【極悪の正義】

「がはっ!」

「ぐふっ!」

あたりは血が飛び散り男たちの悲鳴が響き渡る

青年「なんだ。こんなもんかよ くだらねぇ」


勝つ事に溺れた青年は毎日が死と隣り合わせ


「おい!出て来い!いるのは知っている!」

青年「またあいつらが殺されに来たか・・・クク」

「今度は50人だぜ、さすがのお前もかなうまい!かかれ!」


また今夜も喧嘩、喧嘩、喧嘩。青年にとっては当たり前の日常

これでも満たされない青年の心はついに殺しにまで手をかけた


青年「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

目の前の死体を見つめて、一蹴り。

青年「弱者は死に強者は生きる」

青年「これが俺の言葉。本当の言葉」


ある日そんな青年に心に声が響く


?「お前は勝ち続ける存在、気づいてはいないだろうがお前には人にはない力を持っている」

?「望んでいるはずだ、強大な力を・・・殺す力を!」

その時青年に変化が現れる

青年「うっ!ぐぐぐ・・・」

青年「・・・・・・・これは」


能力を開放した青年、目の前に置かれたひとつの剣

全てを悟ったかの様に青年は旅に出始める

当たり前のように今の青年に勝てる人間はいなかった


青年「・・・・・・・・・」

血にぬれた剣。冷たい目、悲しそうな顔


強者を探しあるところにたどり着いた

そこは能力者の戦闘が絶えない青年には天国のような地


次々と能力者たちをなぎ倒し殺した

一部ではその冷徹で残酷な殺人鬼を恐れているものもいた


しかし異変はすぐに起きた


またも聞こえる謎の声

?「よくやった、お前は私の言ったとおりよく戦い人を殺した・・・」


?「しかしお前は忘れている 命の重さ、人の強さを」


青年は何のことを言われているのかわからなかった


?「人を不幸にした数だけ、憎しみの数がある」

?「お前はその怖さを知らないのだ」

?「もう一度、全てを忘れてやり直すがいい!」


その瞬間青年はどす黒い怨念の塊に飲まれてしまった



青年「・・・・・・・・・俺は・・・・・」

起きた時青年はこれまでの全ての記憶がなかった

手に握られている新品のような剣

青年は【爆熱光剣】として新たな人生を歩むことにした。



その後姿には微かだが確かにいる自分の 影 の存在

それが表に出てくることも遅くはない・・・

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最終更新:2010年06月02日 18:47
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