──「ヘルヴィム(仮名)関する調査報告書」
Ⅰ、彼についての基本情報
町の迷い人を導く案内人であり教団『伝えし者』に属する信者
彼の案内人としての姿はとても軽く現代の若者を思わせるが
『伝えし者』としての姿は正反対に物静かで、言葉には力が宿る
Ⅱ、彼の容姿について
西洋人的な顔の右半分には魔方陣の入れ墨がなされ
左目に黒い眼帯を付け、首元には銀のチェーンをはめる。
左手首には片輪手錠が付けられており、全ては封印術式である
身長は高いが体格は極めて細く、皮膚の色を髪の色は白い
Ⅲ、彼の行動について
一言でいえば、トリックスター。場をかき乱す者
神への信仰心は高いが、おもしろい、と認めた者につく
Ⅳ、彼の能力について
天使を身に”捕える”天使機構開放術式によるもの
これにより未来予知、六枚の翼、オーラを使用できるとされ
彼はこの術式を幼年期に施され今に至る。
Ⅴ、天使機構開放術式について
教団設立以来研究が進められてきた対能力者への魔術
人間より優れた知恵と能力を持った魂『天使』を
穢れの知らない幼年の”女子”躰で捕える封印魔術の一種で
過去数十の実験が行われていたが、器が足らないと結果はすべて失敗
60年ほど前に研究の停止が決断され、今の教団で知る者は極少数
即ち、”彼”と”術者”と術者の”協力者”が全ての真実を知る
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教団資料室に隠された極秘資料 |
【天使機構開放術式《"Because Unable to Live――Angel"》】
体の内に"天使の力"を宿している能力者。普段は幾重にも張り巡らされた術式により
封印されているが、術者の任意でその封印を解く事ができる。開放できるのは翼、眼、光、身体能力。
翼は文字通り背に翼を生やす事ができる。光でできたその翼はもちろん飛ぶこともできるし、刃にも盾にもなる
眼は常に3秒先の未来が片目のみ視えるようになる。
光を開放すると、全身が淡く燐光し、光を纏う。その状態において術者は光の加護を受け
速度、強度上昇。また光でできた近接武器のみ精製できる。ただし扱いは素人なのでその道の人に勝てるとは思わない事
術者はまず術式開放に1レスかかる。また術式は常に2つまでしか開放する事ができず、
他の術式に変更したい場合は、2レスの時間を要する。その間既存の術式は使用可能
のちに授与者様より、どの封印を解いても身体能力が上がる
と仕様変更がありました。
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最終更新:2012年06月17日 18:10