――獄死
「すべて善良なる市民たちに捧ぐ」
アレクサンドル・イヴァノヴィチ・ルキヤノフ(愛称はサーシャ)
Александр Иванович Лукьянов
4/22生まれ、26歳、187cm/80kg(機械の重量を抜いたもの)
完璧に鍛えあげられた体格。北国出身らしい白がかった金髪に灰色混じりの青色の目をしている。膝下まである金色のボタンの多い黒の将校用軍服を着こみ、革製の半長靴を履く。帽子は年代物で、父の出兵時代からのものである。腰回りにナイフと銃を装備しており、瞬時に取り出せるように絶妙な位置に取り付けられている。義眼の色は彼の信条を示すかのように深紅であり、その眼を見たものはのちにその恐怖を語るという。
【略歴】
父は経済学者で哲学者のヴァレンチン・ルキアノフ。幼少期は上流階級の中で育ち、何不自由なく暮らしていたが、革命家でもあった父を15歳の時に亡くし、以後義憤から軍隊に身を置くことになる。軍隊での活躍は目覚ましく、筆記試験、実技試験ともに軍始まって以来のパーフェクト・スコアを叩きだす。すぐに最高度特殊部隊SRG[後述]に配属され、肉体改造を施される。当初、彼の肉体は単純な筋力強化のみであったが、卓越した軍隊式格闘術と銃の精度のおかげで、各地で戦功をたてる[主な戦功であったセリザヴェートの戦いについてはリンク先を参照]。20歳のとき軍事学を修めるために特別留学生としてサルマチアへ赴いた。そのときに出会ったのが父の師でもあった革命家アンドレイ・マルコフである。軍事学を習う中で、時折抜けだしてはマルコフの講義に忍び込み、その洗練された思想に魅了されていった。マルコフもまた聡明なルキヤノフに惹かれ、長く語らい会うことも多くなった。22歳になると、軍事学を飛び級で修め、加えてその2年後には経済学、哲学も修了させる。ルキヤノフとマルコフの蜜月時代は終わりも迎える。サルマチアがA級能力者により内戦状態になり[のちにサルマチア紛争に発展]、その鎮圧のためにルキヤノフも出征を余儀なくされたからである。彼は急いで本国へ戻り、若き指揮官として出兵、そのとき内戦状態を作った能力者に襲撃され生死を彷徨う。特に左目の怪我は重く、このとき彼は視力を完全に失ってしまった。本国に送還されたのち、彼は一命を取り留めたが、体はまだ治らなかった。そのためSRGのスタッフによる当時最先端の技術を用いて彼に改造を施した。失われた左目は赤色の義眼に変わり、体は機械で補われた。彼はリハビリに精を出し、新たな力を身につけようと試みていた矢先、そこに届いた訃報が彼を失意のどん底に落とすことになった。マルコフが内戦で死んだのだ。能力者による犯行で、そのとき彼は15のときに父が亡くなった理由もまた能力者によるものだということを知らされた。マルコフの理論[後述]を遂行する。ルキヤノフは能力者の血を完全に断つことをその日誓った。
遺伝子改造、機械人間の創出等、隠されるべき真実[DT]を実際に利用していた部隊。部隊員のすべてが改造を施されており、その行方は現在把握されていない。失われた記憶[LM]を保存した唯一の証拠であるため、捜索が続けられている。ルキヤノフは製造No.009で、ファースト世代のラストナンバーである。
『神与論』においてマルコフは能力者中心社会への批判を展開。一般市民の貧困は能力者による富、武力、権力の独占が問題であると定義。一般市民による富、武力、権力の奪還を求めるもの。当初、奪還に手段は問わないとしたその姿勢から、論壇では論争が巻き起こったが、新聞で内容が明かされるや歓迎ムードが高まり、論争は事実上終結した。圧倒的な力を持つ能力者と一般市民との階級闘争が中心となっており、『革命前夜の書』とも言われる。
赤(つまりマルコフを信奉する者)同士、もしく赤の信念に同調しその実現に手を貸すことを誓ったものの間で行われる儀式のこと。一般的には、まずナイフで両者の親指の先を切り、血を流す。その後、マルコフの『神与論』のテーゼとして掲げられている「すべて善良なる人のために」という言葉を言い合い、親指の切り口を合わせる。これにて、赤(血)の誓いは完了し、血を分け合った友(血友)としてその後の人生を支え合うことになる。
青(能力者の意。藍い血を引く者=貴族階級であるということから取られた)を粛清する行為のこと。完全に青の血を断つことを目的としており、能力者を殲滅することが最終の目標である。
【革命神眼】
知覚するものを最高で1/100の時間で認識する義眼を持つ改造人間
眼を機能させるとすべてがスローモーションに見える
といっても自分の動きが速くなるわけではないが、思考速度は変わらず短くした時間の分長くなっていく
軍の格闘術を極め、身体能力は内部に埋め込まれた機械による補助のため人間を遥かに超える
装備品:ナガンM1895レッド・アーミー・スペシャル(七発だが六発で使用)
スペツナズナイフ
予備弾×36(戦闘後補充)
身体能力の詳細:動きは神がかっており、力・耐久力など機械の補助のため人間を明らかに超える。また、心臓・脳を吹き飛ばされない限り機械で補助できてしまうため死なない
授与スレAct.13/848、議論スレ#3/268を参照のこと
『能力解説』
義眼“深紅の眼”を持ち、それを使用することで無能力者でありながら能力者を圧倒する力を持つ。スローモーションで認識することがなにを可能にするかと言うと、第一に完全な思考である。最大100倍もの思考時間があり、一瞬の判断というものを迫られることがない。危機的状況において常に冷静に対処することが可能であり、これは戦闘に身を置くもののみが分かる有益な点である。第二に完全な行動である。身体的な補助を兼ね備えた彼はスローモーション下においてもそれなりに行動することが可能であるため(相手には神がかった動きに見える)、最も正確に死に至らしめることができる場所を狙える。容赦のない行動は相手の攻撃を最低限のダメージで受けた後に、カウンターという形で表される。この二つを組み合わせることで、高速行動においても最適な思考を確保し、最も効率的に殺人を行える生体兵器となっている。一方で弱点もあり、広範囲攻撃や能力による不可思議な現象に対してはまったくの無防備である。無能力者であるため、能力に対して耐性が低い。
最終更新:2011年08月05日 22:25