スカルーツ・レゲエを含むジャマイカ音楽には、1つの楽曲に複数のバージョン(ミックス?違い、演奏スタイルの違い)が存在することがあります。

また、タイトルが違うのに、演奏されている曲やアーティストは全く同じバージョンの楽曲という場合もあります。


その理由は、

アーティストとレコード会社?双方共に儲かるから。

曲がヒットした場合、アーティストは他のレーベルとも契約して、曲名やバージョンを変えるだけでリリースしして契約料を貰っていました。レコード会社?もヒット曲を販売できるとあって、この(現代では契約違反ととられかねない)二重契約が平然と行われていました。

ゆえに、違名同曲や複数のバージョンがある=ヒット曲の目安となります。


なお、昔の楽曲を別のアーティストや作曲者自身がカバーして、新たなアレンジで楽曲を蘇らせることもあります。
最近では日本でも当たり前のことですが、この起源はジャマイカの音楽文化にあります。

ジャマイカでは新しいリズムやアレンジが発明されると、
そのたびに往年の名曲を、最新のスタイルでカバーするような風習が根付いているようです。

表向きは名曲をリスペクトしてのカバーと言えど、
これも実際は、レコード会社?とアーティストの双方が儲けるための手段になっているということです。


参考サイト

タグ:

コラム
最終更新:2007年07月28日 15:24