ALCO RS-11

基本情報
運用会社 UP ATSF BN B&Oほか多数
製造期間 1966年~1972年
性能諸元
全長 20.02m
全幅 3.05m
車高 4.71m
重量 160t
最高速度 134km/h
出力 3.000hp
エンジン EMD 16-645-E3
ブレーキ 空気ブレーキ
ダイナミックブレーキ(オプション)

ALCORS-11は、アルコ(アメリカン・ロコモティブ)が生産した車軸配置B-B、ロード・スイッチャータイプの電気式ディーゼル機関車である。本形式は、アルコのヒット作であるRS-3に替わるモデルとして設計され、1956年2月から1961年5月にかけて合計426両が製造された。うち327両がアメリカ国内へ、99両がメキシコへ納入された。

ALCO社が第二次世界大戦後に製造した機関車には224型ディーゼルエンジンが搭載されていたが、設計に欠陥があり修復に多額の費用がかかるため、売上が予想を下回った。この状況を打開すべくALCO社は改良型の251型エンジンを開発し、本形式に搭載するエンジンが244型から251型へと変更され出力は1,800馬力(1,300kW)となった。これは、その2年前から製造開始された1,800馬力のGM-EMD製GP9への対抗馬としてのものであった。

ルーツ式スーパーチャージャーを備えたGP9と比較すると、ターボチャージャーを備えた本形式は加速に優れ、粘着牽引力も強く燃費もよかった。使い勝手のよさから、重量貨物列車の牽引から旅客列車の牽引まで幅広い用途に使用された。

もっとも多くのRS-11を所有したのは、ノーフォーク・アンド・ウェスタン鉄道(NW)であった。99両を購入し、1964年のニッケル・プレート鉄道(NKP)との合併後にはさらに35両を購入した。ほかにもノーザン・パシフィック鉄道(NP)、ペンシルバニア鉄道(PRR)、サザン鉄道、メキシコのメキシコ国鉄(NdeM)も導入し、4社とも追加発注をした。

そうして8年間にわたり合計426両が製造され、アメリカへ327両、メキシコへ99両が納められた。この成功により、アルコはロード・スイッチャー製造においてEMDの対抗勢力たる地位を確固たるものにした。

現在でも複数の車両が稼働しており、アメリカ国内の支線においてその姿を見ることができる。

模型について

KATOからNゲージで商品化。80年代から生産されている。当時の価格は8000円だか、大量に出回ったため、現在は中古で2000円ほどで手にはいる。フライホイール搭載で滑らかな走行性能をもつ。さすがに現在の機関車に比べると見劣りするものの、90年代のBACHMANNの機関車とは比べ物にならない。アーノルドカプラー搭載。

メーカ名 品番 製品名 軌間 縮尺 電源 購入場所・サイト 状態 金額
KATO 17714-8 ALCO RS-11 NW 348 9mm 1/160 DC メルカリ 中古 2000円
最終更新:2019年02月24日 20:40