680 @Wiki内検索 / 「爪」で検索した結果
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爪
88title/no.55 爪 帰宅して、スーツの代わりにいつもの部屋着のスウェットに着換えようとしたら奇妙に指先が裏の布地のボアの部分に引っ掛かった。 無理に引っ張ったら着れることは着れたが、よく見てみると人差し指の爪が斜めに裂けてぶら下がっていた。 「栗~、『爪切り』・・・知らないか?」 ストーブで幾分暖まった部屋に、明日の分の食糧を買い込んで来た為に自分より遅く帰って来た栗原に向かって、勇気を出して聞いてみる事にした。 自分はと言えば台所に立ったまま、食事の用意をしながらドアの方を振り返ることも出来ずに声を掛ける、へたれ振りで。 「はぁ?、いつもの所に在る・・・だろう・・・。」 いつものように玄関先に荷物を放り出している事が音で分かる。 普通に返って来た言葉が末尾に行く程、不安を滲ませて語尾が濁る。 「お前また失くしたな!!」 多分、睨まれているだ... -
汗
...の腹にね、こうやって爪をあてがって力を入れる」 「ふんふん」 「そうしておいてその横を押して、力を入れる」 「ほお」 「そうすると。ほら、声がする」 「いやぁんって?」 「そうそう」 「って、ノるなあ」 「まあまあ、次、こうやって」 「爪を割り込ませるとぐぐっとミに沿わすように力を入れるんだ」 「うんうん」 「そうしたら、ほら!」 「おお!」 「ぷるんと?」 「おぉ!くっりちゅわ~ん!これぞ実益と趣味を兼ねた私、神田の特技っすよ~」 「いやぁ!!やぁ、素晴らしい!さすが旦那」 「ありがとうありがとう!栗をむかせるのなら、私に任せなさい!!」 大きな喝采のなか。 「ふうん」 ピキーン。 部屋は凍った。 机の上でゴリラよろしく握り締めた両手を振り上げ、 喚声に応えていた神田の顔が青ざめるのに時間は掛からない。 「で?」 爪を研ぐ音が背中から... -
二死満塁
... 今は何せ操縦中だ。爪が研げないのが唯一の心残り。 ただならぬ雰囲気を察したか、やけに姿勢よく操縦している。まったくもう! 「とりあえず今は無事に着くことだけを考えてくれよ。今晩どうするかは降りてから考えるから」 「りょうかい~」 「はぁ~終わった終わったと・帰りますか栗さん」 爪研ぎを持つ手が光る・キラリン。 「忘れておるまいな?おぬし~」 「(ヤベッ)さあ~帰りますか」そろ~りそろ~り。 手ぶらでどこへ行くつもりか? 「靴と荷物お忘れよ~届けてあげるわv」 栗原二尉のただならぬ殺気に早々と気づいていた隊員達は知らぬ存ぜぬ決め込み中。 これぞ二死満塁・どうする?どうなる? 2005.01.17 ひりゅう -
88題(構築中)
...スーツ? 055:爪 056:汗 057:森林浴? 058:雪合戦? 059:自転車? 060:赤ちゃん? 061:納豆? 062:巣篭もり? 063:野生の矢? 064:のりしろ? 065:無条件降伏? 066:Gift? 067:領空侵犯? 068:はらから(同胞)? 069:WEY OF ESCAPE(脱出経路)? 070:自分勝手 071:怪談? 072:青? 073:栗 074:別れ? 075:空白 076:cry? 077:米? 078:反射熱? 079:瞳を閉じて 080:幼き日? 081:熱? 082:春夏秋冬? 083:たぬきうどん? 084:群雲? 085:卒業? 086:果物? 087:嵐? 088:A88? -
THE RECON FRIGHT
...を覚えるほどの殺気。爪を研ぐ寸前のおそろしさ。 やばい、ここで止めなければ、飛行隊と偵空隊の全面戦争になりかねない、と神田は一人うろたえる。 「く・・・栗、別に写真くらい・・・その、減るもんじゃなし・・・。」 「写真なんかどうでもいい。俺が気に入らんのは、偵空に俺より腕のいいナビが居るってことだ!」 「へっ?」 「タワーから注意を受けない高度で旋回しながら、このロッカールームの中にいる人間を狙う・・・、それもわずか数メートルの誤差でだ。神田、お前百里上空を飛びながらこのロッカー室内の人間を100%ロックオンできる自身あるか?」 「・・・それは・・・ないな・・・。」 「俺もない。RFが写真撮影を成功させるんだとすれば、それは通常のファントムならロックオンして撃滅させることができるってことだ。くそっ俺をなめやがって・・・。」 「栗ぃ・・・。」 どうやら... - @wiki全体から「爪」で調べる