ワイナリー訪問その108
Santa Barbara > Stolpman(ストルプマン)


Stolpman Vineyard(2012年4月訪問)

 Los Olivosのテイスティングルームを何軒か巡ったこの日、最後に訪れたのはStolpmanのテイスティングルーム。


 ここのワインとしてはStolpman SANGIOVESE Santa Ynez Valley 2007を飲んだことがあり、好印象だったので結構期待していた。ちなみに、StolpmanはLompocのLompoc Wine Ghettoにもテイスティングルームを持っている。

 テイスティングルームは中々広くて、カウンターが複数あった。



 テイスティングは何種類かあったかも知れないが、ちょっとメモしてないので思い出せない。とにかく自分が頼んだのは、$15でロゴ入りリーデルグラス付きのテイスティング。飲んだのは以下。

2010 Viognier ($19)
 香りは甘酸っぱくさわやかだが、味はドライ。

2010 Grenache ($34)
 甘苦い感じが、ちょっと好みじゃない…。

2010 La Cuadrilla ($25)
 ローヌブレンド。わずかに樽の甘い香り。バランス良くややボディががっちりしていて、口中の摩擦が強まるような感じ。うまい。

2008 Estate Sangiovese ($36)
 甘い果実のスッキリした香りが好ましい。ボディは中くらいかやや濃いめ。ごくわずかに余分な苦さも感じたものの、甘さ中心でバランス良く、くっきり鮮やかな味。うまい。

2010 Estate Syrah ($30)
 かすかにポートワインや、ヴィオニエかソーヴィニヨンブランのような(?)さわやかな香り。味もフレッシュな酸がイキイキしている。目隠しして飲んだら白ワインかと思ってしまいそう。だが、渋味もしっかり。

2010 Syrah “Originals” ($38) ←オマケ
 香りにはハーブとロースト香。味のバランスは良い。アフターには摩擦感だけが残る感じ。

2010 High Density Hilltops Syrah ($58)
 シラーらしいクセというかなんというか、そういったものが強いので好き嫌い別れそうだが、かすかにポートがかった甘酸っぱい香りと、甘さ中心の味で、自分は気に入った。

2010 Villa Angeli ($68) ←オマケ
 90%シラー。ポートがかった香り。味はどの要素も突出し過ぎることなく、摩擦を伴い、よくよく味わうとリンゴのようなジューシィさ。アフターには、ビッグなワインを飲んだなーという感じの余韻と摩擦感。

 自分好みのものがいくつもあったし、2種類もオマケしてもらえて、大変満足。この日訪問したテイスティングルームの中で一番良かった。ここでもらったグラスは、リーデル製ということもあって気に入っている。


 なお、Los Olivosにあるテイスティングルームとしては珍しく、Stolpmanには前庭に小さなピクニックテーブルを設えてあった。




ワイナリーのWebサイトはこちら:http://www.stolpmanvineyards.com/

最終更新:2013年05月21日 00:12