Chappellet Winery(2011年12月訪問)
V. Sattuiでピクニックした日の午後に予約をとっていたのは、ナパの東側の山の中、プリッチャード・ヒル にあるChappelletだ。なんでも、この地域にはいわゆるカルトワインの葡萄畑がうじゃうじゃしているらしいのだが、この地でのワイン造りのさきがけとなったのがこのワイナリーで、現在に至るまでカルトワインよりは買い求めやすい値段でワインを提供し続けているのだとか。
ちゃんと予約した時間に間に合うよう出発したのだが、スマートフォン(GPS搭載)のナビ機能を頼りに進んでいったら、見事に道に迷ってしまった。右折するための目印であった、"PRITCHRD HILL"と書かれた郵便受けを見過ごしてしまっていたのが致命的だったようだ。
やはり山の中を進むときは、ナビの情報を鵜呑みにしてはいけない。結局、30分遅れでなんとか辿り着いた。
テイスティングは、大きな屋根のセラーの一角で行われていた。
その一角には大きなテーブルが設えられており、講師1名、生徒数名のセミナーのような状態でテイスティングが行われていた。私が遅刻してしまったときに限って、多くのお客さんが同じ時間のティスティングに参加していて、既にテイスティングは始まってしまっている。私は慌てて2種類ほど飲み、なんとか3種類目で追いついて、そこからは他の参加者と同じタイミングで注いでもらえた。
2010 Signature Chenin Blanc ($30)
2009 Signature Chardonnay
2009 Las Piedras
2009 Signature Cabernet Sauvignon ($49)
2008 Pritchard Hill Cabernet Sauvignon
プリッチャードヒルのカベルネは、「山カベ」と平野部のカベルネとの中間的な味…と聞いていたので、ある程度は渋くて苦い味なんだろうと思っていたが、フラッグシップワインの"Pritchard Hill"は軽やかな味だった。軽すぎるくらいだ。むしろ廉価版の"Signature"の方が、濃くて好きなタイプだった。
ところで、今になって改めて冒頭の写真を見てみると、Chappelletのすぐ近くにContinuumがあるらしい。そこは確かロバート・モンダヴィの次男がやっているワイナリーではなかったか?新鮮な驚きだった。
最終更新:2013年05月06日 09:59