捷運とは、台湾主要都市部とその周辺都市を走る地下鉄等による高速鉄道網で、正式名称は「大衆捷運系統」。英称はMRT(Mass Rapid Transit、大量高速輸送機関)である。台北大都市圏では「台北都会区大衆捷運系統」と呼ばれ、「台湾捷運」と略される。日本の都市高速鉄道に相当する。
概要
一般的に台湾における捷運システムは、大衆捷運法に基づく国内各都市内の各種軌道交通システムを指し、この法的定義に該当しない捷運化される台鉄路線やBRTも広義的に一種の捷運システムとみなすこともある。ただし主管する関係省庁や自治体、また大衆捷運法における定義により、必ずしも同一でない。
各都市における現状
2015年現在、台北地区を中心に走る台北捷運(TRTC,Metro Taipei)と高雄地区走る高雄捷運(KRTC,Kaohsiung Rapid Transit Corp)と桃園捷運(Taoyuan Metro)が開業している。桃園市・台中市・台南市も、鉄道による捷運の建設が計画中である。嘉義市ではバスによる捷運(BRT)が運行されている。過去には台中市にもBRTが存在したが既に運行を取り止めている。高雄氏では地下鉄整備に続いてLRTの試験運行が始まっており、台北市ではLRT建設の話が持ち上がっている。
最終更新:2017年03月05日 21:53