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7/15-C9

シナリオ 7月15日(日曜日)・そのC9

 爆弾娘



真緒(人気は無いけど……)[pcm]

せえら「なにしてますの? 入りますわよ」[pcm]

真緒「あ、ああ」[pcm]





おそるおそる中に入るがそこには誰も──[lr]
いた。[pcm]

真緒「なんだ……北上か」[pcm]

せえら「あらカナちゃん。ただいまですわ」[pcm]

奏「………」[pcm]

せえら「なんですの? 黙ったままで」[pcm]

奏「………」[pcm]

真緒(様子が変だな)[pcm]

せえら「ちょっとカナちゃん?」[pcm]

真緒「あ」[pcm]

何も言わないまま北上は去っていった。[pcm]

せえら「訳が分かりませんわね」[pcm]

真緒「なんだろう……嫌な予感」[pcm]

せえら「センコーは考えすぎですわ」[pcm]

真緒「んー」[pcm]

せえら「ワタクシは食堂へ行こうと思いますけど、
センコーはどうしますの?」[pcm]

真緒「そうだな、ぼくも行こうか」[pcm]

せえら「ええ、では行きますわよ」[pcm]






食堂へ入るとそこには全員が集まっていた。[pcm]

かたまってヒソヒソ話をしていたようだけど、
ぼく等がくるなりそれを止めた。[pcm]
そして全員でこっちを見ている。[pcm]


真緒「……この雰囲気は」[pcm]

せえら「みなさん、ただいま帰りましたわよ」[pcm]

和「あ、ああ」[pcm]

奏「………」[pcm]

せえら「どうしましたの?」[pcm]

和「いや、こんな遅くまでキミたちはいったいなにをしていたのかとね……」[pcm]

奏「………」[pcm]

せえら「なにをと言われましても、ただワタクシの家で時間をつぶしてただけですわよ」[pcm]

奏「い、家に!? せえらちゃんの!!」[pcm]

せえら「ええ、ワタクシの」[pcm]

和「なんてことだ……先を越されるとはな」[pcm]

奏「せえらちゃんのバカ!!」[pcm]

和「……キミという男は」[pcm]

北上と阿部高は捨て台詞を残して立ち去っていった。[pcm]



真緒「怒ってた……よな」[pcm]

せえら「なぜ怒るんですの? まったく訳が分かりませんわね」[pcm]

芽衣子「訳の分からない間に、魔王様を寝取られたのは私のほうだ」[pcm]

莉緒「最低ね」[pcm]

せえら「あら、お二人とも。なんの話ですの?」[pcm]

真緒(寝取られ?)[pcm]

芽衣子「………」[pcm]

莉緒「………」[pcm]

八十記の問いに答えず、岸岡は八十記を、莉緒はぼくをにらんでいる。[pcm]

せえら「な、なんですの……」[pcm]

芽衣子「………」[pcm]

莉緒「………」[pcm]



寮長「はいはい二人とも」[pcm]

手を叩きながら間に入ってきた寮長は、いつもと変わらない笑顔で言った。[pcm]

寮長「お帰りなさい」[pcm]

真緒「うん、ただいま」[pcm]

せえら「寮長、いったい寺井たちはどうしましたの?」[pcm]

寮長「それは……すいません、私が今日のことを話してしまって」[pcm]

真緒「あ、やっぱりそれで」[pcm]

寮長「はい、それからずっと先生と八十記さんの帰りを待ってたんですけど……[l]
だんだん話がそれていって……」[pcm]

せえら「なんですの?」[pcm]

寮長「その……二人の帰りが遅いのは、そういう事をしてるからなんじゃないかって言い出して」[pcm]

せえら「な!?」[pcm]

真緒「………」[pcm]

寮長「内緒で出かけてた事に怒ってたのが、さらに大きくなってしまって……」[pcm]

真緒「なるほど……」[pcm]

せえら「まったく、ワタクシとセンコーがそんなこと……そんな破廉恥なことを……」[pcm]

寮長「八十記さん?」[pcm]

真緒「お、おい八十記」[pcm]

寮長「まさかと思いますけど先生」[pcm]

真緒「無い無い!」[pcm]

寮長「そう、ですよね。先生に限ってそんな事」[pcm]

真緒「うん。それより、みんなをなんとかしないと」[pcm]

寮長「ええ、寺井さんと岸岡さんは大丈夫ですよね?」[pcm]

芽衣子「………」[pcm]

莉緒「………」[pcm]

話を聞いていた莉緒と岸岡だが、納得してない顔だ。[l]
特に、莉緒。[pcm]

寮長「後は北上さんと阿部高さんですね。呼んできます」[pcm]

真緒「すまない」[pcm]




全員を集めてもう一度話をした。[lr]
誤解は解け、怒りも若干収まったんだけど……[pcm]

和「明日だ、明日はオレと出かけよう。いいだろ?」[pcm]

真緒「いや、明日はさ」[pcm]

芽衣子「いいや、私以外は必要ない。真緒様には私がいればいいのだ」[pcm]

莉緒「そうはさせないわよ。あなたたち二人にはさせられないわ」[pcm]

芽衣子「──貴様」[pcm]

真緒「明日は仕事を……」[pcm]

奏「なんで言わないの? せえらちゃんも酷いよ」[pcm]

せえら「それは……申し訳にゃーですわ」[pcm]

奏「うん、だから明日はアタシと出かけようねセンセ!」[pcm]

真緒(こ、断りにくい)[pcm]


寮長「先生すいません。私がついポロッと言っちゃったから……」[pcm]

真緒「あ、いや、良いんだよ。寮長はなにも悪くないんだ」[pcm]

寮長「先生」[pcm]

真緒「気にしないで。それより今日はありがとう」[pcm]

寮長「いいえ。私の方こそ」[pcm]

真緒「いやいや、寮長がいてくれて良かったよ」[pcm]

寮長「先生」[pcm]

真緒「寮長」[pcm]



莉緒「………」[pcm]

芽衣子「………」[pcm]

せえら「………」[pcm]

奏「………」[pcm]

和「………」[pcm]

真緒「ん? そんな怖い顔してどうしたんだ?」[pcm]

せえら「この馬鹿センコーときましたらいつもいつも寮長寮長と」[pcm]

奏「寮長ばっかりだし」[pcm]

和「寮長め……」[pcm]

真緒「お、お前ら変な誤解は止めろって」[pcm]

寮長「あ、あの皆さん。先生はお仕事で行かれたんです。私と八十記さんはその付き添いで」[pcm]

奏「なんでせえらちゃんと寮長だけなの?」[pcm]

莉緒「そうよ!」[pcm]

真緒「いや、それは……流れというか」[pcm]

芽衣子「真緒様、どうか私を連れて行って下さい」[pcm]

和「駄目だ、明日はオレとだぜ」[pcm]

真緒「いや、もう用事は終わったしさ。明日は仕事を」[pcm]

和「なんだ。照れることないさ。な?」[pcm]

真緒「いや、だから……明日はここで仕事を」[pcm]

奏「だめだよナゴミ。明日はアタシがセンセと出かけるんだから」[pcm]

莉緒「だめよ。世界のために私が見張っておくわ」[pcm]

真緒(こ、これはどうしたら)[pcm]

せえら「ちょ、ちょっとセンコー。なんとかしろですわ」[pcm]

真緒「なんとかって言われてもさ」[pcm]

奏「……コソコソ話してるし。
まさかセンセ、せえらちゃんと本当に」[pcm]

真緒「な!? 馬鹿なこと言うな!」[pcm]

芽衣子「ふふ。魔王様がこのような小娘を相手にするわけがない」[pcm]

せえら「あら岸岡、このワタクシを小娘だと?」[pcm]

和「俺には手をだしていいんだぜ?」[pcm]

真緒「い、いや、遠慮しとく」[pcm]

奏「とにかくアタシが明日センセを借りるからね!」[pcm]

芽衣子「認められない」[pcm]

莉緒「なに馬鹿なことを言ってるの! 魔王なのよ!」[pcm]

真緒(収拾がつかない……)[pcm]

寮長「みんな落ちついて下さい。とにかく落ちついて。ね?」[pcm]

寮長の声に莉緒達が大人しくなっていく。[pcm]

寮長「先生、みんなが怒るのは無理もないと思います。[l]
私が反対の立場だったら、やっぱり寂しいと思いますし」[pcm]

真緒「……そうだな」[pcm]

寮長「ですから先生。お仕事で大変でしょうけど、明日もう一度
みんなと街に行かれてはどうですか?」[pcm]

真緒「みんなとかい?」[pcm]

寮長「はい。それ以外に皆が納得する良い考えが思いつかなくて……」[pcm]

真緒「………」[pcm]

真緒(たしかに……それしかないか)[pcm]


真緒「うん、そうだな。そうしようか」[pcm]

芽衣子「では明日!」[pcm]

真緒「ああ、仕方ない。明日もう一度街へ行こうか」[pcm]

和「みなでか……ま、それもいいか」[pcm]

奏「うーん。ま、いっか」[pcm]

莉緒「ま、いいわ。で、せえらと寮長はどうするのよ?」[pcm]

せえら「行きますわよ」[pcm]

寮長「私は寮の事がありますのでここに残ります」[pcm]

真緒「ええ!? 寮長行かないの?」[pcm]

寮長「はい」[pcm]

和「おいおいおい、ちょっと露骨じゃないかキミぃ」[pcm]

真緒「な、なにが?」[pcm]

莉緒「寮長に対する態度がってことよ!!」[pcm]

芽衣子「………」[pcm]

奏「リオもそう思うよね?」[pcm]

せえら「………」[pcm]

芽衣子「寮長……話がしたい」[pcm]

寮長「あ、あのですね……」[pcm]

真緒「へ、変な事いうなよ。皆って言ったからでさ。寮長も困ってるだろ」[pcm]

せえら「ま、いいじゃにゃーですか。それよりも明日は皆で?」[pcm]

真緒「あ、ああ」[pcm]

寮長「それじゃ私はこれで……」[pcm]

芽衣子「待て寮長。じっくり話しをしようじゃないか」[pcm]

莉緒「だめ。だめよ。早く魔王の洗脳を解かなくちゃ!!」[pcm]

寮長「し、失礼します──」[pcm]

慌てて駆け出す寮長。[lr]
その後を莉緒と岸岡が追って行った。[pcm]

完全に逃げてる。[lr]
あんな様子の寮長を見るのは初めてだ……[pcm]

せえら「かなちゃん、今日のこと謝りますわ、部屋に行きましょう」[pcm]

奏「……うん。それじゃセンセ」[pcm]

真緒「ああ、明日な」[pcm]

和「………」[pcm]

真緒「どうした?」[pcm]

和「明日は長丁場になるぜ」[pcm]

真緒「ああ、覚悟してるよ」[pcm]

和「ま、オレがいるから安心しろ」[pcm]

真緒「ああ」[pcm]

和「あの街の公衆トイレには詳しいんだ。もよおしたら俺に任せておけ!」[pcm]

真緒「お、おう」[pcm]

和「いつぞやみたいに、オレが案内してやるぜ」[pcm]

真緒「あ、ああ」[pcm]

和「じゃな」[pcm]


真緒「ふう……」[pcm]

嵐は過ぎ去った……[lr]
さぁ、今日は──[lr]
もう寝よう……[pcm]


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最終更新:2010年07月19日 07:51
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