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82.ソーン - (2005/12/27 (火) 14:45:36) の編集履歴(バックアップ)


<解答1> 児玉

[sone] ソーンとは、音の大きさ[loudness]を表す主観的な単位である。周波数1000[Hz]・音圧レベル40[dB]の純音を1[sone]と定義し、ある音の大きさが1[sone]の音の2倍の大きさに感じられるなら、その音の大きさを2[sone]とする。また、同じくラウドネスの単位としてソーン以前に用いられていたフォーン[phon]とは、周波数1000[Hz]の純音の音圧レベル[dB]と同じ大きさと感じられる音の大きさを1[phon]と定義したものである。(40[phon]=1[sone])。
等感曲線



<解答2> (田代)

phonという尺度(音の大きさのレベルと等感曲線参照)は、心理領域での二倍、三倍という感じの増大を直接表示するものではない。
これに対し、心理領域における加算性が成り立つ音の大きさの測度をソーンという。
40dB、1kHz(及び等感曲線上で40phon)の純音の大きさは1ソーンに等しい。

音の大きさが2倍になると大きさのレベルの数値が10 増加することになる。
N1ソーンの大きさの音とN2ソーンの大きさの音が同時にあったときの大きさはマスキングの影響がないとき(N1+N2)ソーンになる。(→複合音の音の大きさ参照)



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