確執の虚_キャラクター情報

基本的にネタバレまみれです。
その辺り警戒する方は、ストーリーモードをクリアしてからご覧ください。
二段落目は名前の元ネタ等。


シヅミ

年齢不明(数えてないので)、元奴隷で現勇者パーティ斥候。
地元の有力者が劣悪な環境に閉じ込めていた数十人の奴隷の一人。
幼少期は普通に暮らしていたが、いつの間にやら両親が帰ってこなくなり、その後奴隷屋に拾われていった。
奴隷たちの中でも特に体力があり、また周囲で病死する奴隷仲間にも無関心な態度から、暗殺のような仕事に用いられていた。
使い捨ての手駒ぐらいの扱いだったが、不思議とほとんど傷つかず顔も見られず帰ってきた。
メタルドラゴンが世界中に現れおびただしい数の犠牲者が出た「メタルドラゴン禍」によって管理者が死亡、
逃亡や餓死で誰もいなくなった奴隷小屋に一人だけ残っていたところ、勇者に連れられて難民村へと移り住んだ。
しばらくは孤立していたが、だんだんと難民仲間と打ち解け、平民として常識的な振る舞いも身に着けていく。
ようやく名前を手に入れ、「不気味なヤツ」から「村の住人」へと変わりつつある頃に難民村が焼失。
それ以降は勇者パーティに加入し、かつての経験を活かしてルートの安全を担保する斥候として貢献する。
戦闘面において当初は対人の殺人術ぐらいしか使えなかったが、やがて魔物との戦いも人並み以上に行えるようになっていった。
最も得意なのは片手剣やナイフだが、難民村時代に狩りをやっていた経験から弓の心得もある。
識字能力がないせいで魔法はろくに学べておらず、単純な身体能力強化が関の山。
人生の中で多くの苦しみを味わってきたはずだが、当時の鈍麻した心ではそれを大して感じ取れなかった。
今になって悪い思い出を悪いと思えることを、むしろ喜ばしく感じている。
最近になって勇者が見せる達観したかのような表情にかつての自分を重ねていて、
今度は自分が動く番が来たのだろうと思い、行動に移した。

死罪、死積、沈み。
漫然とした死の中で生き、拾われ、また死を与える者。

ダエド

難民村の村長役。
なかなか打ち解けないシヅミに世話を焼いており、よく酒盛りを開いて話す機会を与えていた。
自分自身が酒好きなのも理由の一端だったが、この催しはちゃんと成果を上げており、またシヅミも酒にハマった。
村に向かってくる魔物の群れの存在を報告したシヅミに、村の防衛ではなく勇者を呼ぶ為の伝令を任せた。
その後は村長としての責務を全うした。

エノグ

難民村の少年。
次の勇者になる事を目標としており、村で一番強かったシヅミを勝手に師匠と呼んでいた。
狩りの技術はシヅミより上で、それを教える代わりに片手剣の使い方を指導してもらったり、組手でぶっ飛ばされたりしていた。
難民村が襲撃された際は隠れ家に避難する村人たちを積極的に支援していた。
しかし人助けに精を出しすぎてしまい、一歩遅れてしまった。
最終更新:2024年04月01日 03:04