概要

ion3はX11のwindow managerの一つ。シンプルな画面とキーボードのみで操作できるってのが特徴。

雑談

マウスとキーボードを交互に使うのって結構しんどい~~とか思ってる人は一度使ってみてください。最初の一週間を我慢すれば、その他のwindow managerは使おうとも思わなくなります。
それと、MS-Windowsでもキーボード主体で操作したい場合は「あふ」を使うとよいかもしれません。

実施した環境

  • Panasonic CF-R3
  • FreeBSD 6.0-Release

インストール手順と起動

1)インストール

特に何も芸は要りません。
# cd /usr/ports/x11-wm/ion-3ds/
# make install clean

2)起動

.xinitrcか.xsessionの最後に追加して再ログイン。
/usr/X11R6/bin/ion3

ionの画面構成

まずは画面構成と用語から説明。

frame

ionではディスプレイ画面を分割し、分割した各区画に一つずつアプリを表示する。この区画をフレームと呼ぶ。

object within the frame

フレームの中ではアプリ一つがオブジェクト一つに対応する。一つのフレームにおいて複数のアプリを切替えて表示することができる(一つのフレームには同時には一つのアプリしか表示されない)。フレーム内は各アプリはタブで表示される。

workspace

ディスプレイに表示される画面全体が一つのワークスペース。ionではこのワークスペースを複数保持することができる。実際のディスプレイに表示するワークスペースを切替えて使用する。(ディスプレイ上は同時には一つのワークスペースしか表示されない)

各画面構成部で可能な操作

各画面構成部で可能な操作と設定ファイル内のコマンドを説明。
実は、いじくりすぎてデフォルトのキー操作がほとんど分かりません。

frameの作成と切替え

ワークスペース内のアクティブなフレームを切替える

新たなフレームを作成する


object within the frameの作成と切替え

フレーム内に表示するアプリを切替える

新たにアプリを起動する


workspaceの作成と切替え

ディスプレイに表示するワークスペースを切替える

新たなワークスペースを作成する


frameその他の操作

フレームを削除する

フレームの大きさを変更する


object within the frameその他の操作

アプリをクローズする

アプリをフレーム内で移動する

アプリを別のフレームに移動する


workspaceその他の操作

ワークスペースを削除する


その他の機能

status bar

さまざまな情報を画面の端に常に表示する機能。テキストで表示できる情報なら(頑張れば)なんでも表示できる。時計やワークスペース名、メール到着通知がデフォルトで入っている。

CPUクロック

CPU温度


dock app


注意事項

  • 開発中だけど、ion3を使う。ion2は使わない。

問題点

  • FullScreen表示と相性が悪いソフトがある。特に画像ビューワーとか。

参考サイト

最終更新:2006年03月09日 00:17