ミーティングルームにてウィッチたちは集められた。
尚、ミーナがオレは別の世界から来た人間という事を説明した。
オレ「というわけで、この部隊で働く事になったオレだ。よろしくなー。」
手をヒラヒラさせて、軽く挨拶する。
他の者たちは驚き戸惑いを隠せなかった。
ペリーヌ「この泥棒と仲良くするなんて冗談ではありませんわ!!」
エイラ「サーニャに手を出したら許さないからナー。」
サーニャ「・・・・・・。」
予想はしていたが、言われると腹が立つな。
言い返そうとした時、ミーナが説明する。
ミーナ「オレさんは、ウィッチという結果が出ましたので私達の部隊に入隊する事になりました。」
シャーリー「へぇー、男性なのにか?」
ルッキーニ「すっごーい!!」
エーリカ「ふーん、それは面白いね。」
坂本「リーネ、宮藤。」
リーネ・宮藤「「はい!!」」
坂本「オレの基地案内を頼む。オレはあの二人について行くんだぞ。」
――――――――――――――――――――――――基地内
~風呂場~
リーネ「ここが、お風呂場です。」
オレ「へぇー。」
宮藤「私達がお風呂に入る時間帯は後で教えて置きますね。」
オレ「ああっ・・・。」
~食堂~。
リーネ「ここが食堂です。」
オレ「腹が減って、リンゴを盗んだからな。ここは知っている・・・。」
宮藤「あはははっ・・・」
~ハンガー場~
リーネ「ここが、私達のストライカーユニットを整備しているハンガーです。」
オレ「ここが、ねぇ・・・。」
宮藤「後、シャーリーさんルッキーニちゃんがよくここにいる事があります。」
オレ「シャーリーがオレンジ色の髪で、ルッキーニはツインテールで肌が褐色の子だよな。」
リーネ「ええっ。そんな感じです。」
オレ「だいたいは、見回ったな・・・後は、使い魔でも探してみるわ。」
宮藤「一人で大丈夫なんですか?」
オレ「大丈夫だ、問題ねぇ。」
手をヒラヒラさせてハンガーから去り、使い魔を探しに森林へ向かう
――――――――――――――――――――――――森林
オレ「なんの使い魔にしようかね。」
森を探索するオレ。
だけど、犬や猫が全然、見つからない。
オレ「参ったな・・・。」
使い魔が見つからず困っている。
オレの背後から何かが近づいてくる。
勿論、オレは気づいていない。
音も無く忍び寄る何か。
オレはようやく気付いて背後を見ると・・・一匹の大蛇がいた。
オレ「なんだ・・・どうしたんだ?」
手をクイクイッとすると大蛇はオレの手に昇る。
噛みついてくる様子は無い。どうやら、人になれている蛇の様だ。
よく見ると結構傷だらけである。相当な戦を潜りぬけた様子が解る。
オレ「・・・まぁ、蛇を使い魔にするのも悪くないかもな。なーんて。」
そう言うと、大蛇はニョロニョロとオレの後ろに回り、鎌首をしてポンッと尻に当てた。
オレ「・・・マジか?」
眩い光に包まれた。
閃光が晴れるとオレの腰から蛇の尻尾が出ていた。
オレ「ふーん・・・なんか、カッコいいねぇ。」
――――――――――――――――――――――――翌日・滑走路
坂本「よーし、これから、訓練を行う!!」
宮藤・リーネ・ペリーヌ「「「はいっ!!」」」
元気に返事を返す3人の少女。肝心のオレはというと・・・。
オレ「・・・めんどくせぇ。」
物凄くやる気のない顔だ。
坂本は顔色を変えずに、オレに言う。
坂本「鍛錬を怠れば、死に直面するぞ。」
オレ「・・・そいつは困るな。やるとしますかね。」
ダルそうに立ち上がり、背を伸ばしコキコキと肩を鳴らす
坂本「態度は悪いが、やる気があれば十分だ。まずはランニング基地10周走って来い!!」
スタコラッと基地を十周走る事になった。
~訓練なので省略~
オレ「・・・しんどい・・・。」
ペリーヌ「情けないですわね・・・。」
坂本「休んでいないで、次は筋トレだ。」
オレ「うへぇー・・・」
~訓練なので(以下略)~
坂本「訓練終了!!」
オレ「・・・あんの眼帯女。キツイ訓練ばかりやらせやがって。」
大の字に寝っ転がって疲れながらも憎まれ口は言う。
宮藤「あははは・・・・。」
リーネ「お、お疲れ様です・・・。」
オレ「・・・よっと、あら?」
立ち上がった途端、景色がグニャリと曲がり倒れてしまった。
――――――――――――――――――――――――医務室
オレ「・・・・ハッ!!」
宮藤「あ、気が付きました?立ち上がった途端、倒れたんですよ。」
オレ「・・・情けないな。」
リーネ「・・・あの、オレさんって別の世界から来たんですよね?」
オレ「んっ・・・、そうだけど?」
宮藤「だったら、家族とか待って「いねぇよ、家族なんて」・・・えっ?」
オレ「事故で死んじまったよ。俺を残して・・・。
俺は半分、自暴自棄になって喧嘩に明け暮れて、
最後は両親と同じように・・・車に轢かれて死んだかと思ったさ。」
リーネ「そう、だったんですか・・・。ごめんなさい。」
オレ「謝る必要はねぇーよ。
話の続きだが、車に轢かれそうになったガキを助けたんだよ。
どういう理由かは知らないけど、こうして俺は生きてんだ。
少しだけは神様に感謝しているさ・・・。」
皮肉に言って笑う。二人はなんか、悲しく申し訳ない顔をしていた。
オレ「んな、顔するなって・・・。」
宮藤「オレさん。」
オレ「あー・・・そのよう、女は泣いてると幸せが逃げるぜ。」
リーネ「は、はい・・・すみません。」
オレ「少し横になるわ。もう、大丈夫だからさ。」
宮藤「はい、お大事に。何かあったら呼んでくださいね。」
二人は医務室から出て行く。
一人残されたオレはフゥーとため息をつく。
オレ「・・・なんで、あんな事を話したんだろうかな。俺は・・・。」
昔の俺だったら、突き離す様な言葉を言うか無視するかだったのに・・・。
なんで、こんな事を言うのか。
それが何なのか、今の俺には理解できなかった。
最終更新:2011年04月07日 18:23