05年度AD3年口頭試験キーワード内検索 / 「33.音響出力」で検索した結果

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  • 33.音響出力
    音響出力:音源が単位時間に放出する音のエネルギー(デシベル表示されることが多い)。 デシベル表示する際に基準として W0 = 10^(-12) [W] を用いて      PWL = 10*LOG{W/10^(-12)} [dB] というように表される。      このPWLは音響パワーレベル(sound power lebel)のことである。      PWLは各種機器、機械の発生する騒音の評価などに用いられている。      (参考) 音響理論演習2  3.2.点音源 →次のキーワードに進む
  • 音環境講座>
    31.減衰振動 32.強制振動 33.音響出力 34.固有振動 35.共振・共鳴 36.ヘルムホルツ共鳴器 37.音響インピーダンス 38.音圧 39.粒子速度 40.音速 41.位相 42.開口端補正 43.波動方程式 44.境界条件 45.自由音場 46.拡散音場 47.平面波 48.球面波 49.音圧レベル 50.音響インテンシティ 51.残響時間 52.定在波 53.二重音源(双極子、ダイポール) 54.放射インピーダンス 55.等価騒音レベル 56.騒音レベル
  • 54.放射インピーダンス
    放射インピーダンス(radiationimpedance) 媒質に接して振動している面(放射面や受音面)が媒質の中に音波を放射するために,媒質が振動面に対して示す機械インピーダンス。振動面が媒質に加える力(振動面上の音圧の積分に等しい)を振動面の平均速度で割った複素数比で表わされる。 面が音を出すための反作用であり,抵抗のこと。面が小さくなって,振動はしてもまわりの空気がすぐ横に逃げたりして抵抗しなくなると,運動が仕事にならず,振動が音にならない。 実数部を放射抵抗といい、振動面の振動速度振幅の自乗との積の1/2がその面の音響出力,すなわち,その面が単位時間に放射する音のエネルギーに等しい。 虚数部を放射リアクタンスといい、これを振動の角振動数で割ったものはその振動面の付加質量(物体とともに振動する周囲の媒質)に等しい。 機械インピーダンス 機械系...
  • 37.音響インピーダンス
    音響インピーダンス(Acoustic Impedance) 指定された面において、音圧をその面を通過する体積速度で割った値。 音を扱う場合、局所的な量である粒子速度よりも、 ある程度の広がりを持つまとまった流れを考える方が便利である。 体積速度q・・・表面に垂直な粒子速度成分とその微小面積との積の振動面にわたる積分。 音響インピーダンスZ(平面波の場合)  Z=P/q =p/Su = ρcu/Su = ρc/S 音響抵抗は音響インピーダンスの実数部、 音響リアクタンスは音響インピーダンスの虚数部、 音響アドミタンスは音響インピーダンスの逆数である。 これに対し比音響インピーダンスは、 音場内の1点において、音圧を粒子速度で除した値。 →次のキーワードに進む
  • 50.音響インテンシティ
    音響インテンシティ 音の強さであり、音の伝播方向に垂直な単位面積を通じて単位時間に流れる音のエネルギーである。 I=1/T∫pudt  で求められ、平面波・球面波で同様に I=Pe^2/ρc^2 の値をとり、また、それ以外の場合でも、一般に I=Re[p*u]/2=Re[pu*]/2 で与えられる。 音響インテンシティは正負双方の符号を取り得(つまりは方向の要素を持つ)、これはベクトルであるといえる。 インテンシティについても音圧と同様にレベル表示されることが多く、インテンシティレベルは IL=10log10(I/Iref) [Iref≃10^(-12)] で定義される。 平面波の場合、インテンシティレベルと音圧レベルは同値である。 →次のキーワードに進む
  • 音情報講座>
    57.フーリエ級数とフーリエ変換 58.デルタ関数 59.線形時不変システム 60.インパルス応答 61.因果性システム 62.重畳(たたみ込み)積分 63.伝達関数 64.標本化と量子化 65.アナログ信号とディジタル信号 66.サンプリング定理 67.直線状たたみ込み 68.Z変換 69.円状たたみ込み 70.離散フーリエ変換 71.FFT 72.動電形スピーカ 73.外耳道の共鳴効果 74.中耳のインピーダンス整合 75.蝸牛の有毛細胞 76.(聴覚における)進行波説 77.聴覚抹消系の興奮パターン 78.聴神経の位相同期(または位相固定) 79.オージオグラム 80.伝音性難聴と感音性難聴 81.補充現象 82.ソーン 83.音の大きさのレベルと等感曲線 84.複合音の音の大きさ 85.(聴覚における)時間説と場所説 86....
  • 38.音圧
    音圧 (sound pressure) 特に指定がない場合、音圧とはある時間内の瞬時音圧の実効値をさす。  音波が伝わっているときの,ある場所(x,y,z),ある時刻tにおける空気圧を P[Pa]=〔N/m2〕,音波がくる前の空気圧をPs〔Pa〕(静圧:static pressure)としよう。 音波による圧力の変化分     P-Ps=p( x,y,z,t ) は,瞬時音圧(instantaneous sound pressure)とよばれている。ある場所の瞬時音 圧は,圧力0〔Pa〕を中心に正と負の値を交互にとりながら刻々と変動する。変 動が周期性(周期T〔s〕)をもつとき,実効値は次の式で表される (音響理論2の教科書1.69式参照) もし周期を持たない場合はTを十分大きくしてTのわずかな変化がPeに影響を及ぼさないよ...
  • 83.音の大きさのレベルと等感曲線
    <解答1> 児玉 音の大きさ[loudness]の定義は「音の強さに関する聴覚上の性質」と言われており、そのレベルを表す単位としてソーン[sone]やフォーン[phon]が用いられる。等感曲線とは、縦軸に音圧レベル[dB]、横軸に周波数[Hz](対数)をとり、1k[Hz]の純音の音圧レベル[dB]と同じ値を[phon]という単位で表し、1k[Hz]の純音と同じ大きさに聞こえるそれぞれの周波数の音圧レベルを結んで曲線で示したものである。 →図(等感曲線) →ソーン →次のキーワードに進む <解答2> (田代) 音の大きさは、音圧と周波数に依存する。 周波数が一定ならば、音圧が大きい音は音圧が小さい音よりも大きく聞こえる。 また、音圧を一定にして周波数を変えても音の大きさは変化する。 音の大きさについて、音圧と周波数の関係を図示したものが、音の...
  • 音文化講座>
    1.音階 2.音高と音程 3.移調 4.近親調 5.和声学における和音 6.楽節・楽句・動機 7.ソナタ形式 8.フーガとカノン 9.MIDI 10.ノートナンバーとベロシティ 11.テトラコード 12.ピュタゴラス音律 13.純正律 14.平均律 15.五声(五音)・十二律 16.グレゴリオ聖歌 17.教会旋法 18.オルガヌム 19.ポリフォニー 20.モノディ 21.シンフォニア 22.コンチェルト 23.組曲 24.ルネサンスとバロック 25.古典派とロマン派 26.パレストリーナ 27.モンテヴェルディ 28.ベートーヴェン 29.シェーンベルク 30.ジョン・ケージ
  • 40.音速
    音速 音が媒質中を伝搬するときの位相速度。 媒質によって決まる量であり、空気中ではc=331.45+0.61t (c:音速 t:温度) 水中では約1500m/s、氷中で3230m/s、鉄中で5950m/s、ガラス中で5440m/s →次のキーワードに進む
  • 1.音階
    五線譜ないと無理なんで、説明会でプリント配ります。 説明会に来れない人も連絡くれれば渡すんで、終わった後にでも教えてください。 吉永 →次のキーワードに進む
  • 1.音階>
    音階...
  • 95.音脈
    <解答1> 児玉 [auditory stream] 我われ人間の聴覚システムは、耳に入ってくる音に対して、それらをいくつかの単位・まとまりとして捉えるような秩序付けを行なっており、そのまとまりのことを「音脈」や「音事象」と呼ぶ。音脈とは「同一の音源から発し続けられ、時間的に一つながりに聴こえる音のかたまり(まとまり)」であり、音事象[auditory event]とは「ある時点において単一の原因によって生じた音」のことである。耳に入ってくる様々な音を混同せずに、それぞれ個々のまとまったものとして知覚するのは、いくつかの原理(ゲシタルト原理:近接の原理、共通運命の原理、よい連続の原理、類同の原理)が働いているからである。 音脈とは「同一の音源から発し続けられ、時間的に一つながりに聴こえる音のかたまり(まとまり)」である。 音事象とは「ある時点において単一の原因によって生じた...
  • 86.音色
    <解答1> 児玉 [timbre] JISによると、「音色とは、同じように呈示された大きさ・高さが等しい2つの音が違って聞こえるとき、その違いをもたらす性質のこと」である。また、音色は、音のスペクトル・波形・音圧・時間変化などに関係があるとされている。しかし、大きさや高さを変えても音は違って聞こえるので、JISの定義にとどまらず、漠然とした定義ではあるが「2音が呈示され何らかの違いがみとめられるとき、その違いをもたらす性質のこと」を音色という。。 →次のキーワードに進む <解答2>北原 最近の研究結果により音色には主要な3因子があるとされてきた。その因子とは  1)きれいな、汚い、澄んだ、にごったなどの「美的因子」  2)迫力のある、もの足りない、太い、細い、厚みのある、薄っぺらななどの「迫力因子」  3)金属製の鋭い、鈍いなどの「金属性因子」または「...
  • 63.伝達関数
    伝達関数(transfer function)…インパルス応答のz変換で、システムの特性を表す。入力x(t)と出力y(t)をそれぞれz変換したものの比。 補足:「アナログ信号」での伝達関数の定義は入力x(t)と出力y(t)をそれぞれラプラス変換したものの比。ラプラス変換は僕らは工学系でありながらカリキュラム上習ってないので微妙なラインです。 ラプラス変換とz変換は従兄弟同士なのでここの伝達関数の回答としてはディジタル信号由来のz変換に関する方を答えたほうがよいと思われます。 →次のキーワードに進む
  • 87.音の粗さ
    <解答1> 児玉 [roughness] 臨界帯域を越えない程度の狭い周波数範囲で、唸りなどにより、音圧が毎秒数十回から百回余りくらいの変化を示す場合、音色に濁った感じ、ザラザラした感じが生ずる。これが、音の粗さである(「唸りが生じるよりは広い周波数(20[Hz]程度)の差をもつ、二つの音間で生じる」という風に唸りと区別することも?)。音楽において、同時に鳴らした2つ以上の音のあいだに不協和が生ずるとき、音の粗さが大きな要因になっている。 →協和と不協和 →次のキーワードに進む 臨界帯域 音の周波数成分が、狭い周波数範囲ごとに別々に処理されていると仮定すると、多くの精神物理学的なデータが統一的に説明できる。この、一つ一つの周波数範囲の処理単位のことを臨界帯域という。臨界帯域の周波数幅は、中心周波数の関数として表され、500[Hz]以下に対しては常に約100[Hz]と...
  • 2.音高と音程
    五線譜ないと無理なんで、説明会でプリント配ります。 説明会に来れない人も連絡くれれば渡すんで、終わった後にでも教えてください。 吉永 →次のキーワードに進む
  • 74.中耳のインピーダンス整合
    音圧の変化は蝸牛内で検出しています.従って,空気から蝸牛内のリンパ液に圧を伝えなければならないわけです.しかし,気体と液体が直接接触しているような場合では,気体と液体の固有音響インピーダンスが大きく違うので,境界面で音が大部分反射してしまいます.この中耳のインピーダンス整合ってのは,気体(空気)から液体(リンパ液)に音を伝えてやる機構です.ちなみに,2つの媒質があって,その固有音響インピーダンスが等しい場合をインピーダンス整合といい,このとき音は境界で反射しません.これと同じことを中耳がやっているので,中耳の”インピーダンス整合”って言うんでしょう(きっと). そして,インピーダンス整合において,鼓膜(55mm^2)とアブミ骨底(3.2mm^2)という面積比(17 1)により音圧が25dB上昇し,またツチ骨とキヌタ骨の足の長さの比が1.3 1になっている(つまりテコの原理)ことにより音圧...
  • 49.音圧レベル
    音圧レベル 人間の可聴範囲の音圧は2×10^(-5)[Pa]~10^(2)[Pa]という広範囲におよび、この範囲の数字をそのまま取り扱うのは不便である。また、人間の感覚上の大小は対数(log)に近いことが知られており、音圧の大小を取り扱うのに、音圧の実効値を基準音圧の実効値の比の10を底とする対数の20倍を用いることがおおく、この値を音圧レベルという。 SPL=20log10(Pe/Pref) 一般に Pref=2×10^(-5) [Pa]を用いる →次のキーワードに進む
  • 13.純正律
    純正律って ? 解答1 杉井 ?  和音は、周波数が単純な整数比になるときに良く調和して聞こえます。ド・ミ・ソの和音が完全に 調和するときの周波数比は4:5:6です。長調の基本3和音であるド・ミ・ソ、ファ・ラ・ド、ソ・シ・レの 周波数比がいずれも4:5:6になるように音階(長音階)を決めると、以下のようになります。 ? ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド 基音(ド)に対する比 1 (1.000) 9/8 (1.125) 5/4 (1.250) 4/3 (1.333) 3/2 (1.500) 5/3 (1.667) 15/8 (1.875) 2 (2.000) 直下の音に対する比 - 9/8 (1.125) 10/9 (1.111) 16...
  • 46.拡散音場
    拡散音場(diffuse (sound) field) ある区域内で、 音響エネルギーが室内全体に均一に分布 どの点においても音の進行方向はあらゆる方向に一様 という条件を満たす音場。 残響室(reverberation room)は拡散音場を近似的に実現したものであり、残響室の特徴を表すために"残響時間"(reverberation time)が用いられ、これは室内の音圧レベルが60dB減衰するのに要する時間(室内のエネルギー密度が100万分の1になる時間)である。 拡散音場の仮定は"統計音響理論"において利用されるされることが多く、Sabineの残響公式、吸音率=1の時のsabineの公式の矛盾を解消するためにさらに平均自由行路を導入したEyringの残響公式によって残響時間予測計算、音響材料の吸音率を計算することができ...
  • 90.フォルマント
    <解答1> 児玉 [formant] フォルマントとは、周波数が強調されている部分(共振部分)のことで、周波数の低い方から第一フォルマント、第二フォルマントと呼ぶ。母音の音質は、第一フォルマントと第二フォルマントの相対的な距離によって決まり、そのフォルマントの分布の具合によって、それぞれ母音[a i u e o]が区別される。スペクトログラムを見るとフォルマントの様子がよく分かるが、母音と子音の区別は、スペクトログラム上の定常部(ほぼ時間軸に平行)と遷移部(時間軸に対する急激な立ち上がり)を見れば分かる。遷移部があれば子音として知覚され、遷移部がなければ母音として知覚されるのである。 →図(スペクトログラム) →母音と子音 →次のキーワードに進む スペクトログラム 言語音を音響分析装置によって周波数・振幅分布・時間の三次元で表示した記録図のことで、音韻の弁別に有意な...
  • 31.減衰振動
    減衰振動 実際のシステムにおいては振動を止めるように働く力が存在する。(例 摩擦による抵抗力) この力は質量が動いている限り質量に作用し、振動を減衰させようとする。 この抵抗力(Fd)は運動方向とは逆向きに働き、運動の早さに比例して大きくなると考えられる。よって    Fd = -b*(dx/dt)    * 変位をxとする                    * bは抵抗係数 上記のFdを用いて減衰振動系の運動方程式を表し、変位xを求める。 *「音響理論演習1」(P22-23)参照 減衰振動においての最大のポイントは減衰定数の大小による3つのパターンである。 減衰定数 γ は γ = b/m * b 抵抗係数 , m 質量 と定義される。3つのパターンとは、 ...
  • 92.音の到来方向の知覚
    <解答> (田代) 音の到来方向の知覚(音源定位)に用いられる手がかりは、音が両耳に達する時間と強度である。 ①両耳間時間差(interaural time difference ITD) 両耳への信号の到達時間差は、信号間に位相差をもたらす。 θ 顔の正面方向と音の到来方向との角度 a 人の頭の半径 c 音速 としたとき、 左右の経路差 d=asinθ+aθ より     ITD=(asinθ+aθ)/c 最小可聴角度は1°~2°であるといわれており、約20μsのずれとなる。 しかし、両耳間の最大の時間の遅れ(840μs)よりも1サイクルが短い周波数の音の場合、有効ではない。 したがって、低周波数の音について、ITDは有効な手がかりとなる。 ②両耳間音圧差(interaural level difference ILD) 頭によってで...
  • 72.動電形スピーカ
    動電系スピーカ…電気信号を音響信号に変換する、電気-音響変換器。ボイスコイルに電流が流れると、電磁誘導によって、振動板が駆動され、音波が放射される。 補足:マイクでもスピーカでも基本的にコイルを用いるのが動電型、コンデンサを用いるのが静電型です。 静電型はコンデンサの静電容量の変化を使うけれど、そのためにはコンデンサにあらかじめ電荷をためておく必要があり、バイアス電圧が必要になります。 →次のキーワードに進む
  • 47.平面波
    平面波 波面(等位相面)が平面を成す波。また、一次元の波動方程式の解とも言える。 平面波では音圧と粒子速度に関して一般的にp/u=ρcの関係が成立する。 この音圧を粒子速度で除した数(媒質の密度と音速の積)を固有音響抵抗あるいは媒質の特性インピーダンスと呼ぶ。 →次のキーワードに進む
  • 3.移調
    五線譜ないと無理なんで、説明会でプリント配ります。 説明会に来れない人も連絡くれれば渡すんで、終わった後にでも教えてください。 吉永 →次のキーワードに進む
  • 44.境界条件
    境界条件(boundary conditions) 例として音響管(x=0~l,x=0でピストン駆動)内の音波伝搬を考える。 ①x=lで閉口端のとき   その面に対しての法線方向粒子速度がゼロ。   音圧は最大。 ②x=lで開口端のとき   その面に対しての法線方向粒子速度が最大。   音圧は(近似的に)ゼロ。→厳密には開口部における放射インピーダンスを考慮しなければならない。 →次のキーワードに進む
  • 32.強制振動
    強制振動 システムの外部からの力が働かない場合の振動を"自由振動"というが、現実的な振動システムには運動を起こすための 外力が必要である。 ここでは1つの時間的に変動する駆動力がシステムに作用しているとして、このようなシステムの外部から駆動力が作用するときの振動を"強制振動"という。 過渡応答 と 定常状態 駆動力が作用した直後の振動は素早く消えてしまい、この短い時間での運動を"過渡応答"(またはトランジェント)という。 その後の振動システムは駆動力と同じ周波数で振動すると考えられる。このような周期運動が維持されている状態を"定常状態" という。 (例) 金管楽器を吹いたときに、音の出始めが過渡応答であり、少したって安定した音が定常状態である。過渡応答のときは駆動力の影響が...
  • 23.組曲
    組曲 (釘本)  独立の小曲を連ねた、いわば多楽章の器楽曲を指す。本来は、舞曲または舞曲風の独立した複数の楽曲からなるが、舞曲ではない楽曲を含むこともある。  楽曲(楽章)の組み合わせは様々であるが、調性は全楽章にわたって統一され、楽章間にはテンポ、拍子、リズム、雰囲気の対比が認められる。ただし、19世紀以降になるともっと自由な内容の組曲も書かれている。 古典組曲 バロック時代の組曲は、舞曲を中心として組み合わせたものである。アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4曲を基礎とする。また、最初に前奏曲または序曲を加えたり、ジーグの前などに間奏曲や他の舞曲を挿入したものもあった。 アルマンド・・・中庸な速さの2拍子の舞曲であることが多く、8分音符あるいは16分音符のアウフタクトで開始する。 クーラント・・・3拍子系の舞曲で、しばしば3/2拍子と6/4拍子のあ...
  • 70.離散フーリエ変換
    離散的フーリエ変換(discreate Fourier transform) 有限長の離散時間信号に対するフーリエ変換。略してDFTと呼ぶことが多い。 有限長系列x(n)、0≦k Nとすると、 X(k)=Σ(n=0→N-1)[x(n)e^(-j2πkn/N)] で定義される。0≦n Nの区間でのみ値x(n)をもち、その他の範囲で0となる系列のフーリエ変換をX(e^(jω))とすると、X(k)=X(e^(j2πk/N))で定義される。IDFTにより得られたx(n)は周期Nの周期系列となり、0≦n Nの区間ではもとの系列と一致する。 DFTはフーリエ変換を計算する実用的な手段として広く用いられており、その計算を高速に行うアルゴリズムが高速フーリエ変換(FFT)である。 参考:音響用語辞典 →次のキーワードに進む
  • 59.線形時不変システム
    線形時不変システム…入力と出力との間に重ね合わせの原理が成り立ち(線形)、かつシステムの特性が時間によって変化しない(時不変)システム。 補足:このシステムの存在によって任意入力に対する出力y(t)が入力x(t)とインパルス応答h(t)の畳み込み積分によって記述できる。 - →次のキーワードに進む
  • 60.インパルス応答
    インパルス応答(inpulse response)…システムに単位インパルス(デルタ関数δ(t))を入力したときのシステムの出力。 補足:入力信号をx(t)、インパルス応答をh(t)としたとき、出力信号y(t)はx(t)とh(t)の畳込みで与えられる。システムの特性を調べるときによく使う(ここが一番大事!)が、実用面としては残響のシミュレータにも使われる。 補足2:インパルス応答のz変換が伝達関数である。さらに、そこにz=exp(jω)を代入したものが周波数応答となる。 インパルス応答 H(n) (実数、横軸時間)     ↑ (フーリエ変換↓、逆変換↑)     ↓ 周波数応答特性 H(ω)(振幅特性、位相特性を含む。※複素数である) インパルス応答 H(n) (実数、横軸時間)     ↑ (z変換↓、逆z変換↑)     ↓ 伝達関数 H...
  • 68.Z変換
    z変換(z transform) 離散時間信号およびシステムの表現・解析手段の一つ。離散時間信号に対するフーリエ変換の一般化。連続時間信号に対するラプラス変換に対応する。 離散時間信号x(n)のz変換X(z)は、zを複素数として下式で定義される。 X(z)=Σ(n=-∞→∞)[x(n)z^(-n)] 与えられたx(n)に対してX(z)が収束するzの集合を収束領域と呼ぶ。 一方、X(z)の逆変換は下式で与えられる。 x(n)=1/(2πj)・∫(C)[X(z)z^(n-1)]dz(このときの積分は経路Cの周回積分) ただし、周回積分の経路Cは、収束領域内にとったz平面状の原点を囲む反時計回りの閉曲線とする。一般には、X(z)をべき級数展開してz^(-n)の係数としてx(n)を求める方法や、X(z)を部分分数展開により単純な形の項の和として表し、既知の...
  • 62.重畳(たたみ込み)積分
    畳み込み積分とは…線形システムの出力y(t)を、入力x(t)とインパルス応答h(t)から求める積分。 →次のキーワードに進む
  • 98.マグニチュード推定
    <解答1> 児玉 マグニチュード推定法とは、実験参加者に一連の刺激を呈示し、刺激の主観的な大きさ[magnitude]に比例するような数値を、それぞれの数値に割り当てるよう求める、という感覚の大きさの直接的な測定法である。この方法は S.S.Stevens によって開発され、音の強さだけでなく、光の強さ、においの強さ、皮膚への圧力といった様々な刺激について測定が行なわれ、「刺激の物理的強度」と実験参加者の反応から推測される「感覚の大きさ」との対応関係を調べることを可能にした。 →閾値・極限法と恒常法 <解答2> (田代) マグニチュード推定法とは、心的属性に数を割り当てる方法の一つ。 実験参加者に一連の刺激を呈示し、刺激の主観的な大きさに相当するような数値を、それぞれの刺激に割り当てさせる。 S.S.Stevensは、この方法によって感覚量を直接測定し、べ...
  • 61.因果性システム
    因果性システム・・・入力以前に出力が生じないシステム。(たたかれる前は痛くないでしょ? 補足:式で書けば y(n)=a・x(n+k) (k 0) の項があったらだめっていうこと。 →次のキーワードに進む
  • 67.直線状たたみ込み
    直線状畳み込み(linear convolution)…離散信号に対して用いられる計算法で、線形システムのインパルス応答と、入力信号から出力を求める際に用いられる。 →次のキーワードに進む
  • 43.波動方程式
    ... →次のキーワードに進む
  • 93.ゲシタルト原理
    <解答1> 児玉 [Gestalt Principle] 聴覚におけるゲシタルト原理 我われ人間は、耳に入ってくる複数の音を混同せずに別々のものとして知覚するが、これは音をいくつかの単位・まとまり(音脈・音事象)として捉えるからであり、ゲシタルト原理とはこのときに働く原理のことをという。「近接の原理」・「共通運命の原理」・「よい連続の原理」・「類同の原理」・「調波性の原理」・「時間的規則性の原理」などがある。 「近接の原理」 音事象・音脈の知覚について考えるとき「時間・周波数の座標上でどの 成分とどの成分が知覚的にまとまりやすいか」が問題となるが、座標上 で近くにある成分同士は知覚的に結びつきやすい。これを近接の原理と いう。 「共通運命の原理」 また、同時に始まったり終わったりする成分や、同時に同じような変化(例えば、周波数変調・振幅変調など)を示す...
  • 73.外耳道の共鳴効果
    外耳道と鼓膜は”閉管”になっている.閉管の共鳴周波数はf=(2m-1)v/4lで計算できる.外耳道の長さを約3cm,音速を340m/sとすると,m=1のとき,f=2800Hzになる.この共鳴によって,その周波数あたりでの音圧が10~15dBほど上がる.この共鳴効果は,言葉の子音を聞き取るのに役に立つ. あとで編集する予定(あくまでも予定ですが),です補足等ありましたら,連絡ください →次のキーワードに進む
  • 53.二重音源(双極子、ダイポール)
    二重音源(double source,dipole) 強さも周波数も等しく、ただ位相のみが反転している2つの点音源が隣接している音源。 音圧の式にcosθの項が含まれており、指向性を持つことを示している。 また、スピーカ単体で用いると2重音源のような性質となる。 →次のキーワードに進む
  • 14.平均律
    平均律音階って ? 解答1 杉井 ? 平均律音階では、周波数比は指数関数で決められます。 ? ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド 基音(ド)に対する比 1 (1.000) 22/12 (1.122) 24/12 (1.260) 25/12 (1.335) 27/12 (1.498) 29/12 (1.682) 211/12 (1.888) 2 (2.000) 直下の音に対する比 - 22/12 (1.122) 22/12 (1.122) 21/12 (1.059) 22/12 (1.122) 22/12 (1.122) 22/12 (1.122) 21/12 (1.059)  現代では、ピアノやギターなどの...
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