莒光號は、台湾鉄路管理局(以下:台鉄)の急行に相当する種別である。
名前の由来は、蒋介石の訓示である「毋忘在莒」「光復大陸」による。
概要
1970年、世界銀行からの借款により導入された35SP32850型客車27輛を中心に構成され、同年2月3日、R100
ディーゼル機関車により牽引されて運行が開始された。当日の運行は台北~台中間の運行であったが、20日には台北~高雄間の西部幹線全線での運行が開始された。
1970~80年代中期にかけて多くの車輛が投入された。車体を白地に青線という塗装と、内装に絨毯やソファを使用して統一した。
縦貫線の電化が完成した後は、車体をオレンジ色塗装に変更された。1986年には10200型車輛が投入され、空調設備を上部に設置し、ステンレスを採用したことで軽量化を実現した。
1995年には各型莒光號のドアが自動化に変更となり、LEDサボを採用すると同時に障碍者設備を整備した。この改造を施した莒光號を新莒光と称している。
最終更新:2017年05月27日 23:58