能力者 サマエル
年齢 1200億年ほど
死ぬことを許さず、地獄の苦しみを与え、魂の消滅へと誘う毒を操る能力。変幻自在な毒は、どんなに狭い隙間でも侵入することができ、液体以外にも、固体や気体へと状態変化して攻撃することもできる。
また、この毒は呼吸器官から皮膚まで様々なところから侵入でき、毒霧をつくり、範囲の曖昧な毒霧を吸わせたり直接触れさせるだけでも魂を消滅させることができる。
基本的には毒液を塊にして放出する攻撃方法を持つが、
毒を圧縮し一気に解き放つことによって周囲に毒液を撒き散らすといった応用技も持つ。
技は以下の通りである。
【死流濁触】
毒液を球状にし、滝のように放出する技。
小さいものから大きいものまで魔力の消耗が少ないので、
基本技として使用している。
【邪牙】
爪に毒を溜め、引っ掻くことにより、血管からの毒の侵入を行う技。近接攻撃として有効だが、殺傷能力が低く、懐に忍ばせておいての攻撃が有効。
【毒刃】
毒を圧縮し固体に変化させて武器のように使用する攻撃方法。短距離の戦闘に非常に向いており、柔らかい鞭から固いハンマーまで自由自在に形を変形できる。
【死血豪散氷】
雨のごとく毒液を降らす技。鋭く速い雨の威力は触れた者の皮膚をすばやく切り刻み、毒を循環させる。
【天穿ち】
空の切り刻むほどに鋭く、圧縮された毒液のビームを放出する技。初速が速く、【天穿ち】の軌道上にいる物体は瞬時に貫通し、毒を体内から循環させる。
【閃触腐散】
触れるだけでも肉体が溶け、本能が焼ききれる高濃度の毒を最大限に圧縮させ、まるで割れた瞬間の水鉄砲のように毒液を周囲に撒き散らす攻撃方法。
以上の技を巧みに使用し1199億年間常に勝ち続けてきた。
また、取り込んだ魔物たちの細胞を吸収し肉体を生成することでより軽快に動き回れるようになる。
進化【デスサマエル】
毒は血のように赤く、夜の闇を紅に染め上げるサマエルの残虐性が反映された能力へと進化した。
その状態【デスサマエル】の解き放つことによって以下の技が追加される。
【空転血鎌】
空中を舞う緋色の毒の刃を飛ばす技。
殺傷能力が高く、回転する刃は相手の肉体をひどく傷つける。
【円転手軸風血鎌】
手を軸として円転する血の刃を振り回す技。
攻撃範囲が広く、土砂や岩盤を軽々と削る。
【刃羅朱吐】
紅色に燃え盛る炎を纏った毒液を発射し、
相手を毒で侵すのと同時に相手の肉体を焼く極めて攻撃性の高い技。最大の弱点として、毒に含まれる細菌と炎は互いに打ち消し合うので、毒の効果が反映され始めるのにはずいぶんと時間がかかる。
【万呪死矢牙】
彼岸花のように美しく咲いた花のような毒の塊を飛ばし、空気中をふわふわと舞わせる技。
この毒の塊に触れると体に紋章が現れ、その身を焼くような苦痛を与え続ける効能を持つ。
【冥府中央大病院の大解剖】
特殊なフィールドを展開し、このフィールド内に入ったもののからだの動きを制限したり、操ったりする能力であり、血鎌や毒のビームなど様々な技を0距離で発動する事もできる。
以上の強力で豊富な技を使用し、相手を苦しめる強敵だが、唯一の弱点として体力が少なく、筋力もないため、完全なるパワー勝負に持ち込めば価値も同然である。
最終更新:2024年12月09日 20:12