軌間(きかん)とは,左右のレールとレールの内側の間隔のことで,その間隔はレールの上面14mm以内での間隔です。
新幹線の軌間は標準軌間と呼ばれる1435mm(4
フィート8.5
インチ),
JRの
在来線は
狭軌の1067mm(3フィート6インチ)です。そのほかに,1372mm(4フィート6インチ),914mm(3フィート),762mm(2フィート6インチ)。専用鉄道などでは609mm・610mm(2フィート)や,それよりも更に狭い軌間を採用していました。
目次
明治初期の軌間選定の経緯
モレルから『ゲージはどうしましょうか』と聞かれたが、ゲージのことが分からないため『外国ではどうか』と尋ねたところ、『欧米では4
フィート8
インチが普及しているが、最近は3フィート6インチも採用されて建設費が軽減できて経済的である』との答えがあったから、経済的な3フィート6インチにした。
軌間の許容公差
スペインと
ポルトガルの鉄道は相互乗り入れしていますが,厳密には軌間が異なります。スペインが1668mmで,ポルトガルが1665mmです。3mmの違いがありますが,許容公差が約±5mmなので車輛の直通運転には支障ありません。
参考文献
(著者・編者の五十音順)
- 久保田博『日本の鉄道史セミナー』グランプリ出版,2005年5月18日,初版,ISBN 978-4876872718。
- 高橋政士 編『詳解 鉄道用語辞典』山海堂,2006年5月30日 第1刷発行,初版,ISBN 978-4381085955。
(書名の五十音順)
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更新日:2010年12月15日
最終更新:2010年12月15日 21:22