はじまりのたいけんばん

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※作成予定のないゲームです。


ジャンル

体験版(大嘘)

あらすじ

勇者候補のアジェモには、試練が与えられる。
世界に点在する7つの塔をクリアし、勇者の証を得る事だ。
そして最後、世界の果てにあるおわりの塔にいる魔王を倒すのだ。
幼馴染のアプラ、ライバルのイバルとともに冒険へ踏み出せ!
もっともこのゲームはたいけんばん、はじまりの塔が終わったらゲームクリアなんだけどね。

はじまりの塔は3階建て、一番上について番人を倒すだけで終わりだ。
途中に大量にある隠し通路なんか見つける必要はない。
隠された怪しげな文献を集める必要もない。
怪しげな秘密を見つける度に、アジェモを見るアプラの表情が変わっていくのを気にする必要なんかない。

登場人物

アジェモ
 主人公、この代の勇者候補
 はじまりの塔を含めた7つの塔とさいごの塔を突破する宿命にある
アプラ
 幼馴染のヒロイン、一緒に行動してくれる
 いろいろな道具で支援してくれる
イバル
 ライバルポジ、勇者候補に選ばれたアジェモに対抗意識があり、よく勝負を挑んでくる
 剣の勇者に憧れていて、我流の魔法剣を用いる
剣の勇者
 30代前の勇者、当然既に死んでいる
 一切魔法を使えなかったが、剣術だけで歴代最強のレベルに到達したと言う
占い師ミセル
 塔にいる占い師、話しかけるとヒントをくれる
 「見せる見せる未来をミーセル!」
作者
 オープニングとエンディングに出てきて自分語りをする痛いやつ

基本システム

アジェモはレベルが一定ぶんアップするごとに、新しい魔法を覚える。
以下がその一例だ。

  • ファイア・スタータ
 炎を発射する魔法
  • アイス・メイカ
 凍らせる魔法
  • ワープ・エスケープ
 ボス以外の戦闘から逃げたり前の階に戻ったりする魔法
  • ジャンプ・トラベル
 飛び上がり街に移動する魔法、ぶっちゃけ昔のルーラ

これらの魔法はフィールドでも使う事ができ、様々な仕掛けを起動するのにも使える。
また、魔法や仕掛けを駆使する事で、本来は倒せないような敵を無理矢理倒してしまう事ができる。
ただし一度倒したモンスターは復活しないので、普通にやっていたらファイア・スタータと回復魔法ぐらいしか覚えられない。
隠し通路を見つけ、本来戦わない敵を倒して無理やりレベルを上げるとアイス・メイカを覚える事ができ、
本来この段階では想定されていない「水を凍らせて上を歩く」行動ができるようになり、活動範囲が不正に広がっていく。

上記のような謎解きの救済措置として、占い師ミセルがいる。
彼女と話す事で、現段階で突破できる仕掛けについてヒントを貰う事ができる。

ダンジョン内にはいくつか物語が眠っており、これを収集していくのも楽しみの一つである。

3階にいるボス「大剣番ハジマ」を倒せばゲームクリア。
逆に言えば、こいつを放置すればいくらでも塔を調べ続けられる。

中盤の話

はじまりの塔の中央にはリフトがあり、これを起動するのが本来の目的になる。
大剣番を無視して不正にレベルを上げていきワープ・エスケープを覚え、一度リフトで最上階まで登ってからテレポートして一階に戻ると、
リフトがあった場所に巨大な穴がある事に気づく。
それを覗き込んだ時、ずっと一緒に冒険していたアプラはアジェモ(主人公)を突き落としてしまう。
落とされた先は今まで存在が完全に伏せられていた地下階、そこには占い師ミセルが何故か先回りしていた。
ミセルはここでもアドバイスをくれる、もっとレベルを上げてジャンプ・トラベルさえ習得すれば
真上へと飛び上がってリフトの場所から地上に戻れると。
アジェモは彼を追跡し殺そうとするアプラから逃げつつ、地下の探索を進めていく事になる。
そんな中で、おかしな物語を発見する事がある。
その物語にはこう書かれていた。
「1991年、恐怖の大王が現れる」
それはともかくジャンプ・トラベルを覚える事で、リフト前で待ち構えるアプラとの決戦に臨めるようになる。
撃破しても止めを刺す覚悟ができないアジェモに、アプラは葛藤するような声色で言う。
「殺せないなら、アイス・メイカで私を殺して。そして裏の最上階の番人に辿り着いて」

終盤の話

今までアジェモと張り合っていたイバルだが、地下であった出来事について聞いた事で態度を改め、
アプラの代わりにパーティに入る。
新たに覚えた魔法を使って塔の裏に入り込み、二人で裏3階を目指す。
やがて辿り着いた裏3階、月光に包まれた魔王の玉座で待ち構えていたのは大剣番ハジマ。
彼曰く、ここははじまりの塔であり、同時におわりの塔でもある。
世界は球体の形をしていて、世界の果てまで旅をするとはじまりの塔の裏まで戻ってくると言うのだ。
魔王ハジマを倒す事で、真のエンディングを迎える事はできる。

その後

忘れてはいけない、ハジマは倒すべきではない。
月光に包まれた玉座の場所でジャンプ・トラベルを使用、上方へと飛び上がる事で、
はじまりの塔の真の最上階に到達する事ができる。
そこにいたのは、ミセル。
彼女が語るに、1991年に地球は侵略的寄星生物に飲み込まれ、テラフォームされた月面に数千人が生き残った。
地球で魔法が発明された事に起因し「大王」は現れ、餌として星を食らったのである。
生き残った人類は文明と記憶を捨て、退化した生活を送る事で大王の手が月にまで及ぶのを防いだ。
その一方で、ただ一人記憶を持ち続けるミセルだけは反撃のための計画を進めていた。
勇者とはやがて地球を奪還する為の戦力であり、塔の試練は勇者を育成する為の仕組みだったのだ。

最終的な登場人物

アジェモ
 主人公、この代の勇者候補
 大剣番を倒し勇者の名を得て終わるか、地球を飲み込む「大王」に挑むか
アプラ
 勇者を管理する為に作られた人造人間
 ミセルに出会う所まで話を進められれば、アイス・メイカで凍死した状態から超技術で蘇生でき、和解して仲間になる
占い師ミセル
 =作者
 全ての塔の「作者」であり、預言者ミセル(ミシェル)・ノストラダムスの名を継いで恐怖の大王を討とうとする者
 最上階にある彼女の部屋にはハチ公像が飾ってあり、これに振れる事でジャンプ・トラベルの移動先に地球が追加され、
 恐怖の大王との決戦に挑めるようになる
 彼女の計画は「はじまりの塔」から始まり、「おわりの塔」から放たれる最強の魔法で終わる事になっている
イバル
 先代勇者の魂は兵器として保管されているが、30代ぶんを任期とし、満了した魂は維持装置から解放される
 彼は解放の前、「退職祝い」として第二の生を与えられる事を願った
 つまるところイバルは剣の勇者の生まれ変わりである
 やがて真実を知ったイバルはアプラの復帰と入れ替わりでパーティから抜け、ある場所で戦うことができるようになる
 「剣の勇者」としてアジェモの前に立つが、戦いのさなか旅路の思い出からイバル自身の事を思い出し、
 戦闘面でも精神面でもより強くなった「魔剣の勇者イバル」となり戦いの続きを始める
 彼を倒す事で大量の経験値を得る事ができ、レベルがカンストしたアジェモは最強の魔法「フェイブル・リビルド」を習得する
 フェイブル・リビルド:一生に一回しか使えない魔法、約28万~30万ダメージを与える
 「宿敵」のHPが30万を下回った時のみ、ミセルから使用許可が降りる
恐怖の大王
 魔力を操る粘菌のような生命体、個々の部品は知性を持たないが群体としてコンピュータのように目的意識を持って活動する
 地球を飲み込んで地上の人間を全て植物状態にし、魔力を生産する苗床にしている
 アジェモらの「レベル」は恐怖の大王の能力を基準に設定された値であり、
 「魔剣の勇者」を倒したアジェモが到達するレベルが100に対し、恐怖の大王のレベルは1億である

真のエンディング

恐怖の大王は、あらゆる手を尽くす事で倒す事ができる。
今までダンジョンや強敵を魔法によって突破してきたように、多くの隙をつく事で大王の1億あるHPを大幅に削れるのだ。
例えば「次元焼却砲」は別次元に隠れながら超高熱で数千万ダメージを与える絶滅必至の大技だが、
ボスからは逃げられない「ワープ・エスケープ」を使う事で大王の逃げた次元へと転移し、
近過ぎる標的を狙った焼却砲で自滅させる事ができる(ただし無敵化魔法で自分へのダメージを無効化しないとゲームオーバーになる)
そうやって大王のHPを30万まで減らせれば、ようやくフェイブル・リビルドで止めを刺す事ができる。
フェイブル・リビルドの能力は、今まで貯蔵した全ての勇者の魂と、今代の勇者自身の魂を全て消費して放射すること。
顔も知らぬ29人の勇者たち、そしてイバルとアジェモの魂を犠牲にし、ようやく大王を根絶する事ができた。

二人を失い悲しみにくれるアプラ。
しかしふと後ろを向くと、そこには生還したイバルとアジェモの姿があった。
28~30万と言うダメージは、ミセルが少し前に試算した値だった。
アジェモが冒険の中で最高レベルに到達、剣の勇者も魔剣の勇者としてさらに強くなり、
それを見た残りの29の勇者の魂たちもまた、彼らに負けじと魂だけの姿ながら成長を遂げたのだった。
それにより29の勇者と剣の勇者だけで31万ダメージを出せるようになっており、
イバルとアジェモの魂は消費されずに済んだのであった(イバルの中の剣の勇者の部分は、別れを告げると共に消え去ってしまった)
生き残った三人は、荒廃した地球の大地に立つ。
本来ならここでミセルの救助を待つべきだが、ようやく「はじまりの塔」から出た彼らは次の冒険への意欲を抑えられないのであった。

なんで作らないの

他に作りたいのがあるから
最終更新:2024年07月22日 10:35