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人命救助レクチャー

- 翌日 -

俺は太陽が昇る前に目が覚めた

カレンダーを見て、今日の日付を確かめる

俺「…あと1日…今日を入れて2日…か…」

溜息をつきながら、ベッドで未だ寝ているエーリカを見た

俺とエーリカが同じベッドで寝るようになったのは、最近の事だ

エーリカは、バルクホルン大尉にバレないように、こっそりと部屋を抜け出しては、俺の部屋へとやってくる

エーリカ「…すぅ…」

俺「……かわいい寝顔だな…」

エーリカの寝顔を見た後、俺は机の上にある書類へと目を移した

俺「…げっ……すっかり忘れてた…」

書類を見た俺は、重大な事を忘れていたせいか、血の気がすっと引いた

俺「………えっと…501のウィッチに人命救助等などの講習を行う事……だってさ…」

 「…仕方が無い…みんなには報告していないが、今日やろう…」

俺はこの事をヴィルケ中佐には言っておかないといけない気がしたので、早速隊長の部屋へと向かった





― 朝のミーティングにて ―

俺「と、いうことで…悪いが、今日みんなには人命救助の講習を受けてもらう」

坂本「それならば仕方が無いな…今日の訓練は中止だ」

ルッキーニ「やったー!」

坂本「ルッキーニ、人命救助の講習も訓練の一環だぞ?」

ルッキーニ「えぇーっ!?」

バルクホルン「そういえば、ハルトマンはどこだ?」

ミーナ「まだ起きてないのかしら?」

バルクホルン「まったく…朝のミーティングの時間だというのに…ちょっと叩き起こしてくる」

大尉は席をすっと立ち上がり、ハルトマン&バルクホルン部屋へと進路を向けた

俺(まずいっ!!!)

俺「あ…えーっと…大尉…?」

バルクホルン「ん? なんだ、俺医師?」

俺「えっとだな…エーリ…じゃなくて、、ハルトマンなら俺が起こしてこようか…?」

バルクホルン「いや、私が叩き起こしてくる」

俺「いや…でも……って、行っちゃった…」

シャーリー「俺、どうしたんだ? 様子がおかしいぞ?」

俺「いや…なんでもない…」

どうする?

今、エーリカ兼大尉部屋にエーリカは居ない…

もし、俺の部屋でエーリカが寝てるって事がバレたら……

エイラ「俺、顔が真っ青だゾ?」

俺「…ちょっと、トイレに行ってくるっ!!」

エイラ「なんダ、俺は我慢してたのカ」




俺「さて…どうやって…」

俺は、自室前でエーリカをどのようにして、大尉の部屋に戻すかという事を考えていた

そんな時

バルクホルン「ん? 俺医師じゃないか」

俺「…や、やぁ…」

バルクホルン「そうだ…さっき部屋に行ってみたんだが、ハルトマンが居なかったんだ」

俺「…ほ、ほぅ…一体どこに居るんだろうなー(棒)」

バルクホルン「まったく……」

この様子だと、バレる心配は要らなさそうだ…

バルクホルン「それより、俺医師。 今、俺医師の部屋に灰ってもいいだろうか?」

俺「!? な、なぜっ!?」

バルクホルン「この前、書類を届けたとき、私宛の書類が混じっていたかもしれないんだ」

俺「そ、そんな事なら、俺が後で探しとくって!!」

バルクホルン「それでは、俺医師に迷惑を掛けてしまう。 明後日の朝にはスオムスへ行ってしまうのだから、余計な用事は与えたくない」

俺「だ、大丈夫だって!気にするなって!」

バルクホルン「いや、私は気にする。 では、失礼するぞ」

大尉はMy roomのドアノブに手を掛け、ガチャリとドアを開けた

俺「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇい!!」

俺は咄嗟に、大尉の進路を遮った

バルクホルン「どうした? なにかマズイ事でもあるのか?」

俺「いや…そういう訳ではなくてだな……その…」

俺は頭をフル回転させて、言い訳を考えた

俺「そ、そう! 今、俺の部屋には、エロ本が散乱してるから、待ってくれっ!!」

バルクホルン「ななな…/////」

最悪…

フル回転させて、考えた言い訳が…エロ本って…

俺の頭はどうかしてる…

でも、これなら大尉は部屋に入るのをやめてくれるだろう…

バルクホルン「そ、そそそれはそれで、大問題だっ!!//// 入らせてもらうっ!/////」

俺「うえぇぇぇぇぇっ!?」

ヨソウガイデス…

マサカ、コンナコトニナルトハ…

大尉は部屋の中へ勢い良く入っていった

バルクホルン「……ん? その…俺医師…エッチ…な本が無い…ぞ…? /////」

俺「…まさかとは思うが…エロ本が見たくて、部屋に突入したんじゃないだろうな?」

バルクホルン「ちがぁぁぁぁぁうっ!!////// 私は、書類を取りに来ただけだっ!!///////」

俺「だよな」

バルクホルン「まったく!! では、探させてもらうぞっ!!」

大尉は、エーリカが寝ているベッド近くのデスクへと近づいていった

これは、マズイ!!

バルクホルン「えっと……私の書類は……ん?」

大尉の視線がベッドへと移された

やべぇぇぇぇっ!バレるって!!

またも、俺の頭がフル回転させて、この場の回避方法を考えた

考え付いたのが…これだ

俺は以前、本棚に紛れ込んでいたエロ本を思い出し、咄嗟に探した

だが、見つからない!!

どこにある?どこだっ!?

…思い出したぞ! ゴミ箱の中だっ!!

俺はゴミ箱を漁り、ついにエロ本を発見した!!

そして、俺はエロ本を大尉の目の前へと持っていった

俺「バルクホルン大尉!! これが目に入らぬかっ!?」

バルクホルン「!?//// な…ななななな…/////////」

顔を物凄い勢いで真っ赤にするバルクホルン大尉

どうやら、エーリカを発見されずに済んだみたいだな…

俺の考えでは、これで一件落着だった

しかし…

バルクホルン「俺医師っ!!////// 貴様という者はっ!!///// こ…こんな…エ、エエエエッチな本をっ!!///////」

俺「俺は別にエロ本なんざに興味はねぇって……ま、待て…魔法を発動させて何を……や、やめろっ!! 殴るのだけはやめろっ!!」

バルクホルン「ずおりゃぁぁぁっ!!/////」

俺「ひっ!?」

いつもなら、ここで殴られてちゃんちゃん状態だが、今朝の俺は一味違った

エロ本をバッと開き、表紙以上に過激な内容をバルクホルン大尉の目へと焼き付けさせた

バルクホルン「ずおりゃ……ふにゃぁぁぁぁっ!?///////」

大尉は猫みたいな声をあげて、床へペタンと座り込んだ

そして、気絶した

俺「ありゃりゃ…」

ちょっとやり過ぎたかなと思っているところで、天使様が目を覚ました

エーリカ「…んん……うるさいよ…俺……って、なんでトゥルーデがここに?」

バルクホルン「」プシューッ ///

俺「……気にするな……。 さ、バルクホルン大尉を抱えて…エーリカ、ミーティングに行くぞ…」

エーリカ「は~い……むにゃむにゃ…」





俺「今、戻った…」

気絶した大尉を背負いながら、ミーティングルームに戻ってきた俺

その後に、今にも寝てしまいそうなエーリカが続く

ミーナ「トゥルーデ!? どうしたの!?」

隊長が慌て近寄ってきた

俺は、事実をぼやかしながら、遠回しに伝えた

ミーナ「そう、倒れたのかと思ったわ…トゥルーデは大丈夫なのよね?」

俺「ああ、大丈夫だ」

ヴィルケ中佐がほっと息をついたと同時にバルクホルン大尉も目を覚ました

バルクホルン「…う……」

エーリカ「あ、起きた」

俺「大丈夫か?大尉」

バルクホルン「…ああ……私は何を…」

俺「え、えっと…廊下で倒れてたから…その…助けてやったというか…」

バルクホルン「そうか……すまなかったな…」

どうやら大尉は、記憶を無くしている様だった

俺としては、非常に助かった

ミーナ「トゥルーデが何とも無くてよかったわ。 では、今から俺さんによる人命救助の講義を始めます」





俺はみんなを前にして、講義を始めた

話し始めてから、30分

ヴィルケ中佐、バルクホルン大尉、クロステルマン中尉や坂本少佐、リトヴャク中尉などは真面目に話を聞いてくれている

しかし、中には眠そうにしていたり、眠っている者もいた

俺「それで、不自然な呼吸、または10秒以内に呼吸が確認できなければ、胸骨圧迫へと移る」

俺は喋りながら、寝ている者の傍へと近寄る

起きている者は、何だろうという顔をして、俺の動きを見つめた

そして、俺はターゲットを射程にいれた

俺「…起きろ…スオムス娘!」

コツン!

エイラ「痛っ!? 何すんだヨ!!」

俺「寝てるのが悪い。まぁ、退屈なのは解らなくもないが…」

エイラ「ったク……」

スオムス娘は、ふてくされながら、渋々起きた

スオムス娘の大声で、眠そうにしていた宮藤軍曹やビショップ曹長、シャーリーが起きた

しかし、神経の図太い者もいるらしい

その2人が、ルッキーニ少尉と俺のフィアンセことエーリカである

俺はこの2人の効率の良い起こし方を知っていた

俺「…ルッキーニ少尉、ハルトマン中尉……お菓子が目の前にいっぱいあるぞ…」

2人「「どこ!?どこ!?」」

二人は息ピッタリであった

俺「………はぁ……」

ルッキーニ「ぶぅ~ お菓子ないじゃん!」

エーリカ「俺の嘘つき!!」

俺「わかった、わかった! この講義が終わったら、やるから!」

ルッキーニ「絶対だよ!」

俺「はいはい…」

この後、特に何の問題も起きずに講義は終了した





- 俺の部屋 -

俺は講義を終えて、部屋でくつろいでいる

講義が終わるなり、すぐさまお菓子を要求してきたルッキーニ少尉とエーリカには、大量のお菓子を渡し終えていた

ちくしょう… 2ヶ月分のお菓子が…

俺「……暇だな…」

俺は暇そうに椅子に座りながら、机の上に置いてあったお菓子をパクパクと食べていた

このお菓子なんだが、俺は買った覚えが無かった

まぁ、エーリカやルッキーニのものだろう…

勝手に食べてては、まずいかな…?

俺「ま、いっか。 それより、本当に暇だな…」

仕方が無い…

スオムス娘にイタズラでもしてみるか…

そう考えた俺は、スオムス娘の部屋へと向かった

俺「あれ? 居ない…」

スオムス娘の部屋に入ってみたが、目的の人物は居なかった

俺「仕方が無い…本人がいないんじゃどうしようもないし…… 部屋に戻るか…」

ちくしょう… 無駄骨だったぜ…

- 俺の部屋 -

俺「……なんじゃこりゃ?」

俺は部屋に戻るなり、自分の身体の一部に異常を覚えた

俺「………お、大きくなってる……」

なぜだかは分からないが、俺の竿が膨張していた

俺「う~む…… 困った…」

別に興奮してはいないし… 本当にどうしたものか…

俺のロッドの長さは、興奮時で最長18cmだったが、どうも今はそれ以上の長さになっている

俺「……これはもしかして…新病か…?」

医師といっても無免許だが、医師である俺は、まず一番にこのことを考えた

ズボンの中に手を入れて、竿を確かめる

俺「……いつもと変わらないような…気がする」

触診してみたところ、なんら普段と変わりない

俺「……ま、ほっとけば治るよな…」

俺は特に気にせず、ズボンの一部を盛り上げながら、椅子に腰掛けた

そんな時、ドアがこんこんとノックされた

俺「どうぞ」

ガチャッ

シャーリー「よう!俺!」

俺「ん?シャーリーか。 珍しいな、俺の部屋に来るなんて」

シャーリー「ちょっと、お知らせがあってね。 今日の午後に、ビーチでバーベキューするから!」

俺「バ、バーベキュー?」

シャーリー「そう! 俺はスオムス出身だから、あまりした事ないだろ?」

俺「まぁね」

シャーリー「きっと、バーベキューの魅力にハマる…………////」

俺「?? どうした、急に顔を赤くして?」

途中までは、いつもの明るくて楽しそうに喋っていたシャーリーなのだが、急に黙り込んでしまった

顔を真っ赤にして、俺から目線を逸らした

どうしてだろう…?

俺が、何か気分を損なわせてしまったのか?

俺「…えっと……俺、何かマズイことでもした…?」

シャーリー「そういう訳じゃないんだけど……その…///」

俺は、シャーリーの目線がある一部を捉えたことに気づいた

俺「…ああ、これのこと? さっきから、小さくならねぇんだよ」

シャーリー「!!////」

こんな事を女性に聞くのは、セクシャル・ハラスメントかな…?

でも、大丈夫だろう

俺「いやぁ~ 本当に困ったわ」

そう言うと俺は、竿をズボンの上から勢い良くポンポンと叩いた

シャーリー「と、ととととにかく!!/// 午後はバーベキューだからな! じゃぁなっ!!////」

バタン!

俺「あり…? 行っちゃったよ…」

終始、顔を真っ赤にしていたシャーリーは、勢い良く部屋を出て行った

出て行く際に、シャーリーが「エッチ…///」とつぶやいたような気がしたが、俺は気にしなかった

午後はバーベキューか…

楽しみだな…

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最終更新:2011年07月20日 22:29
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