ワイナリー訪問その44
Santa Barbara > Fess Parker(フェス パーカー)


Fess Parker Winery & Vineyard(2012年1月訪問)

 Fess Parkerは、映画Sidewaysに登場したワイナリーの1つ。ここのテイスティングルームはとても印象的なシーンで使われているので、この映画の足跡を辿るのならば是非訪れたいところ。

 ここの敷地は庭も広く、テイスティングルームもまた広いが、お客さんが本当に大勢いて大混雑。カウンターの中に自分のスペースを探すのが大変だった。


 テイスティングは12ドル。100ドル以上ワインを買えばタダになるとのことだった。飲んだのは以下。

2010 Chardonnay, Bien Nacido Vineyard ($35)
2009 Viognier, Santa Barbara County ($25)
2009 Pinot Noir, Santa Barbara County ($29)
2008 Pinot Noir, Ashley’s ($48)
2007 Syrah, Mackie’s Blend ($20)
2008 Syrah, Rodney’s Vineyard ($49)
Traditions “Port Style” Red Wine ($24 500ml)

 白はいずれも野菜っぽい苦い香りがあって、あまり好きなタイプではなかった。

 ピノのSanta Barbara Countyは、ハービィな中にも甘さのある香りで、値段を考えればかなりアリ(ショップで発見できれば、ワイナリー価格である$29より安いはず)。Ashley’sはそれより1年余分に寝ているせいもあってか、ハーブが弱くなって、シックで妖艶な香り。酸がしっかりしているが強すぎず、やはり美味しい。

 シラーのMackie’s Blendはとにかくビッグ!エントリーはドロリとした感があり、ノドに引っかかるようなフィニッシュ、口中にエキス分が残ったようなアフター。黒い果実とコショウの風味。Rodney’s Vineyardは最初ちょっと樽香がキツいかと思ったが、よくよく嗅いでみると酸や果実の香りもあって賑やか。自分としては面白さと安さでMackie’s Blendに軍配。

 最後のワインはエステリーな香りで、いかにもポートという感じ。自分はそれほど好きではない。

 なお、Fess ParkerはLos Olivosにホテルも持っているようだ。かなり豪華なところらしい。


ワイナリーのWebサイトはこちら:http://www.fessparkerwines.com/

最終更新:2013年05月06日 10:01