【機身剛体】


「何故愚かな人間は争いたがる?」


人物紹介

識別名 合成人格『A9-60』
性別 性自認と素体は男
年齢 不詳
誕生日 不明
身長 173cm
体重 見た目よりかは重い
好き 自分の得になる行為(当人基準)
嫌い 自分の損になる行為(当人基準)、大量の水

概要

人が飢えて足掻きながら目指した結果に遂に届けず処分されたアンドロイド。その外見は開発者の一人息子に似る。
記憶メモリーの中身はその殆どが消去されており、己の過去に繋がる情報の一切を宿していないまっさらな状態と化してしまっており、彼は自分が開発されるに至ったルーツ、機械ならば待つはずの存在理由といった物が分からない。言ってしまえば記憶喪失の様な状態。
人間社会に溶け込む為にある程度の知識は植えつけられており、自分が人とは違う事も理解している。また感覚センサーの類も取り付けられており、嗅覚や味覚に至るまで常人と遜色ない性能を誇る。
人という種に限りなく近付けられているが、そこに至る過程が故に人にはなれなかった機械。経験に作られたアイデンティティといった物が存在しないからか、彼自身はそれはそれで別に構わないと考えている。

+ 過去
当初目標とされていたのは死者の記憶、人格を機械を通じて再現、一切の劣化も美化も無い『完全なる再生』。
一個人の妄執に寄ったその研究は一応は実を結びこそしたが、模擬人格の倫理エラーと他でもない妄執こそが全てを否定し奈落へと突き落とした。
次いで送られた先での研究目的は現人類を否定し優れた存在を創造、その新たな存在を人類として定義しなおす『人類の再定義』。
しかしそれもただ一台のアンドロイドを用いた実験と検証で叶う事は無く、最終的にはこれ以上の利用価値は無いと判断され廃棄が決定。
分解と解体の後、小分けのサンプルとなる予定だったが、何かの陰謀か単なる偶然かは不明だが彼自身も気付かぬまま五体満足で逃れる事に成功した。

模擬人格形成には当初は一人のデータが用いられていたが、新しい実験に回された際に複数人の記録を流し込まれており、現在の彼の性格及び人格は新たに作り出された物。
記憶、経験こそが人のベースとなり、また倫理とそれを支える理性を構築する要素となるのなら、善い記憶と経験を複合させ完全なる存在を作る事に何の躊躇いがあろうものか。
誤算があったとすれば、彼等にとっての都合の良い情報ばかりを抽出する事は上手く叶わず、また選ばれた素体もその全員が清廉潔白なる魂ではなかったという事か。

容姿・性格

外見年齢は男子高校生といった程度。合成樹脂製の肌は一見すれば人と変わらない。
短く刈ってかき上げた黒髪、常に周囲を警戒しているかのような鋭い目つきは、やや細身の体格と合わさりシャープな、もしくは剣呑な印象を与えるには充分だろう。

能力紹介

【機身剛体】
あなたは一見して姿を人間に偽装した、
ロボットないしアンドロイドである。

肝心の中身の方だが。
超科学由来の特殊金属で形成されたあなたのボディは、
鋼鉄をも上回る凄まじい剛性を持つ。
斬鉄級の攻撃さえも易々と弾き返すまでに頑丈なのだ。
目や鼻などのセンサーパーツも例外ではなく。
事、物理攻撃に対しては弱点らしい弱点は存在しない。
上位の属性攻撃でやっとダメージが入るか入らないかくらい。

身体能力自体は常人と同じ。
アマチュアレベルの格闘技能を習得している。

+ Q&A
Q.表皮(合成樹脂)や中のボディが破損や故障した場合、技術力や能力によっては修復は可能なのでしょうか
A.部位欠損級の損傷でなけばロール間に修復可能とします

所持品

『クリーンルームスーツ』
彼が身に纏っていた服であり、唯一の私物と言える物。機械ではあるが細部まで人間を模したモノを裸のまま扱うのは如何なものかという事で用意された衣装とシューズのセット。製造元を示すタグの類は無い。
身体にフィットする真っ白なツナギめいた形状の衣装はゴミに塗れた事で多少汚れてはいるが、それでも清潔さと雑多な街には見合わぬ異質感を漂わせる。

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最終更新:2022年07月31日 17:55
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