Age1961 上空
先輩「ASMを全弾大型に射出!後はいつも通りいくよ!」
ウィッチーズ「了解!」
俺「何だろう、あのネウロイさっきのと雰囲気が違う」
先輩「どういうことだい?」
俺「わかりません、そんな感じがするだけです」
ウィッチ「ASM全弾命中……えっ、効いてない!?」
先輩「何だって!?HQこちらウィッチ中隊、今回のネウロイはちょっとワケあり見たいだ。艦砲射撃による支援を要請する」
HQ「支援要請了解。これより該当空域に支援砲撃を開始する」
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先輩「戦艦の主砲だよ!?なんで効かないんだよ」
ウィッチ「先輩どうしますか?このまま撤退しますか?」
先輩「退くわけにはいかないだろ。ウィッチの攻撃ならなんとかなるかもしれない、いくよ」
ウィッチ「うっそー、私の射撃が全部弾かれるわ」
先輩「ならこのハンマーならどうだ!……っつー、なんて硬さだい」
俺「ネウロイが進化してる……?」
先輩「この間、一気に強くなったばかりだってのに早すぎるよ。」
俺「こんどは俺がやります!……霞切り!」(スパッ)
俺「うそっ、切れ込み程度しか入らない!?」
先輩「あんたでもだめかい。本当にどうするか」
ウィッチ「どうするんですか?ネウロイからの攻撃でもう2人落ちちゃってますよ?」
先輩「弾もだめ、ハンマーによる打撃もだめ、こいつの刀による攻撃は微弱なダメージを与えられるか。よし、俺。またお前があれをぶった切れ」
俺「俺がですか?」
先輩「ダメージを与えられそうなのはお前だけみたいだからな。この間見せてくれたあの技でも烈風斬でもいい。あのデカブツにかましてやりな!」
先輩「ならまた前みたいに攻撃は私たちがどうにかしてやるからお前はあのデカブツをぶった切る事だけに専念しな」
俺「了解」
先輩「お前らいいか?この坊やをネウロイの攻撃から全力で守りな」
ウィッチーズ「了解!」
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先輩「いいかい?攻撃はなんとしてでも私たちが止める。チャンスは1度だとおもってやりな……大型に接近するよ!」
俺「母さん、俺に少しでいいから力を貸してください」
俺「烈風斬!」(ドーン!)
先輩「ネウロイの装甲が弾け飛んだ!俺、コアが見えてるよっ」
俺「父さん、父さんも俺に少しでいいから力を貸してください」
俺「舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色、奥義・極!」(シュパッ)
(ピカッ!)
俺「!?」
先輩「なんだいこの光は。まさかコアが爆発する!?」
俺「うわああああああ」
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先輩「……なんだい爆発じゃなくてただ凄い光が発せられただけだったかい」
ウィッチ「先輩、大型ネウロイはコアを失い消滅しました」
先輩「またあの坊やに助けられちまったね。よくやったよ俺。後でご私が褒美にいいことでも」
(……)
先輩「俺?返事をしな」
(……)
先輩「おい、俺の反応は?」
ウィッチ「あれ?ついさっきまで反応があったのに今は反応がなくなってます」
先輩「嘘だろ?ほんの数秒前までは居たじゃないか。すぐそばに居た私はこうしてピンピンしてるのに俺だけ居なくなるなんてどうなっているんだい?」
ウィッチ「わかりませんよ。でも海へ落ちていくのを見た者もいませんし」
ウィッチ「もしかして神隠しでも起こったとか?」
先輩「本当に神隠しにでも遭遇してしまったのかね……念のため一帯の捜査、空母に連絡して何か変な反応がなかったか問い合わせろ」
ウィッチーズ「了解」
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Age1945
俺「いやー、みんな凄いね。俺なんて居なくもいいんじゃないの?」
宮藤「いえ、俺中佐だって凄かったですよ?あの大きなネウロイを真っ二つにしちゃうなんて夢でも見てるのかとおもいました」
俺「真っ二つにしてもコアに当てられなきゃ意味がないけどね」
リーネ「でも、真っ二つにしてくれたおかげでコアの動きが止まって狙撃することができました」
バルクホルン「坂本少佐の烈風斬も凄いが俺中佐のあの攻撃も凄まじいな」
俺「褒めたって何も出ないからな?」
(バチッ、バチバチ……ピカッ。ドーーーーーン)
ウィッチーズ「!?」
俺「何だよ、雷か?」
坂本「どこかに落ちたようだな。しかし凄い光だった」
バルクホルン「雷にしては異様だったな……」
リーネ「見てください、滑走路のところ!」
坂本「何だあれは。滑走路にクレーターができているではないか」
リーネ「坂本少佐、その中心部を見てください」
坂本「人!?」
宮藤「本当だ。人が倒れてる、急いで助けないと」
バルクホルン「だが、あんなクレーターが出来るような衝撃だったんだ。生きているかどうか……」
坂本「だがそれにしては五体満足の状態だ。もしかするかもしれない」
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宮藤「大丈夫です。気を失っているだけで息はあります」
坂本「そうか……だが見たことのない出で立ちだな」
バルクホルン「見ろ、ストライカーユニットも見たことがないものだ……怪しいな」
ミーナ「外から凄い音が聞こえたけど何があったの?……何よこのクレーターは」
坂本「ミーナ、われわれも何が起こったのかわからん。光と音の後、滑走路にクレーターが出来ていたんだ。それとその中心に人が倒れていた」
ミーナ「人ですって?」
坂本「ああ、今は気を失っているようだが息はあるらしい。医務室へ運んでやらないといけないな」
俺「なら俺が運ぼう。力仕事は男の仕事だろうさ」
坂本「頼む」
ミーナ「ストライカーユニットはこちらで回収して外部に情報が漏れないように厳重に保管して頂戴」
バルクホルン「やはりこれは……」
ミーナ「ええ、見たこともない機体よ。どこかの
テスト機かもしれないわね」
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宮藤「外傷もありませんし時間がたてば目を覚ますとおもいます」
俺「うーん……」
坂本「どうした俺」
俺「さっきから気になっていたんだ。こいつの持っていた刀……」(スッ…チャキッ)
俺「間違いなくこれは童子切安綱。しかも真打だ」
坂本「俺の持っている刀と同じというわけか?」
俺「そうなんだ。俺のこれは1振りしかない、国が保管してきた真打。なのにどうして目の前にもう1本それが存在してるんだろうかとね」
坂本「ふむ……」
俺「それともう1本。あの刀もどこかで見たことがないか?」
坂本「烈風丸……?」(スッ…チャキッ)
坂本「間違いない……この魔力。烈風丸だ。だがどうして烈風丸をこの男が持っているのだ?」
俺「わからん」
坂本「目を覚ましたら本人からどうしてこの2本の刀を持っているのかを問いたださねばならないな」
俺「童子切のほうは限りなく真打に近いものかもしれないし、烈風丸も限りなく美緒の魔力に近いものが作ったものかもしれないけどな」
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ここからAge1961俺は「おれ」表記になります
おれ「ここは……病院?」
宮藤「大丈夫ですか?ここがどこだか分りますか?」
おれ「かあさん……やっぱり俺はネウロイにやられて病院送りになったんだね」
宮藤「かあさん?やっぱりまだ混乱してるみたいです」
俺「そうか。おい、お前名前はなんていうんだ?」
おれ「名前は……俺といいます」
坂本「俺というのだな。何処か痛むところはあるか?」
俺「痛いところはありません」
宮藤「坂本さん、俺さん。目を覚ましたばかりの人に急に色々聞かないでください?余計混乱させたらどうするつもりですか」
俺「そんなつもりはなかったんだけど……」
おれ「とうさんにかあさん……?」
坂本「やはりまだ色々混乱しているようだな。私はお前のかあさんではない。まずは落ち着け」
宮藤「私はこの人が目を覚ました事をミーナ中佐に報告してきます」
坂本「頼んだぞ宮藤」
俺「……よし、今のうちだな。単刀直入に聞く。どうしてお前が真打か限りなく真打に近い童子切を持っている」
おれ「…………」
俺「黙ってないで答えろ」
坂本「おい、俺。まだこいつは目を覚ましたばかりなんだ。意識がはっきりした後に聞けばいいことだろう?」
俺「……それもそうだな。少し先走りすぎてしまったかははは」
ミーナ「例の彼が目を覚ましたみたいね?」
坂本「ああ、先ほどな。だがまだ意識がはっきりしていない状態だからまともな受け答えはもうしばらくかかりそうだ」
おれ「……ここはどこですか」
ミーナ「ここは連合国軍大501統合戦闘航空団・ストライクウィッチーズの基地よ」
おれ「ストライクウィッチーズ?」
俺「なんだお前、軍人なのにストライクウィッチーズも知らないのか?」
おれ「知っています。けどストライクウィッチーズがあったのは15年前のはず……」
坂本「何を言っているんだ。やはりまだ意識もはっきりしていないし色々と混乱しているみたいだな。夢でも見ていたのだろう」
ミーナ「わかりました。また後で色々聞かせてもらうわね。美緒に俺中佐は私と一緒に来て頂戴」
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ミーナ「二人とも驚かないで頂戴ね。彼は多分この時代の人間ではないわ」
俺「はあ?ミーナ中佐までおかしくなったか?」
ミーナ「おかしくなってなんかないわ。彼が持っていた道具、ストライカーは今の技術では作ることができないような代物ばかりだったのよ」
俺「はぁぁぁ?未来からきたぁ???ミーナ中佐頭でもおかしくなったか?」
ミーナ「だから言っているでしょう?彼の持ち物はどれも今の技術で作れるような代物じゃないの」
坂本「ふむ、未来から来たとなるとあの事も納得できるな」
俺「そうか。未来からこれば俺や美緒ちゃんの刀を持っていてもおかしくはないわけか」
坂本「ああ。そういうことだ」
俺「まてよ・・・?あれも童子切を持っていたということはまさか」
坂本「どうした?」
俺「あいつも俺と同じ剣聖と呼ばれる剣を極めた者かもしれない。うまくいけば一気に戦力アップだ」
ミーナ「けど、一緒に戦ってくれるかが問題よね」
坂本「ああ、そうだな……」
俺「一緒に戦ってくれるだろうさ。あいつだって今までネウロイと戦ってきたはずだ」
ミーナ「けど、未来から来た人がこっちで何かをすると未来が変わってしまうとかいうじゃない?」
坂本「そうだな。だからなるべく我々への干渉は控えてくるかもしれないな」
俺「よくわかんねーや。とにかく確認してみるか」
ミーナ「ええ、そろそろ落ち着いたころでしょう。私も今度は一緒に行くわ」
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ミーナ「もうぼーっとしたり混乱はしてないかしら?」
おれ「はい。助けていただいてありがとうございました。ここはどこでしょうか」
ミーナ「ここは連合国軍第501統合戦闘航空団の基地にある医務室よ?」
おれ「501統合戦闘航空団……?」
ミーナ「聞いたことないかしら?」
おれ「(確か連合国軍第501統合戦闘航空団があったのは15年前のことのはずだけど……)
ミーナ「だめね、美緒どう思う?」
おれ「(美緒……この人が俺の本当の母親なのか。きれいな人だったんだな)」
坂本「我々をしいらない者はこの世界には多分存在しないはずだ。軍人ならなおさらのことだな」
俺「本当は知ってるんだろう?軍人でストライクウィッチーズのことを知らないとは言わせないぞ?」
ミーナ「俺中佐、まだ彼は混乱しているだけかもしれないから手荒な事は辞めてあげてください」
おれ「(この人が俺の父さん……俺は母さん似みたいだね)」
俺「はいはい、わかったよ」
ミーナ「おれさん。今は何年かわかるかしら?」
おれ「1961年ですか?」
ミーナ「それがあなたの生きていた時代なのね。残念ながら今は1961年でなくて1945年よ」
おれ「1945年……やっぱりここはそうだったんだ」
ミーナ「あなたは1961年から何らかの方法で1945年に来た事は間違いないわね?」
おれ「はい。ここが本当に1945年なら俺は16年前にタイムスリップしてきてしまったことになります」
ミーナ「本当のことを話してくれてありがとう。あなたが元の時代に戻る方法を見つけるまではここであなたを保護します」
おれ「ありがとうございます。こんな素性のわからない、下手したら頭がおかしいんじゃなかとおもわれてもおかしくない俺を保護してくださって」
ミーナ「困ったときはお互いさまよ」
坂本「ああ。それと折り入って相談があるのだが、ここに居る間お前の力を貸してくれはしないか?」
おれ「俺の力をですか?」
坂本「ああ、お前の力をネウロイを倒すために使ってはくれないだろうか」
おれ「ネウロイ……けど俺は皆さんの足手まといにしかならないと思います。ついこの間
初めて実戦を経験したばかりの新人ですから」
俺「新人ね。けど剣の腕は相当……いや、極みに達しているはずじゃないのか?剣聖さんよ」
おれ「(やっぱりばればれか)」
俺「わからないとでも思ったか?童子切を所持できる奴なんて剣聖以外ありえねえよ」
おれ「……確かに俺は剣聖と呼ばれています。けど本来ならまだその称号を得るには程遠い身です」
俺「けどそれに近い技量はもってるんだろ?」
おれ「いえ……俺の師匠で剣聖の称号を持つ人には足元にも及びませんでした。多分他の3人にも」
俺「ちょっとその刀もって庭にでろ。どの程度の技量をもってるのか見極めてやるよ」
ミーナ「俺さん、まだ彼は目を覚ましたばかりですよ?」
坂本「そうだぞ。そんなことはいつでもやれることではないか」
俺「多分そいつはそんなに軟じゃねーよ。やれるだろ?」
おれ「はい。もう立てます」
俺「ほらな。よし、俺についてこい」
ミーナ「ああもう!」
坂本「ミーナ、大丈夫だ。私も同行するから俺が変な事をしでかそうとしたときは全力で止めるさ」
ミーナ「美緒お願い……」
=====
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俺「よし、俺に打ち込んでこいよ」
おれ「真剣ですよ!?」
俺「ああ、かまわねーよ。いいからとっととしな」
おれ「いきます!」(シュパッ)
俺「おせぇ!もっと本気でやれ」(シュパッ)
おれ「はい。もう一度行きます…!」(シュパッ)
俺「悪くはないけどまだまだおせーな」
坂本「(あれで遅い……?)」
俺「本当に今のが全力か?」
おれ「はい。あれが今の俺の全力です」
俺「そうか……だとするとまだまだ剣聖の称号を得るには程遠いな」
おれ「それは俺が一番良くわかっています……」
俺「けど銃弾位は弾いたり斬ったりできるんだろ?」
おれ「はい。その位ならできます」
俺「最終的には雷を斬る位出来ないと笑われちまうぞ」
おれ「雷をですか!?」
俺「聞いたことないか?かの昔、雷を斬ったっていう剣士の話を。剣士より雷を切った刀のほうが有名か」
おれ「あっ。聞いたことあります。確か…雷切」
俺「そう。千鳥。雷を切った事で雷切と呼ばれるようになった刀だ。剣士の頂点に立つ者はその位出来なきゃ話にならないというわけだ」
おれ「でも雷を斬るなんて本当にできるのでしょうか」
俺「できるよ。論より証拠か。美緒ちゃん。ちょっとペリーヌちゃんを呼んできてくれないか?」
坂本「トネールを斬るというわけか。私もそれは興味があるな。待っていろ今連れて来てやる」
=====
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坂本「ペリーヌを連れてきたぞ」
ペリーヌ「坂本少佐、わたくしは何をすればよろしいのでしょうか」
俺「簡単なお仕事さ。俺に全力でトネールを撃て」
ペリーヌ「俺中佐にですか?正気ですの?」
俺「正気に決まってるだろ。それじゃー頼むよ」
ペリーヌ「消し炭になっても知りませんわよ? トネール!」
俺「……抜刀・雷斬り!」(シュパンッ)
ペリーヌ「うそ。わたくしのトネールが消散したですって?」
俺「ふー。やれるとわかっていてもぎりぎりまではやっぱり怖いねー」
おれ「凄い……」
坂本「ああ、何が起きたのか目で追えなかった……」
おれ「早過ぎてまるで突っ立ってるように見えたんでしょう」
俺「これも通過点に過ぎないけどな。お前ならわかってると思うけど、速さなんて割とどうでもいい。俺たち剣聖はそのさらに上の高みを追い求めなくてはならねえ」
おれ「はい……今の雷切も昔では奥義だったのかもしれないけど、今ではただの技の一つにすぎないんですね」
俺「そういうことだ。俺たち剣聖は前代を常に超えて行かなきゃならないのさ」
おれ「(俺は目の前の父さんを超える剣士になることができるんだろうか)」
坂本「そういえば、先ほど銃弾も斬れるとか言っていたが本当か?」
俺「ああ。銃弾とか楽勝だよな」
おれ「はい。銃弾位でしたら」
俺「そんなわけで、それが本当かはこいつが実演してくれるらしいぞ」
坂本「ふむ、彼の実力も見せてもらうとするか。ペリーヌ、リーネを呼んで来い。後、ブレン軽機関銃とボーイズ対装甲ライフルも持ってこさせろ」
ペリーヌ「了解ですわ」
=====
===
=
リーネ「あのー……本当に大丈夫なんでしょうか」
俺「構わん、フルオートでぶっ放せ!」
リーネ「俺さんに聞いてるんじゃないんですけど……本当に大丈夫ですか?」
おれ「大丈夫ですから弾が切れるまでフルオートで撃ってください」
リーネ「ええと……」
坂本「構わん。撃て。もしものことがあったら宮藤を呼べばなんとかなるだろう。はっはっはっ」
リーネ「どうなってもしりませんからね!」(バララララララララララ)
おれ「ティヤァァァァァァァァアァッ!」(キキキキキキキキキキキキキンッ)
パラパラパラパラパラパラパラパラパラパラ・・・・・・
俺「おー。流石流石。このくらいは余裕だよなー」
おれ「ふう。刃こぼれはないかな……ないな」
坂本「凄いな。こんな芸当ができるのは本の中だけかと思っていたぞ」
リーネ「まるで魔法を見ているみたい……」
ペリーヌ「SAMURAI……恐ろしい存在ですわ!」
俺「次は対装甲ライフルだ」
リーネ「今度こそ危ないですよ。もしもあたったりして体が吹き飛んだら芳佳ちゃんでもどうにもなりませんよ?」
俺「大丈夫大丈夫。今度も大丈夫だから」
リーネ「大丈夫ですか……?」
おれ「うん、大丈夫だから撃っていいよ」
リーネ「わかりました。いきます!」(ダンッ!)
俺「!」(シュパッ)
…カラン、カラン
坂本「おお。今度も真っ二つに切り裂いたか」
俺「だから大丈夫だって言ったろう?」
おれ「けど、今回は少しひやっとしました。シールドで止まるってわかっていても緊張しますね」
坂本「おい、おれ。刀は大丈夫なのか?あれだけの銃弾を斬ったんだ。刃こぼれが心配だが……」
俺「多分、俺と同じ固有魔法持ちなんじゃないか?刀の切れ味が上がって絶対に刃こぼれもしなくなる類のもを使っていると思う」
おれ「いえ。固有魔法は使いませんでした」
俺「何っ!?」
おれ「えっ、俺何か変なことを言いましたか?」
俺「いや、何でもない」
俺「(俺でも固有魔法を使わなければ刃こぼれさせそうな事をやってのけるとは……剣聖の称号を持つというの頷けるか)」
坂本「これほどの腕を持つならネウロイ相手にも大丈夫だろう」
おれ「あのー……」
坂本「何だ?」
おれ「陸地じゃこの位ならやれるんですけど、空だとちょっと……まだあまり飛行時間も長くないので……」
坂本「なるほど。よし、その点は心配するな。私がびしびし鍛えてやろう」
俺「そうだな、俺もお前に剣の指導をしてやろうかな。見た感じ型も俺と同じか似たものになっているからな」
おれ「(父さんと母さんから色々教えてもらえる……!)」
おれ「はい!お願いします」
坂本「しかし、お前たちのその剣技は凄いな。どうすれば弾丸に反応できるんだ?」
俺「簡単なことさ。俺は闘気なんて言葉を使っているけど俺の剣が届く範囲に一種のセンサーみたいなものを張り巡らせてんだよ」
おれ「俺さんの言っている通りです。そこに何かが入ってきた瞬間反応出来るように訓練しました。おれの場合は弾丸の速さに反応するのがまだ精一杯ですけど……」
俺「俺にかかれば、光だろうが霊体だろうが何でもぶった切ってやるぜ」
坂本「ふむ……だが光は斬れるのか……?」
俺「簡単なことだ。光なんてまっすぐ進んでくるだけだ。その進んできた方向に刃を飛ばしてやればいい」
おれ「刃って表現してますけど、さっき俺さんの言った闘気を放つ事だと思います」
俺「そうそう、それが言いたかったんだ
坂本「ふむ……」
俺「ま、まだ色々やれるんだけどそれはそのうち使うときが来れば見せてやるよ。おっと、おれにはちゃんと教えてやるから安心しな」
おれ「ありがとうございます」
坂本「おれの事は私と俺で鍛えるということでよさそうだな。だが戦闘には参加してくれるのか?」
おれ「……はい。何もせずにここに置いてもらうわけにもいかないし足手纏いになるかもしれないけど一緒に戦います」
坂本「そうかわかった。期待しているぞ」
俺「よし、色々決まったところでそろそろ本題に入ろうか」
おれ「本題ですか?」
俺「ああ、さっきは混乱していて何を言っているのかわからなかったしな。その刀の名前と持っている理由を話してもらおうか」
おれ「この刀は童子切安綱と烈風丸という刀です」
俺「やっぱり童子切か」
坂本「烈風丸だと!?15年後のお前がなぜその刀を持っている!私と面識があるのか?」
俺「落ちつけよ美緒ちゃん。それをこれから話してもらおうと思ってるんだ。聞かせてもらうぜ」
おれ「この刀はとある人から貰ったものなんです」
俺「とある人?誰なんだそれは」
おれ「俺の育ての親である……宮藤芳佳少佐からこの刀2本を授かりました」
坂本「ほほう、あの宮藤がそのうち少佐にまで昇格するのか。お前は宮藤の息子というわけか?」
俺「けど、どうして宮藤ちゃんが俺達の刀を持っているんだ?」
おれ「……(言ってもいいものなのかな)」
坂本「どうした?話せないような事なのか?」
おれ「落ち着いて聞いてください。先ほど言ったように宮藤少佐はおれの育ての親です。そしてこの刀は……大切な仲間の形見と言っていました」
俺「剣聖であるお前が童子切を渡されるのはわかるが、烈風丸は別に渡す必要はなかったんじゃないかと思うんだ」
坂本「ああ、宮藤ならこの烈風丸がどのような刀なのかを知っているはずだ。保管はしたとしても誰かに渡すような事は……」
おれ「……(この先を言ってもいいのだろうか。もしこのことをこの2人が知ってしまったら)」
俺「言えないような事なのか?」
おれ「なら、今度はさらに落ち着いて聞いてください」
おれ「……この2本の刀は宮藤少佐の大切な仲間の形見だけでなく、おれの……おれの両親が残してくれた形見でもあるんです。だから宮藤少佐はおれにこの2本を授けてくれたんです」
俺「両親の形見……?」
坂本「両親……?」
おれ「父さん……母さん……おれは2人の息子らしいんです」
俺「……」
坂本「……」
おれ「……」
坂本「はっはっはっ。そうかそうか。お前は私の息子か。まさかこんな大きくなった姿を先に拝む事になるとはな」
俺「あっははははは。そうかそうか。お前は俺と美緒息子かぁ!なら色々と納得だ。俺が死ぬってことは友辺りがお前に剣技を教えたんだろう?」
おれ「そんなこともわかるんですか!?」
俺「あいつのことだ。俺の息子にも、俺と同じ、今は亡き父親と同じ型を……とかやりそうだ」
坂本「だが一つ解せない事がある」
俺「???」
坂本「私がこんな男と一緒になることが信じられないな」
俺「そりゃひどいぜ美緒ちゃん!こんなイイ男なかなか居ないぜ?」
おれ「……」
俺「どうした?そんな泣きそうな顔をして」
おれ「だって……初めて名前しか聞いたことのない父さんと母さんに会えたから」
坂本「ほら、おれ。初めて親に会えたんだろ?こんなときは我慢などせず思い切り泣いてもいいんだぞ?」(ギュゥゥゥ)
おれ「母さん……」(うわああああん)
俺「(あー……息子とはいえ羨ましい)」
最終更新:2011年08月09日 01:43