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第3話「素晴らしき訓練」

200 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 17:02:30.42 ID:59AVBRgn0

素晴らしき俺第3話「素晴らしき特訓」

俺「……ん」

部屋に差し込んだ朝日で目が覚める。目に映るは見慣れぬ天井。

俺「そうか……、軍に配属になったんだったな……」

意識がクリアになってくる。時計を見れば時刻は7:30を指している。

俺「……ふむ、流石は私だね。朝食の時間にぴったりとは」

ベッドから起きて着替えを始める。

服装は先日と同じスーツ。未だ私物が届いていないのでシャツだけ交換する形だ。

俺「今日にでも届くだろうか……」

201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 17:04:50.20 ID:N1YFCirY0
そらきた支援

202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 17:05:36.58 ID:d9PoSt3J0
支援!

203 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 17:07:22.02 ID:59AVBRgn0
もし届かなければ明日も同じスーツを着ることになる。それは3日も同じスーツを着るということであり、

俺「婦女子の前で3日も同じスーツなど――私の美学に関わる」

後でヴィルケ君に確認をせねば、と思いつつネクタイを締める。

やや乱れた髪を櫛でオールバックに整えた辺りで部屋のドアがノックされる。

芳佳「俺さーん、起きてますかー?」

俺「宮藤君かね、おはよう。――朝食のお呼びかな?」

芳佳「そうです、……支度はもう終わりました?」

俺「ああ、今終わったところだよ」

部屋から出て、宮藤君と共に食堂へ向かう。

204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 17:10:02.71 ID:mfifQ9YGO
素晴らしき支援

205 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 17:12:08.69 ID:59AVBRgn0
芳佳「今日の朝食なんですけど、俺さんって納豆は大丈夫な人ですか?」

俺「納豆か……、カラシやネギはあるかね?……勿論白いご飯も」

芳佳「任せてください、全部ありますから!……でもよかったぁ」

俺「何故かね?」

芳佳「俺さんって扶桑の方ですよね?髪も瞳も黒いですし。……でも納豆が苦手だったらどうしようって思って」

俺「……扶桑、ね」

芳佳「え?」

俺「いや、何でもないとも」

そうこうしている内に食堂へ着く。席は殆ど埋まっている。

206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 17:12:56.91 ID:HCYAj3kL0
what a wonderful support

207 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 17:17:04.21 ID:59AVBRgn0
俺「やあ、おはよう」

美緒「うむ、おはよう」

シャーリー「お、俺だ」

ルッキーニ「おはよー」

ミーナ「おはようございます、俺さん。よく眠れましたか?」

俺「心配ありがとうヴィルケ君。お陰さまでよく眠れたとも」

俺「……バルクホルン君とハルトマン君がいないようだね?」

ミーナ「トゥルーデはフラウを起こしに行ってるんだと思います。――彼女朝が弱いですから」

と、騒々しくドアが開けられ、件の二人が姿を表した。

208 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 17:22:12.09 ID:59AVBRgn0
バルクホルン「いい加減に起きろハルトマン!(私の妹の)朝食に遅れるだろうが!」

エーリカ「朝食の前に何か聞こえたような……」

バルクホルン「ななな、何を言っている!ま、まだ寝ぼけているのか貴様は!」

俺「やあバルクホルン君。朝っぱらから血圧が高いようで何よりだ」

エーリカ「あ、俺だ。おはよー」

俺「おはよう、ハルトマン君。君の方はむしろ血圧が低いようだ、鉄分を多く摂るといい」

エーリカ「……芋じゃだめ?」

俺「駄目ではないだろうが……まず無理だな」

エイラ「!」ピクッ

……何故かユーティライネン君が反応したようだが気にせず席に座る。

209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 17:26:48.26 ID:d9PoSt3J0
支援

210 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 17:27:28.40 ID:59AVBRgn0
ミーナ「全員揃いましたね、それでは朝食にしましょう」

「いただきま(ー)す」

俺「昨晩もそうだったが、宮藤君の料理の腕は大したものだね」

芳佳「えへへ、ありがとうございます」

俺「この納豆も自家製なのかね?」グリグリ

芳佳「そうなんですよー。まさかロマーニャで藁苞が手に入るなんて思いませんでした」グリグリ

ペリーヌ「俺さんもよくそんな腐った豆が食べられますわね……」

俺「……クロステルマン君、君の好みは君自身のものだ。だが、食べている人の前でその食品を貶すのはやめたまえ。
  ――俗に言うとメシマズだ」グリグリ

ペリーヌ「それは、その……すみません」

211 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 17:31:24.80 ID:59AVBRgn0
俺「なに、人それぞれ嫌いな物はあるとも。気にすることはない。……かく言う私はチーズが苦手でね。あんな牛乳の腐った
  物をよく食えるものだ」グリグリ

ペリーヌ「……貴方、つい先程自分が言った言葉を覚えていらっしゃいまして?」

俺「……はっはっは」グリグリ

ペリーヌ「笑って誤魔化さないで下さいまし!」

リーネ「……鳥頭」ボソッ

芳佳「?リーネちゃん何か言った?」

リーネ「ううん、この鶏の照り焼き美味しいなぁって」

朝から賑やかな食事も終わり、食後には軽い連絡が行われた。

212 :み、見てる人がいたらちょっとでもいいからコメントが欲しいんダナ!?:2011/02/18(金) 17:37:14.03 ID:59AVBRgn0
ミーナ「本日の予想ではネウロイの襲撃もないと思われます。よって、午前は自主訓練、午後は模擬戦を行います」

バルクホルン「(模擬戦か……よし)」

ミーナ「何か質問はありますか?」

俺「ヴィルケ君、私的な事で申し訳ないが……私の荷物はいつ届くか分かるかね?」

ミーナ「早くて今日の昼には届くようです。受取のサインが必要ですので荷物が届き次第追って伝えます」

俺「ふむ、着替えに難儀する心配はなさそうだね。ありがとう。――それともう一つ、皆に伝えたい事が」

ミーナ「なんでしょう?」

213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 17:40:16.52 ID:HCYAj3kL0
見てるンダナー
「俺」が胡散臭いンダナー
支援ナンダナー

214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 17:41:01.02 ID:OvljTfRCO
クックックッ…

支援

215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 17:42:31.20 ID:obzcgb370
しっかり見てるぞ
支援

216 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 17:43:07.50 ID:59AVBRgn0
俺「いやなに、私の事は『素晴らしき俺』と呼んd」

美緒「以上、解散!」

シャーリー「さーて、ストライカーの整備でもするかなー」

ルッキーニ「虫取りー!」

エーリカ「二度寝しよ……」

サーニャ「えっと、その……」

エイラ「あの男の言うことなんか真にうけちゃだめだぞサーニャ。さ、行こ」

ゾロゾロ

俺「……」

217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 17:44:23.27 ID:d9PoSt3J0
妖怪感想おいてけ……こんな所に居たのか……
支援

218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 17:46:18.95 ID:AVGanA7WO
こんなに支援貰っておいて・・・

べ、別に羨ましくなんか無いんだからねっ!!

219 :感想置いてけ!感想置いてけ!なあ!:2011/02/18(金) 17:50:38.04 ID:59AVBRgn0
俺「素晴らし『き』俺、ではなく、素晴らし『い』俺、の方が良かったかな?」

美緒「問題はそこじゃない!」

俺「うお、ビックリした。――なんだね坂本君、そんな大声で」

美緒「顔色一つ変えずにビックリした、とか言ってもまるで説得力がないな……。――それはそうと訓練だ」

俺「訓練?」

美緒「そうとも、自主とはいえ普通の隊員は訓練をするもので……、お前もそうだよな?」

俺「肩を掴みながら言うのは最早強制ではないのかね。……もし断ったら?」

美緒「……ここに烈風丸という刀がある。しかも丁度いい事に、人相手の試し切りがまだでな」

俺「ふふふ、トリガーハッピーならぬブレードハッピーかね。一度病院へ行くことをお勧めしよう」

美緒「ああ、お前や宮藤達との訓練を終えたらそうするさ。――で、参加するな?」

220 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 18:00:21.19 ID:59AVBRgn0

外では宮藤君達が既に準備運動を始めていた。

芳佳「あ、俺さんも訓練ですか?」

リーネ「……え?」

俺「ああ、このブレード中毒者に無理y(チャキ)――この辺りで自分の体力を把握しておこうと思ってね。
  何しろ体力不足で皆の足を引っ張る事は避けたい」

ペリーヌ「あら、殊勝な心がけですのね。……服はスーツのままですの?」

俺「ああ、このスーツは運動用も兼ねていてね、何も問題はない」

芳佳「(戦闘兼運動用スーツ……)」

221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:01:24.31 ID:YdTZzQ+00
今日は特別でね

支援

222 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 18:06:13.28 ID:59AVBRgn0
美緒「……最初は走り込みだ。まずは軽く基地外周を――宮藤達は1周、俺は3周だ」

俺「私の目標が多いのは男だからかね?」

美緒「お前の能力を高く評価している、と言って欲しいものだな。私も宮藤達が終わったらそのままお前の後に続くさ。
    ――始め!」

宮藤君達が走り出し、その後ろに坂本君が続く。

俺「さて、走り込みなど久しぶりだが……」

入念に準備運動を行う。特に足首、アキレス腱は重点的に。

俺「まぁ、最初は軽く行こうか」

走り出す。


223 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 18:11:39.80 ID:59AVBRgn0
先行していた宮藤達は、後方から近付くある音を聞いた。

それは土を踏みしめる音だが、極めて早い間隔である。

音はすぐにこちらに追いつき、

俺「やあ諸君。まだこんな所にいたのかね」スドドドドド

芳佳・リーネ・ペリーヌ・美緒「」

……それは、走法と言うにはあまりに異様すぎた。

 車並みか、もしくはそれ以上の速度で、

   腕を組んだままの上体を微動だにさせず、

      肉眼で捉えられぬ程速い足の動作で走る。

          ――それは、異様な走りであった。

(参考動画1:50~2:30)

224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:14:03.72 ID:yaKok/ZOO
な、なんじゃこりゃ…
支援

225 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 18:15:41.86 ID:59AVBRgn0
俺「それでは、お先に失礼するよ」ズドドドドド

最後の方はドップラー効果で声が低く聞こえた。

芳佳・リーネ・ペリーヌ・美緒「……気持ち悪っ!」

ペリーヌ「な、なんなんですの、あの走り方!?」

美緒「……宮藤達はこのまま続けてくれ。私は少し離れる」

芳佳「へ?どうかしたんですか?」

美緒「こちらにも軍人としてのプライドがある。――あんな馬鹿げた走り方に負けられん」

ペリーヌ「そ、そうですわ!追いついてギャフンと言わせてやってくださいな!」

リーネ「が、頑張ってください」

美緒「はっはっは、任せておけ。――待てええええええ俺ええええええええ!!!」ダッ

坂本少佐の奮闘が世界を救うと信じて! ご愛読ありがとうございました!

226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:16:43.60 ID:HCYAj3kL0
やwめwてwww


227 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 18:21:02.70 ID:59AVBRgn0

美緒「け、結局追いつけなかった……」ゼーハーゼーハー

俺「ふふふ、私の素敵走りが素敵でない走りに負けるわけがないだろう」

美緒「というか、い、息一つ切らしてないなど、……本当に人間か?」

俺「そこまで速度を上げたつもりはなかったのだがね。……全力の3~4割くらいか」

美緒「まだ上がるのか!?」

俺「調子のいい時は120km/hくらいは出せるね。……まぁ、出せて数分だが」

美緒「」

芳佳「さ、坂本さーん。どうでしたー?」

ようやく宮藤君達がゴールしたようだ。

俺「ふふふ、坂本君は愚かにも素敵走りに挑み、そして敗北した。――これに尊敬したのなら以後は私の事を
  『素晴らしい俺』と呼んでくれたまえ」

228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:24:13.68 ID:YdTZzQ+00
十傑走りでたwww

229 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 18:26:06.93 ID:59AVBRgn0
リーネ「素晴らしい、でも、素晴らしき、でも変わりませんし呼びませんから安心してください」

俺「……」

ペリーヌ「それにしても、あのおぞましい走り方はなんなんですの!?」

俺「ああ、あれは素敵走り、というものだ」

芳佳「素敵走り?」

俺「そうだ、――素敵だろう?」

リーネ「いいえ、全然。むしろ気持ち悪いです」

俺「先程からのビショップ君は切れ味が抜群でゾクゾクするね」

ペリーヌ「話を変えますけど、普通の方法で走れないんですの?正直に申しまして、私もリーネさんと同じ
      意見なのですけれど」

230 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 18:31:16.16 ID:59AVBRgn0
俺「……普通の方法とは?」

ペリーヌ「ええと、振り上げた足と逆の方向の腕を――。って出来ないんですの!?」

俺「物心ついたときにはこの走り方であったのでね」

気づけば「普通の走り方講座」が始まっていた。

 ――まずはこう、その場で足踏みを――振り上げた足と反対方向の手を振って……

  ――……まぁ、ここまでは大丈夫ですのね。

 ――それではこれらの動作の速度を徐々に上げて、肘の角度を90度に……

  ――そこ!腕を組むんじゃありません!

 ――もう!途中まではいいのに何故いつも気づけば腕を組んでいるんですの!?


231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:34:36.53 ID:zeQ698sI0
くれなずむ支援

232 :素晴らしき俺:2011/02/18(金) 18:35:56.35 ID:59AVBRgn0
芳佳「ペリーヌさん頑張りますねー」

美緒「元々面倒見は良い方であったようだからな」

リーネ「むしろあれだけやって出来ないのは、ある意味才能ですね……」

この「普通の走り方講座」は昼食の時間まで続き、最後まで俺が普通に走れるようになる事は無かった。

516 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 12:17:05.63 ID:t55mTlG+0


昼食後、届いた荷物――殆どスーツだが、にサインをして部屋に運び入れ、ハンガーへと向かう。

俺「遅くなった。模擬戦はもう始まっているようだね」

ミーナ「ええ、今はフラウとエイラさんが行っています」

俺「……見たところ千日手のようだが」

ハルトマン君の銃撃はユーティライネン君の、ユーティライネン君の銃撃はハルトマン君の空戦機動
によって当てることが出来ずにいる。

――結局、2人が制限高度を割ったところで引き分けとなった。

俺「ふむ、回避、という点では同じだが……」

エーリカ「なになに、どうしたのー?」

顎に手を当て考え込んでいると、ストライカーから降りた2人がこちらにやって来た。

517 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 12:23:41.51 ID:t55mTlG+0
俺「いや、今の2人の機動について考えていた」

エーリカ「ふんふん、それで?」

俺「ユーティライネン君の回避はこう、相手が次に放つ射線を知っていて、その線に身を晒さぬような動きだった」

俺「対してハルトマン君の回避は体系付けされた動き、――幾度もの訓練や実戦に基づく、幾重にも分岐する動作を連続して
  行う回避だ。基点が同じでも、次に起こす動作が毎回違うため酷く読み辛い」

エーリカ「……ちょっと俺の事見直したかも」

エイラ「(……ただの変人じゃなかったみたいダナ)」ヒソヒソ

美緒「(どうしてあの真面目そうな雰囲気でいられないんだ?)」ヒソヒソ

芳佳「(私、失礼ですけど俺さんのこと只の色物だと思ってました……)」ヒソヒソ

518 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 12:29:05.88 ID:t55mTlG+0
俺「何やら外野が五月蝿いが……、つまり?」

芳佳「エイラさんの固有魔法は未来予知なんですよ。だから、相手の次の攻撃がどこに来るのかも全部分かっちゃうんです」

俺「成程。それならユーティライネン君のあの機動も納得だね」

エイラ「……なぁ俺、ちょっといいか?」

俺「何かね?」

エイラ「お前が階級とか関係無しに皆を君付けにするのはまぁ良いとして、その、ユーティライネン君って呼ぶのやめてくれないか?
    慣れない呼ばれ方で背中が痒くってさ」

エーリカ「あ、それ私もー。ハルトマンだけとか、さん付けはまぁ聞くけど、君付けはちょっとねー」

俺「ふむ、家名で呼ばれるのが嫌とはね……。分かった、今後は使い分けることにしよう」

エイラ「ん、そうしてくれよ」

519 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 12:29:34.90 ID:ISWy0NOb0
支援

520 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 12:36:01.12 ID:t55mTlG+0
エーリカ「えーと、次の組み合わせは……」

バルクホルン「私と俺だ」

エーリカ「うわ、ご愁傷さま」

俺「スーパーエースと新人の組み合わせとは……。一体何のつもりかね」

バルクホルン「ふっふっふ、貴様には昨日の食卓で恥をかかされたからな。覚悟するといい」ニヤリ

俺「女性に対して可愛いと言って何が悪いのかね。全く、度し難い人だね」

バルクホルン「ま、まだ言うか貴様は!///」

俺「ともあれ、相手にとって不足はないどころか有り余って困るくらいだね。――君に勝てばこの隊で認めて貰えるだろうか」

バルクホルン「ほう、大した自信じゃないか。――後で吠え面をかくなよ?」

俺は自身のストライカーユニットへと赴く。固定台の近くにはシャーリー君がおり、興味深そうにそれを眺めている。

521 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 12:42:07.24 ID:t55mTlG+0
俺「シャーリー君、どうかしたかね?」

シャーリー「いや、こんな型のストライカーなんて初めて見たからさ」

俺「ふむ、確かに皆のとは少し毛色が違うようだ」

俺は改めて自身のストライカーを見る。白と銀を基調とした、やや長めの角張ったデザイン。胴は太く、主翼の付け根
から先端にかけて、台形の膨らみも見られる。

シャーリー「……軽戦タイプじゃないよな、どう見ても。――GR-3、これ型番か?」

俺「私も詳しいことは良く分からん。……今度バラして精査してみるか」

シャーリー「お、面白そうだな。私も混ざっていいかい?」

俺「女性の参加は大歓迎だとも」

バルクホルン「俺!早くしないか!」

俺「おっと、それでは続きはまた今度」

ストライカーユニットに飛び乗る。勿論スボン(パンツじゃない方)のを捲るような事はせず、裾からきっちりと入れる。

522 :人が少ないですねぇ。流石休日:2011/02/19(土) 12:48:07.77 ID:t55mTlG+0
俺「……」

意識を集中させて魔法力を顕現させる。大抵のウィッチは使い魔の耳や尾が生えてくるが、俺の場合は髪の一部に白い
ラインが入るだけである。

俺「調子は悪くないようだね。――行こうか」

上空では既に離陸を終えたバルクホルン君が待ち受けていた。

バルクホルン「模擬戦の条件を説明する。最低高度は2000m、武装はペイント弾を使用。勝敗条件は――」

俺「片方の被弾、もしくは制限高度を割ること、かね?」

バルクホルン「少しハンデをやる、お前は5発まで被弾しても構わん」

俺「おやおや、いいのかね?」

バルクホルン「すぐに勝敗が付いてしまってはギャラリーがつまらんだろう?……もっとも、決着までの時間はそう変わらん
         と思うがな」

高度4000m地点でバルクホルン君と対峙する。そのまま近づき、2人がすれ違ったところで――模擬戦が開始した。

523 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 12:53:34.03 ID:t55mTlG+0

ミーナ「始まったわね」

美緒「さて、あいつの空戦はどれほどの実力なのか……見極めるとしよう」

エイラ「ん、大尉が上を取ったな」

ペリーヌ「大尉、容赦無いですわね」

エーリカ「トゥルーデはズーム&ダイブを駆使した一撃離脱で……」

シャーリー「対して俺のストライカーは重いから、急降下はともかく急上昇についていけず、高度を取ろうにもバルクホルンに上から
       押さえつけられたまま、と」

ルッキーニ「あ、俺が被弾した」

被弾は2発、腰と左脚のユニット、その主翼付近だ。

524 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 12:59:03.87 ID:t55mTlG+0
美緒「ふーむ、流石にバルクホルン相手じゃ分が悪いか」

ミーナ「そうね……、次は宮藤さんかペリーヌさんと当たらせましょうか」

と、会話の合間にまた被弾。今度は左肩と腕だ。

バルクホルン『どうした、もう後がないぞ?』

俺『……』

エイラ「ま、大尉相手に頑張った方じゃないか?」

シャーリー「少しは手加減してやりゃいいのに、あの堅物。えーと、次の組み合わせは、と」

エーリカ「……決まるよ」

芳佳「え?」

エーリカの言葉に皆が空を見る。

525 :今の時間見てる人とかいるんだろうか?:2011/02/19(土) 13:02:29.25 ID:t55mTlG+0
美緒「オーバーシュート?」

見れば、バルクホルンが俺を追い越す所であった。

シャーリー「珍しいな、アイツがミスなんて」

ペリーヌ「今の俺さん、妙な減速だったような……」

エーリカ「……」

バルクホルンは俺へと振り向き、両手の機関銃の弾をばら蒔いて牽制。が、

バルクホルン『――何!?』

見えぬ何かに引かれるようにしてその姿勢を左に崩す。俺はその隙だらけの体にペイント弾を――

526 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 13:07:43.45 ID:t55mTlG+0
美緒「そこまで!勝者、俺!」

俺『やれやれ、何とかなったか。――それにしても銃というのは相変わらず騒々しい武器だね』

エイラ「……うっそーン」

芳佳「ふえー」

ミーナ「トゥルーデ、今日は調子が悪かったのかしら?」

模擬戦を終えた2人がストライカーを固定させてやって来る。


619 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 20:00:57.12 ID:t55mTlG+0


俺「はっはっは、どうだったかね、今の模擬戦は」

芳佳「バルクホルンさんに勝っちゃうなんて凄いです!」

バルクホルン「偶然だ!急に気流が乱れて――」

シャーリー「おやおや負け惜しみかなー?こんな低空で乱気流なんてあるわけ無いだろー?」

バルクホルン「ほ、本当だ!」

エーリカ「……ねぇ俺、トゥルーデが姿勢を崩したのって俺の仕業?」

え?と、エーリカ君の言葉に皆が首を傾げる。


622 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 20:07:58.28 ID:t55mTlG+0
俺「うむ、よく気づいたね。説明しy

『説明しよう!』

一同「!?」

『俺の固有魔法は『真空』、つまり空気の無い場所を作り出すという能力であり、俺はそれを薄い刃として撃ち出すことで
 敵を両断する!』

『しかし!今回は真空を『球状』に、己の後ろ、そしてバルクホルン大尉の横に発生させることでエアポケットを作り出した!
 その結果として自身を急減速させ大尉のオーバーシュートを誘発、更に振り向いた大尉の姿勢をも崩したのである!!』
 (CV.千葉繁)

芳佳「……千葉繁って誰ですか?」

俺「シッ、――あれは悪名高い『(有)説明代行』だ。ああやって勝手に説明や解説をしては料金を請求する、新手の押し売りだよ」

エイラ「売り付ける対象がニッチ過ぎないか?」

ペリーヌ「俺さんの個人情報ダダ漏れですわね……」

623 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 20:10:23.16 ID:Bs81cWjr0
説明代行だと…



624 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 20:12:57.09 ID:t55mTlG+0


皆が今の声をなかった事にする方向で意見が一致した。

俺「気をとりなおして。それでは説m

『説明しよう!』

俺「せt

『説明しよう!』

俺「……」

指パッチン。                         バシャーン (アア、タイショウガウミニオチタ! (オチツケ!オマエガギョウムヲヒキツグンダ!

俺「説明しよう、私の固有魔法は以下略」

シャーリー「へー、そうだったんだー。驚いたなー(棒)」

芳佳「私もですー(棒)」

エイラ「そうなのかー(棒)」

625 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 20:14:19.82 ID:bes299lv0
さよなら、説明代行(´・ω・`)


626 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 20:19:09.22 ID:t55mTlG+0
俺「最も、離れた場所に真空を作り出すのは制御が面倒であまり多用はできないが。――それにしてもエーリカ君はよく気づいたね」

エーリカ「新人いじめに夢中でも、トゥルーデがあんな初歩的なミスをするはずないもん。それなら、俺が何かしたんだろうなって」

バルクホルン「固有魔法とは卑怯な……」

俺「固有魔法の使用制限は聞いていないが。それに君も固有魔法で2丁機関銃なんてしているではないかね」

バルクホルン「ぐぬぬ」

627 :もう5レスもせずに終わりそう!OBCに間に合うよ!やったねたえちゃん!:2011/02/19(土) 20:25:04.28 ID:t55mTlG+0
エーリカ「ねーねー、気づいた私偉い?」

無論だとも、と言いつつ、髪に指を差し込むようにして撫でると、エーリカ君は気持よさそうに目を細める。

ミーナ「それでは次の組み合わせです。シャーリーさんと――」

配属されて2日目の午後はこうして過ぎて言った。


俺「ふう、今日の夕食も素晴らしかった。入浴の時間まではまだしばらく時間があるが……」

俺は少し考え、

628 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 20:30:39.76 ID:t55mTlG+0
俺「やはり腹筋、背筋の強化しかあるまい」

早速梁へとよじ登った。

………
……

ペリーヌ「俺さん、私達の入浴が終わりましt

    「□
    人  ビッタンビッタン
((<○> <○>))  <ワンモアセッ!
    ⇔
ペリーヌ「」

629 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 20:31:17.37 ID:bes299lv0
Oh……

630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 20:33:04.03 ID:Bs81cWjr0
まwたwかwwwwww

631 :素晴らしき俺:2011/02/19(土) 20:38:07.85 ID:t55mTlG+0
俺「やあ、ペリーヌ君か。連絡御苦労」ビッタンビッタン

ペリーヌ「」

俺「……どうかしたかね?」ビッタンビッタン

ペリーヌ「き……」

俺「き?」ビッタンビッタン

ペリーヌ「きゃああああああああ」

ペリーヌが悲鳴をあげつつ逃げていく。

俺「……」ビッタンビッタン

俺「……ふむ、ネクタイが垂れ下がっているのは見苦しかったか」ビッタンビッタン


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最終更新:2011年03月04日 19:59
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