「つまらんままは嫌だろう、一丁面白くやろうじゃねぇかァッ!」
名前 |
ゲアハルト・グラオザーム |
性別 |
男 |
年齢 |
48 |
肉体年齢 |
25 |
分類 |
【強化系】 |
誕生日 |
4月22日 |
身長 |
190センチ程度 |
好き |
刺激的なもの、面白いものすべて |
嫌い |
つまらないものすべて、平凡な己をよしとする人間 |
【】
通常の心臓(甲)の他に、もう一つ機械で構築された心臓(乙)を持つ。
同時に甲乙を起動することはできず、停止することもできない。必ずどちらか片方は生命維持のために必要である。
ただし、甲乙の切り替えは能力者の任意で行えるものとする。
この能力者の能力は、甲乙を切り替えることで起きる体内環境の変化に対し順応できると言うもの。
また、生命活動の基礎値が常人より高いため、治癒力などと言った部分も『人並み外れた』という程度に留まる。
甲を使用した場合は、人間としての身体能力を保ち、疲労や痛みなども普通に感じる。
然し、体内に残された乙の残滓が作用した結果。相手の攻撃を受ければ受けるほど、其の攻撃に対する内面への適応能力を得る。
(主に毒物に対する耐性や能力に寄る体調変化、出血に寄る出血死などを段々と『抑えていく』能力。)
乙を使用した場合には、人間としての機能の殆ど(食事、睡眠、性欲を始めとした戦闘行為以外の要素)を感じなくなる。
痛みは鈍化し、眠気は消え、他者に寄り添いたいという欲も消える。代わりに、時間が経つごとに体内の乙は『ギア』を上げていく。
齎されるのは身体能力の強化。純粋に自身の肉体機能を段階的に強化していくと言ったもので、血液は『機械油』のようなものへと変化する。
最大で人の身で余るほどの強化を行えるが、乙によって強化されるのは基本的に供給されるエネルギーの方であり、身体自体の身体能力は強化されない。
あまりにも強い力を振るい続ければ、肉体が次第に自壊していく。
身体能力:甲使用時は高い。乙使用時は非常に高い。
初期装備:基本的には無し
Q&A
+
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... |
1.二つのうち一つの心臓を完全破壊された場合、生存することは可能でしょうか。
また可能であった場合、破壊された方が有する機能は永遠に喪失しますか?
どちらかが必ず必要とあるように、片方が破壊されても特に支障はありません。
其の時に受けた傷で死亡する……なんてことはあるかもしれませんが、心臓の破壊では死亡しません。
また、破壊された心臓はキャラクターのコンディションにもよりますが、一週間~一ヶ月もあれば復活します。
基本的に甲状態のほうが傷の治りが良いです。乙だけでも生存は可能ですが、戦闘タイプの心臓なので生存には向きません。
ロールの展開によっては直さなかったほうが熱いばあいもあるので、其処は自由な感じで大丈夫です。
2.甲の心臓の位置は通常通り胸部の真ん中あたりだと思うのですが、乙の心臓はだいたいどの位置にありますでしょうか。
本来の心臓の位置を真ん中として、その左右に位置する感じで1つずつついています
従来の位置と異なるので、そういった使い方をしても良いかもしれません。
3.乙使用時には血液が機械油のようなものに変化するということですが、可燃性はありますか?
可燃性があってもいいですし、無くても構いません。粘度がやや高めであれば、其処は自由とします。
ただし、何方かに決めた場合は其処からの変更は無しでお願いします。
あと見直してて思ったのですが、折角2つ心臓があるのに両方使えないのはテンションガン上げにならないので
極短時間(2~3レス位の範囲内)であれば同時起動が可能とします。制限時間を過ぎると体に異常が発生し始めるって感じでお願いします。
血液の可燃性はあったら面白いかなと思いましたが、ちょっと複雑に考えなきゃいけないような気がしたのでナシとさせていただきます!
(追加質問)
1.心臓を破壊されてもそのうち治るということですが、ということは腕や足を破壊されても時間経過で復元しますか?
そのあたりは余り想定していませんでしたが、一番大事な心臓が治るのに体が治らないのも可笑しい話なので。
出血や切り傷などの外的損傷>内臓器官の損傷>四肢の欠損等>心臓の順で治りにくくなりますが、治ることにしましょう。
その代わり、甲の状態(人間としての治癒能力が表に出ている状態)でなければ治らないという条件をつけさせてください。
2.復元する場合、どのていどの損傷具合ならば完全復活するでしょうか。たとえば右腕が完全に欠損しても、そのうち生えてきますか?
できれば心臓と同等か、若しくは少し遅いくらいの時間を掛けて欲しいです。
この辺りはリアルの時間も含んでしまう問題なので、そちらの裁量に任せる感じですね。
でも多分、破損度によっては治っても違和感とかが残るかもしれません。
完全に細胞が死滅させられたりしない限りは、断面からこう段々生えてくると思います。
絵面が厳しかったら、後で一気にニュッと生やしたりしても構いません。
3.乙の使用時に時間経過でギアが上がっていきますが、しばらくギアを上げずにおいて、後になってから一気に引き上げるというような使いかたは可能でしょうか?
エンジンを温めて一気に加速する感じですね。勿論構いません。
ある程度上げてから溜め始め、一気に開放するといったことも可能です。
あと、心臓への負担(乙へのダメージ、場合によっては一部破損や機能停止。その場合は通常より治癒時間増)を容認することで
限界を超えるぜ! なんてこともやっていいので。そこはお好みでどうぞ。
前述の条件さえ飲めば、最初からトップスピードなんてことも可能です。
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概要
男は、かつてどこにでもいる鉄砲玉だった。
いわゆるマフィアと呼ばれる組織の最下層。いかようにも替えが効く十把一絡げの使い走り、特別性などなにもない一般人。
そこに属していたのにものっぴきならない事情があったわけではなく、ただ楽して甘い蜜が吸えるからというだけのもの。
信念など何もない。下手に成り上がれば責任が増えるばかりだからのし上がろうともしなかった小物は、ゆえに順当に使い潰されることとなった。
ある科学者の襲撃。何も知らされていなかった彼はこんな楽な仕事はないと高を括っていたが、自身を改造していた科学者を前に呆気なく返り討ちにあう。
死亡者多数、辛うじて生き延びた人間は例外なく捉えられて実験体にされる運命を辿ることになった。
しかし、転機が訪れる。
誰もが耐えられなかった人体実験に、どういうわけか男は耐えることができた。度外れた狂気と狂喜を見せるマッドサイエンティストを見て、返り討ちにされたそのときから燻っていた感情が一気に燃え上がる。
――こいつはなんて面白いんだ、と。
男の人生において誰よりも狂い、情熱を高ぶらせている人物に心を打たれた。狂気が伝播していく。
それ以降、彼は進んで実験に協力した。次々に刻み込まれる異端の技術、普通の人間から加速度的に乖離していく己を受け入れるように歓び、後期は研究所内を自由に歩き回ってさえいた。
そうしてやがて、数か月後。己の最高傑作が完成したと喝采した科学者の人生を、その瞬間に終わらせてやったのは彼なりの敬意であり感謝であった。幸福の絶頂で幕を下ろしてやろうと。
仮初の塒を出てまず最初に実行したのは、かつて己が属していたマフィアへの襲撃であった。
それほど規模の大きくなかった彼の組織は、たった一人の狂人に滅ぼされることとなる。金品のすべてを略奪されて、後に残ったのは死体と瓦礫。
しかし、そこに復讐の感情はなかった。
むしろ感謝――自分はこんなにも面白くなったぞ。どうだみてくれ、すごいだろう。
今まで置いてくれてありがとう……だから最高に面白い死に方をさせてやると稚気じみた殺意を掲げて、かつての友人たち諸共虐殺したのだ。
……それから各地を放浪する生活が始まる。
ただひたすらに、面白いものを求めて。あの科学者みたいに、素晴らしい熱意を秘めた人間を見るために。
おもしろき、こともなき世を、おもしろく。心の在り方なんぞで終わらせない。
我欲、俗欲、上等だ。この世をせいいっぱい楽しもうと声をあげて、あらゆる土地で波瀾を巻き起こし続ける。
容姿・性格
白い蓬髪の西洋人。黒のスーツに紫のシャツを着崩しており、ネクタイは締めていない。
190センチを越す長身は筋者めいた服装と相まって威圧的な外観となっており、暴力的な気配を醸し出す真紅の双眸がそれを助長している。
実年齢に反して若々しい外見は二十代の半ばに見えるが、実際のところは半世紀近く生きている。これは改造を受けたことにより外見の老化が停止したためである。
性格は刹那的かつ享楽的。
今が楽しければそれでいいという快楽主義者であり、しかし先に待ち受けるより大きな楽しみのためならそれなりに我慢ができないわけじゃない。
人間の持つ我欲を全肯定しており、醜い欲望を晒す者を前にしても厭うどころかむしろ好感を抱く。
力があるのに平凡に纏まろうとする人間を腹の底から嫌っている。
基本的に陽気であり酒場に居合わせた客全員に奢るという一面を見せることもあるが、その場のノリで笑いながら皆殺しにする凶暴性を有している。
最終更新:2017年05月28日 21:35