「俺は人間であることに全力だ」
特殊な状況下における人類の進化の恩恵をその身に受けた者
能力発動直後より全身の皮膚が硬化し、瞳が複眼状の物へと変化、更に手足の爪が大きく発達する
発達した爪は特に切り裂く事に優れ、またこれで近接武器を防ぐ事も可能だが、蓄積ダメージが増加すると脆くなっていく
皮膚全体が硬化した事で熱と寒気に強くなったが、代償として走行時の最大速度が大幅に落ちている
この皮膚は運動エネルギーの蓄積と移転に優れ、腕で溜め動作を取った後に脚部でエネルギーを解放して大きな跳躍をする事などが可能
複眼状になった視界は物をより立体に捉える事が可能で視力も強化されるが、自身の正面からまっすぐ向かってくる物を認識し辛い
本来の自分とはまるで違う身体と成る為、余りに長時間運用し続けると疲労が蓄積し動きが鈍くなる
名前 |
天野 照 |
性別 |
男 |
年齢 |
21歳 |
分類 |
【変化系】 |
身長 |
178cm |
体重 |
67kg |
概要
人類の進化系、一般的には人外と分類とされる種族の青年
人間である事に非常に拘り続け、本人もそれを表すかの様に非常に人間臭い
人外と呼ばれることを非常に忌み嫌い、新人類としての姿を隠す
ソレも相まってか、向上心が欠けており、何事もイマイチ前に進もうとしない
生い立ち
ある冬の夜、産まれてまもなく捨てられ、それから二日経過後に一人の男に拾われる
虫の息だったが徐々に回復し、それからは何事も無く成長
とある会社の社長の息子として、普通よりも少しだけ裕福な生活を送っていた
「お前は人間だ。人間らしくあれ」 毎日の様にそう言われながら、成長した
適度に甘え、適度に友を作り、適度に反抗期になって、適度に殴られて、人間らしく成長し
自分の本当の姿に気付かないまま平和に生活していた……が、ある日交通事故で父親が死亡
あれよあれよと事は進み、遺産や保険金はほぼ親族のみで分けられ、手に渡った金額は雀の涙
住む家も無くし、高校も自主退学する事になる
その後、バイト等で何とか生きる為の資金を稼ぎ、何時も通りその日暮らしを続けていたある冬の日
其の爪が、其の皮膚が、其の視界が、其の身体が。人から外れている事をようやく自覚する事になった
容姿
細めだが、健康的。鍛えている訳でも無く、本当に一般人な体つき
顔立ちは、ボサボサの黒髪や無精髭のせいで、何処か適当な印象を受ける
服装はジーンズに、前の開いたチェック柄のネルシャツ、下には長袖の黒いTシャツ
たまに貴重品を詰めた黒色のリュックサックを持ち歩く事がある
新人類時は、眼球がステンドグラスの様な様々な色の織り交ざる複眼状になる
皮膚は金属光沢のある暗灰色(ガンメタリック)に変化し、爪は厚く、鋭く発達する
脚部から腕部にかけてエネルギーを伝達する為の血管の様な物が浮かび上がる
最終更新:2012年01月22日 15:02