彼にとって全ては天秤の重りだ。認識できたそれらを天秤で比べることこそが彼で言うところの論理性である。彼の天秤においては1セントよりも2セントの方が価値があり100人のために99人は切って捨てるべき命なのだ。
──Branle Espace
名前 |
未登場 |
年齢 |
十代半ば |
性別 |
男 |
特徴 |
白髪、白衣、灰色の義手のような両手 |
好きなもの |
簡潔、未知、気の強い女 |
嫌いなもの |
面倒なこと |
怖いもの |
貧乳 |
職業 |
研究者兼、魔術師兼、魔導具作成者 |
よくいる場所 |
路地裏その他目立たない場所 |
目的 |
研究の完成 |
戦闘スキル
概要
- 遠隔操作攻撃端末(ビット)の使用。
- 簡易魔術補助用装備を使用した簡素な魔術。
- 格闘家レベルの近接格闘術。
魔術師としての技術
他の路地裏の住民と同じく彼にも特異な戦闘用スキルがある。その名前を【魔力操作】と彼は単純に呼んでいる。これは能力ではなく魔力の使い方の一つである。この技術を端的に説明すると魔力を用いて物質を遠隔操作することができる。また副次効果としてセンサーとしての役割も持ち操作範囲内にいる物の動きを探知することができる。彼はこの技術を実戦においては自作の魔導具を動かすのに使っている。
魔導具作成者としての技術
あらゆる戦闘(と時には悪戯)の際に彼が使うのが彼がビットと呼ぶ球体の魔導具だ。それは光の加減によっては灰色にも、黒色にも見える。全てで六機あり、基本的には複数で運用する。彼が脳裏で感覚的に操作すればそれは任意のタイミングで表面から熱光線を照射する。その一つ一つの熱線は大したものではないが複数で運用すれば威力不足も補われる。
常に持ち歩いているビットとは別に常に装着している魔導具もある。それは灰色を基調とした機械的な、ガントレットと手袋の中間のような装備だ。彼は魔術師ではあるが魔術の腕が殆どないため、このガントレット型魔導具を用いて簡易な魔術の補助としている。
他の技術
彼は研究者であり理論を何よりも重視している。故に他のそれらとは違って肉体面の強化の必要性を理解しておりそれを実践している。彼の格闘技術は相応に高く武器無しで危険地帯へと入り込むことを躊躇させない程だ。またそれは彼の他の攻撃手段を補う役割を持っている。
性格
非常に粗暴で面倒くさがり屋。かなりの女好きでありナンパをするのを全く躊躇わない。口調も乱暴で好戦的に見えるが事実その通りである。しかしその本質は完全なロジックを信条とする理論信仰者だ。彼にとって考えることと生きることは全く同等であり直結している。あらゆる状況下で全ての物事をメリットとデメリットに分類し、リスクと期待値を計算し、支払う対価以上の報酬が見込めた時にのみそれを実行に移す。彼にとっては報酬が対価を上回っていることのみが重要であり、それはリターンが予想されるのであれば如何なる代償であっても支払うことが正しいと彼が考えているということだ。よって彼は自分の研究のためであればありとあらゆるものを犠牲にする。しかし人道的な感性から全くかけ離れているわけではない。人との繋がりは重要視しているため友人関係を結ぼうとすることは多い。また彼はその信条から等価交換の法則を順守している。つまり、一定の利益を自分に与えた者には同程度の利益を与え返すのが当然だと考えている。彼にとってこれは義務や義理ではなく世界に自然と存在すべき現象の一つだ。
最終更新:2012年03月13日 23:20