------------------ハンガー-------------------
シャーリー「“私”じゃないか」
私「こんにちは」
シャーリー「そういえばストライカーが届いてたな。ちょっと見せてくれないか?」
私「はい」
シャーリー「これか?」
私「そうですね」
シャーリー「また奇抜なデザインだな。なんだっけ、どっかで見たことあるような……」
私「チェッカーフラッグです」
シャーリー「そうそうそれ。パーソナルマークは“満開の桜木と天使と悪魔”」
シャーリー「ひとつ聞いていいか?」
私「“狂花”と“泥花”の由来はわかりますが、“天使と悪魔の主”の由来は知りません。申し訳ありません」
シャーリー「いやこっちこそ変なこと聞いてごめん」
私「あまりいい話ではありませんが、わかる方の通称の由来。聞きますか?」
シャーリー「話したくないならいいぜ」
私「話したくないわけではありませんが、ではまたの機会にとっておきます。私からも一ついいですか?」
シャーリー「ん?なんだ?」
私「大尉はここで何をしていたのですか?」
シャーリー「シャーリーでいいよ、そんなに堅苦しくなくても」
私「上官を愛称で呼ぶなど恐れ多いことです」
シャーリー「ま、強要はしないけどさ。私はここで自分のストライカーの整備をしてたんだよ」
私「ご自分で、ですか?」
シャーリー「あぁそうだ」
私「なぜご自分でなさるのですか?」
シャーリー「機械いじりが好きだからだな。ところでそれどのくらい速いんだ?」
私「機動力重視なのでそこまで速くはありません」
シャーリー「なるほど」
バルクホルン「ここにいたか」
シャーリー「バルクホルンじゃないか。どうした?」
バルクホルン「“私”に用があってな」
私「私にですか?」
バルクホルン「昼食後に
模擬戦をするからそれまでにストライカーの整備をしておけ」
私「わかりました」
バルクホルン「それにしても奇妙なデザインだな。製作者の気が知れん」
私「……」
シャーリー「バルクホルン、ちょっと話がある」
バルクホルン「何だリベリアン」
シャーリー「それじゃあ、整備頑張って。ほらほら行くぞバルクホルン」
バルクホルン「なんだ馴れ馴れしい」
バルクホルン「話とはなんだ」
シャーリー「あのストライカーのことだよ」
シャーリー「普通ストライカーの整備って整備兵がするんじゃないのか? 私が言えたことじゃないけどさ」
バルクホルン「あぁそのことか。あのストライカーに付属して手紙が入っていたんだ」
シャーリー「手紙?」
バルクホルン「「“私”のストライカーは彼自身で整備させてください」と書いてあった」
シャーリー「理由とかは?」
バルクホルン「特に書いてなかったが、差出人の名前は竹井大尉だった」
シャーリー「謎だな。それともう一つ、あのストライカーのデザインについて」
バルクホルン「あのふざけたデザインがどうした」
シャーリー「多分あれ元々のデザインじゃないと思う」
バルクホルン「どういうことだ?」
シャーリー「塗装にむらがありすぎてた。それと白と黒以外の色もちらほらと見えたから、ド素人が塗装したんじゃないかと」
バルクホルン「じゃあ何か。あれは彼自身が塗ったとでも?」
シャーリー「それないな。思うに“私”の性格上、塗るんだったらもっと丁寧に塗るはずだ。だから第三者が故意でやったんじゃないか?」
バルクホルン「謎だな……」
-----------------昼食後・模擬戦------------------
ミーナ「このペイント弾が体、もしくはストライカーに被弾したらそこで終了。さらに相手の背中に触るか、相手の後ろに20秒間着いた場合も終了とします。シールドの使用は不可、固有魔法は可とします。何か質問はありますか?」
私「銃器の使用は何丁までですか?」
ミーナ「特に制限はありません」
私「わかりました」
バルクホルン「今後の訓練などの参考にしたいので今回の模擬戦は私が相手をする。戦歴は無いみたいだが手加減はしないからそのつもりで」
エイラ「それじゃあ“私”が不利じゃないノカ?」
坂本「それもそうだな」
バルクホルン「じゃあ私の固有魔法を教えよう。私の固有魔法は身体強化だ」
私「私も固有魔法を言ったほうがよろしいでしょうか?」
バルクホルン「いや良い。模擬戦のあとで構わない」
私「わかりました」
ミーナ「それじゃあ準備してください」
坂本「ところでなんでお前たちがここにいるんだ?」
エーリカ「そりゃ気になるでしょ。基地の周りを150周してピンピンしてる人の実力がさ」
エイラ「それって本当ナノカ?」
リーネ「本当ですよ。もうびっくりしちゃいました」
エイラ「150周ってだいたい120キロダヨナ」
リーネ「それを3時間ほどで」
ペリーヌ「同じ人間とは思えませんわ……」
宮藤「……」
リーネ「どうしたの芳佳ちゃん?」
宮藤「私くんはなんで武器のことを聞いたんだろう」
エイラ「確かに気にナルナ」
ブゥウウウウウウウウウウウウン
エーリカ「なーるほど」
-------------基地上空---------------
バルクホルン「(なるほど。コウモリの翼手を使うとはな)」
バルクホルン「なんで自分の手にはマグナム2丁なんだ?」
私「短機関銃だと弾のスピードが遅いので。主に翼手の短機関銃2丁、ここぞというところでマグナムを使います」
バルクホルン「なかなか面白いじゃないか。だが、私はそんな単純じゃないぞ」
ミーナ『準備はいいですか?』
バルクホルン『ちょっと待ってくれ』
バルクホルン「一つだけ質問があるんだが、もしそれで不利になるようであれば答えなくていい」
私「なんでしょうか」
バルクホルン「“私”は自己紹介のとき使い魔を2体使役していると言っていたが、見たところコウモリしか出てないようだが?」
私「同時に発現することができないので、今はコウモリしか出していません」
バルクホルン「なるほど」
ミーナ『よろしいですか?』
バルクホルン『構わない』
ミーナ『それでは……始めてください!』
最終更新:2011年05月12日 09:38