概要
MacBookAir3,1にFreeBSD9.0-RELEASE(x64)をインストールしようとして挫折したメモ。
OS本体
パーティション
Macとデュアルブートにするのが目的なので、BootCampでパーティションを切る。ディスクユーティリティで切るとなぜかFreeBSDが起動しない。
rEFIt
rEFItをインストールし、起動時にブートするパーティションを選択できるようにしておく。
インストール
起動ディスクをセットして再起動する。設定は下記の通り。
- Distribution Selectはsrcにチェックを付ける。WiFiを使うのに必要。
- PartitioningはManualを選択
- ada0p3をModifyして、Type=freebsdにする。
- ada0p3をハイライトしたままCreateし、内部のパーティションを設定する。Type=freebsd-ufs、MountPoint=/
- Finish -> Commitを実行する。
- NICは自動検出されない。後で設定するので気にしない。
- 再起動
再起動した時にFreeBSDがブートに失敗する場合がある。どうやら/etc/fstabの設定に失敗しているよう。下記を試す。
- /のマウントに失敗しているだけならコマンド入力可能な状態になってる。helpで/dev/*が表示されるので目星をつける。
- うちでは/dev/ada0s3だった。これが/etc/fstabで/dev/ada0p3となっていた。
- コマンド忘れたけど、/をマウントする。helpでコマンド一覧が表示されるはずなのでそれを手がかりに何とかする。
- /がマウントされたらブートシーケンスが進むので、そのままブートする。
- /etc/fstabの修正を真っ先に行っておく。
NIC(WiFi)
NICのドライバーはWindows用のドライバーをFreeBSD用に変換したものを使う。802.11bでしか接続できないけど、以下手順。
事前準備
iconvをインストールしておく。
ドライバーの変換
wikidriversからBroadcom_BCM43xx_5.100.235.19_win5x.exeをダウンロード、拡張子をZIPに変えて解凍する。同じページに〜〜win6x.exeもあるけど、こちらは使えない。
下記手順でドライバーの変換ができる。/usr/
src/が必須。
# ndisgen bcmwl5.inf bcmwl564.sys
このコマンド内で追加のFirmwareを尋ねられる。
bcm43xx64.cat
bcmwlcoi64.dll
これでbcmwl564_sys.koが作成されるので、/boot/modulesに移動しておく。
/etc/rc.conf
下記を追記する。
kld_load="bcmwl564_sys"
wlans_ndis0="wlan0"
wpa_supplicant_enable="YES"
ifconfig_wlan0="WPA SYNCDHCP"
/etc/supplicant.conf
WiFiの実質的な設定ファイル。まず雛形をコピー。
# cp /usr/share/examples/etc/wpa_supplicant.conf /etc/
passphraseも追記しておく。
# wpa_passphrase <SSID> <passphrase> >> /etc/wpa_supplicant.conf
あとはconfファイルを環境にあわせて書き換えればOK。デフォルトだと不必要な設定が多いので適当にコメントアウトしておく。
この時点で再起動する。うまく設定できていればWiFiに接続してDHCPからIPを取得する。
X.org
X.org本体
ports/x11/xorg-<version>より普通にインストールする。ここでXorg -configureを行っておく。グラフィックドライバーがnvになるので、動作確認するときはvesaに変更してから。
Linuxエミュレーター
nvidiaドライバーを動かすのに必須?emulators/linux_base-f10はインストールできないのでemulators/linux_base-fc-4をインストールする。
/boot/loader.conf
linux_load="YES"
/etc/fstab
linproc /compat/linux/proc linprocfs rw 0 0
の両設定を行って再起動する。
nvidiaドライバー(ここで挫折)
ドライバーのダウンロード
- Product Type = GeForce
- Product Series = GeForce 300M Series
- Operating System = FreeBSD x64
- Language = 任意
実際に試したバージョンはVersion = 295.40 Certified。
インストール
これを解凍し、インストール。
# make install
# nvidia-xconfig
xorg.confのドライバーが"nvidia"に換わっていることを確認し、再起動。
動作確認(ここから先に進めなかった)
startxすると、勝手に再起動する。何回か繰り返してるとOS自体起動しなくなる。
最終更新:2012年04月22日 11:33