【騒々しい脳内会議】

【時間軸は「23番目」が出現した直後の脳内です】



世界「・・・・・これは予想外ね」

「愚者」の感情の損失、これは他の21の人格たちに大きな衝撃を与えた
「愚者」は0番目の人格、つまりどの人格とも親しく関係も深かった
更に性格の面から見てもとても人懐っこく、少なくとも眼の敵にしている人格はいなかったのだ

恋人「無表情な「愚者」ちゃんもかーわーいーいー!」
星 「騒々しい・・・・事はそう簡単じゃない・・・・・」
死神「はははっ、でもこれで死人が増えて僕としては万々歳なんだけどね」
魔術「利己的な・・・・考えは・・・・ご法度だ・・・・」

世界「とりあえず「23番目」の前に外に出てた私がしきるわ」
女教「は?何であなたが仕切るのよ、教皇のわたしが仕切るべきでしょ?」
教皇「私も教皇なんだがな、それに今は揉めている場合じゃない」
女教「くっ・・・・・わかったわよ・・・・」
世界「これだからババァは」
女教「聞こえてるわよ・・・・」
戦車「HAHAHA!YOUたち喧嘩はそこでSTOPだぜ!」



世界「・・・・・じゃあ本題ね、皆は仕事と友達・・・・どっちを取るかしら?」
世界「私は「友達」を取りたいけど私だけの体じゃないからね」

魔術「俺は・・・・・「仕事」だ・・・・」
世界「あなたらしいわね」
魔術「「友達」・・・・なんて・・・・信用できない・・・・からな・・・・」

女教「私も「仕事」ね」
世界「ババァには聞いてないわよ」
女教「私たちの年齢は皆同じはずでしょう?」
世界「あの命乞いとかを思い出すと古臭くてしょうがないわ」
女教「(#^ω^)」

女帝「わらわは「友達」じゃ」
世界「母性本能ってやつかしら?」
女帝「うむ、それもあるが「愚者」とは仲がいいからな」

皇帝「我輩は「仕事」を優先したい」
世界「一応理由を聞いておこうかしら?」
皇帝「責任、それが我輩の象徴だ」
世界「「仕事」を引き受けた責任ね・・・・・」

教皇「我は「仕事」だ」
世界「予想通りね」
教皇「何か気に障る言い方だな」
世界「何も無いわよ?なーんにもね」



恋人「どっちでもいいよー、皆とラブラブ出来る方で!」
世界「・・・・・・「友達」って事にしおくわ」

戦車「MEEは「FRIEND」だぁぁ!!」
世界「うるさい」
戦車「アイムソーリー」

力 「ふん、興味は無いが強いて言うなら「仕事だ」、馴れ合いは嫌いだ」
世界「自惚れ・・・・自分の象徴も理解できてないの?」
力 「それを踏まえてのオレだ」
世界「ふーん、死んだら私たちも死ぬのを忘れないでね」

隠者「今回の出来事はわしの失敗だ、責任を取る為に「仕事」に投票したい」
世界「落としたのは「愚者」だからあなたの責任ではないと思うけど?」
隠者「確かにそうだがあの忍者に力を取られたのはわしのせいだ」
世界「そう、本人がそこまで言うならそれでいいわ」

運命「僕とジャンケンをして勝ったら「友達」にするよ!」
世界「気紛れ過ぎでしょ・・・・・」
運命「さーいしょはグー!」
世界「あ、え!?・・・・・ポイッ!」
運命「あちゃー、「友達」かぁ」
世界「・・・・・・調子が狂うわね」

正義「自分は「仕事」です!」
世界「もしかしてまた「異端」だからかしら?」
正義「もちろんです!天界の為に働く事こそが「正義」です!」
正義「それ以外のものはゴミも同然です!」
世界「「偏見」ね・・・・・・」

吊男「周りが犠牲に習いなら僕が犠牲になる」
世界「つまり「友達」ってことでいいわね?」
吊男「そうしてもらいたい、まぁ無駄な犠牲にならないことを祈るばかりだよ」


死神「僕はデスねー、象徴的な意味で「仕事」がいいですねー」
世界「象徴とかは関係無しであなたの意見を聞きたいんだけど」
死神「あははっ、それじゃ僕の意見も「仕事」デスよ」
世界「相変わらず掴めない奴ね・・・・・」

節制「「友達」がいいですぅ」
世界「理由は?」
節制「命は大切にした方がいいと思うからですぅ」
世界「浪費家のあなたが言う言葉かしら?」
節制「あれれぇ?「堅実」の象徴をお忘れですかぁ?」
世界「矛盾してるようで矛盾してないのは知ってるわよ、この自己中め」

悪魔「聞くまでも無いだろう?」
世界「「友達」よね、もちろん」
悪魔「ちょっ・・・・いやそうなんだが・・・・何故分かった?」
世界「悪循環からの目覚め・・・・それが目的でしょ?」
悪魔「そ、そんな訳無いだろう!べ、別に「愚者」を救おうと何かしてない!」
世界「・・・・・自覚してやってるのかしら」



塔 「「仕事」」
世界「理由を聞きたいけど・・・・あなたの話し方だと・・・ちょっとね・・・・」
塔 「我 言語 問題 有 ?」
世界「別にそういう意味じゃないわ、気にしないで」
塔 「了解」

星 「とりあえず「友達」に期待してみまーす」
世界「適当感が溢れるわね」
星 「どうせ失望する可能性もあるのでしょうがないでーす」

月 「不安・・・・不安・・・・」
世界「それだけじゃ何を言いたいのかがわからないわ」
月 「・・・・・・・「友達」・・・・」
月 「友達・・・・不安・・・・でも・・・・天界の方が・・・・不安・・・・」
世界「そうね・・・・天界は私たちのことをどう思ってるのかしら・・・・」

太陽「明らかに「友達」の方が明るいな」
世界「天界は物理的に明るいけど空気が重いのよね」
太陽「そうだな・・・・あそこはまるで機械みたいだ」
世界「そういう意味ではここに降りて来て正解だったかもしれないわね」

審判「わたくしは「仕事」で」
世界「固いわね、もう少し柔軟な思考を持ったら?」
審判「それがわたくしですから、それにあの東洋の審判長とも会いたいですし」
世界「・・・・・血の気が多いのは知らなかったわ」



世界「・・・・・・「友達」の方が多いわね」
太陽「じゃあ全員そういう風にしてもらうのか?」
世界「いいえ、あくまで今のところの意見よ、どうするかは個々に決めてもらうわ」

塔 「「愚者」 今後 議論 提案」
恋人「ワタシとしては今のままでも充分可愛いい!」
隠者「そろそろ真面目にしてもらいたいんだが」
恋人「うるさいよ!陰気なくせに~!いーんーきー!」
月 「・・・・・・・・ごめん」
恋人「え!?何で謝るの!?」

世界「・・・・・・話を戻すわ、「愚者」・・・・「23番目」はどうする?」
正義「どうやら彼女も「仕事」を優先気味のようですね!」
審判「でも、あまり乗り気では無いようでしたよ」
死神「そこら辺は難しいデスねー」

魔術「問題は・・・・・これから俺たちがどうするかだ・・・・」
世界「私としては感情を再生するようにさせたいわ」
恋人「ワタシも一応さんせーい、今も可愛いけど昔の方が愛想が良かったし!」
節制「少なくともここにいる全員の唯一の共通点はそこだと思いますぅ」
星 「意義なーし」
運命「どうでもよーし」
戦車「久しぶりにキレちまったよ・・・・屋上にGOしようぜ・・・・」
世界「二人纏めてね」
戦車「サーセンしたぁ!!」
運命「ぷぷっ、謝ってる・・・・ざまぁ」
世界「また脱線してるわね・・・・・」

世界「とりあえずの行動は「感情の再生に尽力を尽くす」でいいかしら?」
塔 「意義 無」
悪魔「問題は無い」
力 「どうぞご勝手に」
女帝「よろしく頼むぞ」

世界「・・・・・・思ったよりも皆がまともで安心したわ」
節制「あなたも思ったよりもまともで良かったですぅ」
塔 「上 同感」

世界「・・・・・・じゃあそういうことで今回はお開きね」

それから声は一つもしなくなる
各々の心に様々な思考を持ちながら・・・・・

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最終更新:2010年06月23日 19:26
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