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※作成予定のないゲームです。
ジャンル
使い捨てボスラッシュ
ゲーム内容
序盤のあらすじ
征歴9999年、終末の足音が近づく赤い太陽の世界。
あらゆる資源は使い潰され、あと数ヶ月もすれば世界全ての食料が尽き、地上の生物はみな死に絶える。
そんな世界の最後の希望が、「星のうろ」と呼ばれる領域に残されている。
あらゆるものが最終的に転がり落ちると言われている星のうろには、大量の資源だけでなく、戦災で失われた科学技術も多く眠っているとされ、ここから地球を立て直す事ができうるとされていた。
しかし、星のうろに溢れかえる有毒の「瘴気」はガスマスクを貫通して人体を死に至らしめる為、誰も中に入る事ができなかった。
そんな中、「勇者」と彼のパトロンたち「四拝貴」は自らの体を改造する事で侵入を可能とし、全人類の未来を背負って果敢に星のうろへ潜っていったのだ。
青年ステルは、ノーチャイルド博士から3つの「腥異物」を託された。
ノーチャイルド博士が新たに造り出したそれの力があれば、自分も勇者や四拝貴のように星のうろに侵入できるようになると言う。
目的はただひとつ、勇者を殺す事。
彼らの目指す、彼らによる世界再生を阻む事。
登場人物
ステル(主人公)
星のうろに腥異物を伴って侵入した青年。
勇者を殺す事が目的。
死械術により肉体、機還術により精神を殺した人間から剥ぎ取り、
2つの腥異物を介して操作する事ができる。
ノーチャイルド博士
ステルに3つの新造腥異物を授けた。
ゲームシステム
戦闘システムは同じですが、アイテムの上限はなく、捨てるコマンドもありません。
その代わりに、装備したアイテムが戦闘終了時に全て消滅し、使用型アイテムも使い捨てになります。
キャラクターは装備アイテム扱いで、前作ではボスを倒すとそのボスだけが味方になる形でしたが、今作では取り巻きを含めた全員が「肉体」「精神」の二種類の装備アイテムとして手に入ります。
「主人公」「鏡」「珠」の3つから成るパーティのうち、「鏡」「珠」に肉体と精神は装備でき、前者は攻撃力・防御力・特性、後者は魔法力・スキルに影響を及ぼします。
(主人公は肉体も精神も装備できない代わりに、倒した敵全ての分のスキルを得ます)
装備スロットは以下のようになっています。
武器
武器
防具
精神
肉体
今回は前作で言う戦闘骨格がなくても武器を2つ装備できますが、使い捨てる必要があるのでリスクが大きくなっています。
ゲームの流れ
基本的には捨てるしかないと同じですが、最初から全てのボスに挑戦できます(四拝貴挑戦前に配下を倒す必要がない)
前は倒したグループの中心人物(例えばポイ&召喚物x2と戦った時はポイ)だけがアイテムとして手に入りましたが、今回は取り巻きを含めて3x2個(人数x精神と肉体)を一度に手入れます。
また、ゲーム開始時に消費型アイテム「衛腥兵器クサナギア」を2つ支給されます。
これは一撃でとんな敵でも即死させる事ができます(単体対象)
戦闘開始前後に、鏡と珠に装備させた精神の持ち主の固有セリフが流れます。
新造腥異物
ノーチャイルド博士が造った、強大な力を持った生体コンピュータ。
何故「新造」なのか、新造でない腥異物が存在するのかはわからない。
死体から精神をインストールし、肉体を接続する事で最大のパフォーマンスを発揮できる。
逆に言えば、死んだ人間を強化した上で復活させる機能を持っていると解釈できる。
ただし人間とは違う精神回路や神経信号で精神と肉体を動かす為、特に激しい戦いをした際には「ロス」が大きく生じ、精神も肉体も崩壊してしまう。
(ただ精神と肉体を保存するだけであれば、安静にしていれば数ヶ月は保つ)
新造腥異物を武器として用いたいのであれば、毎回人間を使い捨てなければならない。
腥異物で殺した人間をそのまま次の精神/肉体として利用すると一番無駄がない。
腥鏡 Kaga-Mirror
銅鏡のようなシルエットの腥異物。
鏡面部分はディスプレイであり、インストールした精神の生前の顔(精神自身が覚えているもの)を映し出す。
背部から伸びるコネクタが肉体の顔部分に食い込んで、お面のような状態になる。
腥珠 Maga-Sphere
球体のようなシルエットの腥異物。
表面が粘土のように変形し、インストールした精神の生前の顔(精神自身が覚えているもの)を再現する。
肉体の頭部を完全に包み込み、覆面のような状態になる。
腥剣 Kusana-Gear
衛星軌道上に存在する人工衛星の腥異物。
地表に強大な威力の光線を放ち、あらゆる物体を素粒子レベルで解体できる。
敵
四拝貴とその手下、そして勇者を倒しましょう。
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スカルターレ
アトマックの狂信者、十分な技術と哲学があるものであれば人を殺してもいいという思想を持つ。
ただし自分自身はその境地に達していると考えてはおらず、あくまでアトマックの為でなければ蟻一匹殺すことができない。
花流 地奈子
座舗を愛する少女、自分の心を殺し「人間」らしく救世を目指す。
個人的な恋慕を理由に世界を救うのを卑しいと自責していて、どうにか大義を抱こうと自分に言い聞かせ続けている。
フーイウェフ
古の聖者ヘンダブルトを崇める男、再び世界中に花々が咲き乱れる事を望んでいる。
別に世界が滅んでも構わないが、せめて美しい花の中で安楽に終わるべきだと強く思っている。
デスカルテ
ヰヱンサーのパトロン、古く高貴な血筋の生き残りらしい。
終末の世界にしては恵まれた生活をしていたが、ただ空虚に呑まれる日々を過ごしており、そこに全力の「遊び」を提供してくれたヰエンサーに心の底から感謝している。
アトマック
四拝貴、殺人鬼、更生の為に世界を再生させようとしている。
口減らしの為に家族を殺した事がきっかけで殺人にハマり、いつしか「整理者」として各所から重宝され大金を得るようになった。
自分がそう言う生活をしているのは環境のせいだと思っており、危機から救われた世界でなら人を殺さなくても生きられると考えているが、もしそうはならず人殺しを続けるようでもそれはそれで別にいいやぐらいの気持ちである。
勇者が星のうろに侵入する準備を進める上で、彼による露払いは大いに役立った。
座舗 十斗
四拝貴、反出生主義者の男、現在の世界人口をさらに間引いた少数精鋭の世界再生を目指している。
発達障害からか知能指数が高く、終末の教育が不十分な世の中で知性を武器にして権力を手に入れていた。
人間が人間たりえるのは、他の全ての生物に共通する「自分の子孫を残す」仕組みから解放されているからだと考えており、それが出来ずいたずらに種族の肥大化を引き起こした昔の人々を、滅ぶべくして滅んだクズだと見下している。
星のうろの瘴気を克服する方法は、彼が古い文献を漁ったり新技術を生み出す事で導き出された。
グワレド
四拝貴、献花教団の司裁を自称する女、神の教えにより正しき方向に進む新世界を目指す。
古い宗教を勝手に復活させ、金や食事をちらつかせながら信者を増やしていき、それなりに大きな勢力を作り上げた。
科学の発展により無神論者が増え、享楽的な行いが増大した事が世界終焉の理由と考えており、宗教の復活がなければ今後世界を立て直したとしても一時しのぎにしかならないと思っている。
ただし本人は無神論者で、秩序としての宗教と神が必要不可欠と考えているに過ぎない。
ヰヱンサー
四拝貴、享楽主義の男、正直世界再生なんてどうでもいいが再生後の方が楽そうなのでやっている。
親の金を無断で転がして遊んでいるうちに、いつの間にかお金もちになっていた。
どうせ何をどう頑張っても最後にはどんな人間も死に、今までの人生で得た全てを失ってしまうので、この世にやるべき事なんてものは存在せず、ただただ好きなことをやって暇潰しをしていればよく、その際に非人道的なことをいくらやろうがどうでもいいと思っている。
何にも価値を感じないからこそ遊びに対しては全力で取り組み、誰よりも成果を出してきた。
勇者
世界を救う事を目指す者、勇者の異名にあわせてなのか剣を使う。
正体不明の槍使いと銃火器使いを従える。
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エンディング
使用せずにとっておいた精神の持ち主がエンディングに登場する。
自身の肉体が残っているとポジティブな話になりやすい。
クサナギアの使用回数や鏡と珠の初期装備の有無によって特殊エンディングになる。
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シンソウ版のネタバレあり |
鏡と珠には精神と肉体がプリインストールされており、これはステルの兄と姉である。
チュートリアルを肉体/精神無装備状態で突破すると兄や姉を残す事ができ、彼らの口からステルの境遇の詳細を聞く事ができる。
ノーチャイルド博士の正体はカスタサイド。
ウダルによって神が消された世界において、別の方法で不滅の生命を手に入れ、存在しなかった事にされていた腥異物を「新造」していた。
折角手に入れた自分の命を維持しようにも、神の血や腥胚が無い今では星のうろへの侵入がかなわないので、代わりの存在としてステルらを造り出していた。
勇者らが星のうろへの侵入に成功したのはカスタサイドの技術が流出した事が最大の原因であり(インターネットが機能停止して久しいので、情報セキュリティはだいぶ手を抜いていた)、彼らによって正しく世界が再生されるのは折角造ったステル(おもちゃ)が無駄になるようでもったいなかった。
急遽、最も優秀だったステルを代表に据え、余った兄妹を腥異物に「投入」し、何でも良いからぶっ壊してくるように命じたのだった。
地球外に浮かぶクサナギアには彼らやステルの妹の精神と肉体が収められており、それが2発分の衛腥攻撃の弾にされていた。
ステルにこれの使用を拒絶するだけの意志があるのならば、結末は違ったものになる。
勇者もまたノーチャイルド博士が元凶で生まれた存在のひとつで、ステルら腥異物の担い手とはまた違い、神の血そのものの再現を目的に研究されていた「新リーチャイルド」である。
この研究は半ば失敗しており、造られた人間は百年単位で放置されていたが、カスタサイドが隔世遺伝で初代リーチャイルドと同等の存在として生まれたかのように、長い歳月で遺伝子のパズルが噛み合い奇跡的にリーチャイルドとして完成したのが勇者、ステン・リーチャイルドである。
彼女はフォルジェートとホウルを新死還術によって復活させて従え、自らの血の創造者カスタサイドに倣い、己自身も創造者となって面白可笑しい新世界を作り上げようとしていた。
貴方が妹や兄、姉を使い捨てず守りきれたのなら、勇者やノーチャイルドを倒し、滅びゆくが穏やかな世界で余生を送る事が出来るかも知れない。
既に腥異物に取り込まれた家族は数ヶ月もすれば寿命が来てしまうが、再来月の誕生日までは保つかも知れない。
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最終的な人物等のまとめ
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ステル
最高の新造腥者。
新造腥異物を運用する上で必要な死械術と機還術を扱う事が可能な、人と機械の間の子。
ホウルをモデルに制作されており、髪色が同じ。
カネン
腥鏡に装填されたステルの姉。
人間と比較すれば高い能力を持つが、腥異物を扱う事までは出来なかった。
ノーチャイルド博士のことを憎みきれずにいる。
シゲン
腥珠に装填されたステルの兄。
三人の中では最初に造られ、最もものしりだった。
ステルだけでも生き残ってくれれば、それが希望になると信じている。
フネン
腥剣に装填されたステルの妹。
最後に造られただけあって最も完成度が高いが、肉体が成熟する前だったので弾にされた。
宇宙に行けたのは正直嬉しい、でも最後に家族に会いたい。
勇者ステン・リーチャイルド
再現されたリーチャイルド、その能力はウダルと同等。
生まれた時から絶大な力を持ち、強い疎外感を持って生きてきたらしい。
ノーチャイルド博士には感謝こそすれど恨むような事はないが、自分の世界再生を邪魔されるのは嫌なので、強く警戒している。
ステルには親近感を感じており、できれば友だちになりたいとも思っている。
もっとも世界再生の為に集まった四拝貴がいる手前そう言う態度を表に出すわけにはいかず、彼らが全滅するまでは本心を打ち明ける事がない。
フォルジェート
神がいなかろうが裏切り者扱いされなかろうが、そして死のうが彼女のあり方は何一つ変わらない。
ホウル
平和裏に天寿を全うした後、ステンによって死還術で呼び戻された。
ステンにリーチャイルドの知識を授け、かつてのホーカスのような気持ちで見守っていた。
近未来の技術が好きで、希少な缶ジュースを楽しんだり、魔法ではなく銃火器を愛用したりする。
兄の行った事が間接的に世界を滅ぼした事は、自分のせいじゃないのであんまり気にしてない。
ノーチャイルド博士
本名カスタサイド・ノゴッド、神の力を失い天才的知能だけが残ったカスたん。
60歳頃に命の延長技術を手に入れたので外見はかなり老いているが、その性根は物心ついた頃から一切変わっておらず、ヰヱンサー以上の享楽主義者。
彼女の分析によれば、世界が滅んだのはウダルによって神が引き抜かれた世界が歪んだ発展をした為で、リーチャイルド兄弟がしでかした大仕事の結末を最後まで鑑賞して楽しむ事を生きる理由としている。
腥鍵Murac-Mort
クサナギアを更に進化させる方向で開発された最強の新造腥異物、神が如き機械巨人。
ノーチャイルド博士はこれに自分自身を装填する事で、自分がリーチャイルドだった頃以上の力を取り戻す事に成功した。
これにより半永久的に生きられるはずの博士は数ヶ月間にまで寿命を縮めたが、星のうろにさえ侵入できれば過去や異世界の技術が手に入るので、どうせ後からどうにかできるだろうと考えているし、別に死んだら死んだでそれはそれで面白そうなので良し。
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なんで作らんの?
続編を作るよりは新しいゲームを作りたいからです。
最終更新:2020年11月07日 15:37