石津 萌は、そばかすが広がるのを
嫌がって顔を隠している。
(いいじゃん)
「年取った後、困るから…。
嘘。
…そばかす、好き?」
 (うん)
 「じゃあ、ちょっとだけ気にしない…。」
 (いや、別に)
 石津 萌は、あなたに包帯を投げつけると
 どこかに行ってしまいました。

(日焼け止めをどうぞ)
「あり……がと。
うれしい……。」


「こんな……綺麗な島を離れなくちゃ
…ならないなんて…島の人は……悲しいね。
だから……
守って……あげようね。
これ以上、悲しくならないように。」


あなたが考え事をしていると、
石津 萌は小さくあなたを叩くまねを
しました。
「えい。」
あなたが笑うと、
石津も嬉しそうに笑いました。


「人型戦車は…私達以外の人類…、
化石化人類から再生されたクローンを元に
しているの。
ホモ・ギガンテス・メガデウス……。
最近ホモ、ヒトではなくて類人猿の一種
じゃないかと言われているけど……。
昔の人を墓から連れて来ても…
…戦争をするのが……人間だよね…。」


石津 萌は、考え事をしています。
島の人や戦争、色々な事を考えている
ようです。
(えい/元気出して)
「うん……。
元気……出す……。
あり……がと……うれしい。」


あなたが考え事をしていると石津が
元気になってもらおうと寄ってきます。
「えい。」
(えい/えいえい)
えい返しをしました。
ふたりでえいえいやった後、
石津はとても幸せそうに笑いました。
意外に二人だと何とか乗り越えて
いけそうです。


「……耳……貸して……。」
(どうぞ/な、何いきなり)
石津 萌は、あなたの耳に口を寄せました。
「発見。
近くだと、普通に聞こえるよね。」
あなたはうなずいて、
問題はすごく恥ずかしい事だと思いました。


「えい。」
(えい/えいえい)
えい返しをしました。
ふたりでえいえいやった後、
石津はつかれて肩で息をしながら、
こてんとあなたに寄りかかりました。
二人で一緒にガンバロウねと約束しました。
石津は幸せそうに笑っています。



 (石津 萌 水着着用時)


石津「昔の、いじめの傷口ね…、
上手く隠せたんだ…。」



 (石津 萌ED)


えいえい。


       父島守備隊、生き残りの証言


島を離れるその日。
あなたは萌と並んで
ゆっくりと長い坂道を降りています。
石津「…この島最後の、えい。」
PC「この島最後のえい返し。」
石津「……この島最後の、えいえい。」
PC「この島最後のえいえいえい。」
いつのまにか息がかかるくらい顔が
近づいていました。
萌は目をつぶります。
PC・石津「………………………………
………………………………
…………。」
石津「行きましょ。」
石津 萌は乱れた髪を直しながら
笑って耳元でそうささやきました。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2006年12月18日 23:40