05年度AD3年口頭試験キーワード内検索 / 「66.サンプリング定理」で検索した結果

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  • 66.サンプリング定理
    サンプリング定理… 標本化する信号に含まれる最高周波数がナイキスト周波数よりが低ければ、離散化された信号から元信号を復元することが可能であるという定理。 ナイキスト周波数とは・・・ ある信号を標本化するとき、そのサンプリング周波数 fs の 1/2 の周波数を言う。ナイキスト周波数を超える周波数成分は標本化した際に折り返し (エイリアシングとも言う) という現象を生じ、再生時に元の信号として忠実には再現されない →次のキーワードに進む
  • 音情報講座>
    ...とディジタル信号 66.サンプリング定理 67.直線状たたみ込み 68.Z変換 69.円状たたみ込み 70.離散フーリエ変換 71.FFT 72.動電形スピーカ 73.外耳道の共鳴効果 74.中耳のインピーダンス整合 75.蝸牛の有毛細胞 76.(聴覚における)進行波説 77.聴覚抹消系の興奮パターン 78.聴神経の位相同期(または位相固定) 79.オージオグラム 80.伝音性難聴と感音性難聴 81.補充現象 82.ソーン 83.音の大きさのレベルと等感曲線 84.複合音の音の大きさ 85.(聴覚における)時間説と場所説 86.音色 87.音の粗さ 88.協和と不協和 89.母音と子音 90.フォルマント 91.マスキング 92.音の到来方向の知覚 93.ゲシタルト原理 94.聴覚の情景分析 95.音脈 96.極限法と恒常...
  • 71.FFT
    FFT…離散フーリエ変換において、周期Nが2のべき乗であるときに計算機上で高速に計算ができるアルゴリズム。高速フーリエ変換(FastFourierTransform)の略。 補足1:標本点数がN点のとき、DFTに要する演算回数はN^2回の複素乗算とN(N-1)回の複素加算。でもFFTだと乗算回数が(N/2)log2(N)回ですむのだ! 例えばN=512のとき、DFTだと262,144回も乗算しなくちゃいけない。(…大変だ)けどそんなときFFTを使えばなんと、2304回で済んじゃう。(すごい!)手計算も夢じゃないぜ。 →ゼロパディング(zero padding) 解析したい信号の標本数がN^2個に届かない場合は0をサンプルに追加すればFFT使用可能になる →次のキーワードに進む
  • 65.アナログ信号とディジタル信号
    アナログ信号とデジタル信号…アナログ信号は、信号が定義された時間領域において任意の時点で値を持つ。実在する物理的な信号はすべて基本的にアナログ領域の信号である。 デジタル信号は、時間軸上の離散的な時点のみで値を持つ。実在する信号を計算機の上で扱うための信号の表現形式。サンプル間の時間間隔は一定である。 →次のキーワードに進む
  • 5.和声学における和音
    五線譜ないと無理なんで、説明会でプリント配ります。 説明会に来れない人も連絡くれれば渡すんで、終わった後にでも教えてください。  吉永
  • 1.音階
    五線譜ないと無理なんで、説明会でプリント配ります。 説明会に来れない人も連絡くれれば渡すんで、終わった後にでも教えてください。 吉永 →次のキーワードに進む
  • 4.近親調
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  • 2.音高と音程
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  • 3.移調
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  • 26.パレストリーナ
    16世紀後半、ルネサンス期のイタリアを代表する教会音楽作曲家。 教皇のお膝元であるローマで活躍し、カトリック教会のための数多くの宗教曲の傑作を残した。 その存在は「教会音楽の父」として後代において神格化され、彼の ポリフォニー技法は「パレストリーナ様式」と呼ばれ、この様式は対位法の模範とされている。 パレストリーナの作品は、フランドル楽派のポリフォニー様式を基礎に置きながら、イタリア風の三和音(ド-ミ-ソなど)を基礎とした澄んだ和声進行の上で、常に流麗で滑らかな旋律が鳴り響き、歌詞の抑揚や言葉の意味を明確にしていくというものである。従って、ポリフォニーでありながら、常に魅力のある旋律が鳴り響き、縦と横のバランスが非常によくとれた音楽になっている。 ※対位法(たいいほう)(英counterpoint) 1つのメロディに対し、新たな(複数の)メロディを同時に歌わせる(...
  • プリペアドピアノ
    プリペアド・ピアノ 弦やハンマーに異物を仕掛けて音を変質させたピアノ。ピアノ自体は普通のものであるが、 ピッチや音色はもちろん、打鍵に対する反応も変わる。ボルトのような硬いもの、消しゴムのような 軽くて弾力のあるものなどさまざまな物体が利用でき、どの個所に何を仕掛けるかで効果が異なる。 略歴に戻る
  • 24.ルネサンスとバロック
    ルネサンスとバロック  田上です ルネサンス音楽とバロック音楽の比較  (西洋音楽史で配られた資料です。簡潔で要を得ているらしいのでのせました)  htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 ※ムジカ・レセルヴァータ、マドリガリズム=歌詞を音楽によって強調したり表現したりすること、TAKUTUS=拍(多分) ルネサンス(1400~1600) イタリアで起こりヨーロッパ中に広がる  ルネサンスの音楽史は15世紀の初期ルネサンスと15世紀後期から17世紀初期に及ぶ盛期ルネサンスに分けられる。  初期にルネサンス時代の基礎的な音楽様式である多声宗教合唱音楽が、フランドル出身の音楽家たちの手で  形を整えられた。盛期はこの様式の普及と完成をみたのである。 前の時代との違い(念のため)  初期ルネサンス ○...
  • 音文化講座>
    1.音階 2.音高と音程 3.移調 4.近親調 5.和声学における和音 6.楽節・楽句・動機 7.ソナタ形式 8.フーガとカノン 9.MIDI 10.ノートナンバーとベロシティ 11.テトラコード 12.ピュタゴラス音律 13.純正律 14.平均律 15.五声(五音)・十二律 16.グレゴリオ聖歌 17.教会旋法 18.オルガヌム 19.ポリフォニー 20.モノディ 21.シンフォニア 22.コンチェルト 23.組曲 24.ルネサンスとバロック 25.古典派とロマン派 26.パレストリーナ 27.モンテヴェルディ 28.ベートーヴェン 29.シェーンベルク 30.ジョン・ケージ
  • 86.音色
    <解答1> 児玉 [timbre] JISによると、「音色とは、同じように呈示された大きさ・高さが等しい2つの音が違って聞こえるとき、その違いをもたらす性質のこと」である。また、音色は、音のスペクトル・波形・音圧・時間変化などに関係があるとされている。しかし、大きさや高さを変えても音は違って聞こえるので、JISの定義にとどまらず、漠然とした定義ではあるが「2音が呈示され何らかの違いがみとめられるとき、その違いをもたらす性質のこと」を音色という。。 →次のキーワードに進む <解答2>北原 最近の研究結果により音色には主要な3因子があるとされてきた。その因子とは  1)きれいな、汚い、澄んだ、にごったなどの「美的因子」  2)迫力のある、もの足りない、太い、細い、厚みのある、薄っぺらななどの「迫力因子」  3)金属製の鋭い、鈍いなどの「金属性因子」または「...
  • 91.マスキング
    <解答1> 児玉 聴覚におけるマスキングは「ある音が存在することによって、他の音が聞こえにくくなること」である。マスキングする音をマスカー[masker]、される音をマスキー[maskee]という。また、低音域はマスキングされにくく、高音域はマスキングされやすいため、マスカーの方がマスキーより周波数が低い場合、よりマスキング効果はある、と言える。 →音脈・聴覚の情景分析 →次のキーワードに進む 臨界帯域 音の周波数成分が、狭い周波数範囲ごとに別々に処理されていると仮定すると、多くの精神物理学的なデータが統一的に説明できる。この、一つ一つの周波数範囲の処理単位のことを臨界帯域という。臨界帯域の周波数幅は、中心周波数の関数として表され、500[Hz]以下に対しては常に約100[Hz]となり、500[Hz]以上に対しては中心周波数の5分の1程度となる。純音成分に、同時マスキン...
  • 46.拡散音場
    拡散音場(diffuse (sound) field) ある区域内で、 音響エネルギーが室内全体に均一に分布 どの点においても音の進行方向はあらゆる方向に一様 という条件を満たす音場。 残響室(reverberation room)は拡散音場を近似的に実現したものであり、残響室の特徴を表すために"残響時間"(reverberation time)が用いられ、これは室内の音圧レベルが60dB減衰するのに要する時間(室内のエネルギー密度が100万分の1になる時間)である。 拡散音場の仮定は"統計音響理論"において利用されるされることが多く、Sabineの残響公式、吸音率=1の時のsabineの公式の矛盾を解消するためにさらに平均自由行路を導入したEyringの残響公式によって残響時間予測計算、音響材料の吸音率を計算することができ...
  • 56.騒音レベル
    騒音レベル 人間の聴覚に合わせて補正した評価尺度。騒音計のA特性(聴覚補正特性の種類のひとつで、低域、高域の感度を落としてある)を使って測定することから「A特性音圧レベル」ともいう。単位は「dBA」 「0dBA」が人間の耳に聞こえる最低レベル、「120dBA」を超えると聴覚としての限界。 cf.NC(Noise Criteria)値 室内騒音など一般の環境騒音を周波数特性に重点を置いて評価するために提案された曲線。使用目的に応じた室内の騒音レベルの評価や、設計の目標値として使用される。 →次のキーワードに進む
  • 16.グレゴリオ聖歌
    グレゴリオ聖歌 (釘本) 初期キリスト教聖歌は、ユダヤ教の伝統を受け継ぎながらキリスト教独自の要素を加えて、3世紀から4世紀にかけて整えられた。  そして紀元後約1000年間、様々な地域で独自の発展を遂げる。 ビザンツ聖歌・・・・すべての単旋律聖歌に大きな影響を与えた。後にギリシア正教会の聖歌になる。 アンブロシオ聖歌・・・4世紀のミラノ司教の名から名づけられた。 ガリア聖歌・・・・8世紀までフランク族が用いた聖歌。 モサラベ聖歌・・・・スペインで歌われた古い地方聖歌。 グレゴリオ聖歌・・・・ローマで歌われ、ローマ式の典礼で用いられた。  これらを統一しようと試みたのが、教皇グレゴリウス1世である。6世紀末より、教皇グレゴリウスの教会統治の下で聖歌は集められ、典礼用に標準化された。よって、それぞれの単旋律聖歌の特徴的な部分は抑圧されていった。それでも、完全に聖歌方言を...
  • 96.極限法と恒常法
    <解答1> 児玉 [method of limits constant method] 極限法および恒常法とは、閾値を測定する方法のことである。極限法とは、実験者が刺激の次元を一定の間隔で変化させていき、実験参加者は、その標準刺激と比較刺激を比較し、あらかじめ用意してある選択肢から選んで回答してもらう、という風に測定を進める方法である。極限法には、所要時間が比較的短く容易に実施できるというメリットがあるが、慣れの誤差や期待誤差の影響を受けるというデメリットもある。一方、恒常法とは、実験者が刺激の次元を一定の間隔に変化させてあらかじめ刺激を決めておき、それをランダムに呈示して測定を進める方法で、極限法と異なるのは、刺激値の増減が一定方向ではない(ランダムである)という点である。よって、恒常法は被験者の慣れや期待による誤差を取り除くことはできるが、測定には時間がかかる。 極限...
  • 6.楽節・楽句・動機
    楽節・楽句・動機(by生島) あなたは今日 - 人目のお客様 楽節 英語でいうフレーズのこと。多くは8小節程度のものからなり、始まりがあって終わりがある。 ただし、作曲家によっては小節数はバラバラで、いつまでも続くものやすぐ終わってしまうものもある。 曲を文学作品としてみたとき、楽章は章、段落構成は音楽形式(7.ソナタ形式とか)というように対応付けると、楽節は文。 楽句 小楽節と呼ばれることもある。あまり厳密な定義は無いが、楽節より短い音楽上の区切りのこと。 上のように文学作品に当てはめると、文中の「、」によって区切られる部分。 動機 音楽の最小単位となるもの。英語ではモチーフ。 何かパッとひらめいて、そこからさまざまな楽句や楽節が生まれる。 曲の印象的な部分はこの動機によるものが大きい。 ため息とか、運命とか、怒りとかそういうの。 例 はぁ、こ...
  • 36.ヘルムホルツ共鳴器
    ヘルムホルツ共鳴器: →次のキーワードに進む
  • 音環境講座>
    31.減衰振動 32.強制振動 33.音響出力 34.固有振動 35.共振・共鳴 36.ヘルムホルツ共鳴器 37.音響インピーダンス 38.音圧 39.粒子速度 40.音速 41.位相 42.開口端補正 43.波動方程式 44.境界条件 45.自由音場 46.拡散音場 47.平面波 48.球面波 49.音圧レベル 50.音響インテンシティ 51.残響時間 52.定在波 53.二重音源(双極子、ダイポール) 54.放射インピーダンス 55.等価騒音レベル 56.騒音レベル
  • 76.(聴覚における)進行波説
    <解答1> 児玉 [travering wave theory] 進行波説とは、べケシーが提唱した場所説の一種で「基底膜が周波数に応じてそれぞれ固有の進行波を生成する=周波数によって基底膜の最も強く振動する位置が異なる」という説である。一般的には、蝸牛基底部(手前)は高音域を感知し、先端部に行くに従って低音部を感知すると考えられている。べケシーの進行波説の他にも、ヘルムホルツの共鳴説(蝸牛の基底膜がピアノの弦を張ったような構造になっていて、周波数の振動に共鳴するという説)があるが、これは生理学的には正しくない。 →場所説 →蝸牛の有毛細胞 →次のキーワードに進む
  • 前の時代との違い(念のため)
    ルネサンスとそれまでとの違い  中世音楽がより厳格で暗い音調であるのに対してルネサンス音楽にはより豊かで輝きのある  よく響く性質がある。  中世音楽では一般にオクターブ、5度、4度といった完全協和音程が使われていたが、  ルネサンス音楽では3度や6度といった不完全協和音程を含む和声を土台にしたより豊かな  響きを志向する。         戻る
  • 30.ジョン・ケージ
    ジョン・ケージ(1912~1992) 田上です 略歴  アメリカの作曲家。1934~1937までシェーンベルクに師事。 プリペアドピアノを考案して、ガムラン音楽に非常に近い音色やリズムの多彩な音楽を作り上げる。  易や禅をヒントに、チャンス・オペレーションにより作品を決める偶然性の音楽を生み出した。  フルクサスにも大きな影響を与える。 代表作 「四分三十三秒」、「0分00秒」、「プリペアド・ピアノの為のソナタとインターリュード」 →次のキーワードに進む
  • 27.モンテヴェルディ
    クラウディオ・モンテヴェルディ ルネサンス音楽からバロック音楽への転換点に立つ音楽家です。 彼は声楽の分野で多くの傑作を残し、オペラやマドリガーレ、そして宗教音楽の分野においても、その後の音楽に多大な影響を与えました。 初期バロック音楽は、モンテヴェルディによって切り開かれ、その方向を決定づけられたと言っても決して過言ではないでしょう。 モンテヴェルディの創作は、ルネサンス風のマドリガーレが出発点になっています。マドリガーレは16世紀半ば頃から17世紀初頭にかけて多数作曲されたイタリアの代表的な歌曲で、もともとは無伴奏のポリフォニー技法によって作曲されていました。けれど、言葉と音楽との一致を求め、歌詞の劇的な表現を追求していったモンテヴェルディにとって、純粋なポリフォニーの様式だけで作られる音楽は不十分なものになっていき、様々な試行錯誤の後、彼のマドリガーレはより直接的...
  • 74.中耳のインピーダンス整合
    音圧の変化は蝸牛内で検出しています.従って,空気から蝸牛内のリンパ液に圧を伝えなければならないわけです.しかし,気体と液体が直接接触しているような場合では,気体と液体の固有音響インピーダンスが大きく違うので,境界面で音が大部分反射してしまいます.この中耳のインピーダンス整合ってのは,気体(空気)から液体(リンパ液)に音を伝えてやる機構です.ちなみに,2つの媒質があって,その固有音響インピーダンスが等しい場合をインピーダンス整合といい,このとき音は境界で反射しません.これと同じことを中耳がやっているので,中耳の”インピーダンス整合”って言うんでしょう(きっと). そして,インピーダンス整合において,鼓膜(55mm^2)とアブミ骨底(3.2mm^2)という面積比(17 1)により音圧が25dB上昇し,またツチ骨とキヌタ骨の足の長さの比が1.3 1になっている(つまりテコの原理)ことにより音圧...
  • 14.平均律
    平均律音階って ? 解答1 杉井 ? 平均律音階では、周波数比は指数関数で決められます。 ? ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド 基音(ド)に対する比 1 (1.000) 22/12 (1.122) 24/12 (1.260) 25/12 (1.335) 27/12 (1.498) 29/12 (1.682) 211/12 (1.888) 2 (2.000) 直下の音に対する比 - 22/12 (1.122) 22/12 (1.122) 21/12 (1.059) 22/12 (1.122) 22/12 (1.122) 22/12 (1.122) 21/12 (1.059)  現代では、ピアノやギターなどの...
  • 13.純正律
    純正律って ? 解答1 杉井 ?  和音は、周波数が単純な整数比になるときに良く調和して聞こえます。ド・ミ・ソの和音が完全に 調和するときの周波数比は4:5:6です。長調の基本3和音であるド・ミ・ソ、ファ・ラ・ド、ソ・シ・レの 周波数比がいずれも4:5:6になるように音階(長音階)を決めると、以下のようになります。 ? ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド 基音(ド)に対する比 1 (1.000) 9/8 (1.125) 5/4 (1.250) 4/3 (1.333) 3/2 (1.500) 5/3 (1.667) 15/8 (1.875) 2 (2.000) 直下の音に対する比 - 9/8 (1.125) 10/9 (1.111) 16...
  • 88.協和と不協和
    <解答1> 児玉 基本周波数の整数倍の周波数であれば、だいたい協和して聞こえる。 →次のキーワードに進む <解答2>きたはら 協和と不協和  不協和、とは「音の粗さ」が積み重なってかなり耳につくようになって感じるもの。  例えばAの音と、D#の音(増4度)とを、ヴィブラートの全くないヴァイオリン(またはフル・オルガン)で、同時に演奏したと仮定しまする。  Aの3倍音は    440.00x3 = 1320.00 ヘルツとなり、  D#の2倍音は   622.25x2 = 1244.50 ヘルツとなります。  違いは75.50 ヘルツで、この二つの音に対して1秒間に75.5回のうなりが生じる。これは、かなり音の粗い状態でこのAとD#とを同時に鳴らしたときには、これ以外の倍音についても唸りによって音の粗さが生じる。これが「不協和」の感じを生ずる...
  • 94.聴覚の情景分析
    <解答1> 児玉 [auditory scene analysis] 聴覚の情景分析とは、「どんな音が、どこで、どんな風に鳴ってて、他の音との関係はどうなっているのか」を把握する働きのことである。例えば、オーケストラの音の中から特定の楽器の音を聴きとり、音楽全体の中に位置づけるような状況(特定の音を聴きとるという点では、いわゆるカクテルパーティー問題にも通じる状況)である。 →音脈・マスキング →次のキーワードに進む カクテルパーティー問題(効果) 多くの人の声でざわめいている立食パーティーの会場でも、私たちは隣の人と普通に会話ができ、注意して耳をすませば、少し離れたところのヒソヒソ話まで聞くことができる。
  • 85.(聴覚における)時間説と場所説
    <解答1> 児玉 [Temporal/Place theory] 聴覚における時間説・場所説とは、いずれも音の高さ[pitch]の知覚理論についての説である。時間説とは、入力信号(音)に対して、同じ振幅の位相を固定していき、その時間的な繰り返しパターンと、神経発火の時間パターンが関係している、とするものである。一方、場所説とは、入力信号の周波数によって、基底膜の反応位置が異なり(基底膜上で周波数分析を行っている)、さらに聴神経においても周波数の部位的構造がみられる(周波数局在性)ことから、基底膜上のどの有毛細胞が興奮するかによって音の高さが知覚されている、とする説である。今日では、場所説の方が優位とされている?が、ミッシング・ファンダメンタル現象によってその矛盾も指摘されている。 時間説とは、入力信号(音)に対して、同じ振幅の位相を固定していき、その時間的な繰り返しパターンと...
  • 87.音の粗さ
    <解答1> 児玉 [roughness] 臨界帯域を越えない程度の狭い周波数範囲で、唸りなどにより、音圧が毎秒数十回から百回余りくらいの変化を示す場合、音色に濁った感じ、ザラザラした感じが生ずる。これが、音の粗さである(「唸りが生じるよりは広い周波数(20[Hz]程度)の差をもつ、二つの音間で生じる」という風に唸りと区別することも?)。音楽において、同時に鳴らした2つ以上の音のあいだに不協和が生ずるとき、音の粗さが大きな要因になっている。 →協和と不協和 →次のキーワードに進む 臨界帯域 音の周波数成分が、狭い周波数範囲ごとに別々に処理されていると仮定すると、多くの精神物理学的なデータが統一的に説明できる。この、一つ一つの周波数範囲の処理単位のことを臨界帯域という。臨界帯域の周波数幅は、中心周波数の関数として表され、500[Hz]以下に対しては常に約100[Hz]と...
  • 82.ソーン
    <解答1> 児玉 [sone] ソーンとは、音の大きさ[loudness]を表す主観的な単位である。周波数1000[Hz]・音圧レベル40[dB]の純音を1[sone]と定義し、ある音の大きさが1[sone]の音の2倍の大きさに感じられるなら、その音の大きさを2[sone]とする。また、同じくラウドネスの単位としてソーン以前に用いられていたフォーン[phon]とは、周波数1000[Hz]の純音の場合は音圧レベル[dB]と同じ値で([phon]=[dB])、1000[Hz]以外の周波数では[phon][dB]の関係は大きく変わる。[sone]と[phon]の関係は、40[phon]=1[sone]。 →等感曲線 <解答2> (田代) phonという尺度(音の大きさのレベルと等感曲線参照)は、心理領域での二倍、三倍という感じの増大を直接表示するものではない。 こ...
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