「猫耳少年【8】」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

猫耳少年【8】 - (2006/01/28 (土) 03:11:26) のソース

蓮と約束してから1日たつ。 
とりあえず実家に帰って服と資金の調達に行かねば。 
そう思い、蓮を後に秋は家を出た。 
「さて・・・父さん居なければいいなぁ・・・」 
秋がそう思いながら電車に乗り。1時間ほどで家に着いた。 
秋は少しどきどきしながらチャイムを鳴らす。 
家に居る可能性があるのは母。父。姉。おばあちゃん。 
おばあちゃんだけなら天国。父が居てしまったら・・・・ 
そんなことを考えていると扉が開いた。 
「・・・・ぁぁ秋ちゃん・・・久しぶりだのう・・・・」 
秋に天使が舞い降りた。 
「お久しぶり。おばあちゃん。今おばあちゃん一人?」 
「私一人だけだがのう・・・」 
最高だ。最高のシュチュエーションだ。 
「ゴメンあがるよ~。」 
「はいはい。お茶どうする?」 
おばあちゃんの言葉を無視して元の俺の部屋に向かう。ここには昔の服があるはずだ。 
昔の服は黒いクローゼットに入っている。 
そのクローゼットを見つけ。秋は服を取り出す。 
「いいのあるなぁ・・・・さすが俺。よくやった昔の俺。」 
そう秋が独り言をつぶやき。適当に服を取り出す。 
ある程度服や靴を取り出し。もう良いと思いクローゼットを閉めようと思ったそのとき。上から帽子が落ちてきた。 
「帽子・・・・いらねえかな・・・あ!そうか!猫耳隠さねえとまずいや」 
そう考えた秋は帽子を拾った。 
後は袋・・・秋は自分の周辺を探すとちょうどいい大きなバックがあった。 
俺には神様がついているのだろうか。満面の笑みでリビングに向かう。 
「秋ちゃん。お茶用意したけど・・」 
「ありがとう。そこ置いといて。」 
秋が軽くあしらう。 
資金集めないと・・・俺の隠しといた貯金・・・3万くらいあるはず・・・ 
そう思って隠しておいた場所を見る。 
「良し。3万以上ある!」 
秋が隠しておいた金を全て取り出し。テーブルに用意されたお茶を飲み干し。実家を後にする。 
「おばあちゃんありがとう。俺忙しいからもう出るよ。」 
「そうかい・・・また寂しくなるねえ・・・」 
少し名残惜しいが。父さんと出くわしたら大変なことになる。そう思って蓮が待ってる家に向かった。

「蓮。ただいま。」 
「おかえり~秋兄ちゃん!」 
元気よく返事をして秋のもとへ近づいてくる。そして抱きついた。 
「まったく・・・蓮は甘えん坊だ・・・」 
「えへへ・・・」 
「そういえば蓮。俺の昔の服持ってきたんだけど・・・それじゃあ動き辛いでしょ?」 
「え!本当?!」 
そう喜ぶ蓮をつれてリビングでバッグから服を取り出した。 
秋が蓮に服を合わせる。ほとんどぴったりだ。 
「よしよし。いい感じだな。どんなの着たい?」 
そう秋が聞くと少し悩みながら蓮が答えた。 
「え~と・・・少しかわいい感じでかっこよさのある服。」 
「うーん・・あるかな・・・」 
そう思って秋がそれっぽい服を探す。 
まてよ。蓮が着たらどんな服でもかわいい感じになると思うなぁ。 
そう思った秋はなるべくかっこいい方を探す。こんなのがいいだろうか。 
それは少しパンクかかった長袖の物で、わざとぶかぶかな感じに仕上げており。着るとルーズな感じになる服だ。 
結構似合うと思う。そう思って蓮に着せてみる。 
「どう?」 
「うん。結構いいよw」 
蓮が笑ってくれた。よかったと安堵の息を漏らし、ズボンを決める。 
下はまたパンクっぽいとこてこてになっちゃうし・・・黒っぽいジーンズでいいか。 
そう思ってそれも蓮に着せる。なかなかに会う。いあかなり似合う。 
「秋兄ちゃん服のセンス良いね~!」 
「そうかな?」 
あとはジャケットを着せてこの帽子を・・・かぶせる。これはすごい。猫耳少年から美少年になった。 
「これでよし・・・ランド行くときはこれでいこうな。」 
「うん!ありがとう秋兄ちゃん!」 
そういうと蓮は家を駆け回る。気に入ってくれたらうれしいや。これで何とかネズミーランドにいけるか。 
そう思っていると疲れたのか寝てしまった。 

ネズミーランド行くまで後一週間・・・・
人気記事ランキング
目安箱バナー