正規化群と中心化群

定義

Gの部分群Hにつき,以下により正規化群NG(H)と中心化群CG(S)が定義される。

NG(H) = {gG | gH=Hg}
CG(H) = {gG | gx=xg (∀xH)}

NG(H)とCG(H)はGの部分群であるが,一般に正規ではない。 NG(H)はHを正規部分群として含む。 CG(H)は中心にHの中心を含む。

関係

CG(H)はNG(H)の正規部分群であり,NG(H) / CG(H)はHの自己同型群に同型である。

記号の濫用

HGの部分群であり,NHの正規部分群であるとき,CG(H/N)={xG | [x,H}⊆N}とすることがある。

GX作用しているとき,

CG(X) = {gG | xg=x (∀xX)} (これはGの正規部分群になる)
CX(G) = {xX | xg=x (∀gG)} (これはXG不変部分群になる)
最終更新:2010年02月20日 00:20
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