
野生のポケモンの中にはオヤブンと呼ばれる通常個体のXLよりも更に大きな個体が存在し、眼を赤く光らせ主人公の前に強敵として立ちはだかる。
基本的に主人公が近付くと割とすぐ反応する他、近くで他の野生ポケモンと戦っているとやや遠くから反応する事も。またオヤブンが咆哮を放つと、その周囲にいた他の野生ポケモンもオヤブンへ加勢するようにこちらを狙い始めるので乱戦不可避。
オヤブンは通常だとわざマシンでしか覚えられない技を一つ覚えており、相手の弱点が突けるなら弱点を突こうとする程に思考パターンも賢い上、敵としてのオヤブンにはHP補正がかかっており、同レベル帯かそれ以下だと殴り倒すのが難しいほど非常にタフ。
しかし状態異常には耐性が無い(タイプ特性による無効化は除く)ので戦闘システムの都合上「どくどく」を入れて逃げまくれば何もできずに毒でダウンすることもしばしば。けいけんアメや「かいでんのタネ」稼ぎに使えるため、覚えておいて損はない。

なお『アルセウス』と同じく個体値が3V確定となっている。上述の通り本作は「ぎんのおうかん」ですら入手に手間のかかる品になっているため、少しでもおうかんを節約したいならばオヤブンの厳選は重要。
加えて最初からHP努力値が最大なので努力値振りの手間が省けるということもあり、その点においてもオヤブン個体は人気。ただしオヤブンの仕様上、図体がデカすぎるため街中の狭い場所を通ろうとすると、よくつっかえたりも…。
また技を打った時の効果範囲についても通常個体に比べて一回り大きいため、攻撃を当てやすいが当てられやすくもある。

固定シンボルで登場するオヤブンもいれば、『アルセウス』の時のようにその辺に出現する野生ポケモンがオヤブン個体として現れる事も。
そんな固定シンボルのオヤブンとしては…
  • ワイルドゾーン2に生息する、たかがコイキングと思って油断している所にハイドロポンプをぶちこんでくるオヤブンコイキング
  • ワイルドゾーン17に生息する、♀のカエンジシのハーレムを率いて屋根の上まで追尾してくるだいちのちからの包囲網で数多の主人公を葬ったオヤブンカエンジシ
    • 夜間であればカエンジシ達は最初寝ているため、余裕をもって先制攻撃が行える。
…辺りが特に語り草。

ちなみに化石ポケモン3種(チゴラス・アマルス・プテラ)は野生出現せず、彼らは化石の復元から入手するしかないのだが、この化石ポケモン達もオヤブン個体になる事がある。
もっとも彼らの場合はオヤブン自体がたまにしか混ざらないため、オヤブン個体入手には試行回数と運が絡む。復元入手に関してはオートセーブが挟まれないので復元前にセーブし、出なかったらリセットで狙ってみよう。



フィールドアクション


バトル/捕獲

野生ポケモンとの勝負やZAロワイヤルでは、相手に気付かれない場所からポケモンに技を指示することで不意打ちが可能。
不意打ちに使った技のリキャストは戦闘開始時には即回復している上に、不意打ち成功時にはダメージが上昇するので積極的に狙っていこう。

また『アルセウス』と同様、本作では野生のポケモンとバトルせずとも捕まえることができる。
その際はポケモンに気付かれない内にボールを背後に当てることで捕獲率が上昇する。
ロックオンしていると^このような記号が出て、この^が多いほど捕獲しやすい。
バトル中にも随時ボールを投げられるため、こちらの技のクールタイムを稼ぐ目的で投げる事もできるが、捕獲失敗してボールから出るとポケモンが怒り状態になる場合があり、こうなると怒り状態が解除されるまでボールを投げても入らなくなるため要注意。

戦闘で野生ポケモンの体力を0にした時も一度だけ捕獲のチャンスがある。この時も捕獲率が上昇するが確定ではない。
ボールを投げられるのはピヨっているわずかな間だけのため、投げるボールは予め決めておこう。この時の捕獲にも失敗(またはボールを投げずに放置)すると、そのポケモンはそのまま消える。

ボールを外してしまっても、各地にあるポケモンセンター近くにいるロストボール回収屋に話しかければ、1種類につき2000個以内であれば外したボールを全て返してもらえる。
どうやってボールを回収しているかは不明で、そもそも回収屋がボールを回収しているところは誰も見た事がないとされている。ボールを投げた人物をどう特定しているのかも謎。*54
ただし怒ったポケモンに当てて消えたボールと、ポケモンに投げ当てたが捕獲に失敗したボールは回収してもらえない点に注意。


トレーナーへのダメージ

『アルセウス』以外のメインシリーズ作品同様、戦闘の場に出せるポケモンが居なくなった場合は「目の前が真っ暗」になって、ポケモンセンターに戻される。
その一方で、野生ポケモン戦の場合は相手ポケモンがトレーナーに直接攻撃を仕掛けてくることがあり、『アルセウス』と同様に一定のダメージがトレーナーに累積して自分自身がダウンしても「目の前が真っ暗」になる。
ダメージの蓄積は画面周りに黒い(体力残り僅かの時は赤い)もやで表現され、野生ポケモンに見つかっていない場合のみ時間経過で回復するのも『アルセウス』と同じ。

さらに今回は『アルセウス』の時とはターゲッティングの処理が異なるらしく、ポケモンを出していても無視してトレーナーを襲ってくる事もしばしばある。
前述したラシーヌ工務店で貰える「みどりのカナリィぬい」を集めることでトレーナーへのダメージを軽減できるので、苦手な人は頑張ってカラフルなネジを集めよう。

その代わりダウンした時のペナルティはなく、持ち物も所持金を失うこともない

余談だが、ターゲッティングの優先度処理が『アルセウス』と異なる点について、なぜ仕様変更されたのかについては様々な推測が交わされているものの理由は不明。
特にオヤブンカエンジシの縄張りであるワイルドエリア17は、この仕様のせいで歩くのも大変である。まあ倒さず横着しようとするのも悪いのだが*55

この点については、システムではなく舞台設定からくる理由として、「ほぼ100%野生の猛獣であるヒスイ地方のポケモンと違い、カロス地方ワイルドエリアのポケモンはポケモントレーナーという存在に慣れている。そのため司令塔である人間さえ動けなくなれば連れているポケモンも機能停止することを知っているため隙あらばトレーナーを狙ってくるのでは?」という考察もあるという。


トレーナー自身のアクション

特にアイテムを獲得せずとも初期段階で走ること(ダッシュ)や、しゃがんで忍びつつ移動することが可能。
さらに斜目になっている壁で、主人公の目線くらいの高さであればよじ登る事もできる。
本作のダッシュは『アルセウス』と異なり、どれだけ走っても息切れしないようになっており、立ち止まらない限りは延々と走り続けられるようになっている。

また回避行動としてローリング回避が存在し、相手のポケモンの技を避けることができる。
オヤブンポケモンや暴走メガシンカポケモンなどとの戦いでは、このローリングで敵の攻撃を上手く避けなければ、上述の通りポケモンは無事でも主人公が力尽きることになる。

なお、本作では『アルセウス』と違いライドポケモンは登場しない。その代わりとしてスマホロトムが活躍する。
高いところから落下したときには『SV』にもあった安全落下機能でふんわりと着地させてくれるため、落下死を恐れる心配は一切ない。
この他にもストーリーを進めていくとその安全落下機能を応用して、二段ジャンプのようにふわっと空中浮遊する「ロトムグライド」を使えるようになり、建物の屋根から屋根へ飛び移ることができるようになるなど、移動の自由度が大幅に上がる。本来安全装置としての落下防止機能なのにそれをショートカットとして使うミアレの住民はやはりアレである
ただし『SV』にあった落下時に元の位置に戻る機能は、アスレチックとの兼ね合いか搭載されていない。

わざマシンや前述した「カラフルなネジ」はラシーヌ工務店の立てたアスレチックや、高い建物の屋上に置かれていることが多いため、
プレイヤーのアクションをフルに活用することで収集する事ができるようになっている。



暴走メガシンカ


本来であればメガシンカはポケモンに持たせたメガストーンとトレーナーが持つキーストーンを共鳴させて初めて成立する現象であるが、街に発生した過剰なメガエネルギーによって、野生ポケモンが強制的にメガシンカして暴れてしまう。
ストーリー内においては、MZ団メンバーでこの暴走メガシンカしたポケモンを鎮めるという場面が何度か発生する。つまりは『アルセウス』におけるキング/クイーン戦に相当する要素。

暴走メガシンカポケモンは通常の何倍にも巨大化しており、技も通常のものとはまた違う強力なものを繰り出してくる。
当たったらほぼ間違いなく一発KOな大技が繰り出されることもあり、本作の戦闘のアクション要素はこれのためと言ってもいいかもしれない。

敵のHPも膨大になっており、こちらの技も通常時だと殆どダメージを与えられない。
そこでこちらもポケモンをメガシンカさせて暴走メガシンカに対抗する。ワザプラスならば暴走メガシンカポケモンに対して大ダメージを与えられる。通常時のワザプラスでもダメージが通るが、前述の通りコストが大きいため、効率よくバトルを有利に進めるにはやはりメガシンカに頼ることになるだろう。
敵に攻撃を当てるとエネルギーオーブをいくつか落とすので、これを拾いつつメガエネルギーを溜めてメガシンカしよう。
またキング/クイーン戦とは違い、時間経過でトレーナーの体力が回復する親切仕様。危ないと思ったら一旦ポケモンを引っ込めて回避に専念したい。

なお、途中で負けてしまってもそれまでに削ったHPを持ち越してそのまま再戦することもできるので、アクションに不慣れな人もめげずに何度も挑戦すれば勝機は訪れるだろう。

勝利後は暴走メガシンカポケモンに応じたメガストーンを入手できる。

通常のバトル形式と違うのはキング/クイーン戦やテラレイドバトルなどと同じなのだが、これらはプレイヤーへの説明不足が目立った。*56
その反省を踏まえているのか今回の最初の暴走メガシンカ戦はいわゆるチュートリアル戦闘になっており、仕様をプレイヤーが理解しやすくなっている。
それ以降の暴走メガシンカ戦も共に戦うMZ団メンバーが戦闘前と戦闘中にアドバイスをくれる。




ミッション


本作では物語の進行を司るメインミッションと、任意受注可能なサイドミッションの2種が用意されている。
メインミッションは本編のことなので、ここではサイドミッションについて説明。

サイドミッション

メインミッションにてマチエールの依頼で3件のサイドミッションを受注・達成完了後に解禁される要素。
メインミッションと並行して行うことができるミニイベント。街中の様々な場所で、人やポケモンが!の吹き出しを出しているので、そこを訪問することで開始される。!を出している人の場所は地図上で確認可能。主にメインミッションの進行で各ミッションの受注が解禁されていく。メインミッションの進行で消滅するということはないので好きなタイミングで臨むといいだろう。

内容は指定したポケモンを連れてくる、あるいは譲るというものであったり、バトルであったりと様々。
手持ちポケモンやバトルと関係なく探索やちょっとしたミニチャレンジによって達成できるものもある。

チュートリアルやバトルのテクニック伝授を兼ねていることもあるので、話もよく聞くとためになる。
またそれ以外でも、人とポケモンとのつながりについてのストーリーを兼ねていることが多いので、ポケモンとの交流が好きであればぜひ受注しよう。
X・Yにまつわる小ネタがいくつもあるのが見所。たまにツッコミ待ちなド天然イベントだったり理解が困難なほど奇妙な茶番だったりするけど……。
また、シリーズものになっているサイドミッションもある。それらは前段階のものをクリアしないと次が解禁されないという点のみ注意。

報酬はお金やけいけんアメ、木の実や各種便利な消耗品など。
たまにバトルを有利にするポケモンの道具やわざマシンが貰えることもある。これはサイドミッションで入手しない限り手に入らないので、見逃さないように!(ポケモンの道具については、エンディング後にある場所で購入することは可能になる)
事前に報酬は教えてもらえるので、欲しいグッズがある場合には報酬の欄を確認してみよう。

その他、ホロベーターの解禁条件になっていることもあるのでマメにこなせば移動が快適になる他、場所によっては結果的にメインミッションを達成するために必須だったりすることもある。
また、たまに御三家や色違い、他地方のリージョンフォームなど貴重なポケモンを入手できるミッションもある。




Z-A Battle Club


いつもと異なるバトルシステムを採用している本作は、通信対戦においても一味も二味も違う。
本作の通信対戦は最大4人で制限時間内に倒したポケモンの数を競い合うバトルロイヤル形式となっている。

なお基本的にボックスから出場メンバーを選出する。手持ちからも出せなくはないが、本作では「手持ち」というチーム扱いをされており、オンラインに入る前に予め3体にしておかなければならず、順番なども変更不可と不便な仕様。特に旅パからメンバーを選ぶ場合に面倒となっている。

3分間の制限時間内で4人のトレーナーがポケモンと共にステージ上を駆け回り、相手を攻撃していく。
この時はポケモンの交代にも制限がかかっており、相手にポケモンが倒されるまでに3回まで交代が可能となっている。
一度自身のポケモンが1体でも瀕死になったら戦闘開始地点に戻され、パーティーのポケモンが全快した状態でリスタートとなり、交代可能数もリセットされる。また、その試合で初めてやられたトレーナーにはメガエネルギーが2本分付与される。
ステージ上にはアイテムが出現することもあり、拾うと有利な効果を発揮する。なるだけ相手には取らせないようにしたい。
  • 赤のアイテム:自身のポケモン全員の攻撃と特攻が2倍に上昇
  • 青のアイテム:自身のポケモン全員の防御と特防が2倍に上昇
  • 緑のアイテム:自身のポケモン全員のHPと状態異常を全回復
  • ギーオー:メガエネルギーが溜まる

メガシンカで真っ当に戦うのもあり、オヤブンの質量攻撃で蹂躙するのもあり。中には迷彩が如く視認性の低い服を身に着け小型かつXSサイズのポケモンを使い隠密行動に特化するプレイヤーもいるなど戦略も様々。

ローカル通信以外にも世界中のトレーナーと競い合えるランクバトルも実装されており、本編中のZAロワイヤルと同じくZ~Aでランク付けされる。
順位や倒したポケモンの数でのポイント加算以外にも「初めてメガシンカさせた」「効果抜群の技を当てた」といった行動に応じてボーナス点がプラスされる。
更に本家ポケモンのランクバトルと違ってポイントのマイナスはなく、参加して放置同然にボーナスを得れなくととも何も下がることはなく、少しでもボーナスがあればプラスと、テクニックやポケモンの能力が皆無で最悪万年ビリであろうとも時間をかければ最高ランクであるAランクに行けるので、積極的にボーナス点を狙っていこう。

特定のランク*60になると、ここでしか手に入らないメガストーンが手に入るため、頑張って入手したい。
また、シーズン2からは上位入賞すると高確率でおうかんやガンテツボールもごほうびとして入手できることがある。

また、バトル開始前に表示されるトレーナーカードには「称号」を最大3つまで表示することが可能。
特定のタイプのポケモンをたくさん使用した証の「○○タイプ使い」やランクバトルで1位をたくさん取った証の「エリートトレーナー」といったものの他にも、色違いのポケモンを捕まえた「色違いコレクター」や図鑑完成時に貰える「ポケモン博士」など、ランクバトル内外問わず様々な称号が用意されている。つまりはポケモンでは非常に珍しい実績システムのようなもの。
各称号には金・銀・銅の3つのランク分けがされており、回数をこなすごとにランクも上がる。逆に取得が難しい称号は最初から金に分類されているものも。

シーズン2にして早々に伝説が解禁されたので、是非とも採用しよう。なおその3匹は同時に手持ちに入れることはできず、どれか1匹を選ぶことになる。
シーズン2のトップメタは、
  • 600族ドラゴンなどに強く、メガシンカこそできないが、伝説の種族値によってすべてを破壊するゼルネアス
  • そのゼルネアスに強く、600族の溢れる種族値と恵まれたタイプによって安定した活躍を見せるメガメタグロス
  • そのメガメタグロスに強く、A170の超高火力でかつての鬱憤を晴らすが如く暴虐の限りを尽くすメガガブリアス
そしてそのガブリアスに強いゼルネアス…と高種族値組の間だけで補完可能な三竦みが出来上がっている。特性がないことも相まって純粋な数値の暴力が効果的だ。



余談



  • 本作におけるミアレ御三家はチコリータワニノコ、そしてポカブの三匹。
    ジョウト御三家のうち『アルセウス』で御三家だったヒノアラシがポカブと入れ替わった形となっている。ついでに全員なんと3V確定個体である。
    本作では三匹ともタウニー(ガイ)の手持ちであり、主人公が選んだ以外の2匹は、タウニーがそのまま使う事となる。

  • 本作はオートセーブがデフォルトであり、過去作のようにこれをオフにすることはできない。
    どういった時にオートセーブされるかは「メインorサイドミッションを問わず、ミッションが開始ないしは完了した時」「ポケモンの捕獲に成功、またはイベントで入手した時(化石ポケモンの復元→入手だけは唯一の例外としてオートセーブが挟まれない)」「ZAロワイヤル下でモブトレーナーとのバトルが終了した時」「マップ画面からファストトラベル機能で移動した時」「ポケモンセンターを利用した時(正確には受付嬢と会話し終えるとオートセーブされる)」等々、あらゆる場面でオートセーブが挟まれるようになっている。
    そのため個体厳選が事実上不可能になったと思いきや、タイトル画面で↑+X+Bを同時押ししてバックアップデータを読み込むことで一応厳選はできるようになっている。
    ただし最後に寄ったポケモンセンターまでのセーブデータに戻される(=ポケセン手前から再開する)ため、従来のような「固定シンボルの手前でセーブし、理想個体が出るまでリセットの繰り返し」といった厳選は原則として不可能。逐一固定シンボルのもとまで赴かなければならない。

  • 今作はシリーズでも異質なレベルで社会風刺的な側面が垣間見え、特に近年取り沙汰されることの多い移民問題を(ポケモンフィルターをかけてとはいえ)真っ向から描いている。*61

  • 『Pokémon LEGENDS アルセウス』の続編ともいえる今作だが、時代も地方も違うので、関連は薄い。
    ただし、ミアレ美術館でちょうど「大ヒスイ展」が開催されており、当作に登場したオブジェクトの展示や資料を見学することができる。ちゃっかりシュウゾウの功績が後世まで残っていたり、ノボリがその後どうなったのかの逸話を知ることもできる。
    また、他の見学者に話を聞いてみると、自分が着用していた古代シンオウ人の服を寄贈した人が、ラベン博士のスケッチを懐かしそうに見ていたという奇妙な噂を耳にすることになる……。



メガ追記・修正は最強のメガシンカ使いにお願いします。



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最終更新:2025年11月14日 16:23

*1 『赤・緑』が1996年2月27日に発売されたことに由来する記念日。

*2 『X・Y』は『ブラック2』&『ホワイト2』と同時開発だった模様。

*3 実は過去のゲームの内部解析において開発コード「XZ」「YZ」とされるバージョンが開発されていた痕跡が発見されていたが、発売されていない以上開発中止・お蔵入りとなった可能性が高い(当時は『Pokémon GO』の監修、『ORAS』及び『SM』の開発なども重なってスケジュール的に困難だったと推測される)。

*4 「サウザンアロー」と「サウザンウェーブ」は第六世代の時点でデータだけはあった。このことからもやはりX・Yの開発時点でマイナーチェンジ版は企画されていたのだろう

*5 特に12番ワイルドゾーンに至っては元は単なる街の一角だったのにワイルドゾーンになった途端に一面銀世界になる変貌を遂げている。

*6 というかボーナスカードには「勝負を仕掛けてノックアウトしろ」というミッションがある

*7 流石に謝るどころか悪態をついてくるのは冒頭の女性が特別恥知らずだったと思いたい

*8 例:ランクアップ初戦での「夜ですが朝飯前です」 仕事が忙しいからと言う相手に「圧勝で終わらせます」 カラスバ戦での「その顔、歪ませます」

*9 もっとも、「勝ちます!」「戦います」など普通の選択肢も用意されているため、気に入らない場合はこちらを選べば良い

*10 話す言葉にミアレ訛りがないことを指摘する人物がいるので出身がミアレではないこと(少なくとも訛りが消えるほど離れている)のは確定している。また、ミアレシティから帰ろうとすると「空港行きの電車」と表記されるので飛行機を使う距離の可能性が高い。

*11 その一つも首から下は全て固定の「オールインワン」のため、自由度は皆無。

*12 例えばスリーフィンガーグローブは登場キャラと同じものは10万円もするが、そのカラバリは僅か2300円と2桁も違う

*13 スーツを着ているカラスバあたりのコーデなら、同じ眼鏡が売っているのもあり似たような恰好ができなくもない。

*14 LEGENDSシリーズとしては前作の『アルセウス』もこれにあたるが、ライバル枠になるのは実に『XY』以来12年ぶり。

*15 一応ドレスコード自体は存在せず問題にはならなかったのだが、下記の通り「ホテルZの宣伝のために正装しよう」、という提案にもかかわらず、主人公には「正装しろ」と要求してデウロに用意までさせておきながら、自分はラフな格好で通すので、借金までして宣伝しようとした件と真逆の行動も合わせて一貫性がない。

*16 また、タウニーは一応言葉遣いが礼儀正しいのに対して、ガイは口調にも配慮がない。

*17 しかも色合いが黄色っぽいのでバターを使うターメリックライスの可能性が高い

*18 なお有名な話だが、クロワッサンはバターを大量に使う、それを3つ+(おそらく)ターメリックライスでカロリーは勿論だが、クロワッサンがカレーに浸っている事も含めてかなり重い料理なのは想像に難くない。

*19 しかも、それを提案したのはタウニー自身。

*20 なお、ガイはカラスバ戦前に話しかけると「もう自分たちに依頼しようと思わないようにギタギタにやっつけてくれないか?」と言う台詞を口にするため、やる気がなくて手を抜いていたと言うのも考えにくい。そもそもカラスバ絡みのイベントが前述の通りなので、ここでも主人公に丸投げする発言も批判される一因である。

*21 ラストバトルにおけるタウニーの手持ちは6体のフルメンバーではあるが、種族値が低いor耐久面に問題を抱えるポケモンが多く、2体いるミアレ御三家もメガシンカの仕様上1体は素のまま戦うことになるのであまり強くない。最後に繰り出すメガシンカポケモンはそこそこ強いが、それでも有利なポケモンを出した上で回復を怠らなければまず負けない。

*22 住居をルームシェアで賄っていたが、シェア相手が速攻でオーディションに受かった結果1人では家賃を払い切れなくなりかけていた。

*23 スペイン語で柔らかいという意味のティエルノに対してデウロは硬いという意味で対となってる。

*24 理由としては「会員番号1ケタじゃない時点でモブと同じ」

*25 自身が「長命」ではあるものの「不老不死」ではないと言う事もあり、自分が亡くなった後のフラエッテの生きる理由にもなって欲しい、と言う考えもあったとの事

*26 一応他作品でも同等の大きさのはかいこうせんを撃てるポケモンはいるが、それはレックウザ等の「伝説のポケモン」に値するポケモンの話で、一般のポケモンのものとは比較にならない。

*27 トーナメント表用の写真を主人公が撮影するイベントがあるので、どこかから流用された画像ではない可能性が高い。

*28 本人曰くミアレシティからは出られないとのこと。逆にミアレシティ内なら自由とも言える。

*29 本作内で野生出現が確認されていないのはペロリーム・フレフワン・ハッサム等。中にはハガネールのように一部ミッション中にしか野生出現しない種類もいる。

*30 厳密には、メガシンカ元のポケモンとメガストーンを両方手に入れることで登録される

*31 この進化アイテム2種は一部サブミッションで1~2個入手できるほか、リワード戦の勝利報酬からランダムで貰える事がある。

*32 逆に言えば、この1000回勝利ミッションを達成すれば他のミッションを数個だけこなさずともリサーチレベル50に到達できる。

*33 「ポケモン図鑑に登録」#46の達成条件は230種登録。実質ポケモン図鑑の完成を意味するが、それで貰えるのは600ポイントだけと同ミッション#40以降と同じで、ミッション達成時におけるモミジの反応も変化無し。

*34 「ボスゴドラ(360kg)を荷物として運べ」と無茶苦茶を言う迷惑客をアンリと共に撃退するという内容

*35 メインミッションに関わる団体・組織のうち、ネームドが構成員どころか代表者にすらいないのは彼らだけである。

*36 実際、直接的な行動に出たのは彼らだけだが、ワイルドゾーンやクエーサー社に不満を述べる住民はそこかしこに存在する。

*37 ただしそれならクェーサー社の前でプラカードを持って抗議すれば済むため、劇中の彼らの行動はやり過ぎだった評さざるを得ないのだが。

*38 もっとも、クラベルはプレイヤーから勝手に疑われていただけで作中においては終始人格者として扱われており、作中でも疑いの目を向けられるクエーサー社とは事情が少し異なるが。

*39 特にマスカットは「周囲の無茶振りに対応する」「娘に頭が上がらない」「3m近い大男に半ば恫喝される」といった苦労人で、世のお父さんの同情や共感を持ちそうなキャラである。

*40 「カナ友」ではなく「カナリィのファン」と普段なら絶対やらない呼び方をしていたため、素でカナリィの名を呼んだとみるのが自然。しかも語尾も「~じゃろ」とタラゴン本来の老人口調になっている

*41 グリーズと同じ対応であることから、台詞の指定ミス(バグ)を疑う声もある。グリーズの方はそういうキャラ付けなので違和感なく愛嬌と受け入れる一方でこちらには怒りが湧く、というプレイヤーもいる模様。

*42 ガイだと「ムチャクチャだな」

*43 仮にミアレ住民全員が入会して心身を鍛えるにしても、人それぞれ学校や仕事があり当人の肉体やトレーナーの才能の個人差も考えると、全員を一定ライン以上強くできると考えるのは楽観が過ぎるだろう。産まれたばかりの赤子や妊娠中の女性、急な怪我や病気で不自由してしまう人の存在も考えるとタウニーやガイの反応もよくわかる。

*44 彼女はタウニー(ガイ)の方を向いて勝負を挑んできたが、タウニー(ガイ)が主人公に勝負をたらい回しした結果そのままバトルになった

*45 なお、元々借りたのは10万だったが、小さく見辛い文字で法外な利子があり、ここまで膨れ上がった。ポケモン世界に出資法とかはないのだろうか?

*46 ネタっぽいが、本作のポケモンの猛威を見ると割とシャレにならない話である……。

*47 剣盾だとヨロイ島のマックスレイドの報酬でしか得られないヨロイ鉱石10個。SVだと難易度が高いキタカミの里の鬼退治フェスの報酬であるまっさら餅でしか努力値リセットが出来ない。それを考えるとメガ結晶はミアレシティ中に大量にある上にピンクのカナリィぬいで量が増やせるので本当に超お手頃価格である。

*48 一応技のリキャスト時間の短縮というメリット自体はある。

*49 ただし、前述の通りこの辞退方法はガイ/タウニー側にも問題があり、「どうしても外せない用事があるから待っていてくれ」と伝えていればここまでの大騒動にならなかった可能性も指摘されている。とはいえそもそも大会参加に拒否権がないので、ユカリが全く悪くないわけでもない。

*50 なお、本人の登場以前からZAロワイヤルでMSBCのメンバーに勝つと「負けるとユカリゾーンに閉じ込められる」という発言を聞ける。

*51 妖精は本来、昨今のイメージのような可愛いだけの存在ではなく、命に関わるイタズラを平気で行うことがある。一方で、気に入られれば人智を越えた様々な手助けもしてくれる。

*52 Aランクではタウニーと戦うが、このバトルは敗けても進むイベント戦であるため、彼が実質的なチャンピオン枠としてフルメンバーのボス枠として出されたとも考えられる

*53 「記憶」は失っているもののかつての自分が何をやったのかは当時の「記録」を読む事で大体は把握している

*54 人物の特定については『SV』でボールとトレーナーIDが紐づいていることを示唆されており、その方法を使ったと思われる

*55 このワイルドエリア17には本作最強クラスと名高いくせに捕獲率がやたら低いエアームドが飛んでいるため、その捕獲や厳選のために屋上に向かう需要が高い。その際にカエンジシの群れを排除するのが面倒くさいため、すり抜けてはしごに向かおうとする→はしごや屋上にまで届くだいちのちからを喰らってダウン、と言う流れがとても発生しやすい。ちなみに屋上に着いたら着いたでオヤブンクチートの固定出現もあるので、本作屈指のダウンポイントとなっている。

*56 一部のキング/クイーン戦で重要になってくるシズメダマの投擲距離を伸ばす方法や、テラレイドバトルのみ発生するシールドなどを始めとした特殊な仕様は説明不足だったのか理解していないプレイヤーが多かった。特にテラレイドバトルは発売から数年たっても仕様を理解していないプレイヤーも多く、発売当初は高難易度のテラレイドバトルはソロではクリアできないという間違った情報まで出て来る始末。実際は対策を練ればソロでもクリア可能。

*57 この時期だと手持ちLvは20あれば高い方

*58 この発言の元ネタの人物も、フランス在住歴がある。

*59 こうかがないゴーストタイプ相手には普通に戦闘を行う

*60 シーズン1ではKランク。シーズン2よりメガストーンの配布ランクも引き下げられ、ランクアップ時の景品がおうかんやレアなボールなどシーズン1よりも豪華になった。

*61 ミアレシティのモデルとなっているパリでも、度々暴動が発生するなど近年移民問題が社会的な懸案事項となっている。

*62 NPCが『AZがメガシンカの起源であるホウエンに行った』と発言していることから少なくとも『X・Y』の世界観でもメガシンカの起源はホウエンであることが定説になっているのがうかがえ、故に『X・Y』当時におけるプラターヌ博士の発言も結果的に誤りになってしまっていることもその風潮に拍車をかけている。

*63 英語版では「MARSHU」の部分がマーシュの海外名である「VALERIE」に置き換わっているため、少なくとも「MARSHU」がマーシュを指すのは確実と思われる。

*64 NPCの発言である「あのガラル野郎先祖のリベンジかよ。」から、過去の両者の争いではカロス側が勝利を収めた模様。恐らくだが3000年前のAZが放った最終兵器が決め手となった可能性が高い。現実でもあのジャンヌ・ダルクが参戦した事で有名な百年戦争が勃発しており、こちらもフランスの勝利で終戦している。またここでの「ガラル野郎」は、本編中でユカリが自らの元に招待したと明らかにしていたダンデを指すと思われる。

*65 これ自体は『赤緑青ピカチュウ』から3年後の時系列である『金銀クリスタル』で、チャンピオン含めたポケモンリーグ関係者が3人入れ替わった前例があるため、別におかしい話ではない。