ルーツ・レゲエ - wikiska

ルーツ・レゲエ roots reggae

• 別称：ルーツ・ロック・レゲエ（roots rock reggae）、ルーツ（roots）。
• アーリー・レゲエからの流れを受け、1970年頃に登場した、ジャマイカ音楽のジャンルのひとつ。
• ジャマイカ音楽の中でも、一般的に「レゲエ」として知られているジャンル。レゲエといえばBob Marley?が一般的に有名であるが、彼の楽曲はおおむねルーツ・レゲエである。

登場の経緯

• ルーツという言葉の由来は、「自分たちが黒人であることを意識し、【ルーツ】をアフリカに求める」とするラスタファリズムの思想にある。現在のジャマイカ音楽においても、この思想が黒人の共通認識として楽曲の歌詞中に含まれることが多い。ゆえに、ルーツ・レゲエはその後のジャマイカ音楽に大きな影響を与えた。

発展

• 1970年代後半、社会の行き詰まりや政治的弾圧などから、ラスタファリズムや社会批判を含んだルーツ・レゲエは衰退し、ダンスホール・レゲエへと移行した。
• 一方で、イギリスに移住したジャマイカ人の中では1980年以降もルーツ・レゲエが生き残り、現代において「UKニュー・ルーツ?」として親しまれている。

音楽的特徴

• ロックステディのリズム。すなわち、スローテンポに裏打ちがなされる。
• 打ち込みは無く、生演奏である。
• 歌詞はラスタファリズムの影響を受け、Haile Selassie Iを讃える歌や、babylon（資本主義社会、白人社会、キリスト教社会）を批判した歌が主流である。
• この時期に、プロデューサー?が次々と新しいリズムパターン(リディム)を作った。

主なアーティスト

Barrington Levy?
Black Uhuru?
Bob Marley?
Horace Andy?
I Wayne?
Jah Cure?
Johnny Clarke?
Lincoln Thompson?
Peter Tosh?
Richie Spice?
The Abyssinians?

主なプロデューサー

Coxsone Dodd
King Tubby?
Lee 'Scratch' Perry?

出典

• wikipedia 英語版「ska」
• wikipedia 英語版「Reggae genres」
• wikipedia 日本語版「ルーツ・レゲエ」

参考リンク

• wikipedia 英語版「List of roots reggae artists」