foxen 7200(2012年4月訪問)
Foxenの次に向かったのが、同じ道の7200番地にあるfoxen 7200。経営者は同じなのだが、Foxenとはだいぶ趣の異なる雰囲気だ。
Foxenは、ゆったりした敷地の中に建っている新しい建物の中に広々としたテイスティングルームがあった。一方でfoxen 7200のテイスティングルームは、下の写真をご覧頂ければわかるとおり、納屋のような建物がFoxen Canyon Road沿いにいきなりある。Foxenに比べるとグッッッとカジュアルだ。
↑この建物のすぐ目の前にFoxen Canyon Roadが通っている
↑これは裏口側から撮った写真
ワインについて言えば、Foxenの方がブルゴーニュ系品種とローヌ系品種に特化していたのに対し、foxen 7200の方はボルドー系品種とイタリア系品種に特化されている。
テイスティング料は$10で、飲んだのは以下。
2010 Sauvignon Blanc Vogelzang Vineyard ($26)
甘酸っぱい香りはデザートワインっぽいが、飲んでみると仄かな甘味は出しゃばらず、しっかりと酸がある。旨味もしっかりしていて、透明感がある。
2009 Sangiovese Guillermo Grosso ($32)
甘いロースト香。ボディは中濃。しっかりとした酸味があって、旨味が強くアーシー。アフターは軽いが長い。
2009 Volpino ($32)
80%サンジョベーゼ、20%メルローというブレンド。甘いロースト香に、かすかにオレンジピールのような(?)香り。口に含んだ第一印象は甘さと甘苦い柑橘の風味。口の中の摩擦が強まる感じが強い。旨味と苦味がいずれも厚く、ビッグ。
2009 Cabernet Franc Rock Hollow Vineyard ($42)
まんまポートワインのような、柑橘っぽく一体感のある甘い香り。しかし味は甘さより酸味が中心。ボディは中くらい。ちょっと自分の好みとは違う…。
2009 Cabernet Sauvignon Vogelzang Vineyard ($50)
甘くエレガントな香りに、やはりちょっとポートっぽい感じも。クールな甘味としっかりした渋味。
残念ながら、ワインの味は全体的にあまり自分の好みとは一致しない路線だった。
しかし嬉しい誤算だったのは、テイスティングに使ったロゴ入りグラスをもらえたこと。Foxenではもらえなかったのに。このグラスは
Turleyのと同様、ごく小ぶりで、食前酒やデザートワインを飲むのに使うのに良さそう。
最終更新:2013年05月19日 23:47