「…すきな、ひとと一緒に、ここまでこれて嬉しい。
…あと一回、あと一度、この国に、恩を返します。
…私がこの国の、大切な人を、取るから。」


「幻獣と、人が争うのは、私がこの国が嫌いだった事と同じ。
国と人は違うけれど、人は人を見て
国を見るから。…だからもし、
幻獣を好きになる人がいれば、
私と同じようになると思う。」


「…私の故郷は砂漠化が進んでいて、
とても…寂しい所。
夜に吹く風だけが歌っているような…、
そんなところ…。
でも…その故郷が私が帰りたい故郷。
私が死んだら…、
身体はここに残っても魂はそこにいくわ。
何年かかっても、また森の大地にする。
豊穣の土地に還る。
私と男が一人いれば…、
そこからまた始められる。
何もかも…。」


「来て……。
私の故郷に、私と一緒に。
あなたが居れば、1000年先には今と違った
何かを作れる。
それをあなたには見せられないけれど
でも…、私には確信がある。
あなたがいる限り…、
私はまだ負けていない。
世界も…、まだ敗北していない。」


「…悲しい事はあるけれど、
それでも一人の人間がいれば…、
ひっくり返す事だってある。
それが、世界。
私の世界は…あなた一人の力で
…ひっくり返った。
だから…、自信を持って。
…あなたはやるわ。
運命なんかは知らないけれど…、
あなたの優しさは知っている。
私が知っている最強の武器よ。
……笑って。」


「…人は努力を積み重ねて、
…いつかは人でなくなるわ。
多分、猫もそう。
あの白い猫が、そうだったように。
…あなたもきっとそうね。
あなたには白い猫と同じ匂いがする。
…とても悲しいけれど、それだけでは
…終わらない。
私は努力を積み重ねて、
…人ではない、母になる。
そしていつかは、あなたの子供達で
世界を埋め尽くすわ。
二度と世界が、
…こんな事にならないように。」


紅は、あなたの耳元でささやいた。
「…負けないで。
あなたが負けた時が、私の負け。
世界の敗北。
世界は闇に包まれる。
だから勝って。
全部の螺旋を終わらせるのよ。」


紅・エステル・ヴァラED
早いけど、あれが結局、蜜月旅行になったわ。

    父島守備隊、生き残りの証言

その日、あなたは紅・エステル・ヴァラと二人で
戸締りして、島を離れる事にしました。
長い坂道を降りています。

「来て……
くれるよね?」

(はい)
紅は微笑んだ後、あなたの手を取って
あなたに長いキスをしました。
(黙っている)
紅は微笑んだ後、あなたに長いキスをしました。
「来て……
くれるよね。
あなたがはいと言うまで、私はずっとキスする。」

(黙ってもう一度)
紅は微笑んだ後、あなたに長いキスをしました。
「来て……
くれるよね。
あなたがはいと言うまで、私はずっとキスする。」
(以下ループ)
(はい)
紅は微笑んだ後、あなたの手を取って
あなたに長いキスをしました。


「…愛している。」

あなたは喜んで抱きあげてくるくる廻った後、
一緒に船まで歩きました。

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最終更新:2006年11月25日 18:03