------------夕食後・執務室------------
コンコン
私「失礼します」
私「お話とはなんでしょうか」
ミーナ「大したことではないですが、本題に入る前に事務的な連絡を。お風呂は皆さんが入った後に入ってください」
私「はい」
ミーナ「ストライカーは明日のお昼頃に到着します。そのときにあなたの実力を見たいので
模擬戦をします。よろしいですか?」
私「はい、問題ありません」
ミーナ「それと言う必要は無いと思うけど、あなた以外は女性なので問題を起こさないようにしてくださいね」
私「はい」
バルクホルン「もういいかミーナ」
ミーナ「えぇいいわ」
バルクホルン「ではここからが本題だ。戦歴無し、撃墜数0というのを踏まえ話し合った結果、普段の基礎体力面での訓練は宮藤軍曹などと一緒に坂本少佐が担当する。その他飛行訓練などは私が担当する。異論は無いか?」
私「ありません」
バルクホルン「しばらくはネウロイが来ても出撃しなくていい。充分に訓練したら出撃ということでいいな」
私「はい」
バルクホルン「以上だ。何かあるか?」
私「ありません」
バルクホルン「では下がってよし」
私「失礼します」
ガチャ バタン
バルクホルン「フラウにも見習ってもらいたいものだな」
ミーナ「でもちょっと気掛かりね」
バルクホルン「何がだ?」
ミーナ「周りと合うかどうかよ」
バルクホルン「まぁ協調性は大切だが本来軍人はあのようにあるべきだ」
エーリカ「なんかトゥルーデがもう一人増えたみたいだね」
バルクホルン「エーリカいつの間に!」
エーリカ「「失礼します」からずっといたよ」
バルクホルン「最初から居たのか!」
エーリカ「まぁね。気付いてなかったのトゥルーデとミーナだけだよ」
バルクホルン「何!?私兵長が気付いていたとでも?」
エーリカ「うん。だって目合ったもん」
バルクホルン「お前というやつは……」
ミーナ「ねぇフラウ」
エーリカ「何?」
ミーナ「私兵長についてどう思う?」
エーリカ「真面目そうでいいと思うけど、ちょっと堅いのがなぁ。それと……」
エーリカ「目に生気がなかった」
----------風呂場--------------
シャーリー「(只今お風呂には“私”がいます)」
エーリカ「(今から突撃して嬉恥ずかしハプニングを決行)」
シャーリー「(ポロリもあるよ)」
エーリカ「(驚き慌てふためく姿を見るのが目的です)」
シャーリー「(それでは行きましょう)」
ガチャ
シャーリー「あれ?いな――」
オフロカラバシャア
エーリカ・シャーリー「ぎゃあああ!」
私「大尉と中尉。まだお風呂入っておられなかったのですか?」
エーリカ「何してたの?」
私「お湯の中で息を止めてました」
シャーリー「なんで?」
私「訓練みたいなものです。それよりお二人が入っていないとは思いませんでした。今すぐ出ます」
エーリカ「いいからいいから一緒に入ろうよ」
シャーリー「気にしない気にしない」
私「ならご一緒します」
シャーリー「そうそうご一緒しましょう」ムニムニ
私「」
シャーリー「(無反応だと……)」
エーリカ「へぇ意外に筋肉質なんだね。服の上からじゃわからな――」サワサワ
シャーリー「どうしたエーリカ?」
エーリカ「“私”ってさ、ネウロイと戦ったことないんだよね」
私「はい」
エーリカ「じゃあさ、なんでこんなに体中傷だらけなの?」
シャーリー「なんだって?本当だ……」
私「……」
エーリカ「ただの訓練じゃここまで傷だらけにならないし、明らかに訓練で出来るはずのない傷もあるよ。例えばこの傷は火のついた煙草を押し付けられたやつだよね?」
シャーリー「おいおいなんだよ。どうしたんだよこれ」
私「……私が出来損ないだからです。お先に失礼します」
-------------------------------------------------
坂本「なるほど虐待か……」
シャーリー「親にされてたのか?」
坂本「いや、それはないな」
エーリカ「なんで?」
ミーナ「いろいろ彼について調べて重大なことがわかったのよ」
坂本「私兵長は現在の京花帝国総理大臣の息子だ」
シャーリー「そりゃまたすごいのがうちに来たな」
坂本「さすがに首相が息子を虐待するとは考えられないな。おそらく陸軍だろう」
バルクホルン「ところで少佐、竹井大尉とは連絡できたのか?」
坂本「京花の陸軍に連絡してみたんだが竹井も西沢も京花にはいないと。扶桑の海軍にも連絡してみたんだがそっちにもいない。行方知れずだ」
ミーナ「私も独自に調べてみるわ」
坂本「なんで二人が体の傷のことを知ってるんだ?」
エーリカ・シャーリー「ギクッ」
バルクホルン「まさか風呂に侵入したとかではないだろうな……」
エーリカ・シャーリー「にっげろー」スタコラサッサ
バルクホルン「コラ待て!!」
---------翌日・午前------------
坂本「基地の周りを10周」
宮藤「準備運動でもう……無理……」
ペリーヌ「本当に情けないわねあなたは」
リーネ「頑張ろう芳佳ちゃん」
坂本「しっかりしろ宮藤」
私「坂本少佐」
坂本「ん?なんだ?」
私「私も10周でしょうか?」
坂本「なんだ不満か?なんだったら100周してもいいんだぞ。はっはっは」
私「わかりました」
宮藤「もう……ダメ……」
ペリーヌ「ほんとに……あなたってひとは……」
リーネ「ペリーヌさんも……疲れてるじゃないですか……」
ペリーヌ「うっ……うるさいですわ!……」
坂本「情けないぞお前たち。“私”を見てみろ」
私「」タッタッタッタ
ペリーヌ「あんだけ速度を出して全く疲れが見えませんわ」
坂本「ちなみに今38周目だ」
宮藤・リーネ「ええぇぇ!!」
ペリーヌ「化け物ですの?」
-------------1時間半後----------------
私「終わりました」
坂本「すごいじゃないか。あんだけ走って全く疲れが見えないな」
私「ありがとうございます」
坂本「あと50周はいけるんじゃないか?はっはっは」
私「行ってきましょうか?」
坂本「その心意気やよし。行ってこい!はっはっは」
私「わかりました」
ペリーヌ「超がつくほど真面目ですのね」
リーネ「でも100周走った後にもう50周って……」
宮藤「すごすぎて何も言えない……」
------------45分後---------------
私「終わりました」
ペリーヌ・宮藤・リーネ「……」
坂本「はっはっは」
坂本「今日の訓練はこれで終わりだ。ストライカーが届いたらしいから見てくるといい」
私「ありがとうございます」
宮藤「あぁ終わった……」
坂本「お前たちはまだだ」
ペリーヌ・宮藤・リーネ「……」
最終更新:2011年05月08日 12:48