マイクロソフト株式会社は7月4日、2008年7月度のセキュリティ情報の事前通知を発表した。

発表によると、セキュリティ情報の公開は7月9日で、4件が予定されており、そのすべての最大深刻度が「重要」となっている。


内容は、Microsoft WindowsおよびMicrosoft SQL Serverが影響を受けるもの1件、Microsoft Windowsが影響を受けるもの2件、

Microsoft Exchange Serverが影響を受けるもの1件となっている。

また、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」も更新される予定。


この4つの脆弱性はすべて、上から2番目の深刻度レベル「重要(Important)」に分類されている。

Windowsに対するセキュリティ更新プログラムのうちの1つが修正するバグは、悪意のコードのリモート実行に攻撃者が利用するおそれがあるものであり、従来、Microsoftが一般的には「緊急(Critical)」に分類してきた類の脆弱性だ。


いつものMicrosoftのセキュリティ情報の事前通知と同様、今回の事前通知も、来週公開するセキュリティ更新プログラムについて、問題の深刻度と、影響を受けるソフトウェアのリストを示しているが、詳細は明かしていない。


Windowsに関する2件のセキュリティ情報のうち、一方は、Windows 2000とWindows XPの脆弱性にパッチを当てるもので、最近リリースされたXPのService Pack 3(SP3)も対象に含まれるが、Windows Vistaには関係していない。

もう一方は、Windows Vistaの脆弱性にパッチを当てるもので、Vista SP1も対象に含まれるが、旧バージョンには関係していない。

該当する方は、7月9日に「Windows Update」を実行して下さい。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年07月04日 20:54