「いいなあ、南の島。
何もかも忘れそうな暑さ。
開放的な服装。
そして女達」
(ほぉ/いいつけてやる)
瀬戸口隆之は目を全開にしてガタガタ震えている。
「ははは、いやだな。
もちろん嘘に決まっているじゃないか」
瀬戸口はしょんぼりしています。


「まあ、恋以外にも人生はあるよな。
うん。
俺はそうやって残りの人生を過ごす事にしたよ」
(悲しそうな目をする)
「あ、いや。
すまん、ギャグだったんだ。
つまらなかったら、すまん……」
(未練たっぷり)
「いや、見栄だ。
男としての。
見栄をはらなきゃ、
一人の女の心も繋ぎとめられない…、と
思っている」


瀬戸口隆之は軽薄そうな顔をしている。
(咳をする/むっとする)
「……?
何か、顔色悪いな。大丈夫か?
え、大丈夫じゃない?
おいおい。
…ほら無理するな。今日は帰れ。
…な?」
瀬戸口に連れられて家に帰りました。
一日が終了します。


朝起きると、瀬戸口隆之が台所に立っていた。
「おはよう。
調子は、大丈夫か?
ほら、お粥作ったぞ」
(ちょっと幸せ/過保護だなあ)
「バカ、いいから食べろ。熱は…ないな。
普通に学校には行けるな?
よし、それじゃぁ一緒に行くぞ。
それと、無理するなよ。いいな」


「フンフンふーん♪」
瀬戸口隆之は女性のことでも思ったか、上機嫌そうに鼻歌を歌っている。
(咳をする/調子悪そうに振舞う)
鼻歌が止まりました。
「…まだ調子が悪いのか?
参ったな」
瀬戸口はあなたの熱を測っています。
「確かに少し、熱があるな。無理するなよ。
いいな。
無理しているのを見たら…ぐれるからな」


「体、大丈夫だろうな。
いいか、無理するなよ。絶対だ」
(軽く咳する/大丈夫)
「あんまり心配させたら、俺の方が先に倒れてやるからな」


朝起きると、瀬戸口隆之が台所に立っていた。
「おはよう。
まったく、いつから病弱になったんだか…」
瀬戸口は心配そうにあなたを見つめた後、普段ではありえない程、優しくしています。


「まったく…」
(あわてて咳する)
「……。」
瀬戸口はあなたを抱きしめました。
「…今度から咳をする度に、こうしてやる。
いや、何度も咳しなくても。え?本当?おいおい」
あなたは咳が止まらなくなり、保健室に連れて行かれました。
一日が終了します。
(どうしたの?)
「何でもない。
ただ、俺がお前の看病するのが、
どうも変な風に見られているらしい。
まったく……」
瀬戸口はあなたを抱きしめました。
「…これで誤解のしようもないだろう。
って、何度も咳しなくても。
え? 本当? え?」
あなたは咳がとまらなくなり、
保健室に連れて行かれました。
一日が終了します。


(一方その頃…)
(保健室)
(瀬戸口)
「どうなんですか、先生」
(都)
「確かに異常はあるけど、咳はないはずよ。
…どう、したの?」
(瀬戸口)
「どんな病気なんですか先生」
(都)
「どんなって…。
んー、いいわ。
教えてあげるから耳を貸して」
(瀬戸口)
「………」
瀬戸口隆之はあなたを抱きしめた後、
ふらふら歩いていった。



(エンディング)
オロオロしてたに決まっているだろう。

父島守備隊、生き残りの証言

その日、あなたは瀬戸口と二人で戸締りをして、島を離れることにしました。
長い坂道を降りていきます。
「…まあ、なんだ」
(あわてて咳をする)
「…いや、もうその演技はいいから」
あなたが顔を赤くすると、
瀬戸口は頬をかきました。
「……いいんだ、もう。
ごめんな…。
ずっと気づいてなかった」
瀬戸口はあなたを抱きしめながら
すまんと言いました。
「……。
幸せにするから」
あなたが口を開けて瀬戸口を見ると、
瀬戸口は無理しないようになどと
言いながらあなたの手をとりました。
「…歩きながら話すよ。
時間はたっぷりある」
船に着くまで、瀬戸口は意地悪して
話してくれませんでした。
(??)
「……ごめんな……。
ずっと、気づいてなかった」
瀬戸口はあなたを抱きしめながらすまんと言いました。
「……。
幸せにするから」
あなたが口を開けて瀬戸口を見ると、瀬戸口は無理しないようになどと言いながらあなたの手をとりました。
「…歩きながら話すよ。時間はたっぷりある」
船に着くまで、瀬戸口は意地悪して話してくれませんでした。

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最終更新:2007年07月05日 23:04