勇者「答えるぞ」
魔王「答えよ!」
勇者「お前が質問してどうするんだよ」
魔王「お前は、我のことを……その、どう思って……あの、思って…思っているのだ!!」
勇者「どうって……いや、朱いなー、と」
魔王「“天輪”!!」
勇者「ぁ痛あ!!」
Q.魔王様! "天輪"とはどんな魔法でしょう?
A.『THE ENVY,THE PRIDE』に簡単な説明がありますが、言ってみれば魔法以前、リューが使う魔法陣の一種です。
ありとあらゆる魔法はもちろん、魔力そのものをエネルギーに変えて放つこともできます。
絵板にあるリューの後ろに、光の輪っかがあるものがありますね。アレです。
ちなみにリューの魔法は全てコレがベースになって展開されます。絵的なイメージは大切にしたいのです。
姫君「後頭部のに玉が入ったら50点ですわ!」
魔王「あっはっは。殺していいか?」
勇者「落ち着け」
Q.以前、ククとソーマの話で保冷庫が出てきましたが科学はどの程度発展しているんでしょう?
A.我々の言うところの科学という意味では、中世の域を出ていません。
まぁ、その辺はなんちゃってファンタジーなので適当ですが。
一応、便利なものは魔法が全て、他は人力や動物に頼っているのが現状だと思っていてくだしあ。
ラルティーグの勇者が魔力をチャージし、魔法効果を保ち続ける方法を開発したときはそりゃあもう、
生活レベルに革命が起きたといっても過言ではありません。
これによって保冷庫のような『氷魔法の箱』、コンロである『炎が出る壷』、蛍光灯じみた『光るナニカ』が商品化されたのです。
………ものすっごく高いですが。
錬金「ラルティーグの科学力は世界一ぃぃぃ!!」
勇者「………………………………………………………………」
錬金「リオルが……言えって……///」
Q.パソコンに相当するものはありますか? "グーグル先生"という単語を使いたいんですが
A.あります。
いつか出そうと思っていたんですが、情報局という機関があり、
そこでは遠見の魔法を応用した情報端末を使うことができます。
まあ、ネットカフェのようなものですね。
想像しやすいに越したことはないと思いますんで、外見もまんまパソコンにしてもらってかまいません。
ただし、『演算がメッチャ便利な機械』ではなく『情報を蓄積し、引き出す魔法のナニカ』ですが。
そして、これは国営の施設です。下手なことを転送したら捕まります。
2ちゃんねるほどなんでもアリではないようです。
そしてもちろんコレも、メッチャ高いです。
魔王「卵焼きが爆発しない方法を知りたいのだが……と」
レス『あるあ……ねーよwwwwwwwwww』
魔王「…………普通に割ったら爆発するんだが……」
Q.情報の伝達、マスコミに相当するものは無いってことでよろしいでしょうか?
ヒロトや他の勇者のみなさんの事は一般人は風説では知ってるけど詳細は知らないって感じ?
多分前述の端末を使える王族とかは知ってるって感じ?
A.新聞社というマスコミは存在します。しかし勇者に関する詳細は規制されていると考えてください。
彼らは民にとってあくまで『生きた伝説』なので、人柄や出身など、個人の情報は知られないほうがいいのです。
まあその辺は芸能人なんかと一緒ですね。よく知らないほうが美しく見えるのが偶像(アイドル)というものです。
勿論、勇者とその背景に繋がる政治的な情報は一部の王族や貴族しか知りえません。
………人の口に戸は立てられないものですが。
反面、勇者たちの成し遂げた功績は積極的にアピールされているようです。
姫君「それが望まれるものならば、幻想もまた真実となりましょう」
槍子「フン、そんなものはクソ食らえさ」
忍者「噂を利用するのはシノビも同じだな」
Qマスコミーかー、そういう事すんのが「吟遊詩人」だよね世界観的には。
そういう事でおk?
あ、勿論「歌姫」は違うけど。
あとー民衆的には「魔王は倒された」なの?
「倒されたらしい」なの?
なんでローラは知らなかった?
A.そうですね、確かにそれでおkです。
魔王が倒されたことについては、実は誰も知りません。
それどころか、ヒロトとリューが戦ったことすら誰も知らないことなのです。
魔王城は当然人が近づけない、ヌシ級の魔族ですら易々と出入りできない場所なので、
そこで何が起きても調べようがないんですね。
ヒロトはリューを倒したことについて当然誰にも言っていないわけですから、
いかに噂大好きな民衆といえども気付けないのです。
ヒロトがリューを連れてウロウロしていても、あの女の子がまさか魔王だとは誰も思いません。
「勇者ヒロトに彼女ができたらしい」という新たなスキャンダルが生まれるだけです。
そもそも一般的に「魔王を倒す=魔王を殺す」ですので、そういう意味では
まだ魔王は倒されていないのかもしれませんね。
竜子「あたしもビックリしたヨー」
花妖「あたしも驚いたヨー」
魔王(この二人、キャラ被ってるなぁ)
Q.って事は他の勇者が魔王討伐に向かうって展開もあり?
A.アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーデヴェルチ(さよならだ)!!!!
まー、魔王討伐はハッキリ言って遠まわしに「もう帰ってくるな」「死ね」と
言っているようなものなので、そんな使命を貰う勇者なんて滅多にいないのですが。
当代の勇者の中でそんな死刑宣告じみたものを貰う者といえば……ヒロトと、もう一人くらいなもの。
ちなみに勇者でなくても魔王討伐には行けます。
勇者に“選定”されたといってその身は普通の旅人と変わらないのですから、
逆に言えば魔王を討伐できる程の実力があれば勇者でなくとも討伐はできるのです。
ですが、世界中の腕利き千人が千人共魔王城の城門をくぐる前に死ぬくらいの場所だと思ってください。
ある意味、自殺の名所ですね。
魔王「いい迷惑だ。まったく」
勇者「で、もう一人って誰だろう?」
槍子「ぬこー」
Q.通貨単位はゴールドでいい?
単位Gで、
大体1000円くらいかなーとか。
副硬貨もあると思うけど何かな?
A.あ、その辺は全然考えてませんでした。
副硬貨はナシの方向でお願いします。ドラクエだってゴールド均一だし。
単位は……んー、わかりやすいのに越したことはないのでゴールドでいいでしょう。
できれば、「新ジャンル」にあやかった独自単位がいいなぁ、とか思いますが
何にも思いつく気がしませんね。
竜子「ジョンの秘法で大金持ちに!!」
錬金「金の精錬はコストがかかりすぎて完全に赤字になりますが」
堕者「清貧こそ正道。正道を歩めぬ者に生くる価値なし……」
Q.ドラゴンてリオル以外にもいるの?後、大形の魔物ってドラゴン以外に何がいる?
A.どちらも、います。
ちなみにヒロトの活躍が有名な理由のひとつは、大型の魔獣を一人で仕留めているからですね。
貴方の傍ででオークの大将の頭をよぎった『砂塵の巨蟲ギガントワーム』『食人妖樹ドリリアルド』
『火炎龍イグニスドラン』なんかがその一例です。
彼らはたいてい各地のヌシ、またはその親族で、大変に強力です。
むしろヌシの魔獣なら大型で当然、小型のヌシは稀だと思ってください。
種類に関しては、職人さんが各自調べたほうが楽しくていいんじゃないでしょうか。オリジナルの魔獣もgooです。
錬金「『火炎龍イグニスドラン』はリオルのことですよね」
勇者「ああ。強敵だった……」
竜子「当然っすわ♪って、おィィイイ!!過去形かぁァアア!!!?」
Q.交通機関ってのはどんな感じで?
個人は馬とか馬車?鉄道は一部都市内くらい有る?
船は内燃(魔法)機関とか有り?空は飛行船があるといいな(w
A.……どうなんでしょうねそこんとこ。
基本は徒歩、グレードが上がると馬や馬車、
さらに上がって小さいドラゴンなど飼いならされた魔獣ってとこじゃないでしょうか。
自分の基本的なファンタジーのイメージがドラクエなんであんまり機械的なものは
出てきにくいんですが、鉄道や飛行船なんかあった方が話が広がるんならその方ががいいんですかね。
ただ魔法で進む船も含めて、話に出すとしても最先端技術の試作型みたいなものにして頂けるとありがたいです。
だってヒロトたち歩いて移動してるんだもの。
女神「飛行船だなんて……天空は神の領域、そこにまで手を伸ばそうというのですか?」
錬金「……人の技術は進歩の証。草木が自然に生長するように、止められるものではないのです」
外道「ははっ、そういうこった」
最終更新:2007年12月13日 15:02