【重力切断】

「さよなら……ありがとう」



+ 基本データ

基本データ


名前 Gearrtha.Arvink.Sadim
性別 男性
年齢 不明(十代後半)
属性 特殊系
身長 175cm前後
体重 60kg前後
好きなもの 麺類、ラピュタ
嫌いなもの 喧騒、直射日光、銃
大切なもの 帽子 【無幻帯】 【珪素生物】
トラウマ 銃声




+ 能力、技

能力、技


【重力切断】/Gravity gearrtha

重力をしばらく消せる。そのため、車を持ち上げ、投げた後に重力を戻す事もできる
この場合、少しずつながら腕に負荷がかかり、筋肉痛になりやすい


戦法

基本的な攻撃手段は岩の投げつけ、近接格闘など

よく使用する技は、以下の二つ

【ラピュタ】
周囲の重力を無くし、対象を地盤ごと上空へ持ち上げる技

【流星怒涛】
【ラピュタ】の応用技
空中に浮遊させた大量の岩を流星のように投げつける技




+ 容姿、性格

容姿、性格


黒い帽子に黒い服、そして髪、目も黒いという、夜闇に溶け込んでしまいそうな風貌
但し肌は白い(病的な程ではない)
髪は少し長めだが、まるで重力に逆らうかのような癖毛である

目つきが悪く、更に口も悪い。しかし根は悪くない様子
無意識のうちに他人を助けることを行動原理としており、「誰かを護る為」に戦う事が多い

極度の麺類フェチであり、麺類に捧げる情熱は最早狂愛の域
またラピュタを敬愛し、技の名前にもしている

自身の過去はあまり人に語らない
誰かに訊かれても適当にはぐらかしている

【荒風奏者】との戦闘により右腕を失い、義腕【カノン・アーム】を装備している

一人称は「俺」
他人は「オマエ」




+ 装備品

装備品


【カノン・アーム】
【概念魔法】作の鋼鉄製義腕
一分(一レス)ほど肘に空気を溜め、放つことで強烈な打撃を放つことが出来る

【絶撃】:溜めた空気を一気に放つ、一撃必殺型の打撃。反動大

【華撃】:空気を小出しにして、連続の打掌を放つ。一撃の威力はあまり高くないが、複数ヒットすればダメージは大きい




+ 取扱説明書

【重力切断】の取扱説明書


  • ツンデレですのでお早めにお召し上がり出来ません
  • 生物ですので麺類はちゃんと与えましょう
  • 麺類を与えると喜びます




+ 過去

過去


+ 黒い帽子
いつも被っている黒い帽子
それは、大切な人の形見



 昔の話だ
 【重力切断】には親が居なかった
正確には、親というものの記憶が無かった、と言うべきかもしれない
彼の父親は彼が生まれる前に、大陸全土に流行していた伝染病にかかり死んだ
母親は伝染病こそは免れたものの、体の弱さが災いし、彼を産んだ時に死亡した
その為彼は生まれてすぐ孤児院に引き取られ、そこで幼年期を過ごした

 その孤児院は町の教会が管理・維持していたのだが、その教会の神父は、どう見ても聖職者であるとは思えないような男だった
男は年中くたびれた黒い帽子を目深に被っており、そしていつもタバコを咥えていた
人と話すときはぶっきらぼうに話した
誰かに挨拶されても、ふん、と顔をしかめるだけだった

 しかし男には不思議な人望があった
何も特別な事をしなくても人がついて来る、そんな種類の人望だ
子供たちは男に良く懐いていた
子供たちに限らず、町の人も皆男を尊敬していた
しかし男はそんな事を意にも介さず、いつも不機嫌そうな顔をしていた

 【重力切断】は男のことを最も慕っていた
何時でも男の後をついてまわり、食事のときは隣で食事をし、タバコを吸う時も近くにちょこんと座っていた
何度も追い払われたが、それでも構わずに居る内に、いつしか追い払われなくなった

 それからと言うもの、【重力切断】は男といつも一緒に居た
それは彼にとって初めての『家族』と言えるものだった



 時は過ぎ、【重力切断】が16歳になった位の頃だ
大陸の全土で飢饉が起こった
幸い彼の町はそこまで被害を受けなかったが、近隣の村ではかなりの被害があったという
その為か治安は悪くなり、周辺地域では盗賊団による略奪が相次いだ

 そして、彼の町にも盗賊がやってきた
盗賊たちは略奪を行おうとしたが、町の男たちは勇敢だった
農具を武器として使い、盗賊たちを追い払った

 しかし数日後、盗賊たちは仲間を率いてやってきた
やはり町の男たちは勇敢だった
けれど盗賊たちは今度は凶悪な武器を持っていた

 『鉄砲』という名の武器で彼らは町を蹂躙した
偶然町の外に居た【重力切断】が銃声を聞いて町に駆け戻った時に見たのは血塗れになった町と、大切な人が胸を撃ち抜かれ、絶命する瞬間だった



 その後の記憶は定かではない
気付いたときには町は更に紅く染まっていて、自身には異能の力が宿っていた




自分しか居なくなった町で【重力切断】はいつまでも男の体の傍に跪いていた




 その後、彼は墓を作った
町の人たち墓を
大切な人々の墓を
彼は終始無表情だった
そして全て作り終えた後、静かに涙を流した


 その後、彼は故郷を去った




――喪服のように真っ黒な服を着て、くたびれた黒い帽子を目深に被りながら








+ 経歴
街を出てから数年間の【重力切断】の経歴は闇に包まれている。
ある部隊の隊長を務めていた、世界各地で麺類を売り捌いていた、等様々な噂があるが、真偽のほどは定かでない

……ただ言えることは、彼が『表』の人間では無かった、ということである






  • 体重を修正。175で65は重いような気がした -- ラピュタの末裔 (2010-05-26 21:07:22)
  • 取説設置 -- ラピュタの末裔 (2010-05-27 18:49:50)
  • 見やすくしてみた -- ラピュタの末裔 (2010-05-27 18:55:06)
  • コメントしちゃってもいいのかな?
    お疲れさまでした、【重力切断】さんはクエストでのイメージが特に強かったと思います。
    あそんでくれてありがとう -- Who am I ? (2010-08-21 11:23:29)
  • 亀ですが、こちらこそありがとう、を言いたいです。
    本当に、お世話になりました。
    あ、中の人はまだ残りますからね! -- You are you,and I am I (2010-08-26 22:51:07)
  • いよっしゃああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁッ! -- 何処ぞの俺 (2010-08-26 23:17:25)
  • 亀ですが、どうされました? -- いえるさ (2010-08-29 21:04:49)
  • (物凄く)遅くなってしまいましたが、永らくの間お疲れ様でした(【重力切断】さん的な意味で…)…。あまり絡めずにごめんなさい、ありがとうございました!あちらでもご健勝をっ!(【重力切断】さん的な意味で!) -- 名無しさん (2010-08-29 23:28:38)
  • いやだって、免停さんがここに留まってくれるんですよ!?もう嬉しくて嬉しくて! -- 俺 (2010-08-29 23:30:10)
  • ハイ。またまたド亀な自分を許して下さい&br()……何だろう。凄く、照れる……&br()よし、何かやる気出た。ありがとうございます! -- いえるさ (2010-08-30 22:31:25)
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+ 終幕?

終幕?


もうここら辺で、イェルサの物語はお終いです。
まあもしかしたら復活するやもしれませんが。

理由はもう言わずもがなでしょうから、言いません。


取り敢えず、『お疲れさまでした』と自分から彼に言っておきます。
このキャラを使っていて、本当に楽しかった。

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最終更新:2010年08月30日 22:31
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