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2006.01.15 ナスカ地上絵の分布図作成に関する動向
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匿名ユーザー
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)がH2Aロケットで19日に打ち上げ予定の陸域観測技術衛星『だいち』のデータを利用し、ペルー・ナスカの地上絵の詳細な分布図を作成する計画を山形大の坂井正人助教授(文化人類学)らが進めている。<世界の七不思議>と言われる地上絵が描かれた目的を解明するためで、分布図を基に、世界遺産に登録された地上絵の保存計画も提案する方針だ。
地上絵はペルー南海岸のナスカ台地(東西約20km、南北約10km)とその周辺にある。紀元前200年~紀元700年ごろに作られ、全長100mのハチドリや90mのサルなど巨大な動物や幾何学模様を描いている。
絵の制作目的には「豊穣の儀式」や「天文図を写した」など諸説あるが、現在の所ハッキリとは判っていない。
絵の制作目的には「豊穣の儀式」や「天文図を写した」など諸説あるが、現在の所ハッキリとは判っていない。
坂井助教授によると、ナスカ以降のアンデス社会は文字を持たず、建物や王の墓の配置などで王朝史を記録した。ナスカの地上絵も、《何かを記録》するために台地上の特定の場所を中心に配置された可能性がある。
こうした分析には地上絵の詳細な分布図が欠かせない。ペルー空軍が1940年代と70年代に撮影した航空写真が主な資料だったが、不鮮明な写真が多く、地上絵の全体像は判明していなかった。
『だいち』は地上にある2.5mの長さのものを見分ける。同大の計画は『だいち』を活用する公募研究の一環で、10月にもデータ提供が始まる。同大は米国の商業衛星のデータも利用しているが、『だいち』は商業衛星が撮影していない範囲も観測するため効率よく分布図が作成できる。
同地上絵は無計画な耕作等で破壊が進み車が横切って走行した形跡があったり、一部は消えかかっている深刻な状態に在り、各地上絵の保全が急務となっている。
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