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父と子の2話「Age1945」

Age 1945

俺「たく、急に転属なんて面倒臭い。別に俺じゃなくたって他の奴をいかせりゃいいだろうが!」

下士官「最前線ですから俺中佐位腕の立つウィッチでなければ意味がないみたいです」

俺「剣聖なんて無駄な称号を受けるんじゃなかったよ。こいつのせいで色々面倒事が増えるばかりだ」

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俺「まだ配属先には着かないのか?いい加減空の旅もあきたんだけど?」

下士官「もう暫く我慢していてください、今日明日中には到着できるはずです」

俺「もう暫くの辛抱か…こんなんじゃ体がなまっちまうぜ」

友「たまにはこんな事があってもいいだろ、落ち着けよ」

俺「そうだな、愚痴ってもしょうがねーか」

友「俺なんてお前をロマーニャでおろしてからまだ暫く空の旅なんだぞ?」

俺「そういやお前はアフリカ派遣だったな」

友「そういうこと。けど軍も思い切った事するよな、5人のうち2人も国外へ派遣するとはね」

俺「扶桑は安全だからな。アピールも兼ねてだろうさ」

操縦士「報告します!!前方にネウロイが出現しました!近くの基地へ救援を頼みましたが暫くこれないみたいです。少しゆれますからつかまっていてください!」

俺「おーおー。いきなりお出迎えだな」

友「全く、こんな輸送機じゃネウロイなんて振り切れないぞ?」

操縦士「右翼に被弾!エンジン止まりました!」

俺「流石にこんなとこで死ぬのはごめんだね。死ぬなら女の腹の上って決めてんだよ。俺の紫電改を出してくれ」

下士官「しかし中佐お一人で戦うおつもりですか?」

俺「俺の撃墜スコア知ってるだろ?大型だって一人で落としてやんよ!」

友「おーう、俺達が逃げる時間稼いでくれよ」

俺「任せとけ」

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俺「よっしゃ、行くぜ!今日も紫電改ちゃんの調子は上々、童子切も鬼の変わりにあの化け物をきりたがってる!」

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俺「しかしネウロイも厄介になったよなあ。ついにコアまで移動するようになったか」

友「聞こえるか、時期に救援が来る。無茶はするな」

俺「無茶しないとネウロイがそっちを狙うけどいいのか?」

友「それは勘弁してほしいな。後10分頑張れ」

俺「後10分か……おい、お前の三日月宗近貸せ!」

友「嫌だよ!お前に前かしたら刃こぼれさせたじゃないか!」

俺「そうだっけか?過ぎた事はいいだろアレをやるから1本じゃ足りないんだよ!」

友「しかたないな、投げるから海に落とすなよ?そらっ!」

俺「ナイスピッチ、それじゃやりますか。刃こぼれさせるとアイツがうるさいし、魔法は使っておくか」

俺「さて、剣聖が奥義、ネウロイごときが受け切れるかな?…走れ雪月花!」(スパッ!)

俺「ふ、俺に斬れないものなんてこの世にねーよ」

友「ばっか!何余裕ぶっこいてんだ。コアをつぶせてないぞ!」

俺「そうだった、コアが移動するタイプだった…まずっ」

友「お前はどうなってもいいから俺の三日月宗近だけは絶対にどうにかして守りぬけよ!」

俺「俺と刀どっちの心配してるんだよ!」

友「刀に決まってるだろ!国宝だぞ国宝!」

俺「俺だってその国宝を扱う国宝だろうが!そんな事言ってる場合じゃない、非常にやばいぞ…」

???「烈、風、斬!」

俺「すげぇ…ネウロイが粉々になったぞ?」

???「うおおおお、どりゃあああああ!」

???「シュトゥルム!」

???「トネール!」

???「どうやら間に合ったみたいね。俺中佐お怪我はありませんでしたか?」

俺「あ、どうも。お陰で助かりそうです。ええと、お名前を聞かせてもらってもいいですか?」

ミーナ「ええ、連合国軍第501統合戦闘航空団司令ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐です」

俺「あ、俺が配属される先の一番お偉いさんね」

ミーナ「間に合ってよかったわ。じきネウロイも倒し終わります、俺中佐はもう輸送機へ戻ってもらっていても大丈夫ですよ」

俺「それじゃあ、先に戻らせてもらいます。基地でお会いしましょ」

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俺「ただいまー。ほらよ、ありがとな」

友「よかった、無事に戻ってきてくれて…」

俺「さっきと言ってること違うじゃないか」

友「お前の事じゃないよ!ああ、宗近たんぺろぺろ…」

俺「そっちの心配かよ。ストライクウィッチーズがネウロイをかまってる間に俺達はこの空域を離脱させてもらうよ」

操縦士「ラジャ。この空域を抜けて基地へ向かいます」

俺「そうしてくれ」

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操縦士「基地が見えてきました、このまま着陸します」

俺「生きて無事に着けたか。彼女達には感謝しないといけないな」

友「そうだな。しかし噂には聞くストライクウィッチーズ、みんな美人揃いだったな」

俺「お前の行くアフリカも美人揃いって聞くぞ?」

友「そうなんだよ。アフリカの星ことマルセイユ大尉もいるからね」

俺「手を出すなよ?世界中の男から恨まれるぞ?」

友「お前じゃあるまい。お前こそ手を出すなよ?」

俺「あんな美人さん達を口説かないなんて逆に失礼だろう?」

友「はいはい、ホドホドにな」

俺「おう。さー荷物の積み下ろしも終わったみたいだ、俺は行くぜ。この戦争が終わったらまた扶桑で会おう。そこで勝負の決着をつけようぜ」

友「それ、死亡フラグじゃないか。まあそれも悪くないか。勝ち逃げは許さないからな?」

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俺「そろそろ彼女達も戻ってくる頃か、お、戻ってきたな」

ミーナ「俺中佐、遅くなって申し訳ありません」

俺「全然待ってないよ。それよりも改めて先ほどはありがとうございました。お陰様で俺も友人も無事でした」

ミーナ「こちらも本当に間に合ってよかったわ。孤軍奮闘してた俺中佐のお陰です」

俺「俺はただ単に逃げ回ってただけだけどね」

ミーナ「大型相手に一人で逃げ回るなんて普通じゃできませんよ?」

俺「じゃあ運が良かったのかな。それよりミーナ中佐、立ち話よりミーナ中佐の部屋のベッドでゆっくりお話を

ミーナ「それでは、基地を案内します。後は仲間も紹介しないといけないわね」(ニコッ)

俺「へいへい。あとミーナ中佐、笑顔が怖いよ?」

ミーナ「そうかしら?」(ニコーッ)

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俺「いいねいいね。さっきは遠目でちらっとしか見えなかったけど近くでみたらみんな可愛い子や美人さんばっかりじゃない」

ミーナ「手は出さないでくださいね?報告書にきっちり書かれてましたから…後はわかりますね?」

俺「ちっ あの爺書かなくてもいいことを報告書に書きやがって」

ミーナ「それでは…今日から我が連合国軍第501統合戦闘航空団に正式に配属になった俺中佐です」

俺「うーっす」

坂本「俺中佐だと!?」

ミーナ「美緒どうしたの?そんな血相を変えて」

坂本「俺中佐といったら扶桑で傑出した剣士に贈られる剣聖の称号を持つ者の1人だ」

ミーナ「だから大型相手に一人で何とかできていたのね」

坂本「報告書のスコアを見てみるんだ、注釈があるはずだぞ?」

ミーナ「注釈?…全部単独での撃破。大型10!?」

俺「でもそれコア移動するタイプになる前の記録だし、大型も全部よわっちい部類だったから当てにしないほうがいいよ」

バルクホルン「それでも一人で倒すとなると中々できないものだ。なあハルトマン」

エーリカ「やろうと思えば私達でもできなくもないと思うけど面倒そうだからやだねー」

ペリーヌ「なにやら物騒なものを聞いた気分ですわ…」

宮藤「凄いんだねー」

リーネ「よしかちゃん、凄いってレヴェルじゃないよ?私達が相手にしてるネウロイをやろうと思えば一人で倒せちゃうんだよ?」

宮藤「ええっ・・・・・・!?」

ミーナ「ただし、素行に問題あり。女性に対して手癖が悪い…ね」

俺「そのあたりも気にしないでもらいたいね」

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俺「どうもー俺中佐です。こんな地上の楽園のような所へ配属されるなんて夢にも思わなかったよ。みんなヨロシク」

坂本「やはり俺中佐でしたか。噂はかねがね聞き及んでいます」(ガタッ)

俺「噂…ね。あまりいい噂じゃないだろう?」

坂本「いえ、私生活面ではなく剣士としての噂です」

俺「あーあー私生活じゃなくてそっち方面ね。なら意外とマトモな噂だったろう?」

坂本「近いうちに手合せや稽古をつけて頂きたい」

俺「いいよいいよ。野郎の相手ばっかりだったから可愛い女の子の稽古とか張り切っちゃうよ」

ミーナ「一応こんなのでも中佐なのでみなさんくれぐれも失礼のないように」

坂本「付け加えると、扶桑の最強の剣士の一角で人間国宝クラスだ。腰にぶらさげている刀も国宝だ」

ミーナ「国宝……?」

俺「この刀な。童子切安綱っつって扶桑じゃ天下五剣なんてたいそうな名がついてるんだ。勿論贋作や裏打ちじゃなくて真打さ」

坂本「俺中佐は剣聖の称号を授かっているから、その刀は本物だ」

バルクホルン「人間国宝クラスだかその刀が国宝かはどうでもいい。見た限り私生活にかなり問題があると見える」

俺「大丈夫大丈夫問題ないって。可愛い女の子を口説かないなんて逆に失礼だろう」

バルクホルン「ここは街中ではない!」

ミーナ「そうねえ。おいたしたらお仕置きが必要ね」(にっこり)

俺「あはははははは……気を付けます」

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坂本「俺中佐、少しよろしいでしょうか」

俺「えーと…」

坂本「坂本美緒です。階級は少佐だ」

俺「はいはい、美緒ちゃんね。それにしてもさっきの烈風斬っていうのはすごかったねー」

坂本「俺中佐にそのように褒めて頂けるなんて剣士として光栄です」

俺「いやー俺なんて陸上じゃ剣聖だのなんだのと持て囃されてるけどネウロイとの戦いだと足元にも及びそうにないや」

坂本「そんな事無いでしょう。現に大型のネウロイをただの剣技で真っ二つにしていたではありませんか」

俺「一応ただの剣技じゃなかったんだけどね」

坂本「と、言われますと?」

俺「ここに集められているような子はみんな持ってるだろう?」

坂本「固有魔法ですか?」

俺「そーそーそれ。あれも一応使ってるから大型もなんとか斬れるだけさー」

坂本「大型を斬れるだけでも十分じゃありませんか。私など魔力を大量に消耗させてようやく大型を斬れる未熟な身」

俺「大型をぶった切れる時点で未熟とかねーよ」

坂本「けどもっと技を磨かねば……だからお願いします、私に稽古を付けてください」

俺「いいよいいよさっきも言ったろう?可愛い女の子相手ならいくらでも稽古しちゃうって」

坂本「可愛い女の子?冗談も休み休み言うべきです」

俺「美緒ちゃんも含めてここの子たちはみんな可愛いよ」

坂本「私はもう20になるので女の子といわれるのは抵抗があります」

俺「俺と同い年か。けど気にするな、俺から見たら美緒ちゃんも可愛い女の子だ」

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俺「んー、美緒ちゃん。教えることなんて何もないんだけど」

坂本「いえ、きっとどこかあるはずです」

俺「いやー、正直本当に何も言う事がない。後は只管このまま鍛錬を積むこった。としか言う事がないんだけどなー」

坂本「些細な事でいいんです。何か気づいた所があればお願いします」

俺「些細な事か。些細なねぇ……」

坂本「何か分かった事がありましたか?」

俺「いやー、美緒ちゃん中々いい尻してるなーと」(ナデナデ)

坂本「」

俺「んん?どうしたー?」

坂本「な、何をするかあああ!」(ブンッ)

俺「うおあぶねっ。人の脳天に木刀はやばいって。死ぬって」

坂本「ハァ、ハァ……。一度三途の川を渡ってこればよかったものを……」

俺「白刃取りできたからいいものを。おっ、尻だけでなくて胸もなかなか……」(モミモミ)

坂本「俺中佐……言い残す事はあるか?」

俺「ちょっとした出来心だったので許して貰えるとありがたいとか?」

坂本「そうか。烈風丸の錆にしてくれるわ!烈風斬!」

俺「……舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色、奥義・極!」(シュパッ)

坂本「烈風斬を切り裂いただと!?」

俺「あぶねー。俺も刀持ってて助かった……。随分と驚いているようだけどどうした?」

坂本「烈風斬を切り裂かれるなど考えもしなかった」

俺「俺を誰だと思ってるんだよ。剣聖が一人、俺。俺に斬れないものなんてこの世に存在しねーよ」

坂本「やはり頼む!やはり私に色々と教えてくれ!」

俺「教えるといってもなあ…」

坂本「頼む」

俺「わかった、それなら条件がある」

坂本「どんな条件だ」

俺「簡単な条件。美緒ちゃん俺の女になってよ」

坂本「なにっ!?」

俺「なっ、簡単な条件だろう?」

坂本「そんな馬鹿げた条件があるか!」

俺「俺って欲しいものはどんな手を使ってでも手に入れようとする癖があるからね」

坂本「話にならん!」

俺「それじゃー、さっきの話はなかった事で」

坂本「くっ……」

坂本「俺中佐、先ほどは女の子相手にならいくらでも稽古すると仰っていましたよね?」

俺「そんなことも言った気がするけど、それはもう無しでヨロシク」

坂本「………」

俺「さってと。俺もだいぶ鈍ってるみたいだから軽く稽古でもするかな」

坂本「………」(ギリッ)

俺「どうしたの美緒ちゃん、そんなとこにいつまでも突っ立って。危ないよ?」

坂本「わかった。お前の女になろう、これでいいのだろう?」

俺「は?それ本気で言ってるの?」

坂本「背に腹は代えられん」

俺「あんな冗談を本気にしちゃうあたりかわいいなあ」

坂本「冗談だと?」

俺「うん、冗談」

坂本「そうか……覚悟はいいな?烈風斬!」

俺「だから、そんな物騒なものをぶっ放すのは危ないってば!!」

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俺「そういうわけで何度も言うが俺から教えられる事はもう何一つない!」

坂本「本当にそうなのか?」

俺「教えられるとしたら俺が使う技位なんだが……これが少しばかり特殊で教えてもきっと使えないだろう」

坂本「試しにやらせてはくれないか?」

俺「そこまで言うなら気が済むまでやってみればいいか」

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俺「これで気がすんだろ?俺だって出来るようになるまで何年かかったとおもうんだよ」

坂本「俺の言うことが正しかったのかもしれないな」

俺「けどいいじゃないか。美緒ちゃんにはあの烈風斬があるんだからさ」

坂本「烈風斬か……だがあれは」

俺「だがあれはどうしたんだ?」

坂本「いや、何でもない。私はこれからも自分の技を磨いていくことにする。烈風斬を超える真烈風斬を会得してみせる」

俺「真烈風斬か。けどあれを会得できた奴なんてここ最近居ないって聞いたぜ?」

坂本「ならば、私が会得してみせる」

俺「けど真烈風斬といったら確か……」

坂本「わかっている。だが私にはもう時間が残されていないんだ」

俺「俺もまだ衰えは出ていないけどそのうち飛べなくなるのかね~」

坂本「宮藤の家系みたいに魔力の衰退がないかもしれないぞ?」

俺「それはないや。うちの家系でウィッチなんて1人もいなかったしな」

坂本「そうだったのか。ウィッチの家系ではなかったのか」

俺「まーね。もともとは剣の道を進んでいたんだけど誰だったかなー誰だかと手合わせしたときにウィッチの素質があるとか言われてこっちへね」

坂本「そうだったのか」

俺「ああ、それにしてもあの雲耀とかいう技は凄かったな」

坂本「黒江か」

俺「そう、黒江って人だよ、俺をウィッチに仕立てあげた人は」

坂本「なるほど、それなら……」

<<警報音>>

俺「何だ何だ?」

坂本「ネウロイが現れたみたいだ。出撃だいくぞ」



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最終更新:2011年08月09日 01:31
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