【無ノ世界】

この話は【孤立悪魔】が封印されていた頃の話・・・

孤立悪魔「・・・」
青年は眼を開ける
孤立悪魔「なんだここは・・・」
そこにはいつも広がっている殺伐とした世界は無かった。


エピソード1 崩壊ノ代償

ベリアル「目覚めたか、ここは無の世界
裏と表の世界の狭間だ」

孤立悪魔「なにを言っている?無?私はなにをしたと言うのだっ!」

ベリアル「世界のリスタート、これで解るな?罪深き者でも魂はある
魂をいかなる理由があろうとも冥土に送ってはならない」

孤立悪魔「二度と出れないのか?」

ベリアル「浄罪の祠に導こう、無から出られる
主の魂がもてばな」

ベリアルは魔法陣を展開、2人を飲みこみ小さな祠へ導いた

ベリアル「ようこそ、ここが浄罪の祠禁忌を冒した者がここで魂を清める」

孤立悪魔「なにをすればいい?」

ベリアル「浄罪の使徒と戦い続けること、ただし能力は限定され1体の悪魔しか操れない」

孤立悪魔「ベリアル、頼む」

ベリアル「おおせのままに、準備はいいな?」

孤立悪魔「ああ。」


エピソード2 浄罪ノ使徒

目の前の扉の先に第一の使徒が見える・・・

ベリアル「見覚えがあるだろ?」

孤立悪魔「まさか・・・嘘だろ?」

ベリアル「嘘ではない、第一の使徒・・・」
言葉を遮るように第一の使徒は語りかけた

気弾聖羽「君が我が一族の末裔か」

孤立悪魔「気弾聖羽・・・」

ベリアル「君が浄罪を許される方法はただ一つ
お前の一族の魂を完全に消滅させること、消滅したら二度と転生することはない」

気弾聖羽「悪いが消滅するつもりはない」

爆音とともに孤立悪魔へ空気砲が飛ぶ
ベリアルは攻撃をはじき気弾聖羽へ熱線を放つ

孤立悪魔「やめろベリアル・・・消滅させるなんて出来ない!」

ベリアル「早くせねば新たな使徒がくる!消滅させなければお前が消滅するぞ!」

孤立悪魔「くっ!やらねばならぬか!」

気弾聖羽「消えろぉ!」

空神砲が飛んで行く

ベリアルは空神砲を受け止め気弾聖羽に投げ返すが衝撃は2人を飲みこんだ

ベリアル「ぐおおお!」

孤立悪魔「くあっ!」

気弾聖羽「小癪なっ!」

気弾聖羽は後ろに吹っ飛び壁に激突する

孤立悪魔「いけ、ベリアル!」

ベリアルは気弾聖羽に黒い衝撃波を放つ

気弾聖羽「ぐあああああ!、これで・・・終ると思うなっ!」

黒神空砲を放つが大きくそれ、はずれる。
そして気弾聖羽は消滅する。

孤立悪魔「気弾聖羽・・・さよなら」

階段を降り下に待ち受けていたのは・・・

滅亡ノ光「成長したな、孤立悪魔」

孤立悪魔「お爺さま・・・」

滅亡ノ光「浄罪の祠も長くはもたない、はやく試練を終わらせるのだ
おぞらくエクスデスが目をつけ祠を潰しにかかる、悪いが行かせてもらう」

【カーネイジーNO FUTUREー】
大量の光が2人を襲う!

ベリアル「クソったれが・・・」

ベリアルは2人を黒い霧で包んだ

滅亡ノ光「光が届かぬか・・・」

ズドン!と天井から人が落ちてきた

流血試合「また会ったな、息子よ」

孤立悪魔「親父・・・」

流血試合は滅亡ノ光を剣で貫いた

孤立悪魔「て、てめえ自分の親父だろうがっ!」

流血試合「そいつはエクスデスの回し者、エクスデスは無を支配し表と裏の世界を支配しようとしている。」

ベリアル「祠の主がなにをしに来た」

流血試合「ベリアル、浄罪の条件をエクスデスの討伐に変更し神へ上告、許可を得た」

流血試合「エクスデスはお前と【ベリアル戦争】の時にお前の心を支配し操っていた。」

孤立悪魔「それで俺は戦争を起こしてしまったんだな、エクスデスに操られていたせいで」

流血試合「俺は親父としてなにもしてやれなかったな、すまない
今回は私も同行する、親父としてな」


その時の親父はとてもかがやいていた、親父は
捨子の俺を実の親父のように可愛がってくれていた
だが、俺に能力があると解った時から親父は俺に世界を変えろと毎日俺に言っていた。
俺には世界を変えるほどの力がある、そう言って親父は10年間連絡をよこさなくなった
そしてある日、一通の手紙が来た
【流血試合様は戦乱を起こした罪として能力に殺された】
と書かれていたんだ。

エピソード 3 無の王

ベリアルによるとエクスデスは昔ソロモン王によって封印されたらしい
心に闇のある人間に忍び込み、争いを起こしていたという

エクスデス「私に操られていたやつが二代そろって復讐とわなww」

流血試合「復讐ではない、お前の悪事を止めるためだ」

孤立悪魔「終わらせる、負の連鎖を断ち切る!」

ベリアル「貴様の墓は無いと思え」

エクスデス「私が操らなければ表の世界は腐ったままだぞ?」

孤立悪魔「てめえが1番腐ってるての」

エクスデス「私の新しい器にしようと思っていたが、駄目だな」

流血試合「息子よ、行くぞ」

孤立悪魔「ああ!」

流血試合は腹をさいた

孤立悪魔「な、なにを・・・」

流血試合「はやく決着をつけねばいろいろと厄介なのでな」

【スピリットオブブラッディランス】
血の鎗がエクスデスの頭を貫く

エクスデス「・・・」

エクスデスは無に飲み込まれた

エクスデス「ぐごご、ぐう・・・
全ての世界、全ての生命、全ての次元を消し私も消えよう・・・永遠に」

流血試合「あとは任せたぞ」

流血試合は消滅した

孤立悪魔「任せておけ、そしてエクスデス!消えるのはお前だけだ!」

気弾聖羽の慈悲が生きる力を与え、滅亡ノ光のやさしさが苦楽を乗り越える力を与えた、そして流血試合とベリアルの勇気が孤立悪魔の心の闇を消しさった

ベリアル「さあ行くぞ」

孤立悪魔「俺も戦う!」

ベリアル「ふっ、頼りにしてるぞ」

エクスデスは無の力を前に体が崩れかけている

孤立悪魔「ベリアルっ!」

ベリアルは全力でエネルギーを放ち
孤立悪魔も全力で殴りかかった

エクスデス「我、死なぬ何度でも、よみがえる・・・」

エクスデスは最期の力を振り絞り攻撃する

孤立悪魔「口先だけのやつわぁ、ひっこんでろ!」

エクスデスの攻撃は全て消え去り、2人の攻撃があたり消え去った


孤立悪魔「輪廻は断ち切った、あとは帰るだけなんだが・・・」

2人の前には永遠と続く無、なにもない真っ黒な空間

なにかを得るときは何かを捨てる、なんど捨てたか

なにも考えなかった訳じゃない、操られていたとはいえ滅ぼしたのは俺さ・・・

何時間、いや、何日たったか・・・

もう、なにも感じない・・・

目の前に光が表れる・・・
その光に入ると懐かしい、いつものカオスな世界がひろがっていたわけだ

孤立悪魔「俺は1人じゃない、心にそして頭の中に
たくさんの・・・思い出がある、いろんな人との思い出が。」


無なんてないさ、常に回りからなにかを感じて生きている
じゃなきゃつまんないじゃないか、悲惨な人生でもなんとかなるもんよ
だって"辛い"って感じられる、何も感じないよりいいよ
それに俺はどんなに辛いことでもそれは人生でもっとも幸せなことだと思っているから・・・


fin

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最終更新:2010年06月01日 20:19
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