2 :名無しさん:2013/06/06(木) 21:54:34 ID:p/Bz0Lnk0
ナレーション 「――――大正」
ナレーション 「欧米の文化が盛んに取り入れられた時代」
ザアアアッ(風の音)
検察機関の門の前で、主人公が立っている(顔が影で隠れている)
主人公「ここから始まるんだ…!」
ナレーション「大正の時代に、一人のバカ正直で生真面目な青年がいた――ー」
表紙
3 :名無しさん:2013/06/06(木) 22:30:07 ID:p/Bz0Lnk0
場面変わって、警察訓練学校の教室
久丞「編入生やって~~!?」
教室では、数十人の生徒が机に座り、教官の話を聞いている
久丞「せ、せやかて……」
瑠璃 ガタっ「教官、学校の原則を見ても、編入生なんて認められていないと思うのですが、そこの所はどうなんでしょうか?」
教官「あー……お前もめんどくさいやつだなぁ、白州瑠璃」
クラスの生徒たちもざわつく
生徒達 「編入生なんて聞いた事ねえよ」 「でも来るとしたら、エリートのカッコいい王子様かなあ!」 「なんで王子様が出てくるのよ…」
ザヮ ザヮ ザヮ ザヮ
教官「いい加減、黙れ」
教官の目つきが、鋭くなる
教官「まあ、さっき話したように、今日からここ、「警察機関訓練学校」に編入生が入る」
教官「じゃあ入ってくれ」
4 :名無しさん:2013/06/06(木) 22:44:43 ID:p/Bz0Lnk0
教官が声をかけた瞬間、勢い良く扉が開けられ、主人公が入って来る
教官「えーっと、じゃあ自己招かry(」
主人公「はじめまして!本日付で、この訓練学校に通うことになった主人公です!!」
エリートとは程遠い、ハキハキとした敬語で自己紹介をする主人公
主人公「どうぞ、よろしくお願いします!」
教室の生徒達は唖然としている…
生徒一同「(なんかイメージと違う………!!)」
教官「あーーっと、じゃあお前は、あそこの髪の長い貧乳のとなりの席な」
主人公「はい!」
瑠璃「ひ、貧乳…」
5 :名無しさん:2013/06/06(木) 22:54:09 ID:p/Bz0Lnk0
ゴ―ン、ゴーン、ゴ―ン
朝のHRが終わり、クラスの皆が主人公の机の周りに集まる
生徒達 「どっから来たの?」 主人公「神川山です!」
「親の職業は?」 「道場やってます!」
「なんで編入してきたの?」 「警察になるのに憧れていたからです!」
生徒達「(やっぱ普通だ………!!)」
6 :名無しさん:2013/06/06(木) 22:57:48 ID:p/Bz0Lnk0
久丞「あー、どけどけ!主人公が大変やろ!」
瑠璃「なんで編入出来たの?」
主人公「えーっと…それはですね…」
久丞「無視すんなや!」
主人公「すいません!なんですか?」
久丞「いや、お前ここの事よくしらんやろ?案内してやろかと思うてな」
主人公「そうですか!おねがいします」
7 :名無しさん:2013/06/06(木) 23:20:17 ID:p/Bz0Lnk0
場面変わって、訓練学校の廊下を二人で歩いている
久丞「ここは、立派な警察官を育てるための訓練学校や、そのことはお前も知ってるやろ?」
主人公「はい」
久丞「いろんな部門のクラスがあるんやが、うちのクラスはたまに事件を任されることがあるんや」
主人公「本当ですか?!」
久丞「まあそれは、うちが魔法部門やから…」
ヴーーー!ヴ―ーーーー!ヴーーーーーーー!
突然、けたたましいサイレンが鳴った
同時に、先ほどまで主人公と一緒にいた生徒達が武装し、非常口から駆けていった
『○○町で爆破事件発生!犯人は人質数名と立てこもっている模様!』
教官「テメーら!現場へ直行!」
久丞「チッ、いきなり事件か!いくぞ!」
二人も非常口へ向かって駆ける
主人公「事件ですか!楽しみです!」ワクワク
主人公が久丞をを抜かし、扉に手をかける
久丞「お前、事件が楽しみなのか?」
主人公「違いますよ」
主人公が扉を開き、光が差し込む
そして、振り返り、
主人公「人の命を救うのが楽しみなんですよ!」
8 :名無しさん:2013/06/06(木) 23:31:08 ID:p/Bz0Lnk0
場面変わって、爆破現場
悪魔導士A「ハハハハハ!お前ら遅いんだよ!」
瑠璃「くっ……市民の皆様はどこですか?!」
悪魔導士A「フン!知った所で、お前らみたいなガキに何ができる!」
久丞「アカン、もう始まってたか!」
悪魔導士A「チッ、またガキが増えやがったか」
主人公「そこの男!止まりなさい!」
悪魔導士A「止まっとるわ!」
その現場には、教官の姿は見えなかった
久丞「教官は?」ヒソヒソ
瑠璃「バレないように、潜入してる。私たちは、引きつけておけって言われて…」ヒソヒソ
9 :名無しさん:2013/06/08(土) 14:54:27 ID:p/Bz0Lnk0
悪魔導士A「ゴチャゴチャうるせえよ!」
叫び声とともに、悪魔導士の掌から赤い閃光が放たれた
瞬間、主人公たちの近くにあった民家が轟音とともに爆発した
主人公「え……」
久丞「やっぱり魔法を使うんか……!」
悪魔導士A「次はお前らがこうなる番だ……」
悪魔導士は、掌を主人公たちに向けている
瑠璃「……完全に攻撃魔法頼り…滑稽ね」
ドオオオオっ
悪魔導士から、再び赤い閃光が放たれ、その爆発の衝撃で主人公たちの
姿が煙で見えなくなる
悪魔導士A「ハッハーー!最高の魔法だ!闇市で高値で覚えた甲斐があったぜ」
瑠璃「……ならそのお金、無駄になりましたわね」
10 :名無しさん:2013/06/08(土) 15:10:44 ID:p/Bz0Lnk0
煙から現れたのは、無傷の生徒たちだった。
一つ変わっているのは、薄い壁のようなものが生徒たちを囲んでいた
久丞「さっすが白州!防御に関しては、もう一流の魔法士やな!」
瑠璃「攻撃魔法だって、私の方が上です!」
悪魔導士はその光景を見て固まっている
悪魔導士A(なぜ魔法が使える……?)
ナレーション「【魔法】 認められた者しか使ってはいけない、人間の力を超えた技」
ナレーション「そのほとんどは警察機関が使えることになっており、無断で使う、覚えることは禁止されている」
瑠璃「―――魔法部署」
その言葉を聞いた瞬間、悪魔導士は目を見開いた
悪魔導士A「(噂には聞いていた……警察組織に魔法を訓練する機関があると…)」
悪魔導士は、主人公たちにバレないように通信機械を使った
悪魔導士A「(俺一人じゃ負担が大きいな……)」
久丞「驚いてるようやなぁ……そや!主人公!お前さんの魔法、見せてくれや!」
瑠璃「私も、ウチに編入するほどの実力見たいです!」
主人公「…………」
主人公は固まったまま動かない
久丞「どした?んな固まってないで…」
主人公「……スッゲーーーーーーーーーーー!!!」
11 :名無しさん:2013/06/08(土) 15:16:46 ID:p/Bz0Lnk0
急な大声に、生徒達は唖然としている
主人公「見ましたか?!今の!あの犯人から赤いのが出たと思ったら!なんか爆発しました!」
主人公「それに瑠璃さんも、今のどうやったんですか?!」
久丞「ま、待て待て待て待て。お前まさか………魔法を知らないなんて言わんやろな?」
主人公「……………魔法って何ですか?」
生徒達「ええええええええええ!!??」
12 :名無しさん:2013/06/08(土) 15:23:45 ID:p/Bz0Lnk0
久丞「おま、魔法知らんのにウチに来たんかいな?!」
主人公「は、はい。あ、でも剣術には自信ありますよ!」
久丞「(だ、だめや…剣術なんて、魔法使い同士の戦いには全くもってやくにたたへん!)」
ドゴォォォォォ!!!!
主人公そっちのけで、生徒達と悪魔導士の戦いは続いていた
悪魔導士A「(あの黒髪の女の魔法が厄介だな)」
その時何も無いはずの、いや、無いように見えている空間から、男の声が聞こえた
???「準備はokだ。やるのはあいつでいいな?」
悪魔導士A「ああ、頼んだ」
13 :名無しさん:2013/06/08(土) 15:33:22 ID:p/Bz0Lnk0
悪魔導士A「オラァッ!」
爆発魔法を、瑠璃の周りに放つ
瑠璃「(皆と引き離すつもりか……!)」
瑠璃「久丞!皆が危ない!早く逃げさ…」
???「危ないのはお前だ」
突然、男の声が後ろから聞こえた、と同時に縄みたいな物で体を拘束されてしまう
悪魔導士B「ふっ、その縄には魔法が込められてある。そう簡単にはほどけんぞ」
ザッ
悪魔導士Bは瑠璃を持ち、悪魔導士Aのところへ飛ぶ
悪魔導士A「こいつは人質として使わせてもらう。次、魔法で攻撃したら…」
悪魔導士Aは、手を瑠璃の頭に置き、
悪魔導士A「こいつの頭は吹っ飛ぶ」
14 :名無しさん:2013/06/08(土) 15:45:33 ID:p/Bz0Lnk0
主人公「瑠璃さん!!」
叫んだ声と同時に、犯人たちは廃墟ビルの中へ入って行った。そこに他の人質もいるのだろう
主人公「あいつら!」ダッ
主人公は廃墟ビルへ入って行こうとする。だが、それを久丞に止められた
久丞「アホ!攻撃したらあいつが死ぬんやぞ!それに、魔法の使えないお前が行った所でどうすることもできへん!」
生徒A「俺、教官に通信してみる!」
生徒は通信機材を取り出し、教官との通信を始めた
教官『俺だ、何かあったか?』
生徒を押し出し、久丞が言った
久丞「白州が犯人達に捕まったんや!それに、あいつら魔法を使う!」
教官『なに?!………めんどくさい事になったな…相手の情報は?』
今度は生徒が久丞を押し出し、答えた
生徒A「一人は攻撃系の、爆発魔法を使います!もう一人はステルス系の魔法を使っていました!」
教官『…………』
教官は、なにかを考えているように黙った
教官『……お前ら、よく聞け」
教官『もしもの場合は、白州を見捨てる』
主人公「!!」
生徒達「え?!」
久丞「ちょ、ちょっと待って下さいよ?!」
15 :名無しさん:2013/06/08(土) 16:11:28 ID:p/Bz0Lnk0
教官『今回の事件の最優先事項は市民の安全だ、事件で死ぬかもしれないことは白州も十分、覚悟していただろ』
教官は、驚くほど冷たい声で言った。
教官『あとは俺がやる。お前らはそこで待機していろ』
そこで通信は切れた。生徒達は、茫然自失と言った表情でうなだれている
主人公「………ふざけるなよ」ダッ
久丞「お、おい!」
主人公はビルへ走っては入っていった。それを久丞も追いかける
久丞「待てって言っとるやろ!」ガシッ
そこはロビーだろうか。受付などが設置してあり、薄暗い
主人公「……このままじゃ、瑠璃さんが死んでしまうかもしれません。俺が助けに行きます」
久丞「アホ!お前は魔法も使えないやないかい!」
主人公「魔法が使えなくても!」
主人公「魔法が使えなくても……このまま待機していて、皆が救えますか?!」
久丞「お前の気持ちもよく分かる!けど、教官の命令やぞ?!……ここまできたら、ワシら訓練生が手出しできる問題じゃあらへん!」
久丞「お前は編入してきたばっかりや!命令違反で、退学になるかもしれへんぞ!」
主人公「………俺の、」
主人公「俺の夢は、『人の命を救う事』です!」
主人公の回想が入る
主人公「昔、小さい頃に、一人で町にでたことがあったんです。」
主人公「俺、田舎者だったからチンピラに捕まっちゃって……」
主人公「お金がないことが分かると、殺されてしまいそうになったんです」
主人公「でも、一人の警察官が助けてくれたんです。」
回想中の警察官「この町に、困っている人がいるなら命を懸けてでも守るよ。それに―――」
16 :名無しさん:2013/06/08(土) 16:40:04 ID:p/Bz0Lnk0
主人公「命を救う事に、迷うことなんてあるか?………って」
久丞「………」
主人公「そこからです。俺の夢が決まったのは」
主人公「今救える命があるんだ、、、絶対、助けます!!!!」ダッ
主人公は、ビルの階段を登って行った。
久丞「……俺は…」
久丞の回想に、主人公の言葉が蘇る
「人の命を救う事が夢なんですよ!」 「人の命を救う事に迷うことなんてあるか?」
久丞「俺は――――」
場面変わって、犯人達がいる一室
悪魔導士A「くっくっく……このビルにこんなものがあるなんて、誰もしらねーだろうな」
悪魔導士B「あぁ…だが、コレを動かすには多くの生命エネルギーが必要となる」
悪魔導士A「最初からこいつら人質に意味はない。全員死ぬんだからな…」
瑠璃「(くっ……このままじゃ、市民の皆さんまで死んでしまう…)」
瑠璃「(誰か………助けて…!)」
ドッゴォォオン!!
その部屋の扉が、勢いよく蹴破られた
主人公「警察だ!!人質は返してもらうぞ!」
瑠璃「(主人公!)」
悪魔導士A「……くっ!…はははは!!一人で乗りこんできたッてか?!」
久丞「一人やない!」
そこには久丞を含む、生徒達が立っていた
主人公「皆は返してもらうぞ!」
悪魔導師A「お前らはバカか!?攻撃したらどうなるか分かってんだろうなあ!?」
教官「どうなるんだ?」
そこには、人質たちを防壁魔法で囲っている教官の姿があった
17 :名無しさん:2013/06/08(土) 16:53:12 ID:p/Bz0Lnk0
悪魔導士A「な、なに?!」
教官「ステルス魔法を使えるのがお前らだけじゃないってこった」
教官「てめーら!市民は俺が守っといてやる!おもう存分やれ!」
悪魔導士B「それは無理だな」
瞬間、久丞達の周りに、魔法を帯びた棘が渦巻いた
久丞「なっ?!」
悪魔導士B「簡単なトラップ魔法だよ。そこの熱血君が来てから仕掛けておいたんだ。
悪魔導士B「まあ、さすがにそこの警察官の侵入には気がつかなかったがな」
悪魔導士A「これで終わりだな………」スッ
悪魔導士の手が、主人公へ向けられる
主人公「………!」
教官「チィ…!」
悪魔導士A「…死ね」
18 :名無しさん:2013/06/08(土) 17:00:41 ID:p/Bz0Lnk0
ドオオオオォォ!!
強烈な爆発が、ピンポイントで当たった
悪魔導士A「フン……」
ドギャッ!!!!
生徒達「?!」 教官「?!」
いきなり、悪魔導士が吹っ飛ばされたのだ。そして、悪魔導士が殴られる前、居た場所には…
主人公「……」フォォォォォ
主人公の体の周りを、光る風みたいなものが渦巻く
悪魔導士B「あれは…」
教官「神力…!」
19 :名無しさん:2013/06/08(土) 17:20:40 ID:p/Bz0Lnk0
ナレーション「【神力」!その昔、神の代行者として活躍した英雄が使っていたという神の力!
現在ある魔法はこの力を目指し作られたものだという説もある!」
悪魔導士A「ガハッ……てめえ、何者だ…!」
主人公「警察官だ!」
主人公「(―――速駆け)」
ヒュオッ
悪魔導士A「消えっ…!」
主人公は、すでに悪魔導士の背後にいた
悪魔導士A「なめるなっ…!」
悪魔導士が掌を向けようと、『考えた所」で、腕を抑えられる
主人公「【読心】」
そこで、主人公の腕が振り上げられる
悪魔導士A「待っ……!」
主人公「たない!!」
ドッゴオオォォォォ!!
主人公の拳骨が、モロに相手の脳天に直撃した
20 :名無しさん:2013/06/08(土) 17:29:21 ID:p/Bz0Lnk0
久丞「す、すげえ!」
悪魔導士B「(これは…勝てんな)」
そこにいたはずの悪魔導士Bが消えた、いや、周りの景色と同化したのだ
教官「ステルス魔法で逃げるつもりか…!」
主人公「―――千里眼!」コォォッ
主人公の視界に、悪魔導士Bの姿がきっちり映った
悪魔導士B「(よし…ここから逃げれば…)」
悪魔導士B「(……視えているのか?!)」
悪魔導師が振り返った時、すでに主人公は目の前に居た
ヒュオッ
主人公「―――終わりだ!」
ドッコォォ!
21 :名無しさん:2013/06/08(土) 17:43:31 ID:p/Bz0Lnk0
――――――――
場面変わって訓練学校の教室
久丞「昨日の事を覚えていない~~~?!」
主人公「は、はい。部屋に突入して、攻撃されそうになったとこまでは覚えてるんですけど…」
久丞「マジか……お前あんなに凄かったのに… あの…神力?やっけ?使いこなすことできへんの?」
主人公「う~ん、どうなんでしょう。でも、どうやって出すか分からないんですよね…」
久丞「もったいないわぁ…」
瑠璃「まあ、いいんじゃないですか?助けてくれましたしね」
主人公「あっ瑠璃さん!もう大丈夫なんですか?」
瑠璃「うん……浅い怪我だったし…」
主人公の回想
主人公(幼)「あ、あの!」
警官「どーした?ボウズ」
瑠璃 主人公(幼) 「助けてくれて、ありがとう!」
主人公「!」じわっ
久丞「ちょ、なんで泣いてんねん!」
主人公「いや……なんでもありません…」
主人公の顔アップ
主人公「(そうだ、まだ始まったばかりなんだ)」
―――――夢への訓練生活は!
完
最終更新:2013年06月13日 10:29