―――――――――――「あたしの前で泣くのは禁止だ。」
名前――――― 鷹司 加奈子
性別――――― 女
年齢――――― 16歳
身長/体重――――― 156cm/51kg
出身―――――
【帝國】
【概要】
由緒正しい帝國華族、そこに養子として迎えられた少女。実の母親から虐待を受けていた過去がある。
両親が帝國軍部に所属する人間の為、彼女もまた、両親の実子である姉妹と共に帝國の軍学校に在籍している。そして彼女の軍学校卒業と共に帝國陸軍へ士官扱いで所属する事を両親と約束している、所謂エリートコース。故に勉学については然程力を入れてはいない。
但し、身体能力と銃術、剣術においてはそれなりの成績を納めており、彼女の通う軍学校内において常に上位三名の中に名を連ねる程の才は持つ。
また、妹と二人暮らしをしており、両親に頼めば家賃程度なら払ってもらえるのだが、「それは悪い」として色々なバイトを行っている。
その過程で譲り受けた原動機付自転車を愛用している……のだが、肝心な時にエンストを起こす。
【機動天使エィンゼル】
【帝國】における軍備増強計画の内の一つ、装着型兵器による歩兵単体の性能、異能対応力強化を目標にした「機動天使」計画によって開発された試作兵器。
本機は融合装着型強化外骨格による攻撃性能、防御性能、移動性能、携行性能その他諸々の歩兵としての全能力の向上。及び兵役期間の短い人物や、或いは年若い少女も戦力にすることを可能にすることをコンセプトに開発された。
プロジェクトリーダーは"鷹司 暮方"という技術者であり、自分の娘を基準にし設計したため、テストヘッドとして娘である"鷹司 加奈子"が選ばれた。
箱型の機械を起動キーとしており、装着者の声に反応し、強化外骨格を展開、衣服と入れ替わり装着者の身体の一部と融合する事で、変身を完了させる。
動力源は青色の光波の如き姿をした人工エネルギー「Ainsel」であり、搭載されたジェネレーターによる膨大なまでの生成により、限界こそある物の、通常使用においてはほぼ際限の無い稼働とエネルギー量を約束するほどの力を持つ。
これらのエネルギー物質は武装にも転用され、弓を象った遠近両対応汎用機械弓、「YOICHI」により、エネルギーを実体化、矢の様に放つことが可能であり、更に通常の和弓における姫反、鳥打、大腰にあたる部位にエネルギーを纏わせることで、強力な斬撃攻撃を放つ事も可能となっている。
また、左腕部には同じくエネルギーを応用したシールド発生装置が備わっており、発動する事でエネルギーが盾状へと固定され、衝撃等への防御性能を発揮する。
あくまで歩兵への強化武装であり、飛行能力を持つ事は無いが、背部、及び脚部に備わったブースターを発動する事で、光波による高速移動を可能とする。
但し、強化外骨格の作動に必要な最低限の量のみを残してエネルギーをそれらへと集中させることになるので、必然的に武器類の使用は制限されることになる。
また、同じく光波を装着する武器類に一レス間集中させることで、攻撃の威力、及び盾の防御性能をより向上させることが出来る。
無論、一時的に攻撃の手を止める事になる為、無用な使用は禁物。
外見は、身体に密着する薄手の青色のスーツに、青と白を基調にした外骨格が装着される形となる。左腕にシールドが搭載されていて、また右手で武器を扱う関係上、左肩から左腕にかけて外骨格が集中し、右肩から右腕にかけては動きやすいよう簡略化された最小限の装甲が独立して二の腕、前腕に装着されるのみとなっており、背中から胸部を覆う装甲の左胸部には六枚の羽を模したエンブレムが施されている。
頭部は現在の身体状況等を知らせるためのバイザーが本来は目元を覆う様に装着されるのだが、装着者の意向でほとんど使用される事は無く、押し上げられ頭の上で待機したままとなっている事が殆ど。そして両耳の保護も兼ねたヘッドフォンの様な形状の通信機も備えられ、左耳側から一本、角の様にアンテナが突き出ている。
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能力原文 |
【機動天使エィンゼル】
融合装着強化外骨格・天使型の適合者。1レスで装着状態に変身出来る
光波と呼ばれるエネルギーを使用して戦闘する。
弾丸として射出する他、剣として収束、盾として展開することが出来る。
弾丸の威力は拳銃弾並。剣の切断力は鉄を切れる。盾は9mmパラベラム弾を防ぐ。
また1レス光波を使用せずに集中状態になることで、次レスで光波出力を一時的に強化可能。使用後解除。
そうした場合、弾丸はライフル弾並、剣は鋼鉄を切り裂き、盾はグレネード弾も防ぐ。
飛行するほどの推進力はもたないが、ホバー移動して地形の影響を避けることが可能。
ただしホバー移動中は戦闘能力が制限され、光波の使用が不可能となる。移動速度は60km/h
身体能力;陸上競技アスリート級
戦闘技術;銃術、剣術をそこそこ使える。素人を1、達人を5として3程度
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【容姿・性格】
前髪を常にピンで左に寄せた、短い髪に黒い瞳の純帝國人の少女。左目の下に4cm程の短い切り傷の痕が残っている。服の下には過去の虐待の痕が残っている。
私服は基本的にフライトジャケットやパーカー等、どんな季節でも厚着を好んで着用する事が多く、下はホットパンツやスパッツ等が主。冬場にはタイツを着用する事もある。
学校へ登校する日は白と紺が基調のセーラー服に、首元に紅いスカーフを巻く。
またどの格好にも共通して
【帝国】陸軍の濃緑の略帽を被り、黒色の編み上げ靴を履いている事が殆ど。そして衣服の何処かに、「エィンゼル」の起動キーを忍ばせている。
荒っぽい話し方、そして荒っぽい性格で、後先と難しい事を考えるのが苦手。頭で分かっていたとしても合理的な判断をするのが苦手で、戸惑う事が多々ある。
家族という存在を第一に考え、それに関すると非常に熱くなり、時には何も考えられなくなる事すらもある。
また、世話好き。本来ならば一人っ子だったこと、そして現在同年代の割に非常に手のかかる妹がいる事から、特に"妹"を感じさせる人物には彼是と鬱陶しいくらいに世話を焼きたがる。
【過去】
元々は【帝國】の一般家庭の娘だった。元々の性は平山。三歳の頃には両親が離婚。父親は養育費の支払い義務も果たさずに音信不通となってしまった。
それからは母親と生活してきたが、困窮していく生活に次第にノイローゼへと苛まれ、時間が経つにつれて少しづつ、多少の体罰から虐待へと発展していく事になる。
小学校入学時には既にその虐待は酷い物となっていたが、家庭環境も相まって年相応以上に気を遣う様になっていた彼女は、虐待の事実をひた隠しにして生きる。その為、誰かの家に遊びに行く事は殆ど無く、無論誰かを家に招き入れる事も無かった。
小学校二年生時に、鷹司家の長女、"鷹司 明朝"に出会う。生まれ付き声帯に異常があり、話す事が出来ない彼女に対して、他の生徒からイジメられかけていたのを加奈子が救ったのが切っ掛けに友人となる。
その交流の過程で"鷹司 明朝"の両親が加奈子の服の下の傷、不審な行動に疑問を持ち、問い詰めるも答えを頑なに拒否する。が、その身を案じた彼等が警察に通報。
それにより、彼女への実の母親によるネグレクトが発覚。母親は逮捕され、残された加奈子は鷹司家に、長女として歓迎されることになった。
一転、過保護とも言えるほどの新しい両親と、妹となった"鷹司 明朝"の愛情に少しだけ戸惑いながらも、一生を懸けても返しきれない程の恩を痛感。
ならばせめて、家族から受けた大恩を少しでも返すべく生きよう。そして少しでも自分の様な人が救われるようにしようと心に決める事となった。
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どうでもいいこと |
前述の通り帝國の名家。父親の名は"鷹司 暮方"、母親の名は"鷹司 叶"、
共に帝國軍部で働く人間で、父親は兵器開発局、母親は女性でありながら帝國陸軍で中佐の階級を戴く。故に、家はかかあ天下。
また兄が一人、妹が一人おり、兄は"鷹司 明方"という名で既婚。妹は鷹司家の元長女であり、同年代でありながら誕生日の関係で加奈子の妹となっている"鷹司 明朝"。
彼女を母親から救い出した本人である明朝とは特に仲が良く、よく一緒にいる。無論NPCの為、確定で容赦なくぶっ殺して貰っても構いません。絶望へとまっしぐら。
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最終更新:2014年08月18日 20:05