#14 則本昂大
- 1990年12月17日生まれ 滋賀県多賀町出身 右投左打
- 八幡商業高校時代は2年生から主戦投手となるも、甲子園の出場経験は無し。
- 三重中京大学進学後は1年秋からリーグ戦に出場。
- 4年次の大学選手権の1回戦で大阪体育大学相手に延長10回を投げ、大隣(現鷹)や藤岡貴裕(現鴎)の持つ大会記録の19奪三振を超える
20奪三振(参考記録)を奪い、特別賞を受賞した。
- 大学通算でリーグMVP1回、ベストナイン2回を受賞。三重県リーグ通算成績は33勝0敗、防御率0.56。
- 出身校の三重中京大学は定員割れが続き、廃校となったため、則本らが最後の卒業生となる。鷹の宮崎駿と同期。
- そのため、ドラフト後のニュースの定員割れの特集で則本が取材を受けたことも。
- ルーキーイヤーのOP戦で大活躍し、開幕一軍を掴みとる。しかも開幕投手を務めることに。
- 新人の開幕投手は1984年のヤクルト・高野光、パに限定すると58年の南海・杉浦忠以来55年ぶりとのこと。
- OP戦での快投はもちろん、エース田中のWBC代表による離脱、ルーキー開幕にこだわらないわしの采配が重なった結果である。
- 結果は7回途中4失点で残念ながら負け。しかし最速149㎞を記録するなど確かな実力を見せた。
- 4月6日、プロ2試合目で見事プロ初勝利。
これはこの年のパリーグ新人の初勝利であり、楽天の球団最速勝利記録である(それまでは永井の4月17日が最速)。
- 7月5日のソフトバンク戦では1回4失点でプロ入り初の5回もたずKOを味わうものの、
翌日の試合では何と中0日で先発戸村の後を受けリリーフで登板。
3回1/3を無失点に抑える好投で汚名返上を果たした。
- エース田中の24連勝の影に隠れたものの終わってみれば新人時代の田中を超える15勝(リーグ2位タイ)をマーク、
パ・リーグの新人投手で15勝以上マークしたのはあの松坂大輔以来実に14年ぶり。
- その年のポストシーズンではCS2nd第2戦で先発し9回1失点も援護が無く勝ち負けはつかず。
日本シリーズでは第1戦でG内海との投げ合いとなるもここでも援護なく8回2失点の力投も実らず敗戦投手に。- CS2ndステージ第4戦、日本シリーズ第5戦以降は頼りないブルペン陣に代わってリリーフに回りいずれも好投。
日本シリーズ第5戦では同学年の辛島航の後を受け登板。
第1戦でも被弾した村田にソロホームランを浴びるなど2失点して勝ちを消してしまうも銀次らのタイムリーで勝ち越し、
待望のポストシーズン初勝利を手にした。
- ポストシーズンでは新人ながら先発リリーフと大車輪の活躍を見せ、早くもこのチームの中心投手として無くてはならない存在となっている。
- もちろん、ぶっちぎりの得票数でパの新人王に選ばれた。チームの受賞はまさお以来6年ぶり。
ちなみにシーズン防御率は3.34だった。なんでや!
- 翌2014年も開幕投手を任される。途中中継ぎに回ることもあったが、最終的に14勝10敗と前年並みの成績を残し、オフの契約更改で1億円プレーヤーに。
- 2015年は防御率を2点台に乗せるも打線の援護に恵まれず(則本登板時の援護率は2点台)。それでも負け越しはしながらも10勝するのは流石則本。
- 最速154km/hのストレートと7種類あると言われるスライダー、フォーク、チェンジアップを持つ。
- 被弾することが多く2013年はリーグ3位の14本の本塁打を浴びた。
- リリースの瞬間に上を見上げる独特な投法をしている。
- また、ヤクルトの伊藤智仁を彷彿とさせる大きなテイクバックがあり、故障を心配する声が少々ある。
- ちなみに憧れの投手は同じ背番号14を背負った広島・津田恒実投手。
最終更新:2015年10月09日 10:09